令和7年10月23日 市長記者会見

出席者
市長、総務部長、企画調整部長(代理:企画調整課長)、環境部長、こども未来部長、商工観光部長、消防長、教育部長
内容
発表事項
1.東消防署蔵王温泉出張所移転建替に伴う開所式の開催について
2.令和8年度「第88回全国都市問題会議」の開催決定について
3.「令和7年度(第62回)三浦記念賞」受賞者の決定について
4.山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクトガバメントクラウドファンディング(GCF)の実施について
5.令和7年度(第52回) 山形市伝統的工芸産業技術功労者褒賞について
6.令和7年度(第54回)山形市技能功労者褒賞について
7.「やまがた検定~the final~」の実施について
8.「#推しメンやまがた」デジタルスタンプラリーの開催について
9.おやこよりそいチャットやまがた「やまがたウィンターデーシェアスマイル」の開催について
10.台南市への訪問団派遣について
資料のみ
・やまがた・マイスクール応援寄附事業における新しいウェブ受付窓口の開設について
・省エネ高効率設備導入事業費補助金(令和7年度第2弾)の実施について
・第75回山形市植樹祭の中止について
会見内容
映像
発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)
市長
初めに、東消防署蔵王温泉出張所の移転建替に伴う開所式の開催について発表いたします。
山形市では、東消防署蔵王温泉出張所の耐震性能や老朽化が課題となっていたことから、更なる消防力の強化を図り、市民及び観光客の皆様の安全と安心を確保するため、令和元年度から移転建替事業を進めてまいりました。
このたび、移転建替え工事が完了し新庁舎の運用を開始するにあたり、10月29日水曜日に新庁舎敷地内にて開所式を執り行います。
新たな東消防署蔵王温泉出張所では、このたびの移転建替えに合わせ、ハード・ソフトの両面において、様々な機能強化を行っております。
とりわけ、近年は登山やスキー、トレッキングなど、様々な形で山岳アクティビティを楽しむ方が増えており、山岳事故も増加傾向にあります。こうした多様化する山岳事故に適切に対応するため、火災対応を行う蔵王小隊を山岳救助兼務隊として新たに運用開始いたします。山岳救助兼務隊の運用開始にあたり、包括連携協定を締結している株式会社モンベル様から、装備品をご提供いただいております。多大なるご協力に対しまして、この場をお借りして感謝申し上げます。
また、増加する救急需要に対応するため、山形市消防本部9隊目の救急隊を新設するとともに、重篤な傷病者を迅速に搬送するためのヘリポートを設置し、地域特性に対応した災害対応能力の強化に向け、各種訓練場を新たに整備するなど、消防体制のさらなる強化を図っております。
このたびの移転建替え及び機能強化により、さらに災害に強く、より機能的な災害活動拠点として、市民及び観光客の皆様に安全・安心を提供できるよう努めてまいります。
なお、新庁舎の運用開始は、11月1日土曜日、午前8時30分からを予定しております。
続きまして、令和8年度「第88回全国都市問題会議」の開催が決定いたしましたので発表いたします。
本会議は、都市の抱える課題や行政課題の解決に向け、全国の市・特別区の首長及び議員などの自治体関係者と、学者、研究者の皆様が一堂に会し、理論と実務の両面から都市問題について討議する会議であります。
全国市長会、公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所、公益財団法人日本都市センター並びに、開催市の4団体の主催により、毎年、全国各地の市で開催されております。第87回目となる今年は、つい先般ですが、宇都宮市にて開催されました。
来年度は、10月8日、9日の二日間、山形市にて開催することが決定しており、山形県内においては初の開催となります。会場は、やまぎん県民ホールを予定しており、総勢約1,800名の参加者を見込んでおります。会議のテーマや講師等は今後決定いたします。
私も、今年度の会議に出席し、次期開催市の代表として挨拶を申し上げましたが、多くの自治体関係者や学者、研究者の皆様がお越しになり、講演やディスカッション、視察が行われ大変盛り上がっておりました。
本会議は、山形市の魅力や政策を全国に発信できる大変貴重な場となりますので、一層有意義な会議となるよう準備を進めてまいります。
続きまして、令和7年度の第62回三浦記念賞について、受賞者が決定しましたので、発表いたします。
