令和7年6月6日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、財政部長、文化スポーツ部長、健康医療部長、こども未来部長、農林部長、都市整備部長、教育部長
内容
発表事項
1.6月市議会定例会 提出議案について
・令和7年度6月補正予算概要
・令和7年度6月市議会定例会提出議案
2.やまがた・マイスクール応援寄附について
3.「こども誰でも通園制度」における総合支援システムの利用開始について
4.東北初「ポケモンスマイルではみがき大作戦in山形市」の実施について
5.第1回「SUKSKレシピコンテスト」の開催について
6.SUKSK足楽スクール2025の開催について
7.「KASUMI TERRACE(カスミテラス)」のオープンについて
資料のみ
1.「第15回 やまがた街なか回遊 べに街道キャンペーン2025」の開催について
2.「第40回 山形紅花まつり」の開催概要
3.「第29回 むらきざわあじさい祭り」の開催概要
4.「第4回願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト」について
5.~令和7年度 きれいな川で住みよいふるさと運動~『河川一斉清掃』の実施について
会見内容
映像
発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)
市長
それでは、6月市議会定例会に提出する議案のうち、一般会計の補正予算から申し上げます。
このたびの補正予算は、国・県の補助内示に基づく事業や、山形市発展計画2030の推進を図るために速やかな対応が必要な事業について、所要の予算措置を講ずるものです。
その主な内容について、発展計画の政策分野に沿ってご説明申し上げます。
まず、テーマ「まちをつくる」における都市整備に係る予算についてです。
市民の生活環境の更なる向上を図るため、道路・橋りょう新設改良事業及び橋りょう長寿命化事業並びに商業高等学校の校舎改築に伴うあかねケ丘公園再整備事業について、国交付金等の内示を踏まえ事業費を増額いたします。
次に、中心市街地に係る予算についてです。
山形銀行本店の建替えに伴う公益的施設の設置に対する支援について、国交付金の内示を踏まえ補助額を増額し、中心市街地のにぎわい創出と回遊性の向上を図ります。
また、中心市街地の定住人口の増加に向けた子育て世帯等の住環境の整備に加え、商業の収益向上を図るため、民間事業者による複合マンションの建設に伴う公益的施設の設置に対し支援を行います。
さらに、霞城公園の整備に係る事業費を増額し、国指定史跡にふさわしい歴史・文化を活かした都市公園の整備を進めます。
次に、防災に係る予算についてです。
避難所における避難生活の質を確保するため、自動ラップ式トイレや水循環式手洗いスタンドなどの資機材を全ての防災支部に導入します。
続きまして、テーマ「ひとを育む」における教育に係る予算についてです。
商業高等学校において、授業で使用するVRゴーグルを購入し、VRやARの技術を活用した実践的な授業を実施するなど、デジタル分野の成長を支える人材の育成を図ります。
また、市立図書館において、インターネットを活用した新たな読書環境と、学校ICTを活用した児童生徒への豊かな読書と学習の機会を提供するため、電子書籍サービスシステムを導入いたします。
次に、こどもに係る予算についてです。
令和6年度からつばさ保育園及びさくら子育て支援センターにおいて実施しているこども誰でも通園支援事業について、令和8年度からの本格実施に向け、令和7年度から新たに事業に取り組む民間立保育所及び認定こども園等に対し補助を行います。
また、施設の老朽化が著しい放課後児童クラブの市有施設への移転に向け、当該市有施設の改修工事を行うとともに、クラブの適正規模の維持と良好な環境の整備を図るため、分割によるクラブの新設に係る施設の改修について支援を行います。
さらに、老朽化が進んでいる市立保育所3園の統合による「(仮称)西部保育所」の整備に向け、用地測量委託等に係る所要額を計上します。
そのほか、安全・安心な保育環境の整備による教育・保育の質の向上を図るため、施設の大規模修繕等や改築を行う幼保連携型認定こども園に対し補助を行います。
次に、医療に係る予算についてです。
