令和5年3月23日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、市民生活部長、商工観光部長、教育部長
内容
発表事項
- 令和5年度 人事異動内示について
- 本のひろばの開設について
- 山形駅手荷物一時預かり所の設置について
- 令和5年「山形市二十歳の祝賀式」について
- 春の桜のイベントの開催について
・第30回 霞城観桜会について
・第23回 馬見ヶ崎さくらラインライトアップ - 令和5年繁忙期に係る住民異動窓口の延長と臨時開設及び開設窓口の拡大について
資料のみ
- 令和5年度「春の一斉清掃」の実施について
会見内容
映像
発表内容
市長
先ほど、令和5年度の人事異動について内示を行いましたので、発表いたします。
令和5年度は、健康医療先進都市・文化創造都市の実現に向けて、4年目の「山形市発展計画2025」に基づいた事業を推進してまいります。
この度の人事異動では、中・長期的な視点に立ち、地域全体の課題解決や経済効果等の促進に重点をおき、市民目線によるニーズや効果、緊急性を見極め、スピード感を持ち、メリハリのある施策を展開していくために職員体制を整備しました。
人事異動の概要ですが、異動者の総数は1,205名であり、異動人数は昨年より133名の増となりました。
今年度末で、福祉推進部長、消防長、看護部長、監査委員事務局長及び農業委員会事務局長の部長級職員の5名が退職を迎えることから、これまでの施策を引き継ぐとともに、発展計画に掲げる施策のさらなる推進を図るため、その後任人事を中心に人事異動作業を進めてきました。
また、渡邊まちづくり政策部長については、定年年齢を迎えますが、旧大沼山形本店の解体を含めた中心市街地の再開発や千歳館を活用した料亭文化発信の拠点施設整備、七日町御殿堰を生かした「粋七エリア整備事業」など重要課題が集中していることから、勤務を延長し、引き続きまちづくり政策部長として業務に取り組んでもらいます。
それらを踏まえ、まず、管理職の昇任の内訳ですが、部長級への昇任者は7名、次長級昇任者は17名、課長級昇任者は26名であります。このうち、女性管理職の昇任者は、部長級2名、次長級2名、課長級10名です。
女性職員については、将来の幹部職員登用も展望しながら積極的な昇任配置を心がけており、女性の管理職の人数は41名と、昨年と同数で、全管理職に占める女性職員の割合は、18.7%となりました。これは、昨年の18.1%と比較して、0.6ポイントの増となっております。
なお、管理職ではありませんが、次の管理職候補となる課長補佐級、係長級についても積極的な女性の登用を図りました。
今回の異動の結果、女性の課長補佐級の人数は、61名となります。
また、女性の係長級の人数は106名となり、これは係長級全体の35.5%にあたることから、今後も、女性管理職の割合が上がってくるものと考えております。
次に、組織編成における主な変更点を申し上げます。
一つ目は、交通政策全般の長期的な方向性を踏まえつつ、まちづくりと連動した総合的な交通ネットワークを構築し、自家用車に頼ることなく住み続けられる、持続可能なまちづくりを進める必要があることから、公共交通に係る様々な取組を充実強化するため、企画調整部に「公共交通課」を新設いたします。
二つ目は、仙台市との連携協定に基づき「防災」「観光・交流」「ビジネス支援」「交通ネットワーク」の各分野で連携事業を行っておりますが、若者の定着支援やMaaS事業等について、より取組を強化する必要があることから、地域経済の活性化や交流人口の拡大を図るため、企画調整部に「仙山連携推進室」を新設します。
三つ目は、雇用の創出のみならず、企業の誘致や支援をより戦略的に実行していくとともに、市内各企業の働きやすさ推進体制を強化するため、「雇用創出課」を「産業政策課」へと名称変更するとともに、「産業政策課」内に「働きやすさ追求室」を新設します。
また、新たな取り組みとして、企業版ふるさと納税(人材派遣型)を活用し、第一生命保険株式会社様の社員1名を「働きやすさ追求室」で受け入れ、市全体の働きやすさ・暮らしやすさの向上を目指していきます。
四つ目は、山形市のインバウンドの推進について、より強力に実行していくため、商工観光部に「インバウンド推進室」を新設します。
