平成28年4月18日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、商工観光部長、障がい福祉課長、生活福祉課長
内容
発表事項
- 平成28年熊本地震への義援金募集の実施について
- 市長記者会見における手話通訳の導入について
- 高齢者向け給付金の申請受付について
- 春の観光イベントについて
- 山形市ふるさと納税推進事業について
資料のみ
- 平成28年度エコ・サマーアクションの実施について
- 平成28年度緑の募金街頭キャンペーン出発式
- 平成28年度4月1日現在の保育所等利用待機児童数の状況について
会見内容
映像
※機器の不具合により、冒頭1分程度の映像及び音声がありません。
ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。
内容
広報課長
それでは、4月の定例記者会見を始めます。市長、発表をお願いします。
佐藤市長
まず、平成28年熊本地震への義援金募集の実施について申し上げます。
4月14日に発生した「平成28年熊本地震」は、いまだ熊本県を中心とする九州各地で余震が続いており、多数の死傷者及び避難生活者が出るなど、甚大な被害が生じております。
この度の地震で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、被災された全ての方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
この状況を踏まえまして、山形市では、被災地の一日も早い復旧と復興を支援するために、副市長を本部長とする「山形市「平成28年熊本地震」被災者支援募金本部」を設置し、市民の皆様からの義援金を募らせていただくことになりました。
義援金募金の受付期間につきましては、明日4月19日から、5月18日までとします。受付の場所は、4月19日から28日までは、市庁舎1階市民ホールで行い、5月2日からは、同じく1階の市民相談課の窓口で受付を行います。
また、中央、東部、西部、南部、北部、江南、霞城、元木の8つの公民館でも、受付を行います。
受付時間は、市庁舎においては開庁日の、また、各公民館においては資料に記載の日を除いて、午前9時から午後5時までとなります。
市民の皆様には、ぜひ御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、次の発表に移ります。
本日の市長記者会見から、手話通訳を導入することといたしましたので、お知らせします。
市長記者会見の内容は、これまで、市のホームページにより映像の配信と文字による記録を掲載しておりますが、聴覚に障がいのある方にも、私が発信する市政情報を同時にお伝えできるように、原則月1回開催する記者会見において、手話通訳を導入するものです。
私の隣で、手話通訳士の資格を持つ方が、2人で交替しながら対応していただいております。
手話通訳は、市政の発表案件に限り行います。市政記者クラブとの質疑については、文字による記録でご覧いただくことになります。
なお、市長による記者会見で手話通訳を導入するのは、東北の県庁所在都市では、初めてとなります。
次に、高齢者向け給付金(年金生活者等支援臨時福祉給付金)の申請受付について申し上げます。
「一億総活躍社会」の実現に向け、賃金引上げの恩恵が及びにくい低所得の高齢者を支援するための高齢者向け給付金の申請受付について、お知らせいたします。
山形市においては、平成28年前半の個人消費の下支えに資することの目的もあり、できる限り早期に支給するため、4月14日木曜日に、支給対象者と思われる方がいる約19,500世帯に対して、ご案内と申請書を送付いたしました。
申請受付は、送付翌日の先週4月15日金曜日から開始しており、受付期間は、7月15日金曜日までの3カ月間となっております。
支給については、審査終了後に、順次、ご指定の口座に入金させていただきますが、第1回目の支給を5月中旬とし、5月、6月は月3回、7月、8月は月2回を予定しています。
給付額は、一人当たり30,000円になります。
申請方法は、届いた申請書に必要事項を記入・押印し、必要書類を添付のうえ、同封の返信用封筒で返送していただくか、市役所1階の臨時受付窓口に提出をお願いします。
申請漏れがないように、申請を促す記事を広報やまがた4月1日号から7月1日号まで毎号に掲載するほか、市のホームページで周知を図ってまいります。短期間での申請受付となるため、お早目の申請をよろしくお願いします。