新型コロナウイルスワクチンの定期接種において、被接種者の負担を軽減することで接種を促し、重症化やまん延を防止するため、接種費用の一部を助成します。
次に、文化に係る予算についてです。
史跡山形城跡の発掘調査について、国補助金の内示を踏まえ事業費を増額し、調査の進捗を図ります。
次に、スポーツに係る予算についてです。
総合スポーツセンターの長寿命化を図るため、老朽化した受変電設備の改修を行います。
続いて、テーマ「しごとを豊かにする」における農林に係る予算についてです。
農業者の高齢化や担い手不足が進行する中、地域計画の早期実現を後押しするため、担い手の農地引受力の向上等に必要な農業用機械・施設の導入に対し補助を行います。
また、園芸農業の収益性向上や生産基盤の強化に向けた栽培施設の整備及び果樹栽培に欠かせない機械の更新に対し補助を行い、生産者の営農継続を支援します。
加えて、持続可能な畜産経営の実現に向け、意欲ある担い手が行う生産基盤強化のための機械の購入に対し補助を行います。
そのほか、土地改良区が実施する農業用送水管改修事業についての国庫補助の採択を受け、測量設計に対し補助を行います。
次に、シティプロモーションに係る予算についてです。
ボルダー市からの市民訪問団の受入れに伴い、姉妹都市の盟約締結30周年を記念した歓迎行事等に係る所要額を計上します。
次に、「未来へつなげる行政経営」に係る予算についてです。
市民の利便性の向上を図るため、粗大ごみの収集について、24時間いつでも申込みを行うことができるオンライン受付システムを導入します。
次に、債務負担行為について申し上げます。
つばさ保育園及びさくら保育園の給食調理業務委託契約の更新に係る経費のほか、先ほど申し上げました、総合スポーツセンターの受変電設備等の改修に係る経費並びに(仮称)西部保育所の整備に係る用地取得及び基本設計に係る経費について、新たに債務負担行為の設定を行います。
以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としましては、国・県支出金、繰入金及び市債などを計上したものであり、補正総額は、9億3,701万4千円となったものです。
また、企業会計の補正予算につきましては、市立病院済生館事業会計において、医療機器の更新について所要額を計上するものです。
以上により、このたびの全会計での補正総額は、9億6,520万7千円となったものです。
次に、事件決議及び条例関係について、ご説明申し上げます。
議第46号の議案は、大字十文字、大森及び漆山の各一部について、字の区域及び名称を変更しようとするものです。
議第47号の議案は、はしご付消防自動車1台について、金2億7,746万7,110円をもって、株式会社長谷川ポンプ製作所から購入しようとするものです。
議第48号の議案は、排水ポンプ車1台について、金6,050万円をもって、株式会社南東北クボタ山形事業所から購入しようとするものです。
議第49号の議案は、総合スポーツセンターテニスコート等改修工事について、金1億8,370万円をもって、渋谷建設・仁藤組建設工事共同企業体と請負契約を締結しようとするものです。
議第50号の議案は、奥羽本線蔵王・山形間坂巻跨線橋耐震補強補修工事業務について、金5億1,664万3,600円をもって、東日本旅客鉄道株式会社東北本部と業務委託協定を締結しようとするものです。
議第51号の議案は、職員の仕事と育児や介護の両立を支援するための措置等について規定しようとするものです。
議第52号の議案は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、部分休業制度の拡充に係る所要の改正を行おうとするものです。
議第53号の議案は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の改正に伴い、投票管理者等の報酬日額を改定しようとするものです。
議第54号の議案は、緊急消防援助隊等として被災地で救助活動等に従事する消防職員に対して災害応急作業等手当を支給しようとするものです。
議第55号の議案は、地方税法等の改正に伴い、個人市民税の特定親族特別控除及び市たばこ税の課税標準の特例措置の創設など、所要の改正を行おうとするものです。
