山形市×資生堂×Ridilover"女性が輝くまち山形”を目指した共同プロジェクト「まち、わたし、きらめく Women's Campus 山形」共同記者会見 令和4年3月28日

ページ番号1009268  更新日 令和4年3月29日

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写真:市長とタダカワ氏、アベ氏

出席者

市長、副市長
資生堂ジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO 直川 紀夫氏
株式会社Ridilover 代表取締役 安部 敏樹氏

内容

発表事項

「まち、わたし、きらめく Women's Campus 山形」概要

会見内容

映像

発表内容

山形市広報課長
 ただ今から、「まち、わたし、きらめく Women’s Campus 山形」キックオフ共同記者会見を開催いたします。
 はじめに、本日の出席者をご紹介いたします。
 山形市の出席者は、佐藤 孝弘市長、井上 貴至副市長です。
 資生堂ジャパン株式会社様からの出席者は、代表取締役社長 CEO 直川(ただかわ)紀夫様、最高財務責任者 CFO 三浦 未恵様、東日本支社南東北支店 支店長 藤原 志保子様、東日本支社営業・美容サポート統括部 統括部長 脇 伸幸様です。
 株式会社Ridilover(リディラバ)様からの出席者は、代表取締役 安部 敏樹様、事業開発ユニットチームリーダー 井上 朝雄様、事業開発ユニット 貴家 優人様です。

 

市長
 本日は、お忙しい中お越しいただきまして、誠にありがとうございます。「まち、わたし、きらめく Women’s Campus 山形」のキックオフに際しまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 まずはじめに、この度のプロジェクトは、資生堂ジャパン株式会社様、株式会社リディラバ様のご協力なしには実現しなかったと思っております。本日お越しいただきました、直川様、安部様をはじめ、両社の皆様に心から感謝を申し上げます。
 このプロジェクトは、資生堂ジャパン様からいただく企業版ふるさと納税を活用して、リディラバ様が持つ、人材育成のノウハウを活かして行う、公民連携による女性人材育成事業であります。
 私が改めて言うまでもなく、資生堂ジャパン様は、国内トップの化粧品企業であり、その社内において、女性がいきいきと輝いて働いている、いわゆる女性活躍の先進的な会社であると伺っております。そうした会社から、ご寄附とともにこのプログラムの内容にも大きく関わっていただけるものと思っております。
 また、株式会社リディラバ様につきましては、社会課題、社会問題の解決に、民の力で様々な形で取り組まれ、成果をあげてこられました。こうした官民連携により、このプロジェクトを立ち上げられることを非常に嬉しく思います。
 これからの地方創生、地方が持続可能な社会であるためには、女性が活躍できる環境をしっかりと整備する必要があると考えております。そうした意味におきまして、今日立ち上がるこのプロジェクトは、山形市にとっても非常に意義のあるものと思っております。
 ぜひ多くの皆様から参加いただき、この山形市が、女性がいきいきと輝ける街になることを願い、それを目指して取り組んでまいります。
 本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

 

資生堂ジャパン 直川社長
 佐藤市長からもありましたが、山形市の女性が輝くというプロジェクトを一緒に行えることは意義深く、大変素晴らしいと思っておりますし、このキックオフの場を設けられたことは、私どもにとっても大変有難いと思っております。
 最初にお声がけをいただいた時に、「女性が輝く」というコンセプトに大変共感をいたしました。このプロジェクトに、資生堂として、どんな形でもいいので貢献できないかと検討を進めてまいりました。会場には、我々も含め男性の比率が多くなっておりますが、資生堂のお客様、社員は女性が8、9割を占めており、女性が輝くというコンセプトには、非常に親和性を感じております。
 資生堂では、この山形市においても、施設や病院、学校などで、女性に化粧をし、外見の美しさはもとより、心まで豊かにするセミナーを開催しております。現在は、コロナ禍で実施できておりませんが、こうした取組で、東北の皆さんを笑顔にしていきたいと考え、今年は組織も含めて強化をして、さらにセミナーを開催していきたいと考えております。
 セミナーに参加された学生さんは、化粧が楽しいですとか、あるいは化粧水や乳液をつけたりするとすごく気持ちいいという印象をお持ちになりますし、特に高齢者の方は、久しぶりに化粧をして楽しいですとか、化粧をして外出したいという気持ちになれます。最初にお伺いしたときは、お化粧をする前は不安そうな顔をしてらっしゃる方が、化粧水をつけていく、紅をひいていく、そうした中でパッと表情が明るくなります。これは化粧の力だと思っていまして、化粧をすることによって、表情だけではなくて、心も前向きになっていく、そうした活動を目指しております。そうした意味で、私たちもこのプロジェクトに貢献できるなと思っております。
 もう一つは、女性が働き続けながら、活躍できる環境をいかに企業が仕組みとしていかに整備していくかということであります。資生堂には、ビューティーコンサルタントという、店頭でお客様に直接接する女性のスタッフが8千人ほどおりますが、そうした方が育児時間を取ろうとすると、その時間帯は、お客様が多く来店される時間のため、心情的にもそうですし、仲間の負担を考えると、制度はあるが、気兼ねなく利用できないという課題がありました。そうした課題に対し、「カンガルースタッフ」という別の職員を雇用し、育児時間をとる方の代わりのスタッフを配置することによって、育児時間の取得を後押ししました。制度と仕組みは、社員が気兼ねなく、安心して利用できるような体制にしないと成し遂げることができないというのが私どもの教訓でありまして、女性が活躍できる環境づくりという意味でも、今回のプロジェクトの中で、私たちがサポートできる部分ではないかなと思っております。この2つで、今回のプロジェクトに貢献できればと考えております。
 最後に少しだけPRさせていただきますと、資生堂は、今年150周年を迎えます。この節目となるこのタイミングで、CMなどでも発信していますが、「美しさとは人の幸せを願うこと」であります。これは、当社創業以来の想いでありますが、女性が輝くことを実現して、人々に活気が生まれ、経済が復活し、日本に元気が戻ってくるように、当社としても頑張っていきたいと思います。まだコロナがなかなか収束に至りませんが、このプロジェクトで山形の女性の皆さんが輝くことで、山形市に元気が戻ればと思っております。

