令和7年7月22日 市長記者会見

ページ番号1016768  更新日 令和7年8月5日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、環境部長、商工観光部長

内容

発表事項

1.7月市議会臨時会 提出議案について
・令和7年度7月市議会臨時会提出議案の概要
2.戦後80年特別企画の開催について
3.猫の不妊・去勢手術費補助金交付事業ガバメントクラウドファンディングの実施について
4.夏のイベントについて
・第63回 山形花笠まつりの開催について
・「第45回2025花笠サマーフェスティバル・第44回山形県観光物産市」について
・第46回 山形大花火大会の開催について
5.サマースキージャンプ2025山形蔵王大会について

会見内容

映像

発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

市長

それでは初めに、7月25日金曜日に開催されます、7月市議会臨時会の提出議案について申し上げます。

議第58号及び議第59号の2議案は、いずれも市立出羽小学校の屋内運動場の改築に関する工事の議案であり、そのうち建築工事については、金6億9,847万8,000円をもって大友建設・渋谷組建設工事共同企業体と、機械設備工事については、金1億4,850万円をもって山形企業・ガス管工建設工事共同企業体と、それぞれ請負契約を締結しようとするものです。

7月臨時会に提出する議案は以上でございます。

 

それでは、定例の発表に移ります。

はじめに、戦後80年特別企画の開催について発表いたします。

今年は、戦後80年の節目であります。山形市では、平和都市宣言事業として、これまでも原爆展をはじめ、平和コンサートや平和劇場といった取組を行ってまいりましたが、この節目の年にそうした例年の事業に加えて、戦後80年特別企画を実施します。この企画では、唯一の被爆国としてこれまでも取り上げてきた広島・長崎の被爆、身近で関係が深い仙山連携を推進する仙台市で起こった仙台空襲、山形市を拠点とした歩兵第32連隊が最後を迎えた沖縄戦を取り上げ、展示等を行います。

それぞれの都市で起こった悲劇を伝えるとともに、非戦災都市である山形市の皆様にも、当時の人々の苦しみや悲しみ、平和への思いを想像し、平和について「自分事」としてより身近に考えていただけるよう、8月12日には道の駅やまがた蔵王にて、長崎での被爆体験の家族証言講話を行うほか、市役所1階エントランスホールでは、仙台空襲に関する当時の人々のエピソードを中心としたパネルや、山形市遺族連合会関係者の遺品などの展示を行います。ぜひ多くの市民の皆様のご来場をお待ちしております。

 

ガバメントクラウドファンディング『「にゃんこ」と「私」の共同宣言~不妊・去勢でにゃんとかすっべ~』第6弾について発表いたします。

この取組は、令和2年度に開始して以来、市内外の多くの皆様からご賛同と温かいご寄附をいただき、支えられてまいりました。また、飼い主のいない猫の繁殖抑制に取り組むボランティアの皆様にもご協力を賜り、活動がさらに広がってきております。

昨年度、「猫の不妊・去勢手術費補助金交付事業」には、465件の申請があり、377万円の補助を行いました。このうち、115万3千円は、皆様からのご寄附により賄われたものです。ご支援をいただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

一方で、引き続き市民の皆様からは、猫に関する多くの相談が寄せられています。今年度もこの活動を継続し、猫の適正飼養への認識をさらに広げるために、8月8日の「世界猫の日」に合わせクラウドファンディングを開始いたします。実施期間は、11月5日までの90日間です。

人と猫が安心して生活できる共生社会の実現を目指すため、引き続き市民の皆様と共に取り組んで参りたいと考えておりますので、ぜひ温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

続きまして、夏のイベントについて発表いたします。

 

まず、東北が誇る6祭りの一つ「山形花笠まつり」です。

第63回目を迎える今年も8月5日から7日までの3日間開催され、昨年度を上回る、約150団体、延べ1万人の艶やかな衣装を纏った踊り手が、流麗かつ勇壮な踊りを披露します。

今年は、新たに山形市役所前に事前販売の有料観覧席を毎日382席設置するほか、山形市中央駐車場前にキッチンカーゾーンを設けます。また、昨年好評をいただいた「花笠横丁」を、今年も市民会館建設予定地に設置しますので、お祭りグルメを楽しみながら、「山形花笠まつり」の熱気と魅力を存分に味わっていただければと思います。

各開催日の日中には、やまがたクリエイティブシティセンターQ1において「昼の花笠」を開催し、花笠踊り披露や踊り方教室を行いますので、ぜひこちらにもお越しいただき、花笠踊りの魅力を感じていただきたいと思います。

 

