令和6年11月21日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、財政部長、文化スポーツ部長、商工観光部長
内容
発表事項
1.12月市議会定例会 提出議案について
・令和6年度12月補正予算の概要
・令和6年12月市議会定例会提出議案の概要(事件決議及び条例)
2.市制施行135周年記念事業「やまがた冬の芸術祭」の開催について
3.山形ビッグウイングフェスティバル及び併催イベントについて
4.市制施行135周年記念事業 山形市人権フェスティバルの開催について
会見内容
映像
発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)
市長
はじめに、12月市議会定例会に提出する議案のうち、一般会計補正予算について申し上げます。
このたびの補正は、山形市発展計画の推進を図る事業のほか、今年度の事業の実施状況を踏まえて対応が必要な事業などについて、所要の予算措置を講ずるものです。
その主な内容について申し上げます。
まず、健康の保持・増進に係る予算についてです。
令和4年度から実施している子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種について、その最終年度である今年度において駆け込み接種が増加しており、当初を上回る見込みであることから、予防接種に係る委託料を増額いたします。
また、予防接種法に基づく健康被害救済制度において、新型コロナウイルスワクチン接種により健康被害が生じ、国の認定を受けた対象者に対して行う医療費等の給付が当初を上回ることから、所要額を増額いたします。
次に、健やかな子どもの育成に係る予算についてです。
国の基準算定額の増額改定及び利用者の増加等を踏まえ、放課後児童クラブの運営に係る委託料を増額いたします。
また、さきの6月市議会定例会において補正予算の決議をいただきました幼保連携型認定こども園に移行するための施設整備に係る補助金について、事業者から事業の実施を断念する旨の申出があったことから、事業費の一部を減額いたします。
さらに、県が令和8年度公立高等学校入学者選抜から導入し、商業高等学校も参加を予定しているWeb出願システムの整備構築運用事業に係る負担金を計上いたします。
次に、地域共生社会の実現に係る予算についてです。
生活保護受給者の医療扶助の増や、児童発達支援及び放課後等デイサービス並びに就労継続支援の利用者数の増等に伴い、それぞれ扶助費を増額いたします。
また、国の障がい者福祉システム標準仕様書の改定にあわせ、認定手続の簡素化など、利用者の負担軽減等を図るためのシステムの改修を行います。
さらに、まんさくの丘において、屋根の老朽化による雨漏りの影響により軒先の腐食が進行しており、落下の危険性があることから、利用する子どもたちの安全を確保するため屋根の改修工事を行います。
次に、地域経済の活性化に係る予算についてです。
農地中間管理機構を活用した農地の集積・集約化を加速するため、農地集約化推進モデル事業において、担い手への農地の集積・集約化に取り組む地域団体に対し協力金等を交付します。
また、さくらんぼの安定生産を図るため、来年度の高温対策に必要な設備・資材の導入に対し補助を行います。
さらに、県が実施する基幹水利施設管理事業や農業水利施設長寿命化事業などに係る負担金を計上し、事業の推進を図ります。
加えて、旧千歳館エリア・リノベーション事業等における公園用地及び建物用地の面積が確定したことから、それらの用地の買戻し費用について所要の予算措置を行います。
そのほか、国交付金等の内示や、事業者からの申出による事業計画の変更、事業の取りやめ等に伴い、事業費の一部を減額いたします。
次に、山形ブランドの浸透と交流の拡大に係る予算についてです。
ふるさと納税について、例年と比較して寄附の申込みが好調であることに加え、今後見込まれるフルーツ先行予約等により、寄附額が33億円に達する見込みであることから、寄附金及び返礼品等に係る経費をそれぞれ増額します。
次に、都市の活動を支える基盤整備に係る予算についてです。
道路の除排雪等の経費につきましては、資機材単価や労務費等の高騰によるかかり増しに加え、気象庁による今年度の降雪予測などを踏まえ、市民生活の安全と安心を確保するため、降雪に備え予算を増額します。
また、県が実施する都市計画街路事業に係る負担金を計上するとともに、霞城公園整備事業の事業費を増額し、事業の推進を図ります。
さらに、東消防署蔵王温泉出張所移転建替事業において、建築工事に係る入札の執行差金を減額するとともに、外構設計が完了したことから、令和7年11月の運用開始に向け外構工事を行います。