五つ目は、地方卸売市場の再整備に向けた検討を推進していくため、地方卸売市場管理事務所内に「新地方卸売市場整備推進室」を新設します。
六つ目は、教育委員会内の課題整理とその企画の進捗管理を行うとともに、就学援助等の学事業務を「学校教育課」から業務移管して効率的な業務遂行体制とするため、「教育企画課」及び「教育総務課」を新設します。
次に、国・県・他市町村との人事交流及び職員派遣について申し上げます。
国との人事交流ですが、新たに総務省、こども家庭庁及び文部科学省に職員を派遣します。
また、国土交通省との人事交流及び総務省消防庁への職員の派遣を継続し、国の政策と市の事業の連携を深めるとともに、組織活性化と人材育成を図ってまいります。
山形県との人事交流については、保健所業務の円滑な運営のため、保健衛生部門における専門職の人事交流を継続するとともに、山形県消防学校及び山形県消防防災航空隊に消防職員を派遣します。
他市町村との人事交流については、山形市とは異なる地域性、文化を持つ自治体で業務を行い、広い視野とチャレンジ精神を培うため、大阪府豊中市との人事交流を継続します。
また、令和4年8月豪雨の災害復旧に係る業務支援のため、新たに小国町に土木職の職員を派遣します。
人事異動全般としては、適材適所の原則のもと、組織の活性化並びに職員のキャリア形成・ジョブローテーションの観点から、部局間を含め積極的な異動を行いました。
また、職員の意欲向上を図るため、職員申告における職務などへの希望等を十分に考慮し、可能な限り人事異動に反映しました。
以上が人事異動の概要でありますが、常に市民目線で考える行政、また、より一層効率的な行政を進め、「山形市発展計画2025」に基づく事業の推進と公約に掲げた政策の実現に向け、さらに気を引き締めながら、全力を尽くしてまいります。
人事については以上でございます。
それでは、定例の案件に移らせていただきます。
はじめに、本のひろばの開設について発表いたします。
このたび、山形市では、高校生はじめ若者層に対し、気軽に本に親しんでいただく機会を提供するため、山形駅東西自由通路に、「本のひろば」を開設いたします。
本のひろばには、東西自由通路の壁面木質化に合わせ、東京オリンピック・パラリンピック選手村ビレッジプラザのレガシー材を使った、シンボリックな書棚と、イスを設置いたします。山形駅の新たなランドマークとして、待ち合わせ場所にもなるデザインとしております。
書棚には、本を常時100冊配架します。コーヒーなどを飲みながらイスに座ってのんびり読んでいただいたり、あるいは気に入った本は手続き無しで気軽に借りることも可能です。また、山形市在住の作家さんや、高校の図書委員の皆さんなどのほか、私自身なども、それぞれお薦めの本を選定し、定期的に入れ替えて紹介・展示を行うなど、趣向をこらして楽しい読書空間にしてまいります。
この本のひろばは、3月26日9時30分からの東西自由通路壁面木質化の完成式とともにお披露目し、本の貸出しを開始いたします。また、同日開催の「やまがたエキナカマルシェ」において、県立上山高等養護学校の皆様に作成いただいた、ブックワゴンも活用しながら、読み聞かせや紙芝居の上演などを行い、PRを図ってまいります。
山形駅においでの際は、ぜひ本のひろばにお立ち寄りいただき、本に親しんでいただきたいと思っております。
続きまして、山形駅手荷物一時預かり所の設置について発表いたします。
昨年10月の外国人観光客の入国制限緩和以降、山形市においても、蔵王温泉や山寺を中心に、インバウンドを含む観光客が急増しております。山形駅やその周辺でも、大きなキャリーケースやお土産、スキー用具などたくさんの荷物を抱えた観光客の姿が、多くみられるようになりました。
こうした観光客の皆様に、荷物を気にせず、山形駅周辺でショッピングやお食事を楽しんでいただくとともに、そうしたニーズを把握し、今後の施策に活かしていくための実証実験としまして、山形駅東口に、手荷物一時預かり所を設置いたします。
開設は、令和5年3月28日からとし、年中無休といたします。手荷物を預かる時間は当面二時間以内とさせていただき、料金は無料です。
合わせて、観光パンフレットや、インバウンド対応を想定した外国人スタッフも配置し、観光案内の機能も持たせることで、既設の山形駅待合所内の観光案内所と連携しながら、利便性向上と、観光情報の提供を更に充実し、強化してまいります。