議第56号の議案は、放課後児童健全育成事業における開所時間に関する基準について変更しようとするものです。
なお、当初、議第46号として提案を予定しておりました「山形北インター産業団地の造成区域等に係る町の区域及び名称の変更」については、このたびの提案を見送ることといたしました。
6月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。
日本経済新聞社
6月補正の中で一番重視しているものを教えてください。
山形市長
やはり避難所の体制の充実というところは、市民の皆さまにご心配をいただいているところで、議会でもご指摘いただいているところでありますので、国の補助を受けて整備するとともに、訓練なども併せて充実させていきたいと思います。
産経新聞社
粗大ごみの収集オンライン受付事業についてですが、24時間パソコン上でできるというものなのでしょうか。導入の時期はいつを目標にしているのでしょうか。
財政部長
現状、平日の日中に電話で受け付けをしております。休日明けや3月の移動の時期などは、粗大ごみの受け付けが混雑し、電話がつながらないということもあります。そういった状況を踏まえ、国の交付金やICT技術を活用しながら、24時間いつでも粗大ごみ収集を申し込みできるようなシステムを構築しようとするものです。
議会で予算を認めていただいたうえで、プロポーザル審査という方式で事業者から提案いただく流れになりますが、運用開始は混雑期となる3月までの導入を目指しております。
山形放送
議第51号、議第52号の議案について、具体的にどのような内容なのか、教えてください。
総務部長
いずれも法律改正に伴い山形市も見直すものになります。
議第51号の主な内容は、育児や介護をする際の休暇や相談窓口を整備するというものです。山形市はあったか家族応援プログラムというもので、育児や介護が必要な職員に寄り添った環境整備を行っておりますが、継続していくものです。
議第52号の主な内容は、これまでは部分休業という形で、短時間の休業を取ってもらうものになっていましたが、職員のニーズに沿った仕組みを構築できるようにするものです。
山形新聞社
ボルダー市との交流事業で予定しているものがあれば教えていただきたいです。
総務部長
コロナの影響で訪問等が遠のいておりましたが、ボルダー市から、今年の秋頃に訪問を再開したいというお話があり、それを受けての補正になります。今回の補正は、ボルダー市の皆さまが山形市に訪問してくださるというものです。
河北新報社
議第54号は、緊急消防援助隊が県外活動を行った際に手当を支給するものですか。
総務部長
国からの要請を受けて活動するものなので県内外は問いませんが、多くの場合は、県外での活動が多くなると想定しております。加えて、条例改正の中では、山形県広域消防相互応援協定の活動も対象とする予定で、そういった規模の災害時にも支給する想定です。
では、定例の発表に移りたいと思います。
はじめに、「やまがた・マイスクール応援寄附」について発表いたします。
このたび、山形市では、学校卒業生や企業等の「学校を応援したい気持ちを応援する」新たな仕組みとして、「やまがた・マイスクール応援寄附」を立ち上げ、本日より寄附の受付を開始いたします。
これまでも物品の寄贈などにより、学校を直接支援いただく仕組みはありましたが、新たに寄附金という形で、母校やゆかりのある学校など、寄附者の方が応援したい学校をマイスクールとして指定し、直接支援していただくことができるようになります。
さらに、寄付者の方においては、ふるさと納税と同様に寄附金控除を受けられるメリットがございます。
申込みは、寄付申込書を使用し市へ申込む方法と、ガバメントクラウドファンディングサイトを利用する方法の、2通りからお選びいただけます。ガバメントクラウドファンディングサイトからの申込は、期間限定でありますが、申込から寄附までWebサイト上で完結するため、全国どこにいても、簡単にマイスクールを応援いただくことができます。
寄附者の皆様からいただいた寄附金につきましては、指定いただいた学校の教育環境の充実や特色ある学校づくりの推進のために活用させていただきます。
次代を担う子ども達にとって、学校がいきいきと学べる場であり続けるために、多くの皆様から、「やまがた・マイスクール応援寄附」を活用したご支援をご検討いただきますようお願いいたします。
