令和2年11月19日 市長記者会見

ページ番号1002058  更新日 令和3年9月27日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、企画調整部長、健康医療部長、福祉推進部長、こども未来部長、商工観光部長

内容

発表事項

  1. 12月市議会定例会 提出議案について
    • 令和2年度12月補正予算のうち山形市新型コロナ感染予防・経済活動両立支援第五弾
      • 新型コロナ感染予防・経済活動両立支援一覧
        (11月20日以降速やかに行うもの、11月19日現在実施しているもの、終了済のもの)
      • 感染症予防に係る市有施設の水栓改修について
      • 感染症対策を考慮した可動式ベビーケアルーム設置事業について
      • 令和3年度市民税・県民税申告相談期間における感染防止対策について
      • 山形市休日夜間診療所の医療体制支援
      • 手話通訳者等慰労金の支給について
      • 令和2年度 福祉灯油購入費等給付事業について
      • 令和3年度「東北絆まつり山形」開催について
      • 「ひとり親世帯応援金」の支給について
    • 令和2年度12月補正予算案総括表
    • 令和2年12月市議会定例会提出議案の概要(事件決議及び条例)
  2. 位置情報把握システムの活用による山形市初市の開催について
  3. 「第3回やまがた検定」の実施について
  4. 保護者のための就職ガイダンスの開催について

資料のみ

  • GCF『「にゃんこ」と「私」の共同宣言 不妊・去勢でにゃんとかすっべ』の結果について
  • 山形市伝統的工芸産業後継者育成対策GCFの経過について
  • 山形市内各商店街 年末年始イルミネーション事業 実施概要
  • 山形ビッグウイングフェスティバル及び併催イベントについて
  • 令和2年度蔵王温泉スキー場開きの開催について

