平成28年12月19日 市長記者会見

ページ番号1005590  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見する市長

出席者

市長、総務部長、商工観光部長、済生館事務局長、社会教育青少年課長

内容

発表事項

  1. 山形市立病院済生館病床数削減への対応及び年末年始の臨時開院について
  2. 「山寺行啓記念殿」の市指定文化財への指定について
  3. 蔵王樹氷まつり2017について
  4. 第2回ウィンターフェスティバルの開催について

資料のみ

  1. 新春もちつき・もちふるまいIN山形市役所“2017”の開催について
  2. 平成29年山形市公設地方卸売市場「初市行事」概要
  3. 平成29年第69回山形市成人の祝賀式
  4. 年末年始の業務について
    • 年末年始のごみの収集・持ち込み及びし尿の収集・受付について
    • 「年末生活相談窓口」の開設について
    • 「年末金融・経営相談窓口」の開設について

会見内容

映像

内容

広報課長
それでは、12月の定例記者会見をはじめます。
それでは市長、発表をよろしくお願いいたします。

佐藤市長
まず初めに、山形市立病院済生館における病床数削減への対応及び年末年始の臨時開院について発表いたします。
先日、市議会12月定例会でもご決議いただきましたが、済生館の病床数を585床から528床に見直します。これは、済生館の医療資源を最大限に活用しながら、より一層の医療の質の向上と機能強化を図り、市民サービスの向上につなげるため、実施するものです。
山形県では、地域における医療や介護の提供体制の確保のため、平成28年9月に、将来の医療需要と必要病床数を示すとともに、目指すべき医療提供体制を実現するための施策を内容とする「地域医療構想」を策定しております。
この中で県は、村山構想区域の高度急性期及び急性期病床は、現在の許可病床3,877床に対し2025年の必要病床は2,210床であり、その差1,667床が過剰であるとして、病床規模の適正化及び病床機能の転換を推進するとしています。
この度の済生館の病床削減につきましては、済生館の近年の状況が、医療の質の向上及び地域医療連携の推進等に積極的に取り組んできたことにより、入院患者の平均在院日数が短縮され、その結果、病床利用率が平成25年度以降70%台を推移し、20%以上の病床が利用されていない状況となっております。全体の病床数は減少しますが、昨年度の1日あたりの入院患者数の平均が423人、最大でも509人でしたので、緊急時の対応もこれまで同様十分に可能です。更には、病棟の再編も実施し、より効率的な看護業務体制も図るほか、現在13床ある救急の専用・優先病床を15床に増やしますので、救急搬送の受入れに支障を来たす事もございません。
また、削減した病床の空きスペースには、病児・病後児保育施設や脳卒中センターリハビリテーション分室の整備に利活用していくことで検討を進めており、市民の皆様に質の高い医療の提供や子育て支援の体制充実が図れるものと考えております。
具体的には、1月1日から8階西病棟を閉鎖し、病棟を再編します。年末年始は入院患者数が最も少なくなる時期であり、1月1日からの変更とすることで、入院患者の皆様への影響を最小限にできると考えております。
なお、市民の皆様への周知につきましては、既に済生館ホームページ及び院内での掲示により行っております。広報やまがた1月15日号での周知も予定しておりますが、入院中の皆様にも丁寧に説明をしてまいります。
また、済生館では年末年始に臨時開院をいたします。年末年始は、開業医の皆様の多くが12月30日まで診療を行います。「地域医療支援病院」・「地域がん診療連携拠点病院」である済生館は、紹介患者の受け入れなどの開業医の診療支援のほか、地域の救急医療体制とともに充実した医療提供体制を図り、市民の皆様が安心して年末年始を過ごせるように、12月30日金曜日に外来診療を行います。

次に、「山寺行啓記念殿」の山形市指定文化財への指定について発表いたします。
山寺の立石寺が所有する「山寺行啓記念殿」について、11月21日付けで山形市指定文化財に指定いたしました。
「山寺行啓記念殿」は、明治41年、後の大正天皇である東宮嘉仁親王が東北各県を巡啓された折り、9月18日に山寺に立ち寄られた際の、昼食・休憩のための行在所として建てられたものでございます。
皇室を迎える施設として、京都御所紫宸殿を手本にしたとされており、規模は小さいながらも、高い屋根や高い天井にその特徴が表れております。建築されてから108年を経て現存する、明治末期の貴重な歴史的建造物であり、建物内外の建築意匠、技術、設えなどがほぼ当時のままに残されている、歴史的価値の高い建築物でございます。
指定物件の概要については、お手元に配付しております資料をご覧ください。
なお、この度の指定により、本市における指定文化財の件数は、国・県・市の指定を合わせて190件となりました。その内の市指定の建造物としては、8件目となります。

