令和4年4月19日 市長記者会見

ページ番号1009381  更新日 令和5年4月1日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、企画調整部長、商工観光部長

内容

発表事項

  1. 新!山形市シティプロモーション動画の公開について
  2. 春のイベントについて
    ・「第41回スプリングフェスティバル」
    ・令和4年度 薬師祭植木市について
  3. 山形市地域活性化プレミアム付電子商品券「ベニpay」の2次抽選申込について
  4. ノーマイカー通勤の本格導入について

資料のみ

  • 令和4年度 エコ・サマーアクションの実施について
  • 令和4年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について

会見内容

映像

内容要旨(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

市長

 はじめに、山形市シティプロモーション動画の公開について発表いたします。

 まずは、こちらの動画をご覧ください。

 <動画を放映しました>

 ただ今ご覧いただきました動画は、山形市で展開している「映像によるシティブランディング推進事業」により作成した動画の一部を抜粋したダイジェスト版であります。このたび、シティプロモーション動画と、その専用サイト「Wonderful Life Yamagata」が完成しましたので、お知らせいたします。

 この事業は、東北芸術工科大学と連携して行っており、「自然」「文化」「伝統」「暮らし」の4つの視点から山形市の魅力にアプローチし、美しい映像と音楽により、県外の方はもちろん、市民の皆様にとっても新たな魅力を感じていただける動画に仕立てました。

 また、この動画を発信する「専用サイト」は、撮影地のマップや動画ごとに短編エッセイを掲載するなど、映像の世界をより身近に感じていただける構成となっております。このあと15時よりサイトを公開いたしますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

 なお、プロモーション動画については、より多くの方々に観ていただけるよう、街なかや各種施設のみならず、県外でも積極的に流していきたいと考えております。資料に記載の施設等で放映する予定としており、今後も放映場所を増やしてまいります。

 報道各社の皆様には、専用サイトをご覧の上、ぜひ報道していただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

 続きまして、春に開催されるイベントについて発表いたします。

 まず、「第41回スプリングフェスティバル」についてです。

 本イベントは、5月5日のこどもの日に、「はたらく車」・「がんばる車」の展示・体験などを通じて、街なかを歩きながら楽しんでいただくものです。ここ2年は中止となっておりましたが、今回は、コロナ禍に配慮し、歩行者天国は行わず、会場をほっとなる広場、山形市役所ピロティ、紅の蔵の3カ所に分散して、手指消毒やマスク着用をお願いするなど、感染症対策をしっかりと行いながら開催されます。

 会場では、子どもたちが普段身近で見ることのできない、消防車や救急車、自衛隊車両、給水車の車両展示を行うほか、陸上自衛隊、国土交通省による車両の活躍を紹介するパネル展示を開催します。

 あわせて、5月2日から5日までの間、街なかを回っていただくデジタルスタンプウォーク、「こどもの日ワイワイ街なかウォーク」も開催されます。中心商店街の各スポットに展示してある「はたらく車・がんばる車のポスター」をスマートフォンで読み取って街なかを巡るもので、達成した方には、はたらく車・がんばる車にちなんだ景品を贈呈いたします。

 そのほか、紅の蔵や七日町一番街商店街、アズ七日町前で関連イベントも開催され、家族みんなで楽しめる内容となっておりますので、こどもの日を含め5月の連休は、ぜひご家族で街なかへ遊びにきていただきたいと思います。


 また、5月の8日から10日までの3日間にわたって、3年ぶりの「薬師祭植木市」が開催されます。「薬師祭植木市」は、最上義光公が大火で焼失した城下に緑を取り戻そうと住民に呼びかけたのが始まりとされており、日本三大植木市の一つに数えられる、歴史と伝統を誇る、山形市を代表するお祭りの一つです。例年は、薬師公園及びその周辺の道路など延べ約3キロにわたり開催されますが、今年度については、コロナ禍に配慮し、会場を薬師公園の一部に限定し、感染症対策を講じた上で開催されます。

 出入口でそれぞれ入場者・退場者を把握することで、会場内の人数をコントロールいたします。また、出店者には、不織布マスク、手袋の着用と、飛沫感染防止のビニールカーテンの設置を徹底していただきます。飲食物については、会場内での飲食はご遠慮いただき、テイクアウトのみの対応といたします。

 こうした感染症対策をしていただきながら、山形の春を彩るイベントを楽しんでいただければと思っております。

 

