令和6年5月30日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、財政部長、企画調整部長、文化スポーツ部長。健康医療部長、環境部長、こども未来部長、商工観光部長、農林部長、まちづくり政策部長
内容
発表事項
1.6月市議会定例会 提出議案について
・令和6年度6月補正予算概要
・令和6年度6月市議会定例会提出議案
2.「こども誰でも通園制度(仮称)の試行的事業」について
3.「やまがたゼロカーボン加速化事業」~ゼロカーボンシティの実現に向けた新しい取組~について
4.山形市政施行135周年記念事業 第40回鈍翁茶会について
5.「第14回 やまがた街なか回遊 べに街道キャンペーン2024」の開催について
6.山形市指定文化財の指定について
資料のみ
・イエローグリーンキャンペーンやまがた
・令和6年度山形市水防訓練の開催について
会見内容
映像
発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)
市長
それでは、6月市議会定例会に提出する議案のうち、一般会計の補正予算から申し上げます。
このたびの補正予算は、山形市発展計画の推進を図る事業や、新型コロナウイルスワクチン定期接種事業及び国の補助内示に基づく事業など、速やかな対応が必要な事業について、所要の予算措置を講ずるものです。
その主な内容について申し上げます。
まず、健康の保持・増進に係る予算についてです。
市民が楽しみながら健康な体作りを行うことができる環境を整備するため、西部工業団地内で進めている公園の再編整備の進捗にあわせ、公園内にスポーツ施設を新設する工事に着手します。
また、健康づくりのDX化推進による個別最適な啓発を図るため、健康ポイント事業SUKSKのスマホアプリにAIによる健康アドバイス機能を追加いたします。
さらに、令和6年度以降において、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が定期接種となったことを受け、被接種者の負担を軽減することにより接種を促し、重症化や感染症のまん延を防止するため、接種費用の一部を助成いたします。
次に、健やかな子どもの育成に係る予算についてです。
児童手当制度の改正による児童手当の拡充に対応するためシステムを改修する必要があることから、所要額を増額いたします。
また、放課後児童クラブの適正規模に合わせた児童の健全育成を図るため、クラブの新設に向け民間施設の改修等を行う放課後児童クラブに対し補助を行います。
さらに、質の高い教育・保育の一体的な提供を推進するため、幼保連携型認定こども園に移行するための施設整備や防犯安全対策工事を行う事業者に対し補助を行います。
また、出羽小学校の屋内運動場の改築に向けて行った新プールの工事が完了したことに伴い、旧プールの解体工事を行います。
そのほか、商業高等学校において、全生徒が一堂に会してのパソコンを利用した遠隔授業等に対応できるよう、情報総合実習室及び第一体育館に無線LANのアクセスポイントを増設するなど、校内のICT環境の整備・強化を図ります。
次に、創造都市の推進に係る予算についてです。
やまがたクリエイティブシティセンターQ1において、山形市の地域資産等を活用するアイディアを募集するコンペや新商品の見本市等を開催するための経費を計上するほか、空調設備の改修工事を行い、災害発生時等の帰宅困難者を受け入れる避難所としての機能強化を図ります。
次に、地域経済の活性化に係る予算についてです。
花小路振興会や地域住民等により構成する「旧千歳館エリア活性化協議会」を立ち上げ、地域の活性化に対する地区関係者の機運を醸成するとともに、目指すべき将来像を明確にし、その実現を図るための「旧千歳館エリア活性化計画」を策定します。
また、市内企業のDX化を推進するため、企業が勤怠(きんたい)管理システムやペーパレス化システム、OCRソフト等を導入した場合の費用に対し補助を行うとともに、DX化に取り組む意識を醸成するため、市内企業の従業員を対象にDX人材育成研修を実施いたします。
