令和2年5月20日 山形市・山形市医師会 共同記者会見

ページ番号1002047  更新日 令和3年9月30日

印刷大きな文字で印刷

写真:共同記者会見の様子

出席者

市長、山形市医師会長、山形市薬剤師会長、健康医療部長、保健所長

内容

発表事項

「山形市新型コロナセンター」によるPCR検査の検体採取の実施について

会見内容

映像

内容要旨(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

佐藤市長
「山形市新型コロナセンター」におけるPCR検査の検体採取の開始について、お知らせします。
当記者会見につきましては、一部報道がなされましたため、明日行う予定で元々進めておりましたが、予定を早め、本日執り行うことといたしました。
山形市では、山形市医師会及び山形市薬剤師会の協力により、新たに「山形市新型コロナセンター」を設け、5月24日日曜日からPCR検査の検体を屋外で採取する体制を整えることといたしました。
山形市医師会様、山形市薬剤師会様のご協力に、心から感謝を申し上げたいと思います。
現在、新型コロナウイルスに感染している疑いがある方は、山形市保健所で新型コロナ感染症外来へ受診していただくよう調整していますが、この「山形市新型コロナセンター」は、今後の新型コロナウイルス感染症の発生に備えて、新型コロナ感染症外来の負担軽減を図り医療体制を維持するとともに、新型コロナ感染症の第二波、第三波の発生を見据えて、PCR検査の需要の増大に備えた体制整備を図ることを目的とし、設置するものです。
また、このコロナセンターは、新型コロナウイルス感染の疑いがあり、PCR検査の必要があると判断された、比較的軽症の方を対象として、当面の間、日曜日の午前中の実施とします。
実施場所については、受診の必要のある方にお知らせすることとし、混乱を避けるために一般公表は行いません。
PCR検査を受ける方法は、これまでと同じです。新型コロナ受診相談センターにまず電話で相談いただくか、かかりつけ医に相談していただき、検査の必要があると判断した方に、山形市保健所から受診していただく場所などをお知らせするということになります。
現在のところ、山形県、山形市は、比較的、新型コロナウイルス感染症が落ち着いている、一旦封じ込めたという状況ではございますけれども、今後どのようなことが起こるかわからないということもありまして、このような形となりました。
よろしくお願いいたします。

読売新聞
山形市新型コロナセンターで行う検体採取の1日あたりの上限は、何件ですか。

保健所長
12件を考えております。

読売新聞
検体を採取する医療従事者の方が使用するフェイスシールドや防護ガウンなど、備品調達の目途は立っていますか。

保健所長
フェイスシールド、マスク、防護のガウンなどについて、当面の目途が立っております。

読売新聞
検体を採取する医師は、山形市医師会から派遣されるという理解でいいですか。

根本 山形市医師会長(以下「根本会長」と表記)
そのとおりです。市医師会で、毎回、会員の医師2名を派遣し、検体採取にあたってもらいます。

読売新聞
根本会長へお尋ねします。センターを設置する目的は、現場の医師の負担軽減のためであると理解しております。これについて、何か、新型コロナ感染症外来で働く医師からの負担感などの声が上がってきているということはありましたか。

根本会長
発熱の方が受診にいらっしゃる場合、各開業医の診療所においては、他の患者さんと接触等しないよう厳重に注意しながら、場合によっては車で診察するなどしたり、中には設備等が整わず受け入れられない診療所も出てきたりもしています。こういった状況を考慮して今回のセンターでの検体採取を行うもので、各診療所で受け入れられない患者さんの行き先となり、また、新型コロナ感染症外来などの医師の負担を軽減できるものと考えております。

広報課長
大変申し遅れましたが、ご同席いただいております方々の紹介をさせていただきます。
佐藤市長のお隣が、山形市医師会の会長、根本 元様でございます。さらにそのお隣が、山形市薬剤師会の会長、筒井 伸様でございます。

朝日新聞
検体採取は屋外で行うとのことですが、どういったやり方をされますか。

根本会長
車に乗ったままで、ドライブスルー形式で行います。窓を開けていただいて検体を採取しますが、距離をある程度取り、会話も少なくし、濃厚接触を避ける方法となります。

