令和6年8月30日 市長記者会見

ページ番号1014533  更新日 令和6年8月30日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、文化スポーツ部長、福祉推進部長、商工観光部長、まちづくり政策部長

内容

発表事項

1.9月市議会定例会 提出議案について
・令和5年度決算の概要
・令和6年度9月補正予算の概要
・令和6年9月市議会定例会提出議案の概要(事件決議及び条例)
2.鏡 優翔 選手への山形市スポーツ栄誉賞の授与について
3.長谷堂城御城印の販売開始について
4.第36回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について
5.「やまがた秋の芸術祭」の開催について
6.第1回SUKSKフェアの開催について
7.SUKSK累計登録者数1万5千人突破記念ポイントアップキャンペーンの実施について
8.山形市防災フェスティバルの開催について

資料のみ

・やまがたクリエイティブシティセンターQ1開館2周年記念イベント「グランマルシェ2024」の開催について

会見内容

映像

発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

※訂正

映像【2分43秒】の「臨時財政対策事業債」は正しくは「臨時財政対策債」です。

 

市長

 それでは、9月市議会定例会の提出議案のうち一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定に係る議案から申し上げます。

 まず、令和5年度一般会計の決算状況についてであります。

 歳入につきまして、市税は、前年度比で約5億6,000万円、1.5%の増となりました。市税のうち、市民税では、法人市民税が、原材料費の高騰等による企業の生産活動への影響等により、約1億7,100万円の減となった一方で、固定資産税は、商業地等の激変緩和措置の終了及び商業地等以外の宅地等の負担調整により、約1億6,500万円の増となりました。

 地方交付税では、普通交付税が、光熱費の高騰対策や、国補正予算に伴う臨時経済対策費、臨時財政対策債償還基金費の費目創設等により、約13億7,600万円、13.5%の増となり、特別交付税は、中心市街地再活性化に要した経費の増等により、約2,500万円の増となったことから、全体では、約14億200万円、12.2%の増となりました。

 国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や学校施設環境改善交付金の減等により、約36億600万円、14.3%の減、県支出金は、地域経済活性化・物価高騰対策事業費補助金の皆増等により、約1億6,500万円、2.0%の増となりました。

 地方債については、道の駅整備事業債や消防施設整備事業債が増となりましたが、小学校校舎改築事業債や臨時財政対策債の減等により、約31億9,400万円、32.3%の減となりました。こうした状況から、歳入総額は、約1,137億9,000万円となり、前年度比で5.2%の減となりました。

 歳出につきましては、「山形市発展計画2025」に基づく各種事業の推進を図るとともに、効率的な行財政運営に努めたことにより、一般会計の歳出総額は、約1,110億8,900万円となり、前年度比で4.6%の減となりました。

 なお、令和6年度への純繰越額は、約20億2,700万円となっています。

 また、企業会計におきましては、水道事業会計で4億8,434万3千円、公共下水道事業会計で1億2,341万9千円の純利益となりましたが、市立病院済生館事業会計では、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、同感染症患者の病床確保に係る国の補助金が減額となったことに加え、入院・外来患者数がコロナ禍前の水準に戻っていないことなどが影響し、4億4,288万5千円の純損失を計上することとなりました。

 

 次に、補正予算について申し上げます。

 まず、一般会計の補正予算についてです。

 このたびの補正は、山形市発展計画の推進を図る事業や、本年度の実施状況により対応が必要な事業などについて、所要の予算措置を講ずるものです。

 その主な内容について申し上げます。

 はじめに、健康の保持・増進に係る予算についてです。

 令和8年7月の東日本ソフトテニス大会の開催に向け、安全で良好なスポーツ環境を維持するため、総合スポーツセンターのテニスコートにおいて人工芝の改修等を行うための設計を行います。

 また、国交付金の内示を踏まえ、食肉衛生検査の実施に必要な機器等の更新を行います。

 次に、健やかな子どもの育成に係る予算についてです。

 放課後児童クラブの適正規模に向け環境を整備するため、小学校の余裕教室を活用したクラブの新設及び面積拡充のための工事を実施するとともに、それにあわせた空調設備等の改修や、クラブの新設のために借り上げた民間施設の改修を行う放課後児童クラブに対し補助を行います。

 また、西山形小学校の旧校舎等について、解体に係る実施設計が完了したことから、第1期の解体工事を行います。

 さらに、小中学校において、冬期間の使用に備え、故障している暖房機の交換工事を実施するほか、令和7年度の入学見込み児童生徒数の状況を踏まえた普通教室及び特別支援教室の改造・整備を行います。

 次に、地域共生社会の実現に係る予算についてです。

 低所得世帯の冬期間における経済的負担を軽減するため、暖房費等に係る給付金を支給します。

 また、国交付金の内示を踏まえ、介護サービス利用者等の安全・安心を確保するため、非常用自家発電設備等の改修を行う事業所に対し補助を行います。

 次に、山形ブランドの浸透と交流の拡大に係る予算についてです。

 少年自然の家において、学校教育を支援する機能を継続しながら、幅広い年齢層の方が様々な用途で活用できる持続可能な施設への転換を図るため、公募型プロポーザルにより選定した事業者からの提案を基に基本計画を策定します。

 次に、都市の活動を支える基盤整備に係る予算についてです。

 市民の生活環境の更なる向上を図るため、舗装道や側溝等の補修及び水路等の改修に係る所要額を増額します。

 また、経年劣化が進んでいる馬見ケ崎プールの受変電設備について、実施設計が完了したことから、改修工事を行います。

 次に、将来負担への備えに係る予算についてです。

 前年度決算に伴う繰越金について、地方財政法の規定に基づき財政調整基金への積立てを行うとともに、PFI等で実施した事業に係る翌年度償還額等の財源を確保するため、公共施設等整備・総合管理基金及び土地開発基金への積立て等を行うなど、基金の利活用を図ります。

 そのほか、定額減税調整給付金給付事業において、所得税の税額控除に係る詳細な取扱いが国から示され、給付対象者が増加することから、所要額を増額します。

 また、後ほど御説明します議第96号から議第101号までの議案と関連しますが、障害者相談支援事業の業務委託において、委託料に係る消費税の不算定により受託事業者が負担している消費税相当額等について賠償するため、所要の予算措置を行います。

 次に、債務負担行為について申し上げます。

 カスタマーハラスメントへの総合的な対策及び発信内線番号の特定のため、全通話録音機能の導入等の本庁舎電話設備の改修に係る経費や、大郷明治交通サービス運営協議会が自主運行する予約制乗合タクシーに対する補助、家庭系ごみ袋等の調達、保管及び配送等の業務に係る経費のほか、先ほど申し上げました馬見ケ崎プール受変電設備の改修に係る経費、西山形小学校旧校舎等の解体工事に係る経費について、新たに債務負担行為の設定を行います。

 以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としましては、地方交付税、国・県支出金及び前年度繰越金などを計上したものであり、補正総額は、24億6,697万3千円となったものです。

 

 次に、事件決議及び条例関係について申し上げます。

 議第94号の議案は、西部工業団地公園内スポーツ施設整備工事について、金18億6,450万円をもって、渋谷建設・小笠原建設・市村工務店建設工事共同企業体と請負契約を締結するため、地方自治法の規定により、議決を求めようとするものです。

 議第95号の議案は、被保険者証等の廃止に伴う山形県後期高齢者医療広域連合規約の変更について協議するため、地方自治法の規定により、議決を求めようとするものです。

 議第96号から議第101号までの6議案は、障害者相談支援事業の業務委託に係る委託料における消費税の不算定による受託事業者に対する損害賠償の額を決定することについて、地方自治法の規定により、議決を求めようとするものです。

 議第102号の議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正等に伴い、規定の整備をしようとするものです。

 議第103号の議案は、国民健康保険法の改正に伴い、規定の整備をしようとするものです。

 議第104号の議案は、一定の要件を満たす屋外広告物の表示等について、規制を緩和しようとするものです。

 9月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。

 よろしくお願いします。

 

 それでは、定例の発表に移らせていただきます。

 初めに、鏡優翔(かがみゆうか)選手への山形市スポーツ栄誉賞の授与について発表いたします。

 パリ2024オリンピックレスリング女子76キログラム級において、金メダルを獲得した、山形市出身の鏡優翔(かがみゆうか)選手への山形市スポーツ栄誉賞の授与を決定いたしました。

 山形市スポーツ栄誉賞は、体育及びスポーツの普及並びにその向上及び発展を図ることを目的として、競技スポーツで優秀な成績を収めた者の功績を讃え、授与するものです。

 鏡選手は、オリンピック初出場において、並み居る強豪を相手に勝ち抜き、素晴らしい成績を収められたことは、これまでのたゆまぬ努力の結晶であり、その努力が結果につながったものと思っております。

 このたびの金メダルの獲得において、山形市民が歓喜に湧き上がり、大きな感動をいただいたことは、まさに山形市スポーツ栄誉賞の授与にふさわしいものと考えております。

 贈呈式の日程は、これからになりますが、調整がつき次第、ご報告いたします。

 

 続きまして、長谷堂城御城印販売の開始について発表いたします。

 昨年、販売開始いたしました山形城御城印に次ぐ、山形市公式の長谷堂城御城印を令和6年9月28日より販売開始いたします。

 長谷堂城は、長谷堂合戦の舞台であり、現在、長谷堂城跡(しろあと)公園として整備され、県内外問わず歴史好きな方、登山客などが訪れる公園となっております。

 御城印につきましては、同日、地元主催の「城山彼岸花祭(しろやまひがんばなまつり)」でお披露目をします。

 また、販売につきましては、午前9時30分より「ファミリーマート全農ふれあい広場もとさわ店」において、1枚300円で発売いたします。

 皆様のお越しをお待ちしております。

 

 続きまして、第36回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について発表いたします。

 山形の秋の風物詩であります、第36回「日本一の芋煮会フェスティバル」が、9月15日日曜日に、馬見ヶ崎川の河川敷で開催されます。今年も直径6.5mの日本一の大鍋「三代目鍋太郎」を使用し、地元食材で調理した芋煮3万食を提供いたします。

 大鍋での芋煮提供のほか、座って食べられる予約席「芋煮茶屋」に加え、昨年ご好評をいただいた、協力企業による、地元日本酒・ワイン飲み放題などを追加した、ワンランク上の茶屋「IMONILOUNGE」を今年も設置いたします。

 そのほか、会場では、地元山形やご当地グルメの「屋台」・「キッチンカー」などの出店ゾーン、自衛隊による災害特殊車両展示などの「防災」に関するゾーン、水害や水防について学べる「かわとぴあ」、「プロレス」ゾーンなど、様々な企画が予定されております。

 また、熱中症対策としましては、新たに最大約200人が日陰で休憩できるテントゾーンを設置するほか、大鍋対岸にも救護所を増設し、飲料水の販売ブースも5カ所に増設するなど、来場者の方が安全に楽しんでいただけるように取り組みます。

 イベントの他にも、新たな取り組みとして山形市政施行135周年記念事業として、協賛金額に応じて今年限定デザインの返礼品がもらえる個人協賛事業を実施しております。こちらもイベントと併せてご覧いただければと思います。

 当日はぜひ足を運んでいただき、馬見ケ崎川や山々を望む自然の中で、スケールも美味しさも日本一の芋煮を味わっていただきたいと思います。

 

 続きまして、「やまがた秋の芸術祭」の開催について発表いたします。

 まち全体を文化芸術のステージに見立て、市民が多彩な文化芸術に身近に触れる機会や、まちの賑わいを創出し、文化創造都市を更に推進していくことを目的として、「やまがた秋の芸術祭」を9月1日から開催いたします。

 本芸術祭は、令和4年度から開催し、市民や文化団体、地域などからも好評価を得ており、本年度も、新規イベントを含めながら、やまがたクリエイティブシティセンターQ1や商店街などの中心市街地をメインに、市内各所で開催してまいります。

 「やまがた秋の芸術祭」は、七日町のほっとなる広場での「ストリートピアノ」を皮切りに、多彩なイベントを開催します。

 新たな取組として、童謡を聞いて歌って楽しめるスペシャルコンサート「歌おう!童謡はみんなの歌」、俳句甲子園に出場している高校生が参加する俳句イベントなどを開催してまいります。詳しくは、配付資料のパンフレットや、「やまがた秋の芸術祭」特設ホームページをご覧ください。

 また、今年度は、市民や団体、企業が主催する文化芸術イベントを芸術祭の一環として広報する新たなプロジェクト「やまがた秋・冬の芸術祭を一緒に盛り上げよう!プロジェクト」を実施します。プロジェクトに参加するイベントについては、市公式ホームページ内「やまがた秋・冬の芸術祭」の特設ページに掲載するとともに、市公式LINEや市公式Facebookで発信してまいります。