会見内容

映像

発表内容

市長
それでは、12月市議会定例会の提出議案の概要について発表いたします。会期は、11月26日木曜日から12月11日金曜日までの16日間の予定であります。
はじめに、このたびの補正予算等で対応する「新型コロナ感染予防・経済活動両立支援」の第五弾の主な内容について発表いたします。
現在の市内の状況でありますが、GoToトラベルなどの効果が表れ、蔵王温泉や山寺などを中心に、賑わいが徐々に戻ってきております。また、人数を制限しながらということではありますが、演劇やコンサートなど屋内での催しも少しずつ開催されるようになり、社会経済活動の再開の兆しが見えております。
その一方で、新型コロナウイルスにつきましては、山形市においても、11月8日から本日を含め10例の感染者が確認されていることなどから、改めて気を引き締める必要があります。今後とも、予防に努めながらも、地域経済を回復させるための経済活動が求められております。
このような中、市民の皆様が安心・安全に社会経済活動を継続できるよう、県の動きなどにも対応し、今取り組むべき対策・支援をまとめたものであります。
まず、山形市の独自施策です。
初めに、感染症予防に係る市有施設の水栓改修についてです。
感染防止に向けて、こまめな手洗いは、マスク着用等とともに大変重要でありますが、現在、多くの公共施設では手洗いの際、必ず水栓ハンドルに触れなければならず、接触リスクがございます。
そこで山形市では、各市有施設におけるトイレなどの手洗い場や公園の水飲み場など市民の皆様が利用される水栓ハンドルを、手で回す回転式から、肘などでも操作できる、接触の少ないレバー式に改修いたします。
改修対象となる施設は、市立小中学校や市立保育所等の子育て支援施設、老人福祉センターなどの福祉施設、コミュニティセンター、公園など380施設にのぼり、改修見込みは約4,100箇所となっております。
令和2年度内のできる限り早期に改修し、「感染症につよいまちづくり」を推進してまいります。
そのほか感染症対策として、乳幼児連れで来庁される皆様のため、新たに感染症対策を考慮した可動式ベビーケアルームを設置します。安心して授乳などができるよう、室内に空気清浄機を備えます。
また、令和3年度市民税・県民税申告相談については、感染防止対策を徹底するとともに、申告期間中の日曜日の相談日を1日から2日間に増やすほか、対象者が多い鈴川地区限定の相談会場を追加するなど、分散を促し、感染リスクを軽減してまいります。
次に、山形市休日夜間診療所の医療体制支援についてです。
山形市医師会が運営されております山形市休日夜間診療所は、一般の診療所が休診となる休日・夜間において、急病患者に対し適切な医療を提供する初期救急医療を担う重要な診療所であります。
現在も、新型コロナウイルスの影響により受診者数が大幅に減少するという大変な状況の中、運営をしていただいております。
また、これからの冬には季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が懸念され、初期救急医療の需要はますます高まってまいります。
そこで山形市は、当該診療所における医師や看護師等の人員確保を支援し、休日・夜間の初期救急医療の体制維持を図るため、緊急的に「山形市休日夜間診療所人材確保補助金」を追加交付いたします。
次に、手話通訳者等の皆様に対する支援です。
先般、障がい福祉サービス施設・事業所等に勤務する職員に対し、国から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う慰労金が支給されました。しかし、同じく心身に負担がかかる中業務を行っていた手話通訳者や要約筆記者、ガイドヘルパーの皆様については、この慰労金の対象になりませんでした。これを受け山形市は、手話通訳者等の皆様に一人あたり3万円の慰労金を支給し、強い使命感で、障がいのある方々の自立と社会参加に必要不可欠な業務を継続していただいている皆様を支援してまいります。
また、福祉灯油購入費等給付事業については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、更に厳しい生活環境となっている低所得世帯の経済的負担の軽減を図るため、県の事業と連動し、灯油購入費等の支援を行ってまいります。
また、来年に延期した東北絆まつりですが、万全の態勢で開催するためには、新型コロナウイルス等への感染予防対策を踏まえた新たな運営計画を本年度中に策定し、準備を進める必要があります。このため、計画策定に係る費用を東北まつり実行委員会に対し、負担金として支出します。
続きまして、県の補正予算に対応した事業として実施する、子育て世帯の生活を支援する「ひとり親世帯応援金」についてです。
山形県の補正予算に対応し、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した低所得のひとり親家庭に応援金として、1世帯あたり3万円を支給いたします。
以上が「新型コロナ感染予防・経済活動両立支援」第五弾の概要であります。
このほか、補正予算といたしましては、感染症の影響により利用者が減少しているコミュニティバスの継続的な運行を確保するため、運行負担金を増額するとともに、令和3年に開催する第73回「山形市成人の祝賀式」について、感染リスク軽減のため日程等の変更を行うほか、感染症拡大防止対策費用を増額するなど、所要の予算措置を講じます。
次に、県の補正予算に対応する予算として、インフルエンザの予防接種について、重症化等のリスクが高い高齢者の皆様に対する助成額を引き上げるとともに、新たに妊婦の方に対する助成を行います。
次に、地方創生臨時交付金を活用し、感染症対策としてこれまで実施してきた各種事業及び感染症の影響により中止や延期、縮小等を行った事業につきまして、事業費の確定等に伴う予算の減額を行います。
そのほか、感染症の影響による利用料収入等の減や感染症対策による支出増により、今後資金繰りが困難となることが想定されることから、総合スポーツセンター等の指定管理料について増額補正を行います。
次に、災害復旧関連では、令和2年7月豪雨により被災した農地及び農業用施設等の復旧に係る経費について補助を行うととともに、国の災害査定の採択を受け、前明石須刈田線本沢橋及び最上川中流土地改良区が所有する頭首工や排水樋管について、早急に復旧工事を行います。
次に、健やかな子どもの育成に向け、認定子ども園利用者の増加等に伴い所要額を増額補正するとともに、民間立保育所等における新規採用者等の増に伴う保育士の宿舎借り上げ費用に対する支援を増額します。
また、国の内示に伴い、令和3年度に予定していた中学校4校のトイレ改修事業及び商業高等学校校舎等改築事業を前倒しして実施するとともに、第三中学校における特別支援学級の生徒数の増加に対応するため、多目的トイレの増設を行います。
次に、地域共生社会の実現を図るため、障がい福祉サービス利用者の増加等に伴い、障がい児通所給付費などの扶助費について所要額を増額します。
次に、地域経済の活性化に資するため、県が事業主体となって実施する基幹水利施設管理事業などに係る負担金を計上し、事業の推進を図ります。
次に、山形ブランドの浸透と交流の拡大について、フルーツ先行予約などから、ふるさと納税による寄附額が36億7千万円に達する見通しであることから、寄附金と返礼品等に係る経費を増額します。
次に、都市の活動を支える基盤整備として、県が実施する急傾斜地崩壊対策事業及び街路事業に係る負担金を計上し、事業の推進を図ります。
次に、環境保全について、山形広域環境事務組合の前年度繰越金の確定などに伴う精算に伴い、所要の予算措置を行います。
次に、協働の推進に資するため、西山形コミュニティセンターの外構工事、千歳及び明治コミュニティセンター並びに江南公民館の空調設備更新工事について、緊急防災・減災事業債を活用し、早期の完成に向け、計画を前倒しして工事に着手します。
また、企業や団体などから頂いた寄附金に加え、福祉施設等の創設補助に係る財源の一部を地域福祉基金に積み立てます。
そのほか、職員の人事異動に伴う給与費の調整など、人件費について所要の予算措置を講ずるとともに、前年度事業費の精算に伴う国庫負担金等の返還金を計上します。
次に、予備費につきまして、今後の災害対応や感染症対策への早期対応等に備えるため増額します。
続いて、債務負担行為につきましては、先ほど申し上げました各コミュニティセンター及び江南公民館の空調設備更新工事等について限度額等の設定を行うとともに、あたご荘をはじめとする各指定管理施設に係る指定管理期間の更新に伴い、所要の予算措置を講じます。
そのほか、道の駅「(仮称)蔵王」の整備・運営を行う民間事業者の公募に係る経費や、山形まなび館を文化創造都市の拠点施設として再整備する「仮称Q1やまがたクリエイティブシティセンター運営事業」に係る経費につきまして、債務負担行為の設定を行います。
次に、繰越明許費につきましては、都市計画街路事業などについて、今年度の事業進捗状況を踏まえ、翌年度に繰り越すため、それぞれ所要の予算措置を講じます。
以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としては、国・県支出金及び市債などを計上しており、補正総額は、34億9,680万2千円となっております。
なお、特別会計の補正予算につきましては、国民健康保険事業会計をはじめ、いずれも今年度の執行状況を踏まえた歳入歳出の見込みによる補正や人件費に係る所要の予算措置、そして前年度からの繰越金の精算などとなっております。

