令和4年8月8日 市長記者会見

ページ番号1009830  更新日 令和4年8月8日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、文化スポーツ推進監、企画調整部長、商工観光部長

内容

発表事項

1 サマースキージャンプ2022山形蔵王大会について
2 第34回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について
3 やまがたクリエイティブシティセンターQ1のオープンについて
4 やまがた秋の芸術祭の開催について
5 移住プロモーション動画 一般審査投票の実施について
6 観光誘客促進プレミアム付宿泊券について
7 山形市地域活性化プレミアム付電子商品券(ベニpay)事業【第2弾】について

資料のみ

・「やまがたAI部」の「夏のDigi田甲子園」出場について

会見内容

映像

発表内容

市長

 発表に先立ち、新型コロナウイルス感染症への対応について、市民の皆様にお願いを申し上げます。

 全国的な「第7波」と同様に、県内でもBA.5に置き変わりが進み、山形市においても、直近一週間の10万人当たりの新規感染者数が、7月上旬に60人程度だったものが、現在は600人超と、新規感染者が急激に増加している状況です。

 幼児、児童を中心に感染が拡大し、小児科や発熱外来などでは、診察や検査の依頼が殺到する中で、何とか診療体制を維持していただいております。また、山形市でも、感染者の急増を受け、山形市保健所に職員を増員するなど対応を図っておりました。

 こうした状況から、先般、国が示した方針や、感染しても重症化する人が少ないという現状を踏まえ、医療機関、検査機関、保健所等の適正な機能を維持するため、山形市においても、積極的疫学調査の手法を変更したところです。

 具体的には、無症状の方には自宅で経過を見ていただき、症状のある方への対応を優先することといたしました。これは、症状のある方、もしくは重症化するリスクのある方が診察、検査を受けられる体制を確保するための対応となります。必要な調査を省くということではなく、医療機関等の負担を減らし、社会全体で本当に必要な方が受診・検査できる体制を整えていくとの趣旨ですので、市民の皆様におかれましては、無症状の方は無料検査を利用いただくなど、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 また、3年ぶりの行動制限のない夏となりますので、皆様一人ひとりが「うつさない、うつらない」行動を意識していただき、熱中症対策もしながら、適切な場面でのマスクの着用、こまめな手洗い、手指消毒、ゼロ密、換気など、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願い申し上げます。特に、エアコンを使用する今の時期は、換気が一番大切になりますので、ぜひ意識して行動していただきますようお願い申し上げます。

 市民一丸となって、このコロナを乗り越えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 それでは、発表案件に移ります。

 はじめに、全日本スキー連盟A級公認サマースキージャンプ2022山形蔵王大会について申し上げます。

 いよいよ、今月20日土曜日に、サマースキージャンプ2022山形蔵王大会を開催いたします。

 会場となりますアリオンテック蔵王シャンツェは、助走路の国際基準化、サマーヒル化を行っており、FIS女子スキージャンプワールドカップ蔵王大会の開催のみならず、年間を通じて全日本スキー連盟ナショナルチームや国内トップ選手が合宿を行うなど、国内外から高い評価を得ているジャンプ台であります。

 冬季オリンピック8大会連続出場を誇る「レジェンド」葛西紀明選手から、アリオンテック蔵王シャンツェを活用したサマースキージャンプ大会のご提案をいただき、山形市では、その実現に向けて、鋭意準備を進めてまいりました。大会開催にあたっては、全日本規模の大会に必要なウインドファクターも新たに常設するなど、会場設備の充実も図っております。

 当日は、世界で活躍するトップジャンパーを含む113名が熱い戦いを繰り広げる、国内最大規模の大会となります。葛西選手をはじめ、北京オリンピック金メダリストの小林陵侑選手、銅メダリストの渡部暁斗選手のほか、髙梨沙羅選手などがエントリーし、本県からも、ワールドカップ出場経験のある内藤智文選手をはじめ、中高生10名が出場されます。

 また、大会の模様を国内外に発信するため、山形新聞社様のご協力のもと、YouTubeでのライブ配信を行うほか、VRゴーグルを使用したスキージャンプ体験や、地元の屋台の出店なども準備しております。

 選手の皆さんが良いコンディションで臨めるよう、アスリートファーストで運営し、選手・観客とも満足のいく大会にするとともに、蔵王の新たな賑わいの創出にもつながるよう取り組んでまいりますので、ぜひ会場に足を運んでいただきたいと思います。

 

 続きまして、第34回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について発表いたします。

 山形の秋の風物詩であります、第34回「日本一の芋煮会フェスティバル」が、9月18日日曜日に馬見ヶ崎川河川敷にて開催されます。今年は3年ぶりに従来の形に戻し、直径6.5mの日本一の大鍋「三代目鍋太郎」を使用し、地元食材で調理した芋煮3万食を提供いたします。

 会場では、地元グルメなどの「屋台ブース」や、「防災」に関するブース、水害や水防について学べる「かわとぴあ」、「プロレス体験」など、楽しい企画も予定されております。