続きまして、「こども誰でも通園制度」における総合支援システムの利用開始について発表いたします。
「こども誰でも通園制度」は、保護者の方の就労要件を問わず、保育所、認定こども園、幼稚園などに通っていないお子さまが、月ごとに一定時間までの利用可能枠の中で、時間単位で保育所等を利用することができる制度で、山形市では、昨年度から2施設で実施しています。
子どもたちにとっては、家庭では得ることができない経験を得ることで、心身の豊かな成長の促進が期待されるほか、保護者にとっても、一時的に子どもさんと離れる時間を過ごすことによる、育児負担の軽減や心身のリフレッシュ効果も期待されます。
現在、利用予約等については、電話などにより行っていただいておりますが、このたび、こども家庭庁が整備した総合支援システムによる利用予約等を6月16日より開始いたします。
利用予約等をシステムにより行うことができるようになり、より手軽に制度をご利用いただけるようになりますので、子ども達の健やかな成長と、保護者の方の育児負担の軽減のため、ご活用いただければと思います。
続きまして、東北初「ポケモンスマイルで歯みがき大作戦in山形市」の実施について発表いたします。
永久歯と乳歯が混在する6歳から12歳の頃は、むし歯になるお子さんが増加する傾向にあることから、永久歯に生え変わる前からの毎日の歯みがき習慣の定着と、定期歯科健診のきっかけづくりを目的に、子どもの定期歯科健診習慣化事業「ポケモンスマイルで歯みがき大作戦in山形市」を、新たに実施いたします。
本事業は、今月4日に株式会社ポケモン様及び山形市歯科医師会様と締結した、「予防歯科推進に関する連携協定」の取組として実施するものであり、株式会社ポケモン様と連携した「ポケモンスマイルで歯みがき大作戦」の実施は、東北初となります。
実施内容ですが、今年度市内の市立保育園及び認定こども園等に通う4歳児クラスのお子さんに、株式会社ポケモン様がデザインした歯みがきカレンダーと歯みがきできたねシールをお配りいたします。家庭で歯みがきが上手にできた日は、歯みがきカレンダーにシールを貼り、シールを全て貼ったカレンダーを協力歯科医院様にご持参いただくことで、無料の歯科健診を受けることができます。受診後、歯科医院様から最後のご褒美シールを受け取り、歯みがきカレンダーの完成となります。さらに、今年12月末までに歯科健診を受けたお子さんの中から抽選で10名に「ポケモンスマイル」グッズ等をプレゼントいたします。
なお、ポケモンの歯みがきカレンダーとシールについては、7月、8月に開催予定の周知イベントの参加特典としても配布しますので、歯みがき習慣の定着と定期歯科健診のきっかけづくりとして、ぜひ多くの皆様からお越しいただきたいと考えております。
また、株式会社ポケモン様が開発した「ポケモンスマイル」は、ポケモンと一緒に楽しく歯みがきを習慣化する無料ゲームアプリとなっておりますので、毎日の歯みがきにご活用ください。
続きまして、第1回「SUKSKレシピコンテスト」の開催について発表いたします。
山形市では、健康寿命延伸のため「SUKSK生活」を提唱し、最初の「S」であります食事に関しましては、減塩に重点を置いた取組を実施しております。
近年、減塩と合わせてカリウムを多く含む野菜や果物を多く摂取することで、高血圧等の予防効果が高まるとされており、食事中のナトリウムとカリウムのバランス、いわゆる「ナトカリバランス」を意識した食生活の重要性が注目されています。
そこで、ナトカリバランスに配慮した食生活の普及啓発と、減塩に取り組みやすい環境づくりをより一層推進するため、新たな取組として、「SUKSKレシピコンテスト」を開催いたします。
7月1日火曜日から8月31日日曜日までの期間、山形市内在住の方や在学、在勤の方を対象とし、食塩控えめで、カリウムが豊富な野菜や果物などを多く使用したオリジナルレシピを広く募集いたします。
書類審査や試食による審査を実施し、入選されたレシピ考案者には、賞品を進呈するほか、レシピ集を山形市公式ホームページや広報やまがた等に掲載し、ナトカリバランスに配慮した食生活の普及啓発を図ります。また、レシピの応募期間中、山形市の減塩を推進するためのキャッチコピーも併せて募集いたします。
ぜひ、多くの市民の皆様から、オリジナルレシピとキャッチコピーをお寄せいただきますようお願いいたします。