さらに、農業者の高齢化や担い手不足が進行する中、地域農業を持続的に発展させるため、地域農業を支える多様な担い手の確保・育成に向けた取組に対し補助を行います。
また、所得の向上及び園芸産地をリードする競争力の高い経営体の育成を実現するため、園芸農業における栽培施設の整備に対して支援を行うとともに、高温耐性品種の導入や、高温環境に適応した栽培体系への転換を図る新技術の導入に対し補助を行い、気候変動に適応した安定的な食料等の生産を支援いたします。
加えて、飼養(しよう)頭数の増加等による収益の向上を図るため、肉用牛の畜舎の新築に対して支援を行います。
そのほか、地籍調査事業について、国負担金の内示があったことから、所要額を増額します。
次に、山形ブランドの浸透と交流の拡大に係る予算についてです。
「日本一の観光案内所」の実現に向け、観光客の利便性向上や街なかへの回遊促進を図るため、観光のDX化や情報発信、体験型コンテンツの実証事業を実施するための所要の予算措置を行います。
また、グリーン期における観光誘客の核となる新たなコンテンツである「ウェルネスツーリズム」をテーマとした観光プロモーションを展開し、観光客の増加と地域経済の活性化を図ります。
さらに、外国人の観光誘客を促進するため、海外に向けた情報発信や、SNS分析によるデジタルマーケティングを展開するほか、タイにおいて仙山連携によるトップセールスを実施するなど、海外におけるマーケットの拡大に資する事業について所要の予算措置を行います。
次に、都市の活動を支える基盤整備に係る予算についてです。
滝山地区において令和5年度に実施した新たな公共交通の導入に向けた運行実験の結果を受け、運行内容を見直した上で実験を継続するための所要の予算措置を行います。
また、山形駅東口駅前広場及び市役所前のバス乗り場にバス案内用のデジタルサイネージを設置するなど、主要バス停の待合環境の改善と利便性の向上を図ります。
さらに、国補助金の内示を受け、史跡山形城跡の発掘調査の面積を拡大することに伴い、所要額を増額します。
また、冬期間において状況の変化が激しいべにばなトンネルの出入り口部分の路面について、凍結抑制効果に優れた舗装工事を行います。
さらに、自転車通行空間の連続性を確保し、通行環境の向上を図るため、山形市自転車活用推進計画に基づく整備計画路線について、令和7年度の工事の実施に向け実施設計を行います。
また、市の景観重点地区である山寺及び蔵王温泉の景観形成を促進するため、地区独自の方針や基準に沿った建築物の改修等に係る補助金を増額します。
さらに、昨年度策定した山形市公園施設長寿命化計画に基づき計画的に公園施設の更新等を進めるため、公園の長寿命化に係る事業費を増額します。
また、都市公園の効率的・効果的な利用を推進するため、西部工業団地内の公園等の再編及びあかねケ丘公園の北側運動広場整備工事に係る事業費を増額します。
そのほか、法改正に基づき戸籍等の記載事項に氏名の振り仮名が追加されたことを受け、山形市に戸籍を持つ方に記載予定の振り仮名を通知するために必要な戸籍情報システムの改修を行います。
また、生活保護や子ども・子育て支援などの業務に係る標準準拠システムを自治体が利用するために国が整備したガバメントクラウドへの接続に係る経費について所要の予算措置を行います。
さらに、本庁舎地下の公用車駐車場等に設置している泡消火設備において、泡消火薬剤の入替え及びそれに対応するための設備の更新等を行います。
また、銀行間の為替取引における「内国(ないこく)為替制度運営費」の導入に伴い、指定金融機関に対して公金振込手数料の支払が必要となることから、所要の予算措置を行います。
そのほか、県道山形白鷹線に面している旧双葉小学校敷地の法面において経年劣化が進んでいることから、安全・安心な通行環境の確保に向け補強工事を行います。
次に、債務負担行為について申し上げます。
国のシステム標準化に対応した戸籍・戸籍附票システムを構築するための経費のほか、先ほど申し上げました、やまがたクリエイティブシティセンターQ1の空調設備の改修に係る経費及び西部工業団地公園内におけるスポーツ施設の整備に係る経費について、新たに債務負担行為の設定を行います。