 

リディラバ 安部代表取締役
 改めまして、佐藤市長、直川社長をはじめ、関係各所の皆様、ありがとうございます。本日ここに発表の日を迎えられたこと、本当に喜ばしく思っておりますし、ここがスタートとなりますので、ここからしっかりと山形市の中に変化を創っていけたらと思ってまいりました。
 我々リディラバは、社会問題を取り扱っている会社ですけれども、私どもがいろいろな場面で社会問題を扱うときに、個人と社会との間にどういう関係性を築けば社会参画が進むのか、就労が進むのか、あるいは地域への貢献につながるのか、ずっと考え、研究してきました。私自身も、認知科学、脳神経科学を専攻しましたが、おそらく、その中の一つに化粧があると思っております。個人と社会の間で自分の顔をどのように作るかという部分、直接的な化粧もそうですし、家庭の顔と会社の顔、自己表現の顔、それぞれ違う顔だと思います。そういった形でそれぞれの中に色々な顔があり、それを形作るものの一つに化粧があると思っています。今回、女性の社会参画という部分で非常に重要なインフラとなっておられる資生堂様に参画の機会を作っていただけるというのは、ありがたいと思っております。
 この会場も男性ばかりであり、このプロジェクトの先には、こうした会場の半数が女性であるべきと考えておりますが、実際の現状はそうではないわけでありますので、むしろ我々がそうした現状を変えていかなければならないと考えております。この機会が、山形市という地域の変化になり、それに対して女性参画が促され、それが就労の形かもしれませんし、あるいは地域のコミュニティが再びある種のセーフティーネットになっていくかもしれません。そうした変化の種を創るということに対して、これから1年間かけて頑張っていけたらと考えております。

 

井上副市長
 それでは、プロジェクトの概要についてご説明いたします。ディスプレイをご覧ください。
 近年、山形市では、県外へ人口の転出超過が続き、特に若年女性の流出が顕著になるなど、女性の地元定着が地域の課題となっておりました。
 そのような中、昨年の11月に、山形市は株式会社リディラバと女性活躍推進に向け包括連携協定を締結いたしました。その後、企業版ふるさと納税を活用した公民連携による女性人材育成事業の提案をいただき、スポンサー企業を探しておりましたところ、資生堂ジャパン株式会社から山形市の男女共同参画の取り組みにご賛同をいただき、寄附をいただく運びとなりました。
 このプロジェクトは、“女性が輝くまち山形”の実現を目指し、山形市と資生堂ジャパン株式会社、そして株式会社リディラバが共同で行うもので、山形市で生活する女性が抱える悩みや課題を、自ら解決する探究型プログラムを実施することにより、地域で活躍する女性リーダーを養成するものでございます。
 具体的な取組について申し上げます。まず、「事業全体の日程」について、ご説明申し上げます。
 5月23日に山形市内の企業の経営層を対象に、「女性活躍推進トップセミナー」を開催いたします。ここでは、株式会社資生堂の芦田副CPO、山形出身の方ですが、国に先駆けて育児休業を創った仕組みですとか、カンガルースタッフの話ですとか、本当にきめ細やかに対応された資生堂さんのノウハウ、経験をご講演いただきます。そして、参加者のみなさんに組織内での女性活躍の推進の意義を感じていただき、自社の社員を研修の一環として、このプロジェクトに参加いただくことを検討しております。
 続きまして、6月3日に山形市内に在住、在勤、在学の女性を対象とした「トークイベント&事前説明会」を開催します。こちらでは、株式会社資生堂の鈴木代表取締役常務などをパネリストに迎えたパネルディスカッションや、資生堂によるビューティーセッション、ワークショップの説明を行います。
 ワークショップは、6月から12月まで8回実施いたします。応募条件は、山形市に在住、在勤、在学の女性の方で、原則として全てのワークショップに参加できる方です。ワークショップのテーマごとにグループワークを行うほか、このリディラバさんがもつ、様々な社会問題を解決するネットワークを活かしまして、東京で先進的な取り組みを行っているNPO団体の見学・体験、そして資生堂によるビューティーセッションも予定しております。
 各事業の応募開始は、4月18日からで、山形市のホームページや募集チラシ記載のQRコード、メールからご応募いただけます。いずれのイベントも、参加費用は飲食代を除き無料となっております。
 女性活躍を推進したい企業の経営者・管理職の方、そして山形を変えたいという想いのある方にぜひご参加いただきたいと思っております。

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