続きまして、12月議会事件決議、条例の議案の概要について申し上げます。
議第87号の議案は、道の駅「(仮称)蔵王」整備事業用地を取得するため、契約及び財産の取得又は処分並びに財産の管理等に関する条例の規定により、議決を求めようとするものです。
議第88号から議第96号までの9議案は、本市の公の施設のうち、指定管理期間が令和2年度をもって満了となる18の施設について、それぞれ指定管理者を指定し、令和3年度からの施設の管理を行わせようとするものです。
議第97号及び議第98号の議案は、山形連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結について尾花沢市及び大石田町と協議することについて、地方自治法の規定により議決を求めようとするものです。
議第99号の議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、教育に関する事務のうち、スポーツ及び文化財の保護に関する事務を市長が管理し、執行しようとするものです。
議第100号及び議第101号の議案は、ただいま申し上げました教育に関する事務に係る職務権限の移管に伴い、スポーツの振興に関する事項を企画調整部に分掌させるとともに、市長の事務部局及び教育委員会の事務部局の職員の定数を変更しようとするものです。
議第102号の議案は、副市長の複数人数制を採用し、円滑な行政運営を図ろうとするものです。
議第103号の議案は、地方税法施行令の改正に伴い国民健康保険税の軽減判定基準額の見直しを行うなど、所要の改正を行おうとするものです。
議第104号の議案は、総務省令の改正に伴い、急速充電設備に係る火災予防上必要な措置について所要の改正を行おうとするものです。
12月議会に提出する議案についての発表は以上でございます。