以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としましては、国・県支出金、繰入金及び市債などを計上したものであり、補正総額は、13億6,221万9千円となったものです。
また、特別会計の補正予算につきましては、駐車場事業会計において、先ほど御説明しました泡消火設備に係る予算措置と同様、中央駐車場及び済生館前駐車場において設置している泡消火設備の更新等について所要額を計上するものです。
以上により、このたびの全会計での補正総額は、13億8,776万4千円となったものです。
次に、事件決議及び条例関係について、ご説明申し上げます。
議第65号の議案は、水槽付消防ポンプ自動車1台について、金9,686万6,900円をもって、株式会社長谷川ポンプ製作所から購入しようとするものです。
議第66号の議案は、特殊災害対応車兼用緊急搬送車1台について、金1,760万円をもって、西東北日野自動車株式会社山形支店から購入しようとするものです。
議第67号の議案は、高規格救急自動車1台について、金3,570万7,750円をもって、山形トヨタ自動車株式会社から購入しようとするものです。
議第68号の議案は、高規格救急自動車1台について、金3,965万7,661円をもって、山形日産自動車株式会社本社店から購入しようとするものです。
議第69号の議案は、除雪車1台について、金1,595万円をもって、日本キャタピラー合同会社山形営業所から購入しようとするものです。
議第70号から議第72号までの3議案は、電子黒板の購入に係る議案であり、総数610台のうち、第一小学校ほか13の小中学校に配置する200台については金4,112万5,678円をもって、第五小学校ほか13の小中学校に配置する213台については金4,369万7,526円をもって、東小学校ほか20の小中学校に配置する197台については金4,117万4,116円をもって、いずれも山形パナソニック株式会社から購入しようとするものです。
議第73号の議案は、市道中野(なかの)南線(みなみせん)銅(どう)谷口(やぐち)橋(ばし)整備工事のうち上部(じょうぶ)工事について、金1億8,150万円をもって、渋谷建設・髙橋土建(どけん)建設工事共同企業体と請負契約を締結しようとするものです。
議第74号の議案は、物価高騰等による影響を鑑み、職員が公務により出張等を行う場合の宿泊料について見直しをしようとするものです。
議第75号の議案は、異常な自然現象により災害が発生した場合に現場で応急作業等を行う職員に対して特殊勤務手当を支給しようとするものです。
議第76号の議案は、地方税法等の改正に伴い、個人市民税の特別税額控除の実施、固定資産税の課税標準の軽減割合の設定など、所要の改正を行おうとするものです。
議第77号の議案は、市内における介護サービスの供給状況を踏まえ、漆山デイサービスセンターを廃止しようとするものです。
議第78号から議第81号までの4議案は、厚生労働省令等の改正に伴い、保育所、認定こども園等における職員の配置基準について所要の改正を行おうとするものです。
議第82号の議案は、食品衛生法の改正を踏まえ、食品営業の許可に係る許可証の書換え交付及び再交付の申請手数料を定めようとするものです。
次に、報告案件について申し上げます。
報第1号及び報第2号は、地方税法及び同法施行令の改正に伴う山形市市税条例及び山形市国民健康保険税条例の所要の改正について、それぞれ専決処分をしましたので、地方自治法第179条第3項の規定に基づき報告をし、承認を求めようとするものです。
6月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。
では、定例の発表に移りたいと思います。
まだ仮称ではございますが、「こども誰でも通園制度の試行的事業」について発表いたします。