 続きまして、山形市地域活性化プレミアム付電子商品券「ベニpay」の2次抽選申込について発表いたします。

 50%プレミアム付きの電子商品券「ベニpay」は、先月16日から24日までの期間で、1口1万円で1人2口までとし、45,000口の購入申込を募ったところ、87.6%にあたる39,383口の申込がありました。まだ残りがあることから、2次抽選を実施することといたしました。

 2次抽選では、来月9日から19日まで申込を受け付けます。前回同様、どなたでも1人2口まで抽選申込が可能で、1度購入した方でも再度お申込みいただくことができます。5月20日に抽選結果を発表するとともに、販売を開始いたします。なお、購入期限は
6月10日までとなります。

 1次抽選分につきましては、本日が購入期限となっており、購入されなかった分は2次抽選分に回ってしまうため、購入手続がお済みでない方は、忘れずにご購入ください。

 是非この機会に、お得な商品券をご活用いただき、山形市内の店舗を応援していただければと思っております。

 

 続きまして、山形市職員におけるノーマイカー通勤の本格導入について発表いたします。

 山形市では、誰もが快適に移動できるまちづくりのため、令和3年3月に「山形市地域公共交通計画」を策定し、多様な交通手段を最適に組み合わせて使用できるMaaSの導入など、様々な取組を展開することとしております。現在は、日常生活における自家用車の使用頻度の高さが課題となっており、自家用車利用を減らすことで、公共交通の利用促進、また、二酸化炭素排出量の軽減や、徒歩・自転車利用による山形市で提唱しているSUKSK生活の実践につなげるなど、こうした目的でノーマイカー通勤を本格導入いたします。

 来月13日から令和5年3月31日まで、会計年度任用職員を含む市長事務部局の全職員約2,000名で、公共交通機関や徒歩、自転車での通勤に取り組んでまいります。目標値を70%と定め、様々な手段で職員に普及・周知を図りながら、ノーマイカー通勤を推進いたします。対象外となる職員についても、数値目標は定めませんが、同様に取り組んでまいります。

 また、職員が楽しみながら取り組んでいけるよう、万全の感染症対策が前提となりますが、仕事帰りに会合や親睦会の開催、また、家族との外食などを行えるムードを醸成してまいりたいと考えております。これを通じて、コロナ禍で厳しい状況にある飲食店等の支援や地域経済の活性化の一助にもなればと思っております。

 市職員が率先してこうしたものに取り組むことで、ゼロカーボンシティの実現や健康寿命の延伸に向けた取組の気運を高めるとともに、今年度中に、県内自治体では初となる「エコ通勤優良事業所認証」の取得を目指します。また、来月14日からサービス開始となる地域連携ICカード「cherica」を使った、高齢者向けの「バスの乗り方教室」を開催するなど、市全体での公共交通の利用を促進し、誰もが快適に移動できる環境を構築することで、自家用車がなくても地域で住み続けられる、持続可能なまちづくりを目指してまいります。

 私からの発表は、以上でございます。

 

(毎日新聞)

 (発表案件の)1番と2番について合わせてお聞きします。スプリングフェスティバルが3年ぶりの開催というお話でした。昨日は、日本一の芋煮会3年ぶりの開催に向けて動き出したという決定がございました。

 山形市として、コロナ3年目を迎える中でイベントや、1番のプロモーション活動みたいなものをどのような姿勢で臨んでいくのか。また、どのようなことを期待しているのかこと2つについて、コメントをお願いします。

 

(市長)

 山形市の市政としては、これまでも、コロナの中でも対策をしっかりしながら、やれる形を模索しながら、何とか実施していこうという考え方で進めてまいりました。例えば日本一の芋煮会をドライブスルーでやったりと、いろいろな工夫をして、皆さんからもアイデアを出していただきながらやってきた経緯がございます。

 そうした中で、コロナについての知見も、発生当初の1年目、2年目と比べると大分高まり、山形市保健所でも知見が高まってきたという中で、このたび植木市でありますとか、このスプリングフェスティバル、そういったことをやれる形を模索したということであります。

 そういうそうした意味では、スタンスは変わっていないんですが、やはりコロナに対する色々な知識知見、こうしたものを生かして、今これまでやれなかったものを再びやっていくというような形で考えております。