続きまして、蔵王樹氷まつり2017の開催について発表いたします。
蔵王温泉スキー場において、今年で52回目を迎える「蔵王樹氷まつり」が平成28年12月23日から平成29年3月5日まで開催されます。
この樹氷まつりで開催されるイベントについて紹介します。山頂から麓まで一気に滑り降りる「樹氷原10kmロング滑走・スキー感謝祭」や、LED照明を掲げ夜のゲレンデを滑走する「1,000人松明滑走」、横倉・竜山ゲレンデにて「冬のHANABI」の打ち上げ、スキー場・冬ならではの「冬の働く車 大集合」などのイベントが行われます。
また今年は、温泉街や上ノ台・横倉ゲレンデにイルミネーションを設置し、夜の蔵王に彩りをもたらします。
また、3月上旬までの樹氷形成期間においては、デイライトで樹氷をご観賞いただけます。加えて、3月5日まではライトアップされた樹氷もご覧いただくことができますので、昼と夜で一変する樹氷の表情をご堪能ください。
皆様にはこの機会に、冬の魅力満載の蔵王温泉に足を運んでいただきまして、世界的に知られる自然の芸術である「蔵王の樹氷」や、開湯1900年を越える美肌の湯「蔵王温泉」、国内最大級である蔵王温泉スキー場でのウインタースポーツをお楽しみいただきながら、蔵王樹氷まつりを満喫していただければと思います。

続きまして、第2回ウィンターフェスティバルの開催について発表いたします。1月10日の初市開催に合わせ、「第2回ウィンターフェスティバル 山形冬の花火大会in霞城公園」が開催されます。
当イベントは、「街なか全部が桟敷席」と銘打ち、霞城公園内より打ち上げられる花火を、中心市街地のどこからでも見ることができ、街なか全体が会場となる魅力的なイベントとなっております。
今回も、県民ふれあい広場にて、ラーメンや鍋料理など、身体も心も温まる食べ物を販売する「あったかグルメ」を開催しますので、ご来場の皆様には、身体を温かくしながら、山形の冬の花火大会を存分に楽しんでいただければと思います。
また、今回は、午後5時30分より、山形市役所11階大会議室も開放します。ぜひ花火を観覧いただければと思っております。
なお、約250軒の露店が並ぶ伝統行事「初市」は、十日町・本町・七日町の国道112号線及び沿線で、午前10時から午後5時まで開催されます。
山形の冬を盛り上げるウィンターフェスティバルと初市に、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

広報課長
それではただいまの発表案件につきまして質問をお受けいたします。なお、発表案件以外の質問につきましては後ほどお受けしますのでよろしくお願いします。はじめに幹事社の山形新聞さんお願い致します。

山形新聞
済生館の関係で聞きたいことがあったのですが、病床数削減が1月1日から始まり、空いたスペースで保育施設の検討をされるということですけれども、すでに具体的なスケジュールが決まっていたら教えて頂きたいということが一点と、市長は人口30万人都市を目指しているわけですけれども今回の削減は県の医療構想を受けてのことだと思いますが、人口が増えていくとお考えの中で病床数を削減するということで、今後また人口が増えてきた場合に何か増やしたりするのか、あるいは削減したままにするのか何かお考えがあれば教えて下さい。

佐藤市長
はい。まず二つ目の質問からでありますが、この度の病床数の削減につきましては、これまで長い間をかけて急性期医療とそうでないものとの役割分担をずっと続けてきました。そのことによって在院日数が減ってきたことなどに伴う部分が大きく、そこの部分による病床数の削減ということだと思っております。当然、山形市にある病院が周辺自治体の医療も担っている部分もありますので、非常に色んな要素が連関したうえで必要病床数が決まってくるのだと思います。今後山形市の人口動態や周辺自治体の人口動態をしっかりと見極めながら、今後の病床数を考えていきたいと思っております。病児・病後児保育のスケジュールについては済生館から現状をお答えします。

済生館事務局長
病児・病後児保育につきましては、今具体的な概要について考えておりますので、それを踏まえて来年の4月以降に申請を行い、国・県の補助などをお願いしながら、その認可がおりた時点で来年度内の出来るだけ早い時期にやっていきたいと思います。

山形新聞
保育施設だけではなくて、リハビリテーションも同じような流れでよろしいでしょうか。

済生館事務局長
リハビリテーションにつきましては、現在リハビリの部屋がございます。今回空いたスペースを活用しながら、そちらを拡充するということです。出来れば年内に、可能なものについては空いているスペースの整備が暫定でも出来れば、一部についてはそこから始めていきたいと思います。器材が整わないと(いう場合には)、来年度から更に計画的に整えていきたいと思います。

広報課長
次に、幹事社の毎日新聞さんはいかがでしょうか。

毎日新聞
まず基本的なことなんですが8階西病棟の55床のうち53床閉鎖というのは内科とか眼科とか、何科になるのでしょうか。

済生館事務局長
現在8西につきましては眼科と内科の一部になります。

毎日新聞
削減されるのも、眼科と内科の一部ですか。

済生館事務局長
削減といいますか、現在使っている病床を8西の閉鎖後、他の病棟も含めまして再編を行います。眼科につきましては9階に、内科の一部につきましては6階に移動させていただきます。このように既存の病棟も若干修正をしながら再編し、今大変な所は補強していきたいと思います。

