平成28年6月9日 市長記者会見
出席者
市長、総務部長、財政部長、環境部長、教育部長、財政課長
内容
発表事項
- 6月市議会定例会 提出議案について
- 平成28年度6月補正予算の概要
- 平成28年6月市議会定例会提出議案の概要
- 山形まるごとCOOL CHOICE事業について
- 山形市・スワンヒル市短期交換留学生の受け入れについて
資料のみ
- 第7回山形市街なか回遊べに街道キャンペーンについて
- 第5回日本一さくらんぼ祭りについて
- 第21回むらきざわあじさい祭りついて
- 第31回山形紅花まつりについて
- きれいな川で住みよいふるさと運動(河川一斉清掃)について
- 平成28年度山形市水防訓練の開催について
会見内容
映像
内容
広報課長
6月定例市長記者会見を始めさせていただきます。本日の発表案件は、6月市議会定例会に提出する議案についての案件と、定例案件の2つでございます。はじめに議会関係の発表のあと質問をお受けし、その後、定例案件の発表をいたします。それでは市長、発表をよろしくお願いいたします。
佐藤市長
それでは6月市議会定例会の提出議案の概要について発表いたします。会期は、6月16日木曜日から7月1日金曜日までの16日間の予定です。
6月定例会に提案する補正予算は、主なものとして、国・県等の制度新設や補助内示に基づく事業、及び速やかな対応が必要な市単独事業などを中心に編成したものです。
はじめに、国・県等の補助金関係ですが、環境関係では、詳しい事業のご説明は後ほどいたしますが、国の二酸化炭素排出削減に向けた活動と連携しながら、「山形まるごと COOL CHOICE(クールチョイス) 事業」を実施し、家庭や事業所の省エネ活動推進やエコドライブの普及促進などに取り組みます。
福祉推進関係では、高齢者や障がい者、生活困窮者などの枠組みによる、既存の支援体制では対応が困難なケースが増えていることから、関係する支援機関の連携により、包括的支援体制の構築を図るモデル事業に、新たに取り組みます。
子育て推進関係では、民間立保育所や放課後児童クラブなどの業務に従事する保育士等の負担を軽減し、就業の継続を図るため、保育業務支援システムやOA機器の導入について補助を行います。
また、子育て支援センターに対して、利用者の安全確保や利便性の向上のため、施設の改修・備品の購入について補助を行います。
さらに、待機児童の解消を継続するため、新たに小規模保育事業所の整備を支援するとともに、認定こども園施設整備事業に係る国の補助基準額が増額されたことから、補助金の増額計上を行います。
また、ひとり親家庭の、親の就業に向けた資格取得を支援するため、これまでの国の制度に加え、県と連携し、生活費や家賃について給付を行います。
農林関係では、競争力の高い経営体を育成し、花きや野菜など園芸作物の産出額増大と、産地の高収益化を図るため、ハウス施設の整備を支援するとともに、農業や農村の多面的機能の維持・向上を図るため、今年度から新たに取り組む地区組織に対し支援を行います。
次に、地方創生関係でありますが、国の「地方創生推進交付金」を活用し、リノベーションまちづくりによる移住・定住促進事業を実施するほか、新たに移住コーディネーターを配置し相談体制を構築いたします。
また、山形市内への就職者を促すため、合同企業説明会及び就職セミナーを首都圏で実施するほか、市内での創業を支援し、雇用創出を図ってまいります。加えて、新規就農者の経営の安定を図るため、新たに機械等の購入について補助を行います。
そのほか、教育環境の整備を着実に実施するため、小学校2校のトイレ及び中学校1校の空調設備の改修に加え、図書館のエレベーター改修を行います。
債務負担行為については、県と連携し、TPP対策関連競争力強化利子助成事業として、経営体質や競争力の強化に取り組む認定農業者を支援するために設定するものです。
以上が、一般会計の補正の概要ですが、補正財源といたしましては、国・県支出金、市債及び繰越金などを計上したものであり、補正総額は3億5,047万9千円となったものです。
次に、特別会計の補正ですが、国民健康保険事業会計において、平成30年度から予定される県単位化に向け、前段の準備として必要なシステムの改修を行うものです。
これにより、このたびの全会計での補正総額は、3億6,041万5千円となっております。
以上が補正予算案の概要でございます。
続きまして、市議会6月定例会の提出議案の概要について申し上げます。事件決議が1件、条例が5件でございます。
議第50号の議案は、東沢コミュニティセンター建設建築工事について、1億8,077万2,560円をもって、荻野建設株式会社と請負契約を締結しようとするものです。
議第51号の議案は、商業地域内の未利用地を有効活用するため、財産の無償貸付等ができるようにしようとするものです。
議第52号の議案は、コンビニエンスストアに設置された端末機で印鑑登録証明書を交付するため、所要の改正をしようとするものです。
議第53号及び議第54号の議案は、べにっこひろば及びべにっこひろば子育て支援センターの管理を指定管理者に行わせようとするものです。