続きまして、SUKSK足楽スクール2025の開催について発表いたします。
山形市では、健康医療先進都市の確立に向け、「歩くほど幸せになるまち」をテーマに掲げた中心市街地活性化施策や、歩くことを基本とした健康増進施策を推進しております。
こうした中、足の健康の大切さを広く周知し、市民の皆様のさらなる健康増進を図るため、昨年度に引き続き、足の健康啓発イベント「SUKSK足楽スクール2025」を開催いたします。
本事業は、昨年度に初めて開催し、募集開始から5日間で100名を超える申し込みがあるなど、大変好評をいただきました。
今年度は、7月5日土曜日に霞城セントラルを会場に、午前と午後の二部構成で実施いたします。
今年度は新たに、SUKSKマイスターの大場マッキー広美さん発案、監修による子ども向けのアトラクション、「あしリンピック」を開催いたします。成長期の子どもの足に関するミニ講座に加え、「足でまり入れ」や「けんけんレース」など、子ども達が競い合いながら、足の健康と大切さについて楽しく学べる内容となっております。
そのほかにも、「足の健康セミナー」や「SUKSK健康ブース」など、足の健康について深く学べる企画をご用意しております。
市民の皆様におかれましては、いつまでも自分の足で歩き、健康な生活を送っていただけるよう、ぜひ多くの皆様にご来場いただきたいと思っております。
続きまして、「KASUMI TERRACE」のオープンについて発表いたします。
このたび、山形市では、公園の環境の維持・向上や、中心市街地の回遊性及び滞留性の向上を図るため、Park-PFI制度を活用し、事業者との連携により、駅前公園内に飲食店舗「KASUMI TERRACE」を整備いたしました。Park-PFI制度を活用した店舗の整備は、県内初の取組となります。
6月10日火曜日のオープニングセレモニーを皮切りに、関係者向けレセプションや、一般のお客様向けのプレオープンを経て、7月3日木曜日にグランドオープンを迎えます。
店舗は、「本物をより気軽に、より楽しく」をテーマに、パスタやラザニアを中心としたランチをはじめ、夜はイタリアンをベースにしたアラカルトや、山形の旬の食材を活かしたデザートのほか、ワインやビールなどのお酒もお楽しみいただけるカフェ及びダイニングバーとなっております。
また、こうした取組のほか、今後は、Park-PFI制度を活用した事業の一環として、公園内へのテーブルベンチの設置や、公園内・公園周辺の清掃、公園施設の点検など、事業者による様々な取組を実施し、公園の環境の維持・向上を進めてまいります。
駅前エリアの新たなランドマークとして、ぜひ、駅前公園及び「KASUMI TERRACE」をご利用ください。
私からの発表は以上でございます。
日本経済新聞社
SUKSKレシピコンテストを今回開く理由を教えてください。
山形市長
健康寿命の延伸を最大の目標として、食事については減塩に着目して進めてまいりましたが、もう一歩その部分を進めてみようというところでございます。ナトリウムとカリウムのバランスが大切であるということが最近注目されているところで、議会においても啓発をした方がいいと提案をいただいておりました。レシピコンテストという形で募集をすることで、ナトカリバランスの大切さを広く知っていただこうとするものです。
産経新聞社
カスミテラスは、事業主体は市ではないと思いますが、市はどのように関わっているのでしょうか。
これは常設になるのでしょうか。期限付きで設置しているものでしょうか。
山形市は賃料を取るのでしょうか。いくらになりますか。
山形市長
パークPFIという制度で、公園を官民連携で活用するという目的のもと、都市公園に民間の建物を建てられるようになりました。カスミテラスを設置している公園は市のもので、業者に常設の施設としてお貸しして、賑わい創出につながるお店をやっていただく取り組みになります。
公園緑地課
貸付の期限は20年間としております。
賃料につきましては、年間494,100円です。
山形放送
こども誰でも通園制度について、昨年度の運用状況を教えていただけますでしょうか。利用者を増やしていく中の一助として、システムも期待できるという理解でよろしいでしょうか。システムは利用者にとって利便性が上がると思いますが、施設の職員の負担軽減につながるのでしょうか。