公益財団法人三浦新七博士記念会では、故・三浦新七博士が生前、念願してやまなかった山形市の産業経済の発展を図るため、産業経済の向上に功績があった個人又は団体に対する「三浦記念賞」の授与をはじめ、商工業振興に関する調査研究や講演会の開催等の事業を実施しております。
第62回となります今年度の三浦記念賞受賞者は、国立大学法人山形大学学長の玉手英利氏、山形信用金庫理事長の山口盛雄氏の2名となります。
受賞されたお二方には、今後とも山形市の地域産業経済の発展にご尽力いただきますようご期待申し上げます。
表彰式は、12月17日水曜日、午後5時より、山形グランドホテルにて執り行う予定としております。ぜひそちらも取材いただきますようお願いいたします。
続きまして、山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクトガバメントクラウドファンデングの実施について発表いたします。
山形市では、市内にある伝統的工芸産業の後継者育成のため、平成30年度よりクラウドファンディングを実施し、これまで多くの皆様から温かいご支援・ご協力をいただいてまいりました。
しかしながら、後継者不足は依然として深刻な状況にあることから、今年度も継続して後継者育成の事業を実施するにあたり、クラウドファンディングを実施いたします。
山形市の伝統的工芸品は、高度な技術を持つ職人が互いに切磋琢磨し、研鑽を重ねる中で生み出されたものであり、一つ一つに魂が宿っております。こうして生み出される品々は、人々の暮らしに潤いと豊かさをもたらしてくれる存在です。これまで数百年もの間続いてきた魂と技術の結晶を絶やすことなく未来に残していかなければなりません。
いただいたご寄付は、新規雇用などの後継者育成を図る事業者への支援や、職人と学生の交流の機会を創出し、後継者育成の推進を図る事業、また、伝統的工芸品の販路拡大を図る事業などに充当し、伝統的工芸産業の技術承継のために活用いたします。
募集期間は、明日10月24日から令和8年1月21日までとし、ご寄附いただいた方は「ふるさと納税」と同様に税控除が受けられます。
この取組を通じて、山形市の伝統的工芸産業の振興を図るとともに、文化創造都市として山形市のものづくり文化の素晴らしさを県内外に発信し、新たな山形ファンの獲得や誘客促進を図ってまいります。
山形市が世界に誇る伝統技術を未来へ繋ぐため、多くの皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
続きまして、令和7年度の第52回山形市伝統的工芸産業技術功労者褒賞について、受賞者が決定いたしましたので、発表いたします。
山形市では、山形市における伝統的工芸産業技術の保存及び後継者育成を図るため、昭和49年度より技術功労者の褒賞を行っております。
この褒賞制度は、長年にわたり伝統的工芸産業に従事し、技術・技法の伝承に尽くされ、業界発展に多大な貢献をされた方々を対象としており、昨年度までに28業種・229名の方々が受賞されています。
今年度は、選考委員会における選考の結果、大槻信也氏及び中野秀昭氏を褒賞することと決定いたしました。
受賞者のお二方には、山形市の伝統工芸産業の発展と、後進の育成に引き続きお力添えをいただきたいと思います。
褒賞式につきましては、11月28日金曜日、午後4時30分から山形グランドホテルにて執り行いますので、ぜひそちらも取材いただきますようお願いいたします。
また、受賞者の作品を来年1月に、「山形まるごと館紅の蔵」にて展示するとともに、2月からは山形市北部公民館の「伝統工芸産業展示室」にて10年間展示いたしますので、この機会に、ぜひ多くの皆様からすぐれた匠の技をご覧いただきたいと思います。
続きまして、令和7年度第54回山形市技能功労者褒賞について受賞者が決定いたしましたので、発表いたします。
山形市では、技能者の社会的、経済的地位の向上と素晴らしい技能の継承を目的として、昭和47年度より技能功労者の褒賞を行っています。
この褒賞制度は、長きにわたり同一の職業に従事して、技能の練磨、技術の鍛錬、そして後進の育成に尽力された市内在住の技能者を対象としており、昨年度までに1,363名の方々が受賞されています。
今年度は、「左官業」、「畳業」、「調理師」など15の各種団体から推薦があり、選考委員会における選考の結果、16名の皆様を褒賞することと決定いたしました。
受賞される皆様には、今後とも産業の振興にご貢献いただきますとともに、後進の育成にもより一層のご尽力を賜りたいと考えております。
褒賞式については、10月24日金曜日、午後4時30分から、山形グランドホテルにて執り行う予定です。ぜひそちらも取材いただきますようお願いいたします。
続きまして、「やまがた検定~the final~」の実施について発表いたします。