 また、シティプロモーション動画については、山形市は、2017年にユネスコ創造都市ネットワークの映画分野に加盟しているところであります。特に今、動画による発信というものが極めて大切なだと思っていまして、芸工大さんと一緒にした動画をつくることで、市職員にも、動画制作スキルを普及させていきたいと思っていますし、実際に今、例えば移住定住のPRを首都圏などで行う際に、こういう映像あれば、山形のイメージを持っていただきやすいと思いますので、そういう所に積極的に活用していきたいとに思っております。

 

(毎日新聞)

 今後の期待といいますか、今山形県が実施している春旅なんかで観光客も山形市内、県内、集まってきているということなんですけれども、市長として今後こういうのがしたいというのがあれば一言お願いします。

 

(市長)

 県の方が、感染対策と経済活動の両立という中で、いろいろな施策を展開していただいているのは、山形市にとってはありがたいことですし、やはりそういう意味で県とも連携しながら、安全に経済活動など、市民の皆さんがさまざまな消費を楽しんでいただけるように、引き続き取り組んでいきたいと思います。

 

(読売新聞)

 ノーマイカー通勤のことについてお尋ねします。確認だったんですけれども、昨年10月に確か、職員対象に実証実験をされましたが、その延長線という理解でよろしかったでしょうか。

 

(市長)

 そういった形でご理解いただいて大丈夫です。

 

(読売新聞)

 実施期間3月31日までですが、来年あるいはそれ以降の予定とかは、いまのところありますでしょうか。

 

(企画調整部長)

 本格導入につきましては、まずは今年度スタートさせていただいているということでございます。ノーマイカーDAYは、既に策定しています、公共交通計画の中の取り組みとして位置づけておりますので、基本計画期間中は続けたいと思っておりまして、翌年度以降も継続をする予定でございます。

 ただ、いろいろ本格導入してみて、いろいろ対象者の捉え方とかですね、さらなる取り組みを活発にしていくといったようなところは、さらに改善も必要だと思っていますので、そういう視点を持ちながら、内容をブラッシュアップしていきたいと思っております。

 

(読売新聞)

 去年の10月から試行的に始めたと思うんですけれども、その際には、なにか課題とか、先ほどもお話がありましたけれども、どういったものがありましたか。

 

(企画調整部長)

 試行の時点の課題でございますが、職員の大部分が、やはりマイカーで通勤を継続されているという実態がございまして、それは市民の動向と同じものかなと思っております。

 そういったマイカー通勤されている方のノーマイカーの取り組みは、モデル事業の場合はなかなか思うように取り組みが進まなかったところが反省点としてあがっていますので、本格実施に当たっては、そこの割合を少しでも伸ばすように努力していきたいと思っております。

 

(読売新聞)

 数値目標の目標で70%となっておりますが、これは約2000人のうちの70%ということでいいんですか。

 

(企画調整部長)

 数字の正確なところは、やった回数に着目しての捉え方なので違うんですが、ざっくりとした捉え方としては、取組人数が多くなれば、取り組む回数も増えていきますので、同じような見立てになるのかなとは思っております。

 

(NHK)

 ベニpayについてお伺いしたいんですけれども、これは当初の想定どおりなのか、思いのほか購入希望される方が少なかったのという見込みなのでしょうか。87%あまりの申し込み率について、市長の所感をお伺いできますでしょうか。

 

(市長)

 87.6%ですので、そういう意味では、予定していた部分はかなり達成したと思っておりますが、当然残っている分も有効に活用するために再募集するということであります。ニーズはあると思っていますし、またまだこの仕組みを御存じない市民の方もいらっしゃると思いますので、再募集の中で、また新たな方式を用意していただければと思います。

 

(NHK)

 コロナの感染状況がまだちょっと落ち着ききらない中で、中には消費行動には回りたくないという人もいらっしゃると思うのですが、市としては、積極的にベニpayを活用して市の経済まわしてくださいという積極的な呼びかけをされるお立場という理解でよろしいでしょうか。

 

(市長)

 やはり対策をしながら消費をしていただくということが今大切なことと思っておりますので、そうした意味では一つのきっかけとしてこの仕組みを活用していただいて、山形市で買物等をしていただきたいと考えました。

 

(時事通信)

 ノーマイカー通勤について質問です。今現在、対象者のところなんですけれども、どれくらいの方が自動車通勤されているのでしょうか。

 