続きまして、春の観光イベントについてでございます。
「蔵王連峰夏山開き」と「蔵王エコーライン開通式」が、4月22日に同時に開催され、夏山登山者の安全と遭難防止、エコーライン通行者の交通安全を祈願します。
蔵王エコーラインは、山形県と宮城県を結ぶ重要なルートとして、多くの観光客が利用します。お釜や雪の回廊などを楽しんでいただくとともに、蔵王温泉にも多くの皆様にお越しいただきたいと考えております。
「スプリングフェスティバル」は、5月5日のこどもの日に開催されます。七日町ほっとなる通りにおきまして、子供たちが日ごろ興味を抱いている「はたらく車」が約30台展示され、直接触れることができます。
関連イベントといたしまして、本町から十日町にかけて、東日本大震災において出動した車両を展示する「がんばる車大集合」も開催されますので、皆様におかれましては、お子様を連れて、街歩きを楽しんでいただきたいと考えております。
また、「山形まるごと館 紅の蔵」と「山形まなび館」では5月8日まで「コナンカフェ」を開催しております。東北では唯一、山形市で開催という事でありまして、ゴールデンウィーク期間をはさんで、街なかの更なる賑わい創出に寄与していただけるものと、期待しております。
「山形まなび館」では、他にも小さなお子様から大人まで楽しめる企画を用意しております。
そして、日本三大植木市の一つと呼ばれ、400年以上の歴史を持つ「薬師祭(やくしさい)植木市」が、5月8日から5月10日までの3日間、開催されます。
最上義光公が大火で焼失した城下に緑を取り戻そうと住民に呼びかけたのが始まりと言われているこの祭りは、薬師町通り、新築西通り、山形五中東通りなどを延べ約3キロにわたり開催され、心躍る鮮やかな新緑を皆様にお届けいたします。山形の春を彩るイベントに、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
次は、ふるさと納税推進事業についてでございます。
昨年度は、多くの皆様に「ふるさと納税」によるご寄附をいただきまして、ありがとうございました。皆様から寄せていただきました寄附金は、より魅力的な山形市をつくっていくために有効かつ効果的に使わせていただきます。
今年度においては、年間寄附額10億円という目標を達成するために、返礼品を充実させ、234品目に増加させるとともに、皆様が山形市に来て楽しむことができる、観光や体験を目的とした品も増やしております。
返礼品の具体例としましては、蔵王温泉の宿泊旅行プランや山形大花火大会の桟敷券、山形まるごとマラソン出走権、市内ゴルフ場のプレー券などを取り揃えるとともに、「健康医療先進都市」の実現に関連して、人間ドックやPET検査、シルバー人材安心サービスなどをラインナップし、さらに、さくらんぼ、シャインマスカット、牛肉・豚肉などの人気の食品も充実させております。
また、寄附の金額に応じた返礼品のコースを10コースへと細分化し皆様のニーズに合わせたきめ細かい対応をしております。
寄附金の使い道については、『世界に誇る健康・安心のまち「健康医療先進都市」の実現』と『ふるさとの未来をつくる子どもたちへ「子育て・教育環境」の充実』という具体的な使い道2つに加え、『市政一般に対する寄附』の合計3つの選択肢を設けております。
今年度の寄附の受付は4月1日からスタートしておりまして、本日4月18日(月曜)午前0時時点で申込件数2,812件、申込金額は55,570,500円となっております。
地域の事業者の皆様のお力をお借りして準備させていただいた返礼品は、いずれも全国に誇れる素晴らしい特産品ですので、そのラインナップを楽しんでいただき、山形市へのより一層のご支援をお願いしたいと思っております。
広報課長
引き続き、一部の返礼品の実物を紹介させていただきます。
佐藤市長
こちらが新たにラインナップに加わりました、有限会社山田パター工房からご提供いただきましたゴルフパター「YAMADA(ヤマダ) Milled(ミルド) Handmade(ハンドメイド) Kamakura(カマクラ)」です。全世界のプロツアーで使用され、何度も優勝に貢献した貴重な手作りパターです。まさに、山形の技術を集めたパターであります。
次に、こちらにあるお酒と器については、ふるさと山形株式会社様からご提供いただいた「山形市三蔵(さんくら)おすすめお酒セット」です。男山酒造の「最上義光」、寿虎屋酒造の「朝霧(あさぎり)の里」、秀鳳酒造の「秀鳳」の3本と、山形市の伝統工芸である平清水焼きの「おちょこ」と「もっきり」のセットです。
