「メルカリShops」及び「メルカリ寄付」に関する共同記者会見 令和5年2月16日
出席者
市長
株式会社メルカリ 経営戦略室政策企画参事 高橋 亮平氏
内容
発表事項
「メルカリShops」及び「メルカリ寄付」についての概要
会見内容
映像
発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)
市長
発表に先立ちまして、山形市と地方創生の推進に係る包括連携協定を結んでいただいております、株式会社メルカリ様、そして株式会社ソウゾウ様より多大なるお力添えをいただきまして、本日発表させていただく取り組みが実現できましたことに、深く感謝を申し上げます。本日は、株式会社メルカリ様より、経営戦略室 政策企画参事の高橋様にご出席いただきました。誠にありがとうございます。
それでは、はじめに「メルカリShops」を活用したリユース促進事業の開始について発表させていただきます。
本日2月16日から、先ほども申し上げました包括連携協定に基づき、株式会社メルカリ様、株式会社ソウゾウ様からのお力添えのもと、EC サイト「メルカリ」内に、山形市の「メルカリShops」を開設し、市の備品等を販売することといたしました。山形県内で初めての取り組みとなります。
山形市には、時代の流れや業務の変化、学校の改築などに伴い、市としては活用の場がなくなってしまったものの、まだ十分に使用できる備品などがございます。そうした備品等に対して、新たな価値を見出していただける方へとお譲りすることにより、使われなくなった物に再び価値をよみがえらせ、価値を循環させる「リユース」へとつなげていく取り組みでございます。
令和元年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭で過ごす時間が長くなったことから、家庭系ごみの排出量が増加傾向にあります。特に家の片づけや、いわゆる「断捨離」を行う機会が増えたことで、雑貨類や粗大ごみの排出量が増加しております。こうしたごみを削減し、限りある資源を有効に活用していくためには、不要となった物をただ「捨てる」のではなく、「活かす」方向へと転換する「リユース」が非常に有効であると考えております。
こうした中、昨年、まさにリユース実践のプラットフォームとも言えるフリマアプリ「メルカリ」を運営される株式会社メルカリ様及び株式会社ソウゾウ様と協定を締結させていただいたことは、ごみの減量とリサイクルの推進により「循環型社会」の実現を目指す山形市にとって、大変大きな力となりました。山形市「メルカリShops」では、市の備品などを出品してまいりますが、市が率先してリユースに取り組むことにより、市民の皆様からもリユースに関心を持っていただくとともに、広くリユースの実践を促し、限りある資源を有効活用する「循環型社会」の形成を推進していきたいと考えております。
次に、「メルカリ寄付」への寄附先登録について発表いたします。
「メルカリ寄付」は、「メルカリ」での売上金等の一部を、寄附先として登録されている自治体や団体に寄附できる仕組みであります。こちらにつきましても、本日、2月16日より、「メルカリ寄付」の寄附先に、山形市を県内で初めて登録いただける運びとなりました。本市では300円からの寄附を受け付け、災害が起きた際の被災者支援や災害対策のほか、循環型社会の形成などに活用してまいります。
市民の皆様には、山形市の「メルカリShops」をぜひご覧いただき、商品のご購入を検討いただきますとともに、ご自身もフリマアプリなどを活用してリユースに取り組んでいただくなど、循環型社会の形成にご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
株式会社メルカリ 経営戦略室政策企画参事 高橋 亮平様
皆様こんにちは。株式会社メルカリ 経営戦略室政策企画参事の高橋でございます。今日は、こうしてメルカリと、ソウゾウが運営している「メルカリShops」を使った自治体の新たな取組を、山形の地で実現できたことを本当に嬉しく思っております。まずもって、佐藤市長に深く御礼申し上げます。また、今回の取組において、山形市の職員がスピード感をもって実現していただきました市職員の皆様にも、深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
さて、弊社メルカリのサービスを、皆様はご存知でしょうか。多くの皆様からすると、フリマアプリで安く中古品が買える、また他方では、物を売ったらお小遣い稼ぎになるとか、そういった印象をお持ちかと思います。
創業者の山田が世界一周の旅をしたときに、世界中で物があふれている地域と、一方で、物がほとんど枯渇している地域がありました。それは国内も同様であります。皆さんのような、裕福な方々では、「これは使っていないけど、とりあえずとっておこう」と思われることがあるかもしれませんけれども、その使っていない物が、ある人にとっては、今ものすごく欲しい物であったり、今必要な物であったりすることがございます。こういった、今使われていない物を、今必要な人たちに渡す、譲っていくことで、社会をより良くしていくことができないか、ということが、私どもメルカリの理念でございます。皆さんが必要なくなったものを、私どもは「役目を終えた物」と表現しますが、それをメルカリのサービスを使って、出品し、販売することが、リユースということになります。一方で、良い中古の品をメルカリで見つけ、購入していただくことも、リユースでございます。つまり、ビジネスの部門では、通常のサービスですけれども、市民の皆様にとっては、これをご利用いただくだけで、行政などでおっしゃっている「循環型社会の実現」へと結びつけるサービスを運用している企業でもあります。
弊社社長がよく申し上げているのが、「社会の公器」になりたいということでございます。メルカリは、月間利用者が2,000万人を超え、単純な人口割で6人に1人が使っていることになりますが、単に多くの皆様から使っていただくだけが「社会の公器」であるわけではありません。社会課題をしっかり解決する、そんなサービスにしていきたいという意味合いをもっており、今日ここ山形の地で、メルカリのサービスを使った新たな社会課題解決の仕組みになれたことを本当に嬉しく思っております。
これまでの行政では、場合によっては啓発だけで、実践は市民の皆様にゆだねるというところがあったかもしれませんが、こうした思いを通じさせていただき、また、地域の皆様にご理解をいただきながら、行政自らがこうしてリユースに取り組むことで、市民の皆様のリユース意識の向上、さらにはごみの減量やリユースの推進につながっていければと思っております。
改めまして、こうした機会をいただきました佐藤市長をはじめ、山形市の職員の皆様に深く御礼を申し上げまして、私からの挨拶といたします。
(セレモニーの上、山形市「メルカリShops」オープン)
市長
ただ今、無事山形市「メルカリShops」がオープンしたところであります。本日「メルカリShops」に出品したものの中から、数点お持ちいたしました。ここに並んでいるものも、そうであります。非常に懐かしいものもあると思いますが、私からは、こちらの時計について紹介させていただきます。皆様ご承知のとおり、先般、山形市立南沼原小学校の改築を行いました。その中で、以前使っていた、不要になった時計でございます。時計自体は、まだ十分使えるわけですが、学校では、授業の進行管理上、正確な時間を受信する電波時計が主流となっており、この度の改築の際に取り替えた物でございます。
山形市立南沼原小学校の子どもたちを見守ってきた時計です。懐かしさ、レトロ感を感じる市民の皆さんもいらっしゃると思います市、色々な形で再び活用いただければありがたいなと思っております。
また、これまで使ってきましたビデオデッキにつきましても、懐かしのVHSが見られるもので、まだご自宅にビデオが残っている方もいらっしゃると思いますので、ぜひご購入いただき、もう見られないと思っていた映像をまたご覧いただければと思います。
このように、一見不要となったものでも、人によっては価値のあるものになりますので、そのマッチングをしていただけるのが、この「メルカリShops」であると思っております。市民の皆様には、これから更に市の関連備品を出品してまいりますので、ぜひ山形市「メルカリShops」をのぞいていただきますようお願い申し上げます。
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