(企画調整部)

 マイカー通勤されている方は、その対象者の中で約半数という状況であります。

 

(時事通信)

 さきほど質問のあった昨年度の実証実験の結果なんですけれども、実証実験の表は60%以上で、月2回くらいは実施するということだと思うんですけれども、今回、70%に目標値をあげて月1回に変えたという点と、実証実験の結果がどういった数字になったのかと、それを受けてどういったお考えかということをお伺いしたいと思います。

 

(企画調整部長)

 実証実験の結果なんですが、結果としては68%の実施ということになっておりまして、当初の目標設定はクリアました。本格導入に当たりましては、その68%に着目するとともに、対象者がモデル実証実験よりも広くなりますので、率が下がるだろうということも勘案しつつ、できれば少しでも少しハードルが高い方が目標設定の考え方としては妥当だということで、70%でスタートすると考えさせていただきました。

 

(時事通信)

 日数が減ったということは、目標を下げたということでよろしかったでしょうか。

 

(企画調整部長)

 本格導入に当たりまして、対象職員数が増えますので、その集計にかかる事務の負担軽減を考慮し、2回から1回にといった考え方で整理しております。

 ただ、定点観測はそのような形なんですが、これから具体的に考えますけれども、月1回の実施日のほか、抜き打ちでの実績把握もして、そのギャップを見ながら、場合によってはさらなる有効な方策を検討するということも考えていきたいと思っております。

 

(朝日新聞)

 私もノーマイカーについてお伺いしたいのですが、先ほどモデル事業の取り組みがなかなか進まなかったというお話があったのですけれども、なぜ進まなかったのか、どういう声があったのか教えていただきたいのと、今回の本格導入にあたって何か対策を進めていらっしゃるのか教えてください。

 

(企画調整部長)

 進まない理由のいろいろな分析をさせていただいているんですが、一つとしては、先ほど申し上げました、マイカー通勤されている方の取り組みがなかなか進まないところがあるのかなと思っています。

 公共交通の整備をいろいろと進めておりますが、ご自分の車で通われることよりも、やはり不便さが公共交通の課題なんですが、時間がかかるとか、バスの場合は時間が読めないとかがあり、しかも、そのようなことがあって勤務時間に間に合わなかったらと心配して、実施に踏み込めない方もいます。あと、前回の実験が秋から冬にかけてと、雪国ならではの不便さ、時間が読めないといったところに拍車がかかったのかなと思っております。

 改善としては、職員に今回の取組を周知するときに合わせて、いろいろな公共交通サービスのアプリ、サイトも周知する予定でおります。山交バスさんのアプリなんかは、自分が乗るバス停の前でそのアプリを起動していただきますと、次に来るバスの到着の待ち時間が大体わかるサービスとなっておりまして、根本的な解決までにはいたらないですが、時間の組み立てをしやすいようにとか、そういったソフトの面での改善もしたいと思います。

 さらに、本格導入の中では、実績をとるだけではなく、職員の皆さんからいろいろさらに御意見をいただきながら、交通事業者ともいろいろ話し合いをさせていただきながら、さらなる改善に努めてまいりたいと考えております。

 

(河北新報)

 ベニpayについてお伺いしたかったんですが、今回キャッシュレス化を推進したいということですが、実際には不慣れな方もいる中で、年齢問わず、利用がスムーズに進むものとお考えでしょうか。

 

(市長)

 これについては、これまでもそうした電子的なやり方での商品券的なものは出していたわけですけれども、その都度、市民の皆さんもだいぶ慣れていたのかなと感じています。当然、高齢の方でもいろいろと家族の方から聞きながらやったり、いろいろと工夫していただいているようであります。全体の流れとしては、行政も含めデジタル化の社会になっていく中で、こうしたものをきっかけとして、こうしたものにも慣れていただければなという思いがございます。

 一方で、どうしても電子的なのはちょっと苦手だという方もいらっしゃることから、紙の商品券も発行させていただきましたので、そういったところも利用していただければと思います。やはり、方の面で取り組んでいかないといけないのかなと思います。

 

(河北新報)

 申し込まれる方の年齢構成等について、もしあれば、教えていただければと思います。

 

(商工観光部長)

 申し訳ございませんが、現在、年齢構成までは持ち合わせておりませんので、後ほどお答えさせていただきます。

 (※ のちほど、現在販売中でまだ集計しきれていないため、お答えできないと回答)