朝日新聞
検体の採取はどう行いますか。

根本会長
咽頭から採取します。

日本経済新聞
このセンターの役割として、検体採取は、県でも行っていますが、日曜日には必ずセンターでの採取を行うのですか。それとも、第二波、第三波がきて、県での検査数が多くなってきた場合のみ採取を行う形ですか。

保健所長
重症度分類で分けることとし、新型コロナセンターで軽症の方を受け、県の新型コロナ感染症外来は中等度以上の方を受けるイメージとなります。

日本経済新聞
先ほど根本会長がおっしゃった一般の診療所の医師の負担軽減とはどのように結びつくのでしょうか。

根本会長
新型コロナウイルス感染症の可能性がある以上は、発熱のある患者さんを他の患者さんと同じように診察室で診ることができません。発熱がある方などを積極的に当センターで受け入れ検査し、陰性診断が出れば、一般の診療所でも他の患者さんと同じように診察することができ、医師の安心や防護軽減につながるということです。

日本経済新聞
新型コロナ感染症外来で受けきれない件数となった場合を想定し、新型コロナセンターで検体を採取しようということですか。

根本会長
そうです。目的はあくまで、PCR検査をすることにあります。

日本経済新聞
PCR検査については、結局は県の衛生研究所で行うため、それがボトルネックになったりはしませんか。

佐藤市長
第二波、第三波への対応のため、山形市として検体採取のキャパシティを増やしたものです。確かに最終的な県での処理能力が上がるわけではないですが、県は県で、これからの備えとして、今後検討されると思います。

保健所長
この件について追加いたします。
根本会長がおっしゃいましたように、開業医の先生の装備、設備には限りがあり、ご自身の診療所での対応、検査が大変である、難しいと考えている先生が少なくないのが現状です。新型コロナセンターで検体採取をすることにより、そういった先生方の不安、負担を軽減でき、また、新型コロナ感染症外来へ行く患者さんを減らすこともできるということになります。
PCR検査を一手に引き受けている県衛生研究所については、現在は検査数に余裕がありますが、今後の第二波、第三波の患者数は想像できず、キャパシティを超えるような状況になれば、何か手を考えなければならないと思います。例えば、民間の検査機関に依頼することが想定されます。しかしながら、県では今後PCR検査を県内各地方で行うよう体制を整えると発表しましたので、そうなれば県衛生研究所の負担も減ると考えられます。

山形新聞
派遣される医師は2名ということですが、当番制ですか。それとも、同じ医師がずっと派遣されますか。

根本会長
当番制になります。PCR検査は原則1名で対応できますが、これから暑くなってくる中で防護服をずっと着ているということも負担になりますので、交代で対応できるよう2人制としました。

山形新聞
薬剤師会では、どういった役割を担うのですか。

筒井 山形市薬剤師会長(以下「筒井会長」と表記)
医師が採取した検体の確認作業を行う予定です。

山形新聞
派遣される薬剤師の方は、何名になりますか。

筒井会長
2名と考えております。

YTS
山形市保健所で、県とは別に、PCR検査を行える装置を設置することは考えていますか。

健康医療部長
県において、PCR検査装置を庄内、置賜地方で設置しているため、山形市保健所での設置は考えておりません。

YTS
感染爆発などが起こった場合、各地方分は各地方で対応できるとはいえ、村山地方での検査件数が多くなり、県衛生研究所で対応しきれなくなった場合について、山形市としての備えはされないということですか。

健康医療部長
現在のところは、これまでどおり県にPCR検査をお願いする予定です。

YTS
山形市として備えをされない理由は何かありますか。市の方でも行った方がよいのではと思うのですが。

佐藤市長
それについては、今後の第二波、第三波の状況次第かと思います。県の方で、これまで衛生研究所で一括して行っていたものを、各地方で対応できるようにすることで新しいキャパシティが生まれるわけですので、状況を見ながらということになります。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

総務部秘書課秘書係
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)内線200・202・207
ファクス番号:023-624-9888
hisyo@city.yamagata-yamagata.lg.jp