毎日新聞
東北絆まつりの日程が決まる目途は決まっておりますでしょうか。また、実行委員会への負担金については、新型コロナウイルス感染症への対策費用が1,000万円のうちいくらという言い方ができれば教えてください。


商工観光部長

東北絆まつり実行委員会の総会で日程を決定いたします。開催日時は5月末から6月頭と想定しておりますが、オリンピック・パラリンピックに係る聖火リレーも開催される時期となっておりますので、実行委員会の構成員である各団体において日程を調整しているところです。近いうちに実行委員会幹事会を開催し、決定していきたいと考えております。
負担金1,000万円については、これまでの東北絆まつり運営計画に感染症対策という部分がありませんでしたので、それを盛り込んだ計画にするための追加費用という性格になります。

読売新聞
休日夜間診療所への補助について、資料に大幅に受診者数が減っているとの記載がありますが、前年の受診者数など、比較できる数字を教えてください。

健康医療部長
山形市医師会からは、4月から6月までの収入が前年比4,300万円の減収、受診者数は前年比40~60%減とお聞きしております。

SAY
道の駅蔵王の完成見込みはいつになりますか。

企画調整部長
現時点の見込みでは、令和5年度を予定しております。

山形新聞
市民税・県民税申告相談について、鈴川地区限定で総合スポーツセンターを使うとのことですが、鈴川コミュニティセンターは使わないということですか。

財政部長
鈴川コミュニティセンターは会場が狭いため、これまでも使っておらず、市役所11階大会議室で行っておりました。(※)このため、会場はスポーツセンターのみとなります。
(※「これまでも使っておらず」の部分については、当初「今回は鈴川コミュニティセンターを使わない」旨回答し、後ほど訂正しています。)

山形新聞
休日夜間診療所の補助の2,800万円について、具体的な用途はどういったものになりますか。

健康医療部長
元々例年補助をしておりますが、1,000万円は新型コロナウイルス感染症への対策費用として、インフルエンザ流行期間の人件費の半分の額で算定しております。また、残りの1,800万円はこれまでの減収と今後の収支見込みを勘案した金額となっております。

山形新聞
例年の補助金額はいくらですか。

健康医療部長
1,000万円となっております。

山形新聞
福祉灯油の事業については、例年県と一緒にやっているものですか。

市長
例年行っているものです。

山形新聞
副市長定数条例の改正について、複数人数制にする狙いや今後のスケジュールを教えてください。

市長
平成31年4月に中核市となり、保健所をはじめとするそれぞれの分野で所掌事務が広がり、これを最大限利用してやっていかなければならないという状況にあります。また、これまでとは異なる、連携中枢都市圏などの広域連携や行政のデジタル化など大変革への対応もしなければならないことから、これらのことについてしっかりと推進していくため、副市長を増やすこととしました。人選については、具体的なことは決まっておりません。議会でも様々な提案がありましたが、中央省庁や民間からなど、幅広く想定しているところです。働きかけるにしても、副市長の枠を整備しないままではお話しできませんし、中核市のほとんどが複数人数制となっておりますので、そういったことから議会に議案を提出したものです。

NHK
副市長が二人になった場合は、担当部局を分けるなど具体的な想定で決まっているものはありますか。また、副市長を二人にする時期は決まっていますか。

市長
他市事例においても担当部局を分けているので、同様に部局で分けるかもしれません。人選については様々検討し、用意ができ次第進めることとなりますので、時期については現時点で申し上げられることはございません。