 

(河北新報)

 あともう一点、山形市内だけでなく、隣の仙台市など近隣市町村の方にも申し込んでもらいたいということでよろしかったでしょうか。

 

(商工観光部長)

 この購入につきましては、山形市民に限定しておらず、そのように考えております。

 

(毎日新聞)

 新型コロナの関係でお伺いします。今日の山形県の新規感染者が203人と、比較的まだ感染者数が高止まりしているものと思うんですけど、市長はどのようにお考えになっていますか。

 また、山形市独自としてできることというのは限られているかと思うのですけれども、新年度、どのような対策をとっていくのか、改めて考えをお聞かせください。

 

(市長)

 オミクロン株につきましては、当初ぐんと増えて、その後下がってきたんですが、途中で横這いとなっているという状況だと思います。その間、ワクチン接種も大分進んでいるわけですが、一方でいわゆるBA2への置き換わりが進み、ワクチン接種の進捗という減る要素とBA2の置き換わりという増える要素が同時に起こっているということで、今せめぎ合いというか横ばいなのかなと思います。これは、全国的にもそんな傾向なのかなと思っております。

 そうした中では、私が市民の皆さんにいつも申し上げているのは、基本的な対策を徹底してやっていただくということで、これはもうやることを変わらないので、それにしっかりと取り組んでいただきたいということですね。

 また、保育園や高齢者施設、そうした比較的クラスターになりやすいところについても、保健所からアドバイスいただきながら、できる限りの感染対策をやっていただいていると思っています。

 また、PCR検査センターを、先般三ノ丸土塁前に新たに設置させていただきましたので、こうしものも有効に活用いただきながら、感染対策を進めていきたいと考えております。

 やはり、これまでの傾向から見ても、やはり最終的には東京がぐっと減らないと、完全に消えるというか、こちらも減っていかないという部分もあるかと思うので、それまではしっかり今の対策を続けるということが大事です。

 

(読売新聞)

 ウクライナ関連でお伺いします。避難者の方が政府専用機で国内に来られて、隣の宮城県石巻市に避難されたと思うんですけれども、以前市長の方から、市内にウクライナ人の方はいらっしゃらなくて、親族を頼ってこられることが多いことから、山形市に避難されることは少なそうだという話をしていたかと思うのですけど、その後、動きとか変更点はありましたか。

 

(市長)

 今の状況としては、日本国内に親族や伝手のある方が避難して来られて、それぞれの場所で生活を始められたということだと思っています。

 山形市も一方で、そのウクライナの方を受け入れる窓口になる団体とは連絡をとって、今後どうなりますかというやりとり、情報収集は引き続き続けているということであります。先般、全国市長会の集まりなんかで実際に受け入れた市の市長さんのお話があったんですけれども、やはり第1には言葉の壁があるとおっしゃっていました。 大人の方は比較的少し英語をしゃべれますしという方もおられるのですが、基本的にはウクライナ語しか使えないという方が多い中で、そこの部分を苦労しているという話はしましたので、やはりそうした支援体制をしっかり整えていかないといけないだろうと考えております。

 

(NHK)

 最初の毎日さんの質問と重複するのですが、現状への認識はお話しいただいたと思うのですが、青森だと最近になって、新規感染者数が過去最高を更新されたという話がありますが、今後への警戒感はどのようにお持ちですか。

 

(市長)

 青森もそうだと思うんですけれども、山形市においては、現在市民の皆さんがしっかりと対策をしながら生活していただいていると思っております。

 ただ、それでも一時的に増えたり減ったりというのは、これだけ感染力の強いオミクロン株ですので、必ずあります。そうした意味ではやることは変わらないんですが、変わらない中で、その中での増える、減るというのは、これはもう出てくるものというと思っておりますので、ぜひ市民の皆様には今やっておられる基本的な環境対策をしっかりと続けていただきたいということをお伝えしながら、一方で、ワクチン接種も大分進んでおりますので、それは当然、市としてしっかりとやっていきたいという考えです。

 

(NHK)

 またコロナに関連してなんですが、全国的には若年層の3回目接種がなかなか進まないという課題になっているようなんですが、山形市はそういう状況ではないのでしょうか。

 

(市長)