 また、マスクの着用や検温・消毒といった基本的な対策のほか、蓋つきカップでの配膳、決められたブースでのみ飲食可能とするなど、感染症対策を徹底いたします。さらに、今回初の試みとして、事前予約への電子チケットの導入や、当日配布する整理券についてもキャッシュレス決済を導入するなど、待機列の緩和を図ることで、安全・安心な開催に努めてまいります。

 今年度は、アンバサダーとして、山形出身のファッションモデル佐藤晴美さんをお招きし、芋煮会フェスティバルを盛り上げていただきます。

 ぜひ会場に足を運んでいただき、スケールも美味しさも日本一の芋煮を味わっていただきたいと思います。

 

 続きまして、やまがたクリエイティブシティセンターQ1のオープンについて発表いたします。

 昨年度から整備を進めてきました「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」が、いよいよ9月1日にオープンを迎えます。

 この施設は、山形市がユネスコ創造都市ネットワークに映画分野で加盟認定を受けたことを契機として、第一小学校旧校舎をリノベーションし、「クリエイティブと産業を暮らしでつなぐ」のコンセプトのもと、創造都市やまがたの拠点施設として再活用するものです。

 Q1の運営については、東北芸術工科大学の馬場正尊教授が中心となって立ち上げた株式会社Q1が行います。馬場教授は、東京都港区の産経新聞印刷工場をリノベーションした「TABLOID(タブロイド)」や南池袋公園など、様々な官民連携のまちづくりを行ってきた第一人者で、「Q1プロジェクト」事業の構想段階から深く関わっていただき、テナントについても、Q1のコンセプトにマッチする事業者を厳選していただきました。

 各階それぞれにテーマを設け、「食文化・文学・クラフト&フォークアート」と題した1階は、カフェや洋菓子店、山形の食材が並ぶ食料品店、雑貨、芸工大の学生の作品を展示するギャラリーなどが入居いたします。

 「映像・音楽・メディアアート」をテーマとした2階には、シアタースペースやイベントルーム、食のワークショップなどに利用できるオープンキッチンを設置するほか、金工・雑貨のアトリエギャラリーなどが入居いたします。

 テーマが「デザイン」の3階では、入居者同士が交流しながら新たな価値を創造するシェアオフィスや、若手アーティストの制作風景をご覧いただけるアーティスト・イン・レジデンス、芸術作品を展示販売するギャラリーなどを設置いたします。

 屋外にも、気軽に休憩したり、マルシェなど人の賑わいをもたらすイベントを開催できるよう、階段状のウッドデッキを設置いたします。

 このQ1を舞台に、市が育んできた映像や音楽、食文化、伝統工芸といった多彩な文化や地域資産を、Q1の入居者や地元企業など様々な人々との連携により磨き上げ、新たな価値を創造することで、山形市の産業や観光を活性化し、地域経済を元気にするとともに、まちの賑わい創出を目指します。

 Q1にちなんだ9月1日木曜日に、記念式典を午前10時から開催し、正午から一般公開いたします。開館日時は、午前9時から午後10時まで、年末年始を除き年中無休とします。

 気軽に訪れることができ、ここに来れば何かワクワクすることに出会えるような施設となるよう取り組んでまいりますので、ぜひ多くの皆様からご利用いただきたいと思います。

 なお、記念式典において、この日に合わせて制作している東北芸術工科大学中山学長デザインのQ1モニュメントのお披露目と、創造都市やまがたの行動指針となるミッションステートメントの発表も予定しておりますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

 

 続きまして、やまがた秋の芸術祭の開催について発表いたします。

 山形市では、地域の多彩な文化資産や文化芸術活動を、戦略的にまちの活性化に繋げていく「文化創造都市やまがた」の取組を推進するため、今年4月から「山形市文化創造都市推進条例」を施行しています。

 やまがた秋の芸術祭は、文化創造都市の推進の目玉となる今年度初開催の事業で、今年9月から11月にかけて、やまがたクリエイティブシティセンターQ1や七日町御殿堰など、中心市街地をメインに、シェルターインクルーシブプレイスコパルや山寺芭蕉記念館など市内各所で、音楽・アート・映像に関するイベントを開催いたします。

 まち全体をコンサートホールや美術館に見立て、様々なイベントを開催することにより、すべての市民が多彩な文化芸術に身近に触れる機会を提供するとともに、まちの賑わいを創出いたします。

 具体的には、満点の星空のもと、映画を楽しんでいただく野外上映会や、新たに設置したストリートピアノでの、人気YouTuberによる演奏会、まち歩きと山形交響楽団によるアンサンブル演奏会を組み合わせた「まちなか音楽会」、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟している神戸市、イギリス・ブラッドフォードからゲストをお招きしたシンポジウムと、そのライブビューイングのほか、イベント参加・会場巡りによるスタンプラリーなど、多彩なイベントを開催いたします。

 この開催により、新型コロナウイルス感染症の影響から、長期間に渡り自粛を余儀なくされていた文化芸術活動を再開するきっかけとしたいと考えております。

 さらに、同時期に開催される東北芸術工科大学主催の「山形ビエンナーレ2022」、山形市芸術文化協会主催の「山形市芸術祭」と連携し、相乗効果をもたらすことで、更なるまちの賑わい創出や地域の魅力創造につなげてまいります。