そして、古内(ふるうち)和傘店からご提供いただいた「蛇の目傘」です。東北で唯一の和傘職人であり、まさに日本的情緒が楽しめる伝統の一品になっております。
以上で発表を終わります。
広報課長
それでは、質問をお受けしますが、本日は今年度最初の記者会見であり、新しい記者の方もいらっしゃいますので、質疑応答の手順を説明させていただきたいと思います。
質問は、初めに発表案件についてお受けし、発表案件以外の質問はその後にお受けします。質問の順番は、初めに市政記者クラブの、その月の幹事社からで、幹事社以外の皆様につきましては、幹事社の後となります。尚、質問の際は、社名とお名前をお知らせいただくようにお願いいたします。
それでは、今月の発表案件について質問をお受けいたします。初めに幹事社のYBCさんお願いいたします。
YBC
熊本地震についてですが、山形市関係の被害や、影響は確認されておりますでしょうか。また、物資の支援などは、山形市として考えているものがありますでしょうか。
佐藤市長
今回の地震に関して、山形市関係の被害というのは、現時点で確認はできておりません。引き続き調査して参ります。物資の支援につきましては、総務部長が答えます。
総務部長
物資の支援につきましては、国や山形県などを通じ、支援の要請があった場合に、必要な対応を迅速に行うことを考えております。
YBC
今のところ、要請はあったのでしょうか。
総務部長
今のところ要請はございません。
佐藤市長
物資を送りたいという方のために、どこが窓口になり得るのか調べてみます。
YBC
今回のような大規模地震の発生を受け、山形市の方で地震や、防災対策で新たな取組などについてお考えなのでしょうか。
佐藤市長
これは総務部長が答えます。
総務部長
山形市としては、東日本大震災を契機として、各地域の避難所の態勢などを揃えておりますので、今後とも、地域のコミュニティ活動を充実させながら、災害対策について、万全を期していきたいと考えております。
広報課長
他にございますか。(なし)
それでは、幹事社以外の皆様からございますか。
朝日新聞
義援金については、日本赤十字社を通じて熊本県に送るものだと考えてよろしいでしょうか。
佐藤市長
山形市が独自で行い、山形市から熊本県に送る予定です。
朝日新聞
日本赤十字社も、各地の市役所や町村役場に窓口を設けて義援金を募集しております。今回、山形市として、独自で義援金を募集する理由を、改めて教えていただけないでしょうか。
佐藤市長
地震が発生してから市民の皆様と接する機会がありました。その中で、何か自分に出来ることはないかというご意見を、色々な方から頂戴いたしました。
現時点では、自衛隊の皆様などが災害直後の対応を行っておりますが、市民の皆様の思いにも応えたいと思い、その次に出来ることとして、義援金の募集を市として実施します。
河北新報
手話通訳の導入については、山形県を模範として実施したと考えてよろしいでしょうか。
佐藤市長
参考にはさせていただきましたが、情報提供をしっかり行っていくために市として実施しました。
河北新報
質疑応答について手話通訳がないのは、何故なのでしょうか。
佐藤市長
導入したばかりなので、まずは実施しやすい部分から開始させていただきました。質疑応答の部分については、今後検討して参ります。なるべく実施していきたいと考えております。
毎日新聞
手話通訳について、例えば、地震などが発生した際の緊急会見には、導入する予定はないのでしょうか。
佐藤市長
態勢が整うかどうかという問題はありますが、極力導入していきたいと考えています。
朝日新聞
今日から始まった高齢者向け給付金の申請受付について、市役所1階には、ロビーの椅子に座りきれないほど多くのお年寄りが並んでおりました。一方で、先ほど発表されたふるさと納税について、見方は様々かと思いますが、私としては、納税する余力のある方が、これをやることによって、より高額の返礼品をもらうというのは、いささか公平性が欠けるのではないかと思っております。ロビーの高齢者の列と、今やられている返礼品のご披露などをみると、この制度として、また、行政の仕事として果たして妥当なのか疑問に思うのですが、佐藤市長はどのようにお考えになっておられるのでしょうか。
佐藤市長