外国人観光客を含め、ぜひ多くの皆様からご利用いただき、山形駅周辺での「手ぶら観光」をゆったりと楽しんでいただければと思います。
次に、令和5年「山形市二十歳の祝賀式」について発表いたします。
「二十歳の祝賀式」につきましては、既にお知らせしておりますとおり、大型連休中の5月4日木曜日に、山形国際交流プラザ「山形ビッグウイング」において、午前と午後の2回に分けて開催いたします。
午前は北エリア、午後は南エリアと、それぞれ分けて実施するため、卒業した中学校により参加できる時間帯が異なりますので、ご注意くださるようお願いします。
今回の祝賀式のテーマは、『NewPhase(ニューフェーズ)』です。
「二十歳という節目を迎え、これまでの積み重ねを大切にし、これからの人生を自分らしく輝くものにしたいという願いを持ち、仲間とともに新しい段階に進んでいく。」という想いが込められております。
対象となる方への事前通知では、ご家族の参加は見送りとさせていただいておりましたが、このたびの新型コロナウイルス感染症対策の緩和状況を踏まえて、会場レイアウトを再検討するなどして、ご家族の皆様にもご入場いただけるよう変更いたしました。
入場をご希望のご家族の皆様におかれましては、会場設営の都合上、4月20日木曜日まで、事前登録をお願いいたします。また、これに合わせて、二十歳の方の事前登録期間も同様に延長いたしましたので、ぜひご登録をいただき、一人でも多くの方から、人生で一度きりの、輝かしい晴れの日の式典にご参加いただきたいと思います。
続きまして、春の桜のイベントの開催について発表いたします。
今年の春の桜のイベントにつきましては、桜の咲き始めから散りはじめまで、市民や観光客の皆様に花の山形を楽しんでいただけるよう、可能な限り、コロナ禍前の状況に戻した内容で開催いたします。
まず、「霞城観桜会」につきましては、東大手門付近のお堀沿いの桜及び園内の桜のライトアップを行います。また、4月8日と9日、15日と16日の2週にわたって、様々な催しを開催いたします。東堀に船を浮かべ、船上で演舞などを行う「風流花見流し」や、やまがた舞子花見園遊、東大手門広場付近での大茶会を行うなどのほか、仙山交流事業として、花笠踊りと仙台すずめ踊りも披露いたします。さらに、美術館前での大骨董市や、関連事業として県民ふれあい広場で行う気球フライト体験、また最上義光武将隊の賑やかしなど、様々な催しを開催いたします。催しによっては実施日が限られておりますので、開催日にご注意いただきたいと思います。
次に、「馬見ヶ崎さくらラインライトアップ」につきましては、例年どおり愛宕橋下流からあたご保育園までの約830メートルの区間をライトアップするほか、橋の欄干に、光の装飾やちょうちん、ぼんぼり等を設置いたします。
両イベントとも、様々な売店が出店し、園内でのお食事をお楽しみいただくことが可能です。ただし、霞城公園でのアルコールを伴う飲食については、南西部の「桜の園」でお楽しみいただきますよう、お願いいたします。
お越しの皆様には、周りの方々も気持ち良くご覧いただけるよう、状況に応じた感染症対策をとっていただきながら、昼夜異なる桜を楽しんでいただければと思っております。
続きまして、令和5年繁忙期に係る住民異動窓口の延長と、臨時開設、及び開設窓口の拡大について発表いたします。
山形市では、住民異動が多くなる3月下旬から4月上旬までの期間、混雑緩和と待ち時間短縮のため、関係窓口の時間延長と、日曜臨時窓口の開設を行っております。
今年につきましては、住民異動に伴って必要となる手続きが一度に行えるよう、昨年は3課8窓口開設していたものを、8課14窓口に拡大し、更なる利便性向上を図ってまいります。
窓口は、4月4日火曜日までの期間、平日は、午後7時まで2時間延長するとともに、日曜日である3月26日と4月2日に、臨時開設をいたします。
現在、転入・転出・転居等の際に必要な届出等がスマホ等オンラインで確認できる「手続きガイド」のサービスや、マイナンバーカードを使ってオンラインで転出届が出せる、「引越しワンストップサービス」もご利用いただけます。こうしたサービスを活用しながら、延長・臨時開設を拡大した窓口で、よりスムーズに手続きをしていただければと思います。
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