やまがた検定は、平成30年から7年にわたり実施し、北は青森から、南は広島まで、年齢も7歳から93歳までと、全国各地から幅広い年代の延べ779名の皆さんから受検していただきました。
これまでの取組を通し、多くの方々から山形市の魅力を発見・再認識していただき、愛着を深めていただくことができたことや、今後は過去に出題した問題を活用し、より気軽に多くの皆様から楽しんでいただける仕組みを検討していくことから、やまがた検定の開催は今回をもちまして終了とさせていただきます。
最終回となる今回は、令和8年2月14日土曜日に開催いたします。
筆記試験につきましては、全50問のうち、過去に出題した問題から49問を出題し、残り1問は私の想いを込めた問題を出題させていただきます。これまでの最高得点は98点で、100点満点で合格された方はおりませんので、ぜひ初の満点にチャレンジしていただきたいと思います。
また、筆記試験後には、「こけしの絵付け体験」や、「やまがた舞子とのお座敷遊び」といった、山形ならではの体験ツアーにもご参加いただけます。
受検の申込の受付は、本日から開始ですので、やまがた検定公式ホームページ等からお申し込みください。
全7回の総集編として、これまで以上に、山形市の魅力を楽しみながら学ぶことができる内容となっておりますので、ご参加をお待ちしております。
「#推しメンやまがた」デジタルスタンプラリーの開催について発表いたします。
山形市のラーメン文化とその多様な魅力を発信し、市内ラーメン店への周遊促進を図るため、ラーメンポータルサイト「#推しメンやまがた」の掲載店を対象としたデジタルスタンプラリーを今年度も開催いたします。
開催期間につきましては、昨年度より大幅に拡大し、11月1日土曜日から来年2月28日土曜日までの120日間となります。
アプリのインストールは不要で、ご自身のスマートフォンなどで、「デジタルスタンプラリー」対象ラーメン店に備え付けの二次元コードを読み込んでスタンプを取得し、集めたスタンプ数に応じて、「山ラー」オリジナルグッズを獲得することができます。
また、初日である11月1日には、山形駅西口イベント広場で開催される「「ラーメン県そば王国」フェスタinやまがた」の会場に、1日限定の特別スタンプスポットを設定いたします。
対象店舗や景品等の詳細につきましては、ラーメンポータルサイト「#推しメンやまがた」において随時発信してまいります。
このスタンプラリーをきっかけとして、多くの市民の皆様をはじめ、帰省客や観光客の皆様にも、山形市のラーメンの美味しさと多様な魅力を楽しんでいただきたいと思います。
続きまして、おやこよりそいチャットやまがた「やまがたウィンターデーシェアスマイル」の開催について発表いたします。
山形市では、こども家庭庁の「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組に賛同し、令和5年11月7日に「こどもまんなか応援サポーター宣言」を行いました。
その取組の一環として、LINEを活用したチャット相談システム「おやこよりそいチャットやまがた」のさらなる周知と普及に向け、「やまがたウィンターデーシェアスマイル」を開催いたします。
本イベントは、市内の子育てに関わる全ての方を対象とし、11月22日土曜日、午前10時30分から、山形市総合スポーツセンター3階大会議室を会場に開催いたします。
当日は、「おやこよりそいチャット紹介ブース」を設けるほか、本市と子育て世帯の支援に関する包括連携協定を締結し、「おやこよりそいチャットやまがた」を運営する、認定NPO法人フローレンス様にご協力いただき、レゴブロックを使ったワークショップや、クリスマスに向けたオーナメントづくり、読み聞かせボランティア「くまさんの会」による読み聞かせ会、市立図書館による出前図書館など、親子で楽しめる様々なコーナーをご用意いたします。
また、「おやこよりそいチャットやまがた」登録者には、数量限定でプレゼントをご用意しております。事前申し込みは不要で、参加費は無料です。
ぜひ、多くの皆様にお越しいただきお楽しみいただくとともに、子育てのお悩みや困りごとの気軽な相談ツールとして、「おやこよりそいチャットやまがた」をご活用いただきたいと思います。
次に、台南市への訪問団派遣について発表いたします。
山形市では、平成29年12月に台南市と「山形市と台南市との友好交流促進に関する協定」を締結し、友好都市として、観光、経済、文化、教育及びスポーツの5つの分野において相互に交流し、親交を深めております。
このたび、観光分野における両市の更なる交流促進をはじめ、インバウンド誘客等を推進するため、山形市訪問団の派遣を実施します。
11月11日火曜日に出発式を行い、11月15日土曜日までの期間、私をはじめ、山形市議会長、山形商工会議所会頭、山形県日華親善協会会長並びに、市内の観光関係者の皆様とともに、台南市を中心に訪問します。