こども未来部長
制度がスタートした7月~3月まで、登録者数が累計103名、利用率は26.5%となっております。枠に対しての空きがあるため、機会を捉えてPRを行い、利用者を増やしていきたいと思います。
システムを利用することで、予約を手軽にできるようになりますので、利用する方を増やしていきたいです。また、今後民間立の保育所等についても、利用施設として拡充を予定していることから、より利用しやすくなっていくのではないかと思います。
今までは、電話で予約を受けていましたが、システム上で空き枠などを確認できるようになるため、その点で施設側も負担が軽減できるのではないかと思います。
河北新報社
マイスクール応援寄附は節税対策にもなり得ると思いますが、いかがでしょうか。
山形市長
かならずしも企業の納付額が減るわけではありませんので、純粋なお気持ちで寄附いただけることになろうかと思います。山形応援団などの方々とお話をする中で、自分の母校を応援したいという気持ちをお聞きすることがありました。そのため、学校を指定して寄附をできるようにすることで、そういったお気持ちに応えようとするものになるため、個人の方でも企業でも、そういったお気持ちで寄附していただければ、ありがたく思います。
産経新聞社
昨日、関係閣僚会議にて、米はこれまでの減反から増産の方にシフトしていく状況が示唆されています。米の生産自治体の長として、大規模な農政改革についての受け止めを教えていただきたいです。
市長としては、歓迎ということでしょうか。
作る面積が増えれば、米農家の収入が増え、市税の収入が増えることにつながると思いますが、市の財政的な意味合いはどのようなものでしょうか。
山形市長
備蓄米の放出を行っているところでありますが、長期的に持続可能な農業を実現するような方向性を示していただきたいということが第一であります。農政に関しては、めまぐるしく変化してきましたが、生産量で価格をコントロールしようとするのではなく、枠を設けずに生産をしていただいて、価格と生産コストの差額は保証するような仕組みを設けることで、持続可能な農業ができると思います。今後の推移を見守り、意見を申し上げるところは、申し上げるようにしたいと思います。
具体的な中身はまだ見えませんが、持続可能な米政策の転換については進めていただきたいです。
農家さんの所得向上につながれば、市民税等という形で納めていただくことになるため、市の財政に寄与するということになるかと思いますが、農業というものは入り組んでおりますので、一概には言えませんが、そうなるのは理想だと思います。
さくらんぼテレビ
人口減少対策として様々な政策を行ってきたと思いますが、それの成果や改善点があればお聞きしたいです。
市内大学の卒業生の60%が市外に流出しているというデータがありますが、それに対しての取り組みはありますか。
山形市長
人口自体は減っているものの、東北や北海道の中核市の中で、2020年の人口を100として、2050年の人口が何%になっているかという比較すると、山形市はこの中で最も人口減少率が低いという推計結果が出ています。他の市と比較しても、これは山形市として10年間取り組んできた行政の成果だと捉えています。これからについてですが、広域的な連携をより強化していくことが大切であり、連携中枢都市圏と枠組みを活用し連携することで、全体的なコストを削減しつつ、持続可能なまちづくりをしていきたいと思います。医療や教育などの都市機能を持続可能とするために周辺自治体とも連携を深めていくことが必要だと思っております。
山形大学や芸術工科大学の入学者のうち、県外の方が6割・7割という状況でありますけれども、せっかく4年間学ばれる中で、地元就職をする方が増えたらいいなと思います。大学側の皆さんも課題意識を持っておられますので、連携をしながら、地元企業を紹介していただいたり、女性や若者がやりがいを持てる働きやすい職場づくりをしていくことが、地元就職につながっていくと思っております。
河北新報社
9月に開催される蔵王でのトライアスロンについての進展はありますか。
文化スポーツ部長
今時点で情報は入っておりませんけれども、今後別途お話させていただければと思います。
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