さらに、花笠まつり前日の8月4日には、前日祭として、「第45回2025花笠サマーフェスティバル」、並びに「第44回山形県観光物産市」が開催されます。ほっとなる通りを会場として、沿道の商店によるバザールや、地酒フェス、キッチンカーゾーンの設置、県内各市町村の特産品・名産品の展示、販売など、様々な催しがございます。花笠まつりの前日から街なかを楽しんでいただければと思います。

 

8月14日には、「ココロオドル」をテーマとして、「第46回山形大花火大会」が開催されます。

昨年に引き続き、霞城公園での打ち上げとなり、有料の観覧エリアとして、霞城公園東側の県民ふれあい広場をはじめ、霞城公園南側のやまぎん県民ホール前イベント広場、霞城公園内最上義光騎馬像周辺、市役所展望室と11階大会議室に2,000席以上をご用意いたします。今年は新たに、最上義光騎馬像周辺に、花火の撮影に適したカメラマン専用席を設けます。

いずれの観覧席も事前チケット制ですが、一部の会場には自由に立ち見観覧ができるエリアも設ける予定です。観覧エリア周辺では様々な露店が並び、グルメも楽しめる、充実した内容となっております。

また、どこにいても花火を楽しんでいただけるよう、打ち上げの様子をラジオで生中継し、YouTubeでの生配信も実施いたします。

なお、大会開催時は、安全管理上の問題から一般のお客様の霞城公園内への立ち入りを禁止するとともに、周辺道路も交通規制を行いますので、観覧席の予約方法や、交通規制等の詳細につきましては、大会ホームページでご確認ください。

この夏は、様々なイベントが目白押しでありますので、ぜひ、思い思いにお楽しみいただきたいと思います。

 

続きまして、「サマースキージャンプ2025山形蔵王大会」について発表いたします。

来月、8月22日金曜日、23日土曜日の2日間にわたり、「全日本スキー連盟A級公認サマースキージャンプ2025山形蔵王大会」を開催いたします。

本大会は、今年で第4回目を迎え、会場となるアリオンテック蔵王シャンツェでは、国内のトップ選手の迫力あるジャンプが繰り広げられます。

今年は新たに、ジャンプ台を正面に臨む室内観覧席や、選手がスタート地点に向かう姿を間近でご覧いただける臨場感あふれるマス席を設置するなど、有料観客席を拡充することで観戦環境の充実を図ります。

また、昨年ご好評をいただいた仮想スキージャンプ体験や、長野オリンピック金メダリストの原田雅彦さんによる解説付きのジャンプ台バックヤードツアーのほか、山形新聞社様のご協力のもと、YouTubeでのライブ配信も行います。

さらに、蔵王温泉エリアの夏イベントとも連携し、会場と温泉内をつなぐ無料の大会シャトルバスも運行いたしますので、観戦とあわせて、夏の蔵王を一日まるごと楽しんでいただける内容となっております。

加えて、新たな取組として、スキージャンプ4大会連携事業「サマージャンプツアー2025」を実施いたします。山形市を皮切りに、南魚沼市、妙高市、白馬村の4会場で、4週連続でサマージャンプ大会が開催されることから、SNS等での情報発信や大会観戦スタンプラリーの実施など、相互に連携しながら、スキージャンプ競技の魅力を広く発信することで、より多くの皆様から観戦いただき、大会をさらに盛り上げてまいります。

参加選手につきましては、エントリー期間が25日までのため確定はしておりませんが、大会の立ち上げにご尽力いただいたスキージャンプ界のレジェンド葛西紀明選手をはじめ、昨年の男子優勝者で北京オリンピック金メダリストの小林陵侑選手、女子ワールドカップ通算9勝の伊藤有希選手など、国内有力選手のエントリーがすでに寄せられております。

なお、大会当日は、無料駐車場の設置、シャトルバスの運行など、多くの観客の皆様に快適にご来場いただける体制を整えますが、会場の安全確保の観点から、状況に応じて入場を制限させていただく場合もございますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

今年もぜひ多くの皆さまに、夏の蔵王の空を舞う壮麗なジャンプを楽しんでいただければと思います。

私からの発表は以上であります。

 

日経新聞社

花笠まつりのベトナム製の花笠を企業で作成したと思いますが、市長の受け止めを教えていただけますでしょうか。去年、ちょうちんの照明がLEDになったと思いますが、時代に合わせてアップデートしていくということでしょうか。ベトナムとの交流について考えていることはありますでしょうか。