今回の訪問では、台湾政府や台南市長を表敬訪問し、両市の発展に向けた、今後の継続的な交流について意見交換を行うとともに、インバウンドの誘客増加に向けた現地の旅行事業者等との情報交換や、山形市の観光PRを行います。さらに、アウトバウンド送客の増加に向けた現地調査として、現地の観光地視察研修を行います。
このたびの訪問団派遣を通じ、両市の相互の発展に向け、台南市とさらに強いパートナーシップを築いてまいります。
私からの発表は以上であります。
時事通信社
クラウドファンディングについて、寄附金を使った実施事業で初めて組み込まれたものがあるか伺いたいです。
商工観光部長
新規のものについては、資料6(3)の新商品開発支援事業補助金と(4)の販路開拓等支援事業費補助金です。
時事通信社
やまがた検定に関して、多くの皆さまに楽しんでいただける仕組みを検討するために今回でファイナルにされるとありますが、新たに検定を作るということでしょうか。
市長からの特別問題は今回初めて作るのでしょうか。
市長
やまがた検定を始めた目的は、市民の皆さまが地元の良さを再認識して、市民ひとりひとりが発信をしていくことでした。市民の皆さまはもちろん、市外の多くの皆さまからも受けていただくようになり、網羅的にいろんな問題が出題され、蓄積されましたので、目的であった市民の皆さまの理解もかなり進んだものと思っています。
今後は、WEBで気軽に試験を受けていただけるようにしたいと思っています。
今回の問題の49問は過去問から、1問は私が作成することになります。これまで私が作成した問題もありましたが、最後なのでぜひ作りたいと思っております。
過去問を丁寧にやればいい点数が取れると思っておりますので、ぜひご参加いただきたいと思います。
河北新報社
やまがた検定について、市長の特別問題はすでに考えたのでしょうか。どういった思いを込めていますか。
市長
まだ考え中です。山形市が誇る素晴らしいものだけれども意外とまだ知られていないところが狙い目かなと思っています。
さくらんぼテレビ
蔵王温泉出張所について、開所するにあたっての所感をお願いします。機能的な災害活動拠点になっている部分を当日内覧できたりするでしょうか。
市長
現在の蔵王温泉出張所は老朽化が進んでいたところがあり、以前からの課題が1つクリアできて良かったと思っております。インバウンドの方が蔵王の山岳で遭難する実態が増えておりますので、対応の強化により現在の課題にも対応できると思っております。
消防長
通常の施設を見ていただくことは可能です。開所式では、ヘリポートを使用したドクターヘリ・救急車の連携訓練を行う予定です。
山形新聞
蔵王温泉出張所では山岳救助兼務隊が特徴とおっしゃっていましたが、他の出張所で山岳救助隊を置いているところはありますか。過去の取材で若手職員がアイデア、意見を出したと聞いたことがあるが設立の経緯などを教えてください。
消防長
山岳救助隊の設置は山形市消防本部として初めてです。経緯は、昨年度の改善改革K2プロジェクトの中で山岳救助専門の救助隊を作った方がよりスムーズに市民の方・観光客の方を救助でき、装備についても山岳救助に適した装備を配置した方が良いのではないかと意見が出たため設置したものです。
山形新聞
若い職員のアイデアが実際に事業化していく新しい組織の体制についての所感をお願いします。
市長
現場の第一線で活躍している若手職員の改善改革の案は的確なものが多く、導入すべき案件も多く出てきています。しっかり市民の皆さまの安全・安心につなげていければ良いと思っています。
日本経済新聞
ガバメントクラウドファンディングの対象について、今回の件には入らないと思いますが、花笠の後継者がいない問題で、傘をベトナムから調達している現状があります。現在は飯豊町に作り手がいらっしゃいますが、山形市で花笠の後継者を育てる展望はどうでしょうか。
市長
ベトナムで生産いただく傘はかなりメディアの露出度が高く、それによって様々な提案や連携の可能性の芽が出てきています。そうしたところを生かしながら、地元での生産ができる仕組みづくりが必要と考えています。このガバメントクラウドファンディングでは出来ませんが、後継者育成についてのガバメントクラウドファンディングが出来るのであれば考えていきたいと思います。
日本経済新聞
ラーメンスタンプラリーについて初年度、2年度に比べ期間が非常に長くなりましたが、ラーメン消費額の4連覇の可能性との関係はあるのでしょうか。
市長
直接は関係ございません。この度の期間の拡大は、参加者・ラーメン店の方のご意見を伺ったニーズを反映した結果です。引き続きご意見をいただきながらより良くしていきたいと思っています。
日本経済新聞