市長
では、定例の案件について発表いたします。
まず、位置情報把握システムの活用による山形市初市の開催について発表いたします。
江戸時代から続く伝統行事の初市が、1月10日日曜日に十日町、本町、七日町の国道112号線を会場に開催されます。
山形市保健所と主催者である山形商工会議所が協議を重ね、スマートフォン等の位置情報把握システムを利用し、来場者数上限を常時5,000人に制限することでの密の回避や、新型コロナウイルス接触確認などを行い、感染対策に万全を期しながら実施することとなりました。
感染予防と経済活動の両立を推進する山形市にとりまして、この山形市初市が新しい門出となり、地域経済回復の起爆剤となるよう、しっかりと取り組んでまいります。
なお、初市の感染予防対策強化に係る経費については、「新型コロナ感染予防・経済活動両立支援第五弾」の一環として補助するものとなっております。
続きまして、「第3回やまがた検定」の実施について発表いたします。
やまがた検定は、市内外の皆様に山形市の魅力を発見・再認識していただきながら、郷土愛の向上や観光客へのおもてなし、魅力発信のスキルアップを図り、山形市のブランド力向上に寄与することを目的としております。3回目となる今回は、令和3年2月20日土曜日に実施いたします。
今回の検定は、前回200名としていた定員を半分の100名とし、対象を山形県内在住者に限定することや、試験の開始時間・会場を分散するなど、新型コロナウイルスへの感染予防対策を十分に講じてまいります。
内容は、山形市の歴史や観光、文化、食など幅広い分野に渡る筆記試験を行うほか、受検者特典でのやまがた舞子鑑賞や、山形市特産品の進呈となっております。検定料につきましては前年と同様千円を頂戴しますが、それ以上に楽しんでいただける内容ではないかと思っております。
12月1日から、やまがた検定公式ホームページなどで受け付けいたしますので、山形愛溢れる皆様からのご応募をお待ちしております。
続きまして、保護者のための就職ガイダンスの開催について発表いたします。
山形市では、県外へ転出した若者のUターン就職の促進に力を入れており、その取組として、これから就職活動を始めるお子さんをお持ちの保護者の方向けに、ガイダンスを開催いたします。日時は12月4日金曜日午後7時から、会場は山形ビッグウイングとなっております。
山形大学キャリアサポートセンター准教授 松坂暢浩先生からの講演のほか、市内企業の採用担当者の方々から、新卒採用の現状をお話しいただきます。
参加は無料ですが、事前の申込みが必要となります。
主に大学生のお子さんの就職活動に際し、親としてどのようなサポートをしたらいいかなどについて、貴重なアドバイスをいだたける機会となっております。また、本市産業の特徴や魅力などもご説明いたしますので、お子さんが就職先を選択される際の助言にぜひご活用いただきたいと考えております。
なお、開催に際しては定員を例年の半分にするなどの感染予防対策を講じ、安心してご来場いただけるようになっておりますので、皆様のご参加をお持ちしております。
続きまして、ガバメントクラウドファンディングの結果等について申し上げます。
10月29日で終了しました『「にゃんこ」と「私」の共同宣言 不妊・去勢でにゃんとかすっべ』については、返礼品のない中、目標金額の100万円に対し、78名の皆様から113万2,500円のご寄附をいただき、達成することができました。多大なるご支援をいただきましたことに、心より感謝を申し上げます。
今年度から実施の「猫の不妊・去勢手術費補助金交付事業」に活用させていただきながら、猫の適正飼養の普及啓発等を推進してまいりますので、引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
一方、10月19日開始の山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクトについては、目標金額200万円に対し、現在14名の皆様から23万1千円のご寄附をいただいている状況です。こちらは令和3年産のフルーツや新米の先行予約など魅力的な返礼品もお選びいただけますので、皆様の温かいご支援・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
最後になりますが、国ではGoToキャンペーン等で経済対策を行う一方、新型コロナウイルスの状況は、全国的な感染拡大の傾向にあります。国の新型コロナウイルス感染症対策分科会より提言を受けた政府から、地方自治体に対し、年末年始とその前後の期間で休暇取得や人の移動を分散するよう、対応が求められております。
山形市といたしましては、今後とも山形県と歩調を合わせ、広域的に取り組んでまいります。また、市役所においても業務の見直し等を図りながら、分散した休暇取得等を促進してまいりますので、企業、団体の皆様も、休暇の分散取得についてご協力をお願い申し上げます。また、市民の皆様におかれましても、年末年始の帰省や旅行の分散についてご理解とご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
これまで以上に、一人ひとりが「かからない」「うつさない」ため、マスクの着用や手指消毒、換気など感染防止の基本行動を徹底しながら、市民一丸となって、感染拡大防止と地域経済の回復に取り組んでまいりましょう。
私からは、以上でございます。