ふるさと納税の仕組みの是非につきましては、山形市としては、地元の農業や、地場産業の活性化に資する仕組みであると考えております。また、それによって市の財源も増えると考えております。困っている皆様への支援や、子育て・教育環境の充実にも充てることができますので、そのような意味では、山形市民のためになると思っております。その部分を重視し、ふるさと納税についても、ご寄附いただけるような取組を進めて参りたいと考えております。
広報課長
それでは発表案件以外の質問をお受けします。まず幹事社のYBCさんはございますか。
YBC
公職選挙法の改正によって、投票所の設置や、期日前投票の時間の延長などが可能になり、次の参議院議員選挙から適用されることになっております。山形市として、投票所の設置や、期日前投票時間の延長・前倒しなどについて、どのようにお考えでしょうか。
佐藤市長
投票所につきましては、山形大学に期日前投票所を設置することが既に決まっております。それ以外の部分につきましては、未定です。投票率を高めることや、政治に関心をもっていただけるために何ができるか、引き続き検討していきたいと考えております。
時間の延長については、今は考えておりません。これから検討します。
朝日新聞
4月7日に山形市議会と仙台市議会の自民党会派の方が意見交換会をされました。その際に市長は、山形と仙台の関係について、特殊な2都市間関係にしたいとお話をされました。
特殊な2都市間関係とはどういうものか、ご説明をいただけないでしょうか。
佐藤市長
それぞれ独立した自治体でありながら、相互の依存関係や協力関係が、他の都市と比べて高い関係にあると考えております。中身につきましては、どこまで出来るのかを含め、これからの話です。産業振興や観光振興、防災、交通網整備の協力などについて、徹底して取り組んでいきたいと考えております。
朝日新聞
市長は、仙台と山形間の交通網の整備に、特に力をいれられるということを仰っております。9月の市長選前に政策を発表した際にも、仙山線の強化・高速化を謳い、「山形~仙台30分に挑戦」と配られたペーパーにも書かれておりましたが、仙台と山形の間を30分で結ぶという構想は、山形市の政策の中でも活きているものなのでしょうか。
佐藤市長
高速化については、早ければ早いほど良いと考えております。30分はベストであり、そのためには、新しくトンネルを掘って両都市を結ぶ事になろうかと考えております。一番高いハードルではありますが、挑戦しなければならないと思っております。その調査についても、新しい予算にも入っております。どんな選択肢があるのか、ベストは何か、次善の策は何か、市としてしっかりと位置づけなければ、始まらないと考えておりますので、その中で検討して参ります。
朝日新聞
仙台と山形は約62キロメートルですが、その距離を30分で結ぶとなると、時速130キロメートル程度で移動しなければなりません。これは、福島以北の山形新幹線より随分早く、常磐線の特急よりも早いスピードだと思いますが、仙台と山形を30分で結ぶというのは、どのようなルートで、どのような列車が走るというイメージなのでしょうか。
佐藤市長
ベストは、リニアや新幹線だと思いますが、どの程度可能かはこれからしっかりと検討して参ります。新しい都市間交通のモデルケースになれば良いと考えております。
河北新報
市議会の中でも、新幹線が一つの方法としてあるのではないかと話にでておりますが、今までのJRにした要望活動の中で、そのお話は具体的な事例として、出されたのでしょうか。
佐藤市長
まだ出しておりません。市として明確なものを、しっかり検討した上で働きかけをしていきたいと考えております。ただ、最初の山形新幹線のルート計画では、仙台から入るルートだったと聞いております。どんな選択肢があるのか、今後考えていきたいと思っております。
毎日新聞
監査委員が不同意となっておりますが、今後新しい方を立てることについての、方針はございますか。
佐藤市長
示された議会の意思は、重く受け止めております。今後、どのような形で6月議会に臨むかは検討中です。
毎日新聞
今のところ明確な方針は決まってないということでしょうか。
佐藤市長
検討中です。
広報課長
そのほかはございますか。ないようですので、本日の記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
総務部秘書課秘書係
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)内線200・202・207
ファクス番号:023-624-9888
hisyo@city.yamagata-yamagata.lg.jp