冬の観光シーズンの観光客も含めて山形のラーメンを知っていただく機会になると思いますか。
市長
ちょうど寒いときに温かいものを食べたくなるという点では合致するかなと思います。
時事通信社
先日新しい内閣が発足しましたので、新しい政権に山形市として期待することを教えていただきたい。
市長
憲政史上初の女性総理ということで、良いことと思っています。山形市として期待することは、目の前の物価高騰対策です。高市総理も1番に掲げていますので、経済対策を期待したいと思います。目の前の対策とともに、物価上昇を賃金上昇が上回ることが中長期的に大切と思いますので、それに向けた経済政策をしていただきたい。大きな目線で言いますと、一極集中から多極分散の地域づくり、国づくりをお願いしたい。東京一極集中の構造は個々の自治体では変えられないと思いますので、国で構造を変えていき地域でイノベーションが起こり、自立的な経済圏ができることを期待したいと思います。
河北新報社
宿泊税に関する第1回の会議が始まりました。市長の所感をお願いします。
市長
山形市も観光施策には力を入れており、より多くの方に来ていただいて山形市の経済発展、都市としての持続可能性につなげていきたいと思います。山形市の観光施策の大きな財源の一つとして、特に宿泊業の皆さまからご理解をいただいて丁寧に議論しながら、一方でスピード感を持って進めていきたいと思います。
河北新報社
宿泊税の財源は観光業に使うということでしょうか。
市長
目的税なので観光振興に活用します。日本一の観光案内所がこれから控えております。KPIとしては、宿泊者数を増やしたいので、宿泊事業者様からの協力を得て宿泊者数を増やしていく施策をやっていきたいと思います。使い道の部分は明確に、しっかりコミュニケーションを取って実現に向けて歩んでいきたいと思います。
河北新報社
クマの今後の対策について教えてください。規制は考えていますか。
市長
全国的に市街地も含めてクマが出没しています。市役所としては環境部で対策に当たっており、警察・猟友会・周辺自治体と協力しながら対応に当たっています。
気温が低くなると出没も収まると思いますが、目の前の対応は関係機関と協力しながら全力で行っていきたいです。住民の皆さまの命を最優先にする中で対策をしていきます。
市民の皆さまには市からリアルタイムに情報を発信していきたいと思っておりますので、SNSがタイムリーな発信になりますので、ご自身でも備えていただき、情報提供もいただければと思います。
予定していた植樹イベントは中止しました。状況に合わせて様々な判断をしていきたいと思っています。
さくらんぼテレビ
宿泊税についての、初会合の所感をお願いします。
市長
宿泊税は山形市の観光振興のための財源を確保して、多くの方に来たいただき経済を活性化していく非常に重要な税だと思っております。宿泊事業者、関係者の皆さまの納得のもと、進めていきたいと思っています。山形市の経済の伸びしろは、観光が大きいと思っておりますので、宿泊数が増えるような施策を行っていきたいと思います。
さくらんぼテレビ
他の自治体では、宿泊税導入に当たって、客が来なくなるのではないかという話などもありましたが、山形市が宿泊税を導入する意義を具体的に教えてください。
市長
先行して導入している自治体から導入したから観光客が減ったという話は出ていないと思っています。むしろ、将来的にはより多くの自治体で宿泊税が導入されていくと思っております。山形市は宿泊税にも取り組んで財源を得た上で、観光施策をより強化していくことで、早く効果を得て経済の活性化、観光地としての振興につなげていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
NHK
宿泊税について、税の徴収のあり方はどういったものが望ましいと考えていますか。
市長
一般的には、定率制と定額制がありますが、必ずこれというものはないと思っています。これからの議論の行く末を見ていただきたいと思います。ただ、インフレ経済に入りましたので、定率制であれば物価が上昇しても、その都度変える必要がないため、混乱がないかと思っています。これから事業者の方からのご意見を聞きながら方向を決めていきたいと思います。
NHK
宿泊税について、検討期間が短すぎるのではないかといった趣旨の意見も出たようですが、スケジュール感についてはどのようにお考えでしょうか。
市長
示したスケジュールは最短ですので、皆さまのご理解を得て進めていきたいと思っています。先行事例を見ればどのような結果がもたらされるのか見えてくるので、そうした所も生かしながら、良い方向を探していきたいと思います。
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