毎日新聞
休暇の分散取得に関して、市職員の何割の方に分散を推奨するなど、目安があれば教えてください。

総務部長
これについては職員の何割という目安は設けず、年末年始を挟んだ25日から1月11日までの期間にできるだけ多くの職員が休めるように、年休の取得を推進するものでございます。それに向けて、各所属長などにも年末年始の前後にある会議などの日程を延期するなど、休暇取得の促進に配慮するよう進めております。

毎日新聞
有給休暇をとれる期間を前後に設けるということなのでしょうか。日にちが決まっていれば教えてください。

総務部長
その通りです。年末年始を挟んだ期間に職員が有給休暇をとれるように取り組みます。

毎日新聞
12月25日から1月11日までということでしょうか。

総務部長
はい、そうです。

読売新聞
初市の開催についてはどのような対策をとるのか、関連事業費がいくらか、教えていただいてもよろしいでしょうか。

商工観光部長
初市に関しての補正予算につきましては、開催費補助金として87万円を計上しております。

読売新聞
そのうちコロナ対策費用はいくらですか。

商工観光部長
追加経費でございますので、全額がコロナ対策費用となっております。

読売新聞
県の事業で、ラインに登録するコロナ対策があると思いますが、山形市では国の接触確認アプリ「COCOA」を推奨するということですか。

商工観光部長
(「COCOA」を推奨するのはもちろんのこと)県のコロナ安心システムの導入も検討してございます。また、位置情報システムとして、NTTの携帯の位置情報システムを利用して、密にならないように参加者の人数把握等をさせていただき、上限5,000人に調整するための予算となっております。

SAY
初市の位置情報システムについて、どのような仕組みなのか教えてください。

商工観光部長
位置情報システムにつきましては、いくつかの携帯端末キャリアがありますが、その中でもNTTを利用させていただく準備を進めているところです。また、利用する想定のシステムがドコモ提供のモバイル空間統計という、ドコモのモバイル端末の利用者の位置情報をメッシュ単位で把握するシステムです。実際の入場者の数の制限については、入場者の皆様全てがドコモではなく他キャリアの方の人数もいらっしゃることから、モバイル端末契約者全体におけるドコモ契約者の割合を勘案して、入場者数の目安とします。ほかにも、来場者数を把握するシステムを併用することで、三密対策を実施したいと考えております。

SAY
この複数のシステムに使うことで、入場しているすべての人を把握できるということでしょうか。

商工観光部長
中には携帯端末等を持っていない高齢者の方などもいらっしゃると思いますので、入り口を7か所に制限させていただきまして、その入り口で端末をお持ちでない方のご連絡先等を把握するなど、もし仮に感染が発生した場合にはご連絡できる体制を取りたいと思っております。併せまして、先程の県のシステムや国の「COCOA」など、そういったものの利用を呼び掛ける形で、対策に万全を期したいと考えております。

山形新聞
初市ですが、5,000人に制限ということで、入れない人が列を作ることで、かえって密になるという心配はないのでしょうか。その点、どのようにお考えでしょうか。

商工観光部長
主催者の商工会議所と協議をさせていただいて、入れない方への確認、入場待ちへの対策につきましては、会場出入り口において入退場の動線を分離し、密を避けることとしております。先程申しましたように入場数を常時最大5,000人としますので、並ぶことなくお待ちいただく、一方通行的な動線を考えております。退場数を押さえ、人数を把握しながら、新たに入っていただくという形にしており、入り口のところで並んだり、密になるということは回避できるのかなと考えております。

毎日新聞
政府はGoToイートを通常通り開始するだとか、一方でトラベルの方は縮小を考えていないという話もあります。年末年始や、今月の3連休もありますが、改めて市の方で考えていることや呼びかけることがあれば教えていただきたいです。