毎日新聞
ありがとうございます。市長にお聞きしたいのですが、市民の皆様にとっても山形市の周辺の自治体の皆様にも重大なことだと思うのですが1月1日に変わってしまうということで、少し広報というか周知の時間が短いのではないかと思うのですかその辺いかがでしょうか。

佐藤市長
1月1日でないと、入院患者数の問題で現場の視点から再編・引越しがなかなか難しいと(考えております)。そうすると更にその翌年の1月1日ということになりますと、先ほどからお話ありましたリハビリテーション病床数ですとか病児・病後児保育数なども1年遅れるということになります。先ほど申しました通り救急の受け入れ・あるいは病床数についても現在の利用状況を考えますと、市民の皆さんに影響がない中で、今言ったような市民サービスの充実・強化が図られます。そうした面で市民の皆様にご理解をいただきたいと思います。

毎日新聞
ありがとうございます、以上です。

広報課長
続きまして、幹事社以外の皆様からありますでしょうか。
無いようですので発表案件以外の質問がありましたらお受けしたいと思います。幹事社の山形新聞さんありますでしょうか。
(なし)
毎日新聞さんはいかがでしょうか。
(なし)
それでは幹事社以外の皆様から発表案件以外で質問があればお受け致します。

河北新報
9月にですが、ビブレ跡地につきまして、年内を目途に全地権者との協議を終了させるということで発言があったのですが、まずその進捗情報についてお聞きさせてください。

佐藤市長
協議を終了させるというよりも、まずお会いしてそれぞれの方の思いを伺うということでやっております。ほぼ会えましたが東京にいらっしゃる方は日程が合わなくて、まだ会えてない方もいらっしゃいます。

河北新報
東京というと、個人ですか。

佐藤市長
個人です。

河北新報
目標としていた年内というのは難しい状況でしょうか。

佐藤市長
全員というのは難しいですがその方につきましてもなるべく早くお会いしたいと思っております。

河北新報
要は一個人のみなんですよね、会えてないというのは。

佐藤市長
そうですね。あとで確認してお伝えします。
(確認の結果、1個人のみでした)

河北新報
それと同時並行に、その土地をどうするか、要は寄付という形では難しいかもしれませんが、例えば市が買い取るとかそこら辺の話も当然詰めてると思うのですが、そこについて市の見解としてはいかがでしょうか。

佐藤市長
そこは色んな選択肢があると思ってますし今時点で確定的なことは何もありません。やはり、まずは地権者の皆様と一通りお会いした上でのことですので、今時点で申し上げられることはありません。

河北新報
あと一個人を残して他の法人・個人とお会いした感触を教えて頂ければ。

佐藤市長
それについても、今の時点で記事のなかで出ると齟齬が生じてしまいますので、あまり多くを申し上げられないのですが、やはり、皆様それぞれにとって大切であるとともに、市全体としても大切な場所でもあるという意識は持ってらっしゃると思いました。

河北新報
その中で市長がお会いした中で難しさをにじませる方はいましたか。

佐藤市長
今時点で申し上げることはありません。

河北新報
市の玄関口でもありますが、県の玄関口でもあると思うんですね。その中で市だけではなく県と協力していくということはお考えでしょうか。

佐藤市長
まだそれも含め未定です。何をやるかによると思います。

広報課長
それでは次にTUYさん。

TUY
(F4レーサーでもある)山形大学工学部生が、逮捕されて処分保留のまま釈放されたという事件がありました。市長は、同学生の後援会の顧問でありますけども、今回の事件を受けての所感と、同学生に対する今後の後援会としての対応をお聞かせいただきたいのですが。

佐藤市長
はい。報道を見たときは私もびっくりしたのですが、その範囲だけではよくわからないことが多すぎてなんとも申し上げようがないです。それについては今後何らかの報道以外の情報が入ってから考えたいと思います。

TUY
後援会としてはまだ本人と会ったり声を聞いたりする機会はない状況ですか。

佐藤市長
私自身はお会いしたりはしてないです。

TUY
わかりました。

時事通信
県知事選の話になるのですが、来月の5日にも告示ということで無投票3選の公算が大きいということですが、県都の長としてあるいは政治家として無投票3選についてご意見があれば伺えますでしょうか。

佐藤市長
まだ結果が確定したわけではありませんので、今時点で特に申し上げることはありません。

時事通信
わかりました。では県知事の二期目の成果ですとかあるいは三期目へ向けた政策もある程度発表されたみたいですけどもそのあたりについてはいかがですか。

佐藤市長
それにつきましても、どなたになっても県のために色んな手立てを講じていただければと思っていますので、今時点で申し上げることはございません。

時事通信
わかりました。ありがとうございます。

広報課長
その他の皆様はございませんでしょうか。無いようですので以上で今日の記者会見を閉じさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

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