国では、月一定時間まで、就労要件を問わずに時間単位で柔軟に利用できる「こども誰でも通園制度」を令和8年度から本格実施することとしています。山形市では、こどもまんなか応援サポーター宣言をしており、こどもが家族以外の人と関わる機会を提供することで、社会性の発達など、こどもの育ちを応援するため、本格実施に先駆けて試行的事業を実施いたします。
また、おやこよりそいチャットなどで子育ての不安解消を図っておりますが、この事業を実施することで、さらに子育ての孤立感や負担感の軽減を図ってまいります。
試行的事業は、7月1日から、つばさ保育園とさくら子育て支援センターにおいて実施いたします。就労要件を問わずに0歳6カ月から3歳未満の保育園等に通っていないこどもを対象に、一人当たり1か月10時間を上限とし、1時間300円でご利用が可能となります。
10時間を超えてのご利用を希望される場合は、一時保育にて対応いたします。
事前の利用登録や利用予約が必要となりますので、詳しくは配付資料をご覧ください。
この事業については、令和6年度に公立園での試行的な取り組みを行い、事業のノウハウの収集・蓄積をしながら、令和7年度以降、民間立保育所等へ事業を広げ、令和8年度以降の本格実施につなげてまいります。
「やまがたゼロカーボン加速化事業」~ゼロカーボンシティの実現に向けた新しい取組~について発表いたします。
山形市は、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを表明しています。ゼロカーボンシティの実現に向け、市民や事業者による省エネルギー化と再生可能エネルギー導入を推進し、二酸化炭素排出量の削減に加速して取り組み、持続的発展が可能なまちを目指します。
この度、環境省の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金・重点対策加速化事業の採択を受け、令和10年までの5年間で市民や事業者が導入する太陽光発電設備や省エネ高効率設備の設置費用におよそ6億円を補助する事業を展開してまいります。
その補助事業の1つ目は、「非FIT型太陽光発電設備導入事業費補助金」です。FIT制度による再生可能エネルギーの買い取りは、再生可能エネルギー発電促進賦課金として、電気使用者全体が負担する仕組となっています。その再エネ賦課金の負担増加を抑えるために、再生可能エネルギーの自家消費を促進し、FITに依存しない非FIT型の太陽光発電設備等の設置に対し補助することで、再生可能エネルギーの導入を推進します。
2つ目は、「省エネ高効率設備導入事業費補助金」です。省エネ性能の高い空調機器・給湯機器・照明機器の導入や更新に対して補助するもので、省エネルギー化の取組を推進いたします。
今、ご説明申し上げました重点対策加速化事業の補助金に加えて、今年度は、新たに2つの補助も実施します。
3つ目は、「脱炭素推進宅配ボックス普及促進事業費補助金」です。宅配ボックスの設置に対し補助し、再配達を減らし二酸化炭素の排出を抑制するとともに、荷物の受け取り方法の選択肢を増やすことで市民の利便性の向上を図ってまいります。
4つ目は、「建築物遮熱・断熱対策事業費補助金」です。建築物の屋根や窓等に行う遮熱・断熱対策に対し補助するもので、省エネルギー化の取組を推進いたします。
以上、ゼロカーボンシティの実現に向けた新しい取組についてご説明しましたが、先着順の補助金もございますので、お早めにご検討いただき、ぜひご活用ください。
山形市制施行135周年記念事業第40回鈍翁茶会について発表いたします。
全国に先がけて建設されました公共の茶室「宝紅庵(ほうこうあん)」の落成と、益田鈍翁(ますだどんのう)遺愛の蹲踞(つくばい)や灯籠(とうろう)などの寄贈を記念して始まりました「鈍翁茶会」が、6月22日と23日に開催されます。
「日本三大茶会」の一つと称されるまでになりました本茶会は、40回目の節目を迎えることとなります。
6月22日土曜日午前8時から、近代茶の湯の興隆に大きな功績を残された益田鈍翁(ますだどんのう)様に対し、お茶をお供えする供茶式(くちゃしき)を行い、茶会が始まります。