市長
感染予防につきましては、市民の皆様も十分にご認識されている基本的な予防策を徹底して実行するといこうことに尽きると思いますので、市民の皆様にはそうしたことを引き続き呼びかけていくとともに、先程の年末年始のような体制等についても、積極的に働きかけを行っていきたいと考えております。
広域的な対応につきましては、山形市だけでいろんなことを決めても近隣の市町村と違ってはうまくいかないことから、やはり県全体で考えていくべきものと思っておりますので、県と歩調を合わせていきながら呼びかけていきたいと思います。

毎日新聞
県の知事選については、現職の吉村知事と自民党推薦の大内理加氏が候補者となっております。佐藤市長のお立場としてはどちらを推薦されるとか、そういったお考えがあれば教えて頂きたいです。

市長
このたびの知事選ですが、私は大内理加さんを応援いたします。

毎日新聞
それについてはご本人にも正式にお伝えしていらっしゃるとか、佐藤市長の中で考えているだけであったとか、今日公表予定だったのかどうかも含めてお答えいただけますでしょうか。

市長
いろいろと私なりに検討させていただいて、今日発表したということになります。

読売新聞
大内さんを応援するというのは、支持あるいは支援するという理解でよろしいでしょうか。

市長
はい、そのように申し上げました。

読売新聞
応援するその理由についてお伺いできますか。

市長
もともと大内理加さんとはいろいろな政治活動を共にしてきた部分もあり、そういう意味では山形市の課題、或るいは県政の課題を共有するものが多々あったこともあります。しかしながら、私は選挙について、政策、公約、こういうものが論争されるべきものだと思っております。そうした意味で、先般大内さんが公約発表を行われましたけれども、いずれも県政の重要課題について大きく前に進めようという大変意欲的な公約であったことについて、私は支持したいと思っております。
項目がたくさんありますが、ひとつだけ私として思いがある部分を申し上げますと、大内さんの掲げた公約の中に「山形県子ども医療療育センター」の受診待ちがおおよそ6カ月であるものを短縮するというものが入っていました。これにつきましては、これまで山形市議会でも何度も取り上げられ、幼稚園、保育園のそれぞれの団体からも毎年のように山形市に訴えがあったものであります。また、親御さんから直接切実な声をずっと聞いてきましたが、なかなか短縮に至りませんでした。これをメインの公約として掲げていただいたというのは、現場感が非常にあるなと思いました。
つい先日も、幼稚園の団体のみなさんからこのことについてなんとかしてくれないかという話がありまして、私もその実現のために県に働きかけてまいりますということを申し上げました。それからほどなくして知事選の公約で出てきたということもあり、こうした政策を掲げる大内さんを応援しようと決意した次第です。

読売新聞
佐藤市長ご自身に対して、大内陣営からの応援要請はありましたか。

市長
ありました。

読売新聞
市長が大内さんを応援するということは、ご自身の後援会にも伝えていらっしゃいますか。

市長
はい。後援会の幹部の方には伝えております。

読売新聞
知事選に向けて、市長の後援会も動いていくということになりますか。

市長
それについては、後援会のみなさんと相談しながらとなります。

SAY
今日菅総理が静かなマスクでの会食ということを要請していましたが、山形市として特に強く呼びかけることがありましたら教えて下さい。

市長
会食の仕方につきましては、これまでも歩き回ったり、大声で飛沫を飛ばすような形での食事は控えましょうということは呼びかけてまいりました。それでもなかなか守られない部分もあるため、総理がそのように言うことになったと思います。主旨としてはやはり会食にしても何にしても、常に感染予防ということを頭に置きながら、その場所場所において適切な食事のとり方をしましょうということだと思っております。形がどうこうということではなく、本質をそれぞれが分かって行動に移すことが大事だと思っておりますので、私はそうしたところを呼びかけていきたいと思います。

NHK
大沼の関係で、先日債権者集会が行われ、まもなく入札も始まります。改めて市長の立場として大沼、ポスト大沼に対することがありましたら教えて下さい。

市長
旧大沼の場所において何らかの土地利用がなされるわけですが、山形市としてはやはり商業施設として運営されることが望ましく、また、それが市民の望むところであると考えているところであります。競売については手続きに入っておりますので、市として今コメントを申し上げるべきではないと思っておりますが、まずはこの結果を見て、落札した方とはすぐコンタクトをとって、その後の活用方法についてしっかりと話をしていきたいと考えております。

河北新報
山形県知事選に関して、大内さんの訴えのポイントには選ばれる山形ということがありましたが、これについては選ばれる山形市とも考えられます。山形市は連携中枢都市圏で広域行政も進められており、さらには仙台との経済圏なども視野に置いてると思います。大内さんも地域別の政策課題として、村山地方の都市連携と仙台エリアとのつながりの強化もあると思います。こうしたところの大内さんの考え、政策等、将来像というところで合致するところ、一緒に夢を描くところなどございましたらお願いします。

市長
まず、選ばれる山形というのは非常によいコンセプトだと思っております。アフターコロナというところを考えた場合、やはり東京一極集中への反省というところが日本全国で叫ばれている状況です。もっと分散して、人も企業も分散して住もうじゃないかということになります。そういった時にどこを選ぶかということが出てくるので、そうした中で山形が選ばれるようにしていくというのは非常に理にかなったものとして共感することはあります。
今、山形で進めている連携中枢都市圏ですとか、或るいは仙山連携についても、私が以前から申しているのは、山形市が近隣の市町と競争するというよりは、山形連携中枢都市圏エリア、或るいは県、仙山圏といったエリアの力、エリア間競争というのが重要だろうと思っております。同じ生活圏・経済圏というものはエリアの力になるということだと思いますので、山形市も含めた選ばれる山形エリアになるということが当然望ましく、目指すべきところだと思います。

河北新報
選ばれるポイントになる1番大きな鍵は、なんでしょうか。

市長
先程1つ事例として、子どもさんの療育体制と申しましたけれども、発達障がいの可能性があるお子さんを抱えた親御さんは、いろんな意味で心配な気持ちになるものであり、早く専門性のあるお医者さんに診てもらいたいわけです。しかし、それが5か月、半年待ってということでは、その期間不安の中で過ごさなければいけないということになります。やはり、そういう時に専門の方にいち早く診て頂けるという体制にする必要があると思っております。全体として見ると数的には少ないかもしれませんが、非常にきめ細かな部分でもちゃんと行き届いた県である必要があります。また、もっと大きなことでいえば、県全体のインフラの再生推進や市境を越えたいろいろな産業政策の展開などダイナミックな部分も必要であり、細かな部分と県全体でビックプロジェクトに取り組んでいくという、その両方が大事だと思います。そういう意味ではこのたびの政策もかなり幅広い論点になっており、その中で議論がなされ、県民の皆さんが決めることになろうかと思いますので、政策論争を大いに期待したいと思います。

TUY
大内さんを支持される理由ですが、まだ吉村さんの方が政策を発表されていない状況です。大内さんの政策に何か惹かれて支持というよりは、それまでの付き合いというものが一番の理由になってくるのでしょうか。

市長
やはり政策が1番であります。県の政策につきましては、既に12年間行われてきていることもありますし、その中で大内氏の方からこのような政策が発表されました。今ある情報の中でそういう判断をしたということであります。

TUY
大内さんは実際に、市町村を回られて、各市長さんとお話をされたというようなことをお聞きしたのですが、その時佐藤市長はどのようなコメントをされたのでしょうか。

市長
その時は35市町村を回られたという話は聞きました。山形市に来られた際は、当然山形市にかかわる県政の課題についてお話しさせていただきました。

TUY
先程からおっしゃっている発達障がい児の6カ月待たなければならないといった課題は強くお話しされたのでしょうか。

市長
他にもたくさん課題がありますので、話題のひとつとしては出させていただきました。

毎日新聞
現状の県政において、課題として大きくあげられるものはどのようにお考えですか。

市長
県全体としては経済、短期的にはコロナでありますけれども、長期的にみれば経済の疲弊とかインフラの未整備とか、災害防止対策、教育環境のことなど様々だと思います。

毎日新聞
12年間の吉村県政を経て、課題などはありますか。

市長
そういう中で今まだ残っている課題があると思っておりますので、そういった部分など、今後の山形についての政策論争に着目していきたいと思います。

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