また、道路・橋りょう新設改良事業や都市計画街路事業などについて、国交付金等の内示を踏まえ、事業費の一部を減額します。
そのほか、南部公民館等の空調設備について改修工事を行うとともに、中間申告で納付された法人市民税等の還付金及び職員の人件費に係る所要額、並びに前年度事業費の精算に伴う国庫支出金等の返還金に係る経費を計上します。
続いて、繰越明許費につきましては、粋七エリア整備事業などについて、今年度の事業の進捗状況等を踏まえ、翌年度に繰り越すため、それぞれ所要の予算措置を行います。
次に、債務負担行為について申し上げます。
先ほど申し上げました「まんさくの丘」の屋根改修工事や東消防署蔵王温泉出張所の外構工事、南部公民館等空調設備の改修工事に係る経費のほか、小中学校施設整備方針等の策定に係る経費、市民会館における指定管理期間の更新に伴う指定管理料などにつきまして、債務負担行為の設定を行います。
以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源といたしましては、国・県支出金、市債及び地方交付税などを計上したものであり、一般会計の補正総額は、27億9,269万1千円となったものです。
また、特別会計の補正予算につきましては、国民健康保険事業会計をはじめ、いずれも今年度の執行状況を踏まえた歳入歳出の見込みによる補正や人件費に係る所要の予算措置、そして、前年度からの繰越金の精算などが主な内容です。
さらに、企業会計の補正予算につきましては、水道事業会計において人事異動に伴う給与費の支出科目の組替えを行うほか、農業集落排水事業会計においては、処理場の動力費及び汚水管渠(きょ)の移設工事に係る負担金を増額計上するものです。
以上により、このたびの全ての会計での補正総額は、33億2,631万6千円となったものです。
次に、事件決議及び条例関係について、御説明申し上げます。
議第114号の議案は、山形市民会館整備事業設計建設工事について、金142億4,841万円をもって、BIG-TREE(ビッグツリー)設計建設工事共同企業体と請負契約を締結するため、地方自治法の規定により、議決を求めようとするものです。
議第115号の議案は、東消防署蔵王温泉出張所庁舎改築建築工事について、請負金額を変更しようとするものです。
議第116号の議案は、指定管理期間が令和6年度をもって満了となる山形市民会館について、指定管理者を指定し、令和7年度からの施設の管理を行わせようとするものです。
議第117号の議案は、法人市民税の減免・課税免除制度について見直しを行い、対象者の負担の軽減を図ろうとするものです。
議第118号の議案は、区画整理事業会計を廃止しようとするものです。
議第119号の議案は、厚生労働省令の改正に伴い、地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準について所要の改正を行おうとするものです。
議第120号の議案は、厚生労働省令の改正に伴い、規定の整備を行おうとするものです。
議第121号の議案は、児童遊園の新設及び名称の変更を行おうとするものです。
議第122号の議案は、公営住宅を活用した住まいの子育て支援の取組を推進するため、市営住宅への入居要件を緩和しようとするものです。
議第123号の議案は、水道法施行令の改正に伴い、布設工事監督者の資格要件について所要の改正を行おうとするものです。
次に、報告案件について申し上げます。
報第3号の議案は、令和6年度一般会計における衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の執行に係る所要の予算措置について専決処分をしましたので、地方自治法第179条第3項の規定に基づき報告をし、承認を求めようとするものです。
12月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。
では、定例の発表に移ります。
始めに、「やまがた冬の芸術祭」の開催について発表いたします。
まち全体を文化芸術のステージに見立て、市民が多彩な文化芸術に身近に触れる機会や、まちの賑わいを創出し、「文化創造都市やまがた」を更に推進していくことを目的として、「やまがた冬の芸術祭」を開催します。
昨年度から、「やまがた秋の芸術祭」の開催期間を延長し、「やまがた冬の芸術祭」を開催しておりますが、市民や文化団体、地域などからも好評価を得ております。本年度も、昨年度に実施したイベントのブラッシュアップ等を行うとともに、新規のイベントも含めながら、やまがたクリエイティブシティセンターQ1など、中心市街地をメインに、文化施設やシェルターインクルーシブプレイスコパルなど含め市内各所で催しを開催してまいります。