市長

近年、担い手不足により、十分な量を確保できなかったということがありますので、海外との連携の中で、そうした課題がある程度解消できたことはよかったと思いますし、関係者の皆さまに感謝申し上げたいと思います。今年は、参加者数が再び1万人を回復したということで、ベトナムでできた笠も含めて、大いに盛り上げていきたいと思います。時代の情勢に合わせて中身を変えていくことは非常に大切なことで、みんなで祭りを守り、改善をし、充実させていくことは重要だと考えております。

ベトナムとの交流に関しては、山形の企業で取引や付き合いがあったところはありますが、行政としてはこれまでありませんでしたので、きっかけを見つけて実のある交流をできないかということは考えなければいけないと思っております。いざやるとなると、継続的に交流できる取り組みが必要だと思いますので、交流の中身をしっかり考えなければならないと思います。

 

産経新聞社

猫のクラウドファンディングについてですが、対象は野良猫が対象ですか。実績はどのようになっていますか。ほかの自治体でこのような取り組みを行っているところはありますか。

市長

はい、野良猫が対象で、市としては、殺処分ゼロを目指して取り組んでいるところです。地域猫という不妊去勢手術をしてこれ以上の繁殖を抑えつつ、天寿を全うしていただくという活動が以前から地域で始まっておりまして、行政としてもそのような活動を応援しようとクラウドファンディングで資金を募りながら続けてきたところです。

動物愛護センター

この事業は令和2年度から実施しているものですが、山形市への補助金申請数は、令和2年度203件、令和3年度369年、令和4年度448件、令和5年度442件、令和6年度465件となっております。他の自治体でも広まってきています。

 

山形放送

ベトナムとの交流で、具体的に考えていることはありますか。

飯豊町の作り手の方も70代を過ぎてらっしゃる方が多いということで、開催地として、作り手を増やしていくなど考えていることはありますか。

山形新幹線が往復で3本という状況の中で、集客に関する懸念やJRに求めることはありますか。

市長

実際にベトナムから届いた傘を使う市民の方がいらっしゃるため、そうした皆さんの中で、ベトナムとの関わりを持つ方も出てくると思いますが、そういったことが糸口になると思いますし、今回プロジェクトを主導された逸見さんとも相談しながら、考えていきたいと思います。

一方で、地元生産をなくしてはいけないと思います。現在の担い手の高齢化はありますが、引き継ぐ方を探して、技術の継承も含めて持続的な形で、地元でも作る体制に向けて取り組んでいきたいと思います。

新幹線に関して、山形に来る手段があるということをPRしていかなければならないと思いますし、JRさんにも安心して山形にお越しくださいということを発信していただければと思います。イメージ先行で、来るのが大変だと思われたり、いけないと思われたりしないようにしていくことが大切だと思います。

 

NHK

長崎被爆家族証言講話の中村さんや大叔母の森さんは、山形にゆかりのある方でしょうか。

総務部長

今回来形いただく中村さんや森さんは、山形にゆかりがあるということではなく、講話を通じて戦争の悲惨さなどを語り継いでくださっている方です。プロジェクトの中でご紹介いただき、お話をしていただくことになりました。

 

産経新聞社

今回の選挙はコメの生産地の山形として、コメ政策が選挙に影響したかどうか、個人的な意見で構いませんのでお考えを教えていただきたいです。石破首相が続投を表明したことについてどう受け止めていらっしゃいますか。市長として個人的に怒りはありませんか。

市長

今回与党に逆風が吹いていたと感じております。その原因は、コメ問題ももちろんそうですけれども、政治と金の問題や物価高対策ですとか、長期的な様々な要素が積み重なって逆風が形成されたと感じております。コメ問題のみが当落に影響したかは分かりませんが、方向性が定まっていなかったり、右往左往していた部分があったので、それも与党への批判の一つとなったのかと思います。石破首相については、客観的に過去の事例から考えると、なかなかない判断かなと思います。これは心の中のことですので何とも言えませんが、区切りは考えているのではないかと思います。まずは、事態を見守りたいと思います。中央政界は、これからしばらく、大混乱期に入っていくと思います。私にとって重要なことは市民生活で、この状況の中での国の政策はどれも自治体の財源に非常に大きな影響を与える可能性があり、危機感を持っております。自治体の立場から、政府の政策によって市民生活が脅かされることにならないように願っておりますし、市長として、全国市長会等様々な場面において、意見を述べていかなければならないと考えております。

 

山形放送

熱中症警戒アラートが出ている中、小国町では一時期給水制限がありましたが、山形市内の渇水状況や水不足関連の情報はありますか。

市長

今のところ、山形市ではそういった状況にありませんが、引き続き注視していきたいと思います。

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