 やはり山形市においても、年齢が高齢の方ほど、接種を積極的にしていただいている状況はございます。ただ、これは結構、全国でかなり数字が違うようでありまして、本当に極端に若年層の接種率が少ない町なんかもあるようですけれども、山形市はそこまでではないと認識しております。

 そうした中で、このコロナや感染に対する考え方について、できる限りわかりやすい資料、情報などを市民の皆さんに提供しながら、ご理解をいただいて接種を受けていただけるよう、努力を引き続き続けていきたいと思います。

 

(共同通信)

 昨日、式典もあったかと思うのですけれども、シェルターインクルーシブプレイス コパルがオープンしましたが、改めてこちらの施設についてお伺えればと思います。

 

(市長)

 まずは屋内型児童遊戯施設につきましては、従来から北部にべにっこ広場がありまして、大変これも好評をいただいたわけですが、南部になかったということで、市南部にそうした子育ての拠点施設ができることで、市南部の皆様の子育て環境の向上に大きくプラスになるものと思います。

 そして、これはべにっこ広場にはなかったのですが、コンセプトとしてインクルーシブな施設ということで、このほかにもさまざまな背景がありますけれども、そうしたことで分け隔てなくみんなで遊べる、そんな施設にしようということで、実際の設計デザインも、その理念をまさに体現した施設になっていると思っております。このことは、山形市の例えば障がい者施策でありますとか、今後のそうした取り組みの中の一つのモデルケース、そうしたものがそこで展開されるというふうに思っているんです。

 ですので、市にとっては、そうした取り組みの一歩を踏み出すものと思っていますし、全国的にもこれだけコンセプトが前面に出た施設もなかなかないと思いますし、既に視察や取材依頼などもかなりきていると伺っておりますので、この施設を含み、全国に発信できたらいいなと思っております。

 

(共同通信)

 現在、インクルーシブという考え方が注目されていると思うのですけれども、そもそも、なぜこうインクルーシブ、分け隔てなくというふうに考えることが重要だと思われたのか、その点を伺ってもよろしいですか。

 

(市長)

 それは、もともとの山形市の考え方であり、共生社会とかいろいろな言い方はありますけれども、結局は、どんな方でも幸せに生きていける社会を目指していこうという中での発想になります。

 もともとバリアフリーといった言葉が使われていましたが、そこからインクルーシブという言葉に使われ方が変わってきたのは、例えば障がいのある方を特別な存在として扱うということではなくて、当然、人間は障がいを持って生まれることもありますし、いろんな事故等で障がいを抱える方もいらっしゃる、誰にも関係あることという考えの中で、そういう前提でこの社会が形成されるべきであるという考え方なので、かなり違った考えなんですね。そうしたものは、非常に理想的であるし、ひと飛びにそこに行けるとは思いませんけれども、やはりそうしたことを社会全体として一歩でも二歩でも近づいていかなければいけないという中で、一つのメルクワマールとなるような施設ができたということでありますので、そうした思いを持って、運営はこれからですけれども、スタッフの皆さんも含めて取り組んでいきたいと思います。

 

(共同通信)

 子どもの時代から、一緒にこうやって障がいのある方ない方、幅広く遊びというものも効果があるかなと思ったのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

(市長)

 そういう場面では、分けるということではなくて、できればおっしゃるような効果もあるのではないかというように思います。

 

(日本経済新聞)

 日本一の芋煮会が3年ぶりに開催されるというようなことでしたけれども、市長として3年ぶりの芋煮会に対する思いや期待があればお伺いしたいのと、山形市として全国にどんなメッセージを発信していこうかというお考えがあれば教えてください。

 

(市長)

 これは、商工会議所青年部の皆さん中心にコロナ禍の中でどうやって実施していこうかと、これまでも本当にいろいろな工夫し、努力し、一緒に考えて取り組んでいただいたわけでありますが、このたびにおいては、何とか開催をとこういうことできまりました。これも、これから紆余曲折はあるかと思うんですけれども、やはりこのイベントは山形市民にとっての非常に大切な文化と言っていいと思うので、この芋煮会というものをしっかり全国にPRしながら楽しむ、そういう場でありますので、何かしらの形で開催できれば、山形市にとっても本当にいいことかと思いますし、山形市民の芋煮に対する思いが結実したものになるのかなと思っています。ですので、しっかりと対策を考えながら、感染対策を考えながら、やれる形を関係者の皆さんとしっかり連携しながら、成功に導きたいと思っています。

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