最後に、議第55号の議案は、国の基準の改正に合わせ、本市の小規模保育事業等の設備及び運営に関する基準について、所要の改正をしようとするものです。
以上です。
広報課長
それでは6月議会の発表案件について質問をお受けいたします。
はじめに幹事社のNHKさんからお願いします。
NHK
環境関係の「山形まるごとクールチョイス事業」についてですが、これは環境省の事業だと思いますが、事業名が「山形まるごと」ということで、山形らしい取り組みというのはこの中にはあるのでしょうか。
佐藤市長
はい、環境意識の啓発というのはそれぞれ(の団体において)共通の(目的としてある)ものかなと思います。その中でも、例えばこのベニちゃんを使った(環境啓発の)缶バッジですが、子どもさんと一緒に(このバッジを)作って啓発していくというような取り組みもありますが、こうした形で山形色を出した啓発活動をしていきたいと思います。
NHK
それは今回初めて使うのでしょうか。
佐藤市長
はい、クールチョイス事業の中でこうしたものを市民の皆様に広めていこうと思います。
NHK
子育て推進関係の(補正予算にある)、小規模保育事業所の整備についてですが、これは待機児童解消(が目的)ということでしょうか。山形市の待機児童はないと聞いているのですが、具体的にどのくらいの数をどのようにしていくというお考えはありますでしょうか。
佐藤市長
4月時点での待機児童は、山形市としても様々な努力をして、ゼロになっております。しかし、年度途中どうしても(待機児童が)出てくる部分があるのと、全体としての需要が増えますので、それに備えての事です。詳しくは財政部長から説明します。
財政部長
今、市長が申したとおり、年度途中の新生児や、転入者などにより保育が必要な子どもが出てくることから、(この度の)ハード整備を行うということです。特に、待機児童が一番発生しやすい年齢層である0歳児から2歳児までを対象とした、小規模保育事業所の整備に対して支援をするものです。
NHK
具体的に何箇所(整備するのでしょうか)。
財政部長
1箇所です。
広報課長
それでは、幹事社以外の皆様から質問はございますか。
(なし)
ないようですので、定例の案件について、市長、発表をお願いします。
山形市長
それでは「山形まるごと COOL CHOICE(クールチョイス) 事業」について発表いたします。
山形市では、昨年パリ協定が採択されたことに伴い、家庭や事業所の地球温暖化対策として国が展開する国民運動「COOL CHOICE」に賛同し、これと連動して推進する「山形まるごと COOL CHOICE事業」を実施します。
「COOL CHOICE」とは、「賢い選択・行動」をさします。
例えば、エコドライブを実践する、残さず食べてエネルギーを無駄にしない、照明をLEDに切り替えるなど、日常生活において、市民一人ひとりが、賢い行動や選択を行うことによって、山形市全体の地球温暖化対策につなげていこうというものです。
具体的な事業といたしましては、お配りしております資料のとおり、行政と環境関連のNPOが中心となり、家庭や事業所に省エネを働きかける事業や、エコドライブ、エコ住宅などを推進する事業を通年で実施いたします。
その第一弾として、7月2日土曜日に開催する「キャンドル スケープinやまがた2016」の中で、私が山形市の「COOL CHOICE 推進宣言」を行い、その後、一連の事業をとおして、市民の皆様に温暖化対策行動の輪を広げてまいりたいと思います。
次に山形市・スワンヒル市短期交換留学生の受け入れについて発表いたします。
スワンヒル市からの来形団が、6月26日日曜日から7月6日水曜日まで山形市を訪れます。
この山形市・スワンヒル市短期交換留学事業は、昭和55年に姉妹都市を締結したのち、昭和61年から短期交換留学を始め、今年で31年目となります。これまでの、中学生・高校生の交換留学生は、両市を合わせて約600名に及んでおります。
16回目となる今回の交換留学は、まず平成28年3月に、山形市から15名の中学生・高校生と、4名のリーダーがスワンヒル市を訪問し、ホームステイをしながら、交流活動を行ってきました。
そして、そのホームステイ先の中学生・高校生が、このたび山形市を訪れることになります。ジョン・ライオンズ団長をはじめ、リーダーが4名と、留学生が15名となっています。
滞在日数は11日間です。その中で、日本の文化や、山形市の自然を味わっていただき、市内の小学校、ホスト生の通う中学校・高等学校で、子どもたちと交流活動を行います。
また、ホームステイになりますので、ホストファミリーとは、かけがえのない思い出を共有してくれるものと思っております。この他にも、歓迎会と送別会も計画しております。詳しい日程は、資料をご覧いただければと思います。
スワンヒル市の留学生は、姉妹都市としての友好を深める少年大使です。山形市での体験や交流が、忘れられない思い出になるよう、温かく迎え入れたいと考えています。皆様のご協力をお願いいたします。
広報課長
それでは定例の発表案件につきまして、ご質問をお受けいたします。幹事社のNHKさんからお願いいたします。
NHK
ありません。
広報課長
幹事社以外の皆様からご質問はありますでしょうか。
(なし)
発表案件についてