令和6年7月12日 市長記者会見

ページ番号1014207  更新日 令和6年7月16日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、文化スポーツ部長、福祉推進部長、こども未来部長、商工観光部長、農林部長、まちづくり政策部長

内容

発表事項

1.7月市議会臨時会に提出する議案について
・令和6年7月市議会臨時会提出議案の概要(事件決議)
2.孤独・孤立の悩みを24時間いつでもLINEで相談 傾聴型生成AIと専門職によるハイブリッド型「つながりよりそいチャット」の本格運用開始について
3.LINE「おやこよりそいチャットやまがた」における子どもからの相談受付体制の強化について
4.市政135周年記念事業 山形城シンポジウムの開催について
5.山形市産材の愛称の決定について
6.夏のイベントについて
・第62回 山形花笠まつりの開催について
・「第3回願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト」について
・「第44回2024花笠サマーフェスティバル・第43回山形県観光物産市」について
・第45回 山形大花火大会の開催について
7.サマースキージャンプ2024山形蔵王大会について

資料のみ

・山形市グラウンド・ゴルフ場 施設命名権に関する契約更新について
・令和6年度「秋の一斉清掃」の実施について
・千年和鐘打鍾式について

会見内容

映像

発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

市長

 それでは初めに、7月19日金曜日に開催されます、7月市議会臨時会の提出議案について申し上げます。

 今回提出する議案は、事件決議が3件でございます。

 その概要につきましては、議第86号及び議第87号の議案は、消防署の出張所に配置する仮眠室用のカプセルベッドの購入に係る議案であり、西消防署成沢出張所に配置する10床については金1,950万3,000円をもって、西消防署天神町出張所に配置する10床については金1,947万円をもって、いずれも大沼クリエーションサービス株式会社から購入しようとするものです。

 議第88号の議案は、市道蔵王温泉地内線の13ほか1路線消雪設備ポンプ室新築設備工事について、金1億9,085万円をもって、日本地下水開発株式会社と請負契約を締結しようとするものです。

 7月臨時会に提出する議案については以上でございます。

 

 それでは、定例の発表に移りたいと思います。

 孤独・孤立の悩みを24時間いつでもLINEで相談、傾聴型生成AIと専門職によるハイブリッド型「つながりよりそいチャット」の運用開始について発表いたします。

 近年、少子高齢化や核家族化の進行といった社会構造の変化に加え、コロナ禍によりまして、地域や職場、学校等でのつながりが希薄化し、孤独・孤立の問題が懸念されております。

 そうした中、国の「孤独・孤立対策の重点計画」においては、切れ目のない24時間対応の多元的な相談支援が掲げられております。山形市では、専門職である相談員の人員確保が難しいことや、窓口、電話での相談に抵抗がある方がいる中で、悩みを抱えた方がより気軽に相談できる環境が必要と考え、全国的にも例のない先進的な取り組みとして、新たに開発した傾聴型生成AIと、社会福祉士や精神保健福祉士などの専門職によるハイブリッド型24時間LINE相談「つながりよりそいチャット」を本日午後3時より開始いたします。

 これは、既に成果を挙げている「おやこよりそいチャット」を参考に、令和5年2月、LINEを活用した相談支援事業を試行的に実施した中で、「話を聞いてほしい」という傾聴のニーズの割合が高く、チャットのやり取りを通じて、相談者が前向きに変化していく好事例がいくつも生まれましたことを踏まえ、本格運用に至ったものです。

 

司会

 今回の事業につきましては、孤独・孤立相談支援の推進を目的に山形市と協定締結した事業者と開発を進めてまいりました。そこで、ここからは実際の登録や相談のやり取りについて「つながりよりそいチャット」を使ったデモンストレーションを行います。

 よろしくお願いいたします。

 

開発事業者

 ありがとうございます。「つながりよりそいチャット」の開発・運用を担当しております「特定非営利活動法人フローレンスみらいのつながりはぐくむ事業部マネージャー桂山(かつらやま)」と申します。よろしくお願いいたします。

 私より、LINEからの登録や相談のやり取りについて、実際デモを交えながらご説明させていただきたいと思います。

 まず初めに、利用者の方は二次元コード等を読み取っていただいて、LINE公式アカウント「つながりよりそいチャット」に友だち追加をしていただきます。すると、このような形で「つながりよりそいチャット」を友だち登録いただきありがとうございます、というような案内文が出てきます。ここから利用規約などを同意していただいて、そこからアンケートの回答に進みます。

 こちらで山形市に在住・在学・在勤であるかを確認させていただいて、そこから属性情報の登録に行きます。例えばこのような形で進んでいきます。

 ここから先は自由にAIに対して話しかけができるようになっております。例えば簡単に挨拶からやりまして。こういった形で順番に話したい内容を入れることで会話のキャッチボールができるような形になっております。

 こちらのAIはまずは傾聴を行うことと指示されていて調整されています。また過去の会話を一定程度記憶したうえでお話ができるようになっております。

 メニューバーというものが下に出てくるんですが、こちらにAIに話しかけるかどうかとか、よりそいスタッフに話かけるというボタンもあるんですが、こちらをタップしていただきますとフローレンスの専門職のスタッフにつながるような形になっております。平日9時から18時であればスタッフの方で対応いたしますし、営業時間外の場合に関しましても翌営業日ですぐに回答するような形となっております。

 一旦以上になります。

 

司会

 それでは、ここで相談例をいただきまして、行ってみたいと思いますが、幹事社の山形新聞様ご協力いただけますでしょうか。

 

幹事社(山形新聞)

 よろしくお願いいたします。色々考えたんですけど。

 会社で嫌がらせを受けています。非常に悩んでいる。パワハラを含めてですけれど、嫌な思いをしている場合どこに相談したらいいか。

 

開発事業者

 今回のAIの特徴として生成AIを活用しているんですけれども、生成AIは情報の正確性に関しては、確実ではないというところがありますので、具体的な相談窓口を探してほしいというような問い合わせに関しては、よりそいスタッフに相談するように、このような形で誘導するような流れになっております。

 もうすでに結構具体的なお悩みが頂けているので、寄り添いスタッフの方で最適な相談先をご案内できるかなと思います。

 ありがとうございます。

 

司会

 以上でよろしいでしょうか。

 ありがとうございました。それではデモンストレーションをこれで終了させていただきます。

 

市長

 はい。ありがとうございました。

 傾聴型生成AIと専門職が親身によりそい、お悩みをお聴きしますので、ぜひ、ご相談いただき、気持ちの整理や、前向きになるきっかけにしていただきたいという風に思っております。

 相談を受けて支援が必要な方に対しましては、関係機関とも協力し、問題解決に向けた支援につなげてまいります。

 

 続きまして、LINE相談「おやこよりそいチャットやまがた」において子どもからの相談体制の強化について発表いたします。

 「おやこよりそいチャットやまがた」は、令和4年5月から実施しております、LINEのアカウントにご登録いただくことで、窓口に出向くことなく、子育て世帯に役立つ情報を受け取り、暮らしや子育てに詳しいスタッフに自宅でチャット相談をすることができる取り組みです。

 これまでは主に子育て世帯のみなさんを対象としてきましたが、全国的にヤングケアラーの課題が顕在化していることなどから、このたび児童支援の専門職を新たに配置し、子ども本人からの相談に対応する体制を強化しました。

 これにより、子どもの様々な困りごとに応じた相談窓口を紹介することや、具体的な対応方法に関する情報提供などをより適切に行うことができるようになり、さらに寄り添いが必要な子どもの情報をいちはやくキャッチし、関係機関と連携しながら、問題解決につなげることが可能になります。

 また、必要に応じ月1回程度、食品を自宅にお届けしながら、世帯全体とのつながりをつくり、寄り添いながら多様な支援につなげる宅食もこれまで同様に行います。

 こどもまんなか応援サポーター宣言をしている山形市として、「こどもまんなか」の取組をより一層推進してまいりたいと思いますので、周知へのご協力をお願いいたします。

 

 続きまして、山形城シンポジウムの開催について発表いたします。

 市政135周年を記念し、令和6年9月1日、午後1時から、山形市民会館大ホールにおいて、山形城シンポジウムを開催いたします。

 ゲストに、NHK大河ドラマや各地の城郭復原等多くの城郭監修に携わる、名古屋市立大学高等教育院教授千田嘉博(せんだよしひろ)さん、ドラマやバラエティ番組で活躍し、お城好きとして知られる、俳優、タレントの村井美樹(むらいみき)さん、霞城公園整備推進検討委員で、各地の城郭検討委員を務める、東北芸術工科大学教授である北野博司(きたのひろし)さんの3名をお迎えします。

 シンポジウムでは、千田(せんだ)教授から、「山形城から読み解く山形の歴史」と題し、基調講演をいただいたのち、ゲストと私を含めた4名で「山形城跡を活かした霞城公園の整備」についてトークセッションを行います。

 山形城の魅力を全国にPRすることで、霞城公園への観光誘客につなげるとともに、市民の皆様には、山形城の価値や魅力について知っていただき、将来に渡って守り活かすことの理解を深めていただければと考えております。

 参加費は無料ですが、先着1,150名とし、7月20日よりインターネットによる申込受付を開始いたします。詳しくは、山形市公式ホームページをご覧ください。

 また、シンポジウムに先立ち、プレイベント「山形城を歩いてみよう」を、9月1日、午前9時30分から、霞城公園で開催します。市調査員が参加者と一緒に歩いて山形城を説明します。プレイベントは、申し込みの必要はございませんので、当日、霞城公園にお越しください。

 著名な方々をお迎えし、話をお伺いすることができる貴重な機会となりますので、市民の皆様にはぜひ会場に足を運んでいただき、山形市のお宝である山形城について、理解を深めていただければと思っております。

 

 続きまして、山形市産材の愛称の決定について発表いたします。

 山形市産材の認知度の向上と、森林や木材利用への意識向上及び市民の方々に親しみをもっていただくことを目的に、今年2月5日から4月26日の期間に愛称の募集を行い、全国45都道府県から1,000件を超える応募をいただきました。

 応募を受けて、昨年7月に締結した山形市産材利用拡大連携協定先である木材利用関係者や、東北芸術工科大学及び県立山形工業高等学校の学生の皆様によるネーミング選定委員会を開催し、「親しみやすさ」や「呼びやすさ」、また、「山形らしさ」について、委員の皆様より協議と審査していただき、愛称を「べにうっど」と決定いたしました。

 この愛称で応募された方は和歌山県にお住いの松木園紗絵(まつきぞのさえ)さんという方になります。応募作品は山形市の花であるべに花と山形市の木であることをイメージされたものです。

 12月までに愛称にふさわしいロゴマークを作成し、刻印や焼き印、シールなどを製作して、PRすることで山形市産材のさらなる利用拡大につなげてまいります。

 

 続きまして、夏のイベントについての発表です。

 まず、東北が誇る6祭りの一つ「山形花笠まつり」です。第62回目を迎える今年も8月5日から7日までの3日間開催され、138団体、延べ9,667人の艶やかな衣装を纏った踊り手が、流麗かつ勇壮な踊りを披露します。

 今回は、市民会館建設予定地を活用し、キッチンカー等が出店するとともに、事前販売の有料観覧席を毎日120席ずつ新たに設置いたします。キッチンカーのグルメを楽しみながら、ゆったりと花笠踊りをご覧いただきたいと思います。また、パレードコースの提灯2,000個を更新し、照明をLED化するとともに、イルミネーションアーチを補修いたします。この度の提灯の更新等にあたっては、市内を中心に多くの事業所様から、山形県花笠協議会へご協賛をいただいております。また、アサヒビール株式会社様が公募した企業版ふるさと納税で、山形市は101自治体の中から、寄付先の5自治体に選定され、ご寄付をいただいております。

 加えて、現在ガバメントクラウドファウンディングを実施しており、こちらも多くの方にご寄付いただいております。ご協力いただいた皆様に深く御礼を申し上げます。当日はぜひ中心市街地へお越しいただき、明るく見やすくなったパレードをお楽しみいただきたいと思います。

 また、各開催日の日中には、やまがたクリエイティブシティセンターQ1において「昼の花笠」を開催し、花笠踊り披露や踊り方教室を行いますので、ぜひこちらにもお越しいただければと思います。

 そして、本日になります、7月12日18時から歌懸稲荷神社において、「第3回願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト点灯式」が執り行われます。8月18日までの期間、山形駅前大通り一帯で、子どもたちの様々な絵や願い事が描かれた提灯の展示や、花笠音頭の放送などにより「山形花笠まつり」に向けての雰囲気を醸成します。今年は新たな試みである、中学生が作成した紅花や花笠などをモチーフとしたイルミネーションを山交ビルバスターミナルに掲示いたしますので、ぜひ取材いただきますようお願いいたします。

 さらに、花笠まつり前日の8月4日には、前日祭として、「第44回2024花笠サマーフェスティバル」、また、「第43回山形県観光物産市」が開催されます。ほっとなる通りを会場として、沿道の商店によるバザールや、地酒フェス、キッチンカーゾーンの設置、県内各市町村の特産品・名産品の展示、販売など、様々な催しが開催されます。

 また、通年の体験型観光トライアル事業として、花笠体験や浴衣着付け・街歩き体験と連携し、8月4日からは、「水の町屋七日町御殿堰」の親水空間に川床を設置し、食事を提供します。

 昼はサマーフェスティバルや観光物産市、夜は川床と、花笠まつりの前日から街なかを十分に楽しんでいただければと思っております。

 続きまして、第45回山形大花火大会の開催について発表いたします。8月14日に、「Family」をテーマとして、山形が一丸となり地域を盛り上げていこうという想いを込めて「第45回山形大花火大会」が開催されます。昨年に引き続き、霞城公園での打ち上げとなり、霞城公園東側の県民ふれあい広場と、霞城公園南側のやまぎん県民ホール前イベント広場の観覧席に加え、新たに霞城公園内最上義光騎馬像周辺にも席を設けました。事前チケット制の観覧席の他、一部会場には自由に観覧できるエリアも設ける予定です。観覧エリア周辺では様々な露店が並び、グルメでも楽しめる、充実した内容となっております。また、どこにいても花火をご覧いただけるよう、打ち上げの様子をTUYとラジオで生放映し、YouTubeでの生配信も実施いたします。

 大会開催時は、安全管理上の問題から一般のお客様の霞城公園内への立ち入りを制限するとともに、周辺道路も交通規制を行いますので、観覧席の予約方法や、交通規制等の詳細を大会ホームページで事前にご確認ください。

 この夏は、様々なイベントが目白押しとなっておりますので、ぜひ、思い思いにお楽しみいただければと思います。

 

 続きまして、全日本スキー連盟A級公認サマースキージャンプ2024山形蔵王大会について発表いたします。

 本大会を、8月16日金曜日と17日土曜日の2日間に渡り、アリオンテック蔵王シャンツェにて開催いたします。

 昨年好評だった有料観客席をさらに充実させ、飲食をセットにしたより見やすい席を設けるとともに、隣接するゲレンデにキッチンカーや飲食ブースを設置する他、蔵王の観光案内、仮想スキージャンプ体験等のアクティビティやジャンプ台の解説付きツアーなど、大会を含めて夏の蔵王を満喫できるようなイベントといたします。

 また、今年は大会の解説者として、北京オリンピックノルディック複合団体銅メダリストの永井秀昭(ながいひであき)さんをゲストに迎え、競技の解説をしていただき、場内向けに放送も行うほか、山形新聞社様のご協力を得て、YouTubeでのライブ配信を行います。

 参加選手につきましては、エントリー期間が19日までのためまだ確定しておりませんが、本大会開催のきっかけを作っていただいたスキージャンプ界のレジェンド葛西紀明(かさいのりあき)選手をはじめ、昨年の大会優勝者であり北京オリンピック金メダリストの小林陵侑(こばやしりょうゆう)選手、昨年の女子ワールドカップ個人総合4位の伊藤有希(いとうゆうき)選手をはじめとした国内の有力選手がすでにエントリーしております。

 市民のみなさま、ぜひ会場に足をお運びいただき、夏の蔵王を満喫するとともに、夜空に舞う壮麗なジャンプをお楽しみいただければと思います。また、お越しいただくことが困難な方は、YouTubeライブ配信で、選手への温かい応援をお願いいたします。

 当日は、入場整理券の発行や無料駐車場を準備しシャトルバスを運行する等、多くの観客の皆様を受け入れる体制を整えますが、安全確保が必要な場合は、入場を制限させていただく場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 私からの発表は以上であります。

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