 ぜひこの機会に、歴史と文化の薫る「やまがた秋の芸術祭」に参加していただき、見て、聴いて、歩いて、音楽やアートがまちなかを彩る、新しい山形の秋を満喫していただきたいと思っております。

 

 続きまして、移住プロモーション動画一般審査投票の実施について発表いたします。

 まずは、こちらの動画をご覧ください。

 

 <ここで、審査用動画を流しております>

 

 山形市では、今回、移住プロモーション動画を作成するにあたり、公募型プロポーザル方式にて事業者を選定することとしておりますが、ただ今ご覧いただきました動画は、参加された事業者からご提出いただいた、移住プロモーション審査用動画であります。

 現在、全国的に人口減少が進んでいる中で、山形市は県都として、また、山形連携中枢都市における連携中枢都市として、持続的発展を目指し、経済成長のけん引や都市機能の強化、移住・定住推進に取り組んでおります。

 山形市への移住・定住を見据え、交流人口を拡大するため、本市の認知度向上と、本市での暮らし、子育てなどの魅力を広く周知する移住プロモーション動画を制作し、WebやSNSにおいて広告展開するほか、首都圏の電車内のビジョン等で発信することとしております。

 そしてこのたび、動画の制作事業者を決定する過程において、市民・一般の方から、最も印象に残った動画に投票していただく「一般審査」を実施することといたしました。

 審査用動画と、一般審査投票を受け付ける専用ページは、本日このあと15時より山形市公式ホームページに公開し、投票の受付期間は、8月17日までとなっております。

 ご覧いただいた皆様のご意見を踏まえて契約業者を決定するという新たな取組となりますので、どの動画が最も山形市の魅力を伝えているか、ぜひ、多くの方からご覧いただき、ご投票いただきたいと思っております。

 

 続きまして、観光誘客促進プレミアム付宿泊券について発表いたします。

 山形市では、新型コロナウイルス感染症により、特に影響を受けた宿泊事業者を支援するとともに、消費喚起を促すことで地域経済の回復・活性化を図るため、プレミアム付き宿泊券を発行いたします。

 発行する券種は、「ベニPay」を利用した電子券と、紙券の2種類で、販売口数は、それぞれ6,000口となります。いずれも一口1万円で販売し、1万5千円分の宿泊券として、取扱い登録を済ませた市内の宿泊施設で利用できます。1人2口まで申込可能です。

 電子券、紙券の両券種とも抽選販売となっており、電子券については「ベニPay」にて、紙券については、広報やまがた8月1日号の折り込みチラシのハガキなど、応募ハガキに必要事項を記入の上ご郵送いただくか、特設サイトにて申し込んでいただきます。

 既に申込を開始しており、申込期限につきましては、電子券が8月21日日曜日、紙券が8月16日火曜日となっております。その他利用可能施設などの詳細は、特設サイトをご覧ください。

 山形県で実施している夏旅キャンペーンといった他の割引サービスとの併用も可能な、非常にお得な宿泊券ですので、ぜひこの機会に、多くの方からご利用いただき、市内の宿泊施設を応援していただければと思っております。

 

 続きまして、山形市地域活性化プレミアム付電子商品券事業第2弾について発表いたします。

 新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けている事業者を支援するとともに、消費喚起を促進することで地域経済の回復・活性化を図るため、山形市地域活性化プレミアム付電子商品券「ベニpay」の第2弾を実施いたします。

 今回の第2弾では、物価上昇による影響の緩和を目的として、対象業種に、新たにスーパーやガソリンスタンド等の小売業を追加し、10万口を販売いたします。販売価格は1口10,000円で、12,500円分の電子商品券となり、1人あたり2口まで購入可能といたします。

 スマートフォンアプリ「ベニpay」にて、9月1日木曜日から15日木曜日まで購入申込を受け付けますが、申込多数の場合は抽選とし、アプリ内で当選通知を受け取った方が購入可能となります。なお、購入期間は、9月16日金曜日から10月7日金曜日までとし、利用期間は、令和5年1月31日までの予定です。

 ぜひこの機会に、お得な商品券をご活用いただき、市内の事業者を応援していただきたいと思います。

 

 発表案件は以上となりますが、お手元に資料を配布しておりますとおり、現在、「夏のDigi田甲子園」が開催されております。全国の市町村で取り組まれている事業の中から、デジタル技術の活用により、地域の課題解決・産業振興、そして住民の暮らしの利便性と豊かさの向上につながる、優れた取組を決定するもので、山形県からは、やまがたAI部が出場しているところです。

 やまがたAI部は、高校生たちが部活としてAIを学び、それらを駆使した課題解決に取り組むことで、AIというデジタルスキルを身につけようという活動であり、山形市も運営コンソーシアムの一員として応援している取組であります。有識者による審査のほか、国民のインターネット投票により評価が決定いたします。投票期間は今月15日月曜日までとなっておりますので、この取組が「夏のDigi田甲子園」で優勝できるよう、市民、県民の皆様にもぜひ応援いただき、ご投票いただきますようお願い申し上げます。

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