茶会では、濃茶席(こいちゃせき)、薄茶席(うすちゃせき)、香煎席(こうせんせき)でお茶をいただきながら、益田鈍翁(ますだどんのう)ゆかりの貴重な道具を、間近で鑑賞することとなります。全国から多くの方が訪れる茶会となります。
今後も、この「鈍翁茶会」を通し、山形の茶道文化を継承・発展していきたいと考えております。
「第14回やまがた回遊べに街道キャンペーン2024」の開催について発表いたします。
本キャンペーンは、山形市の花であり、市のお宝にも認定しております紅花につきまして、より多くの方々に知っていただくため、県内外に発信するとともに、中心市街地の賑わいを創出するため、山形市ホテル協会様が中心となって開催しているものです。
6月15日から7月7日までの約3週間、市役所本庁舎や市内のホテル、水の町屋七日町御殿堰、山形まるごと館紅の蔵などの参加施設において、紅花の展示を行うほか、紅花にちなんだオリジナル料理の提供、抽選で参加施設ご提供の景品が当たるスタンプラリーなどを実施いたします。また今年は新たに、この抽選に応募された方にはSUKSKポイントもプレゼントいたします。
キャンペーン初日には、午前11時から、ほっとなる広場公園において「キックオフイベント」を開催し、先着100名様に紅花の切り花をプレゼントするほか、山形県民踊協会による紅花摘み唄の披露も予定しております。
夏の訪れを知らせる「紅花」でありますが、中心市街地において一足早く、“見る”、“香る”、“食べる”のそれぞれを楽しんでいただける内容となっておりますので、ぜひこの機会に、紅花の咲く街なかにお越しいただきたいと思います。
また、このキャンペーンの他にも、高瀬紅花ふれあいセンターを会場とする「山形紅花まつり」や、村木沢の「あじさい寺」こと出塩文殊堂(でしおもんじゅどう)が会場となる「むらきざわあじさい祭り」など、山形が誇る美しい初夏の花々を楽しめるイベントが各所で開催されます。ぜひ足を運んでいただければと思います。
次に、3件の有形文化財について、市の歴史を知るうえで貴重な歴史資料であり、保存・活用することで、地域の歴史や文化への理解を促し、郷土への誇りや愛着を育むことにつながることから、4月8日に山形市の指定文化財に指定いたしましたので、発表いたします。
1件目の「木造釈迦如来坐像(もくぞうしゃかにょらいざぞう)」は、山家本町に所在する金勝寺(こんしょうじ)の本尊です。南北朝時代から室町時代の京都の仏師(ぶっし)の一派であり、足利将軍家に重用された「院派(いんぱ)」によって製作されたと考えられます。金勝寺(こんしょうじ)は、最上家2代目であります最上直家(なおいえ)の菩提寺であり、室町幕府と最上家の関係を示す貴重な歴史資料であることから、市の文化財に指定いたしました。
2件目の「木造聖観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)」は、鉄砲町に所在する勝因寺(しょういんじ)の仏像です。鎌倉時代初期の製作で、京都の仏師(ぶっし)の手によるものと考えられます。本像は、滋賀県にある比叡山延暦寺の横川(よかわ)中堂の本尊と類似しており、鎌倉時代初期に山形へ延暦寺の勢力が浸透していたことを示す貴重な歴史資料であることから、市の文化財に指定いたしました。
3件目の「勝因寺山門二階格天井(しょういんじさんもんにかいごうてんじょう)(書画)」は、2件目の仏像と同じく、勝因寺(しょういんじ)が所有しております。1770年に完成した勝因寺(しょういんじ)山門の二階には、縦10面、横16面の計160面に仕切られた格天井(ごうてんじょう)があり、絵画と漢字が交互に配置されています。絵画では、江戸時代中期の郷土画家である藤沢祐川(ふじさわゆうせん)の作品が10面ございます。このほかの絵画や書については、作者は不明ですが、江戸時代中期の作風で、山形では例を見ない絵画と書を織り交ぜた作品であり、近世美術史上、重要と認められることから、市の文化財に指定いたしました。
今回の指定により、市指定文化財は93件となりました。
私からの発表は以上でございます。
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