 さらに、先日からは、資料を配布させていただきました「やまがたクリエイティブシティセンターQ1開館2周年記念イベント「グランマルシェ2024」が9月1日まで開催されているほか、東北芸術工科大学が主催し、今年初めて蔵王温泉で開催される「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ2024」や、長年に渡り山形市芸術文化協会と山形市が主催している「山形市芸術祭」も、秋の芸術祭と同じく9月1日から開催されます。「グランマルシェ2024」と、このふたつの芸術祭とともに、相乗効果で更なるまちの賑わいの創出や地域の魅力向上につなげていきたいと考えております。

 ぜひこの機会に、歴史と文化の薫る「やまがた秋の芸術祭」にご参加いただき、見て、聞いて、歩いて、音楽やアートが彩る山形の秋を満喫していただきたいと思っております。

 また、本年度も秋の芸術祭の後に引き続き、12月1日からは「やまがた冬の芸術祭」を開催してまいります。それについては、今後、改めて報告させていただきます。

 なお、昨日プレスリリースさせていただきましたが、山形市が株式会社Q1に業務委託して実施している事業において発生いたしました、個人情報の漏えいにつきまして、心よりお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう、再発防止を徹底してまいります。

 

 続きまして、9月10日に道の駅やまがた蔵王で開催する「第1回SUKSKフェア」について発表いたします。このイベントは、健康セミナーやブース出展などを行う市民向け健康イベントで、山形市の独自施策であるSUKSK生活の認知度を高め、様々な世代の人に楽しみながら健康づくりに取り組んでいただくため、実施するものです。

 健康セミナーは2部構成で、第1部は理学療法士の井上由梨絵(いのうえゆりえ)さんに、第2部はSUKSKマイスターの中沢智治(なかざわともはる)さんに講師を務めていただきます。いずれもWEBや電話での申込が必要となっております。なお、健康講座に参加された方には、特典として、SUKSKポイント500ポイントと、道の駅やまがた蔵王の店舗で当日限り使用可能な割引クーポンをプレゼントいたします。

 また、関連企業等ブースにおいては、株式会社バイタルネット様による野菜摂取量測定や、株式会社セルヴァン様による体成分分析装置と姿勢分析システムを用いた測定を無料で行います。また、SUKSKアプリの登録・使い方サポート会も併せて実施いたします。

 是非多くの市民の皆様にご来場いただき、道の駅やまがた蔵王と併せてお楽しみいただきたいと考えております。

 

 また、SUKSKフェアの開催に合わせて、市民の皆様の自発的な健康づくりをより一層推進するため、8月に突破したSUKSK累計登録者数1万5千人を記念したポイントアップキャンペーンを開催いたします。

 開催期間は9月1日から9月16日までの16日間で、8,000歩以上歩いた方を対象に、通常100ポイントのところ、5倍の500ポイントをプレゼントいたします。期間全日8,000歩以上を歩くと、最大でSUKSKポイント8,000ポイントを獲得できるキャンペーンとなります。先ほど発表したとおり、9月1日からは「やまがた秋の芸術祭」もはじまりますので、街なか等を散策していただきながら、「歩くほど幸せになるまち」を体感していただければと思っております。

 

 続きまして、「山形市防災フェスティバル」について発表いたします。

 昨年、初めて開催しましたこのフェスティバルは、延べ2,200人から来場いただき、大成功を収めることができました。

 2回目となる今年は、9月28日土曜日に、会場を防災拠点としての役割を担う「道の駅やまがた蔵王」に変更し、開催いたします。

 当日は、昨年好評だった災害時に活躍する各種車両の展示、VRなどを用いた災害疑似体験、消防防災ヘリコプター「もがみ」による訓練飛行のほか、災害時に活用できる水循環型シャワーや、通信環境が整っていない地域で高速でのインターネット通信ができる衛星通信サービスなど、能登半島地震の現場で導入された最新技術などの展示・体験を実施します。今年は参加団体が増えたことで、特にワークショップや体験ブースがさらに充実した内容となっております。

 子どもから大人まで、誰もが楽しんで「防災・減災・備災」を学べる体験型イベントとなっておりますので、多くの方からご来場いただき、実際に体験していただくことで、家庭及び地域の防災力を向上させるきっかけになることを期待しております。

 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

 

 私からの発表は、以上でございます。

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