「やまがた冬の芸術祭」では、映像とコラボした新しいスタイルの「コンテンポラリーダンス公演」を皮切りに、やまがたクリエイティブシティセンターQ1において、山形市が所蔵する東北芸術工科大学生の絵画を楽しめる「まちなかアート第4弾」や、ドローンで撮影した美しい山形の映像を壁や天井などに投影する「ヤマガタ・ヒーリング・ムービープロジェクト」など、多彩なイベントを開催します。新たな取組みとして、山形で活動している書道家やバルーンアーティストなどのクリエイターを講師に迎えた「やまがたクラフトワークショップ」なども開催してまいります。
また、本年度は、市民や団体、企業が主催する文化芸術イベントを芸術祭の一環として広報する新たなプロジェクト「やまがた秋・冬の芸術祭を一緒に盛り上げよう!プロジェクト」を実施しています。プロジェクトに参加するイベントについては、市公式ホームページ内「やまがた秋・冬の芸術祭」の特設ページに掲載するとともに、市公式LINEやFacebookで発信してまいります。
さらに、長年に渡り山形市芸術文化協会と山形市が主催してきた「山形市芸術祭」も、令和7年の1月31日まで開催されますので、更なるまちの賑わいの創出や地域の魅力の創造につなげていきたいと考えております。
ぜひこの機会に、歴史と文化の薫る「やまがた冬の芸術祭」に参加いただきたき、見て、聞いて、歩いて、音楽やアートがまちを彩る山形の冬を満喫していただきたいと思っております。
次に、山形ビッグウイングフェスティバル及び併催イベントの開催について発表いたします。
12月7日の土曜日と8日日曜日に山形ビッグウイングにおきまして「第11回山形ビッグウイングフェスティバル」、「第30回山形市伝統的工芸品まつり」、「第43回みちのくこけしまつり」を開催いたします。
山形ビッグウイングフェスティバルは、山形国際交流プラザが情報発信基地としての役割を果たし、広域経済圏の交流の促進と観光の振興及び地域活性化を図ることを目的としており、村山地域の物産品や名産品等の販売、観光等の情報発信を行います。毎年ご好評をいただいている、村山地域の市・町自慢の美味しいものが集まる、「食」をテーマとした「村山広域まるごとマルシェ」をはじめ、人気店が一同に集まる「パン&スイーツマルシェ」、さまざまなハンドメイド体験ができる「手作りマルシェ」など、たくさんの楽しい企画を予定しております。また、新たに近年人気が高まっているeスポーツ体験会やお茶席の開催も予定しております。
伝統的工芸品まつりは、本市の伝統的工芸品が一堂に介し、工芸品を見て、触って、体験することができるとともに、職人の皆様から直接お話を聞くことが出来る大変貴重な機会となります。その他、職人の皆様と東北芸術工科大学の学生が共同で開発した新しい伝統的工芸品の展示もございます。
また、みちのくこけしまつりでは、こけしの展示販売や、工人(こうじん)による実演販売、絵付け体験などを実施します。本まつりは、日本三大こけしコンクールと称され、全国の各系統の伝統こけしや仕掛けを施した木地玩具が集結し、各部門における優秀作品が決定される大舞台です。
今年はビッグウイング開館30周年の節目の年であり、購入いただいた方に記念としてプレゼントも用意しておりますので、当日はぜひ会場に足を運んでいただき、多様な村山地域の魅力を存分に楽しんでいただきたいと思います。
続きまして、山形市人権フェスティバルの開催について発表いたします。
広く人権擁護思想の普及啓発を図ることを目的に、山形市人権フェスティバルを開催いたします。
フェスティバルでは、中学生人権作文コンテストの表彰式及び入賞作品発表会、人権啓発パネル展のほか、モンテディオ山形の選手として活躍された元Jリーガーで、現在はクラブコミュニケーターを務める岡﨑建哉(おかざきけんや)さんによる『生き方は選べる』と題した特別講演を行います。
岡﨑さんがサッカーを通して学んだ決断することや変化を
受け入れること、失敗から得た教訓などをもとに日々を精一杯生きることの大切さを伝えていただく講演です。聴講を通して参加者の皆さまからは、日々優しさを 持って人々に接することの大切さなどを再認識いただき、人権意識を高め、理解を深めていただきたいと考えております。
申込不要、入場無料となっておりますので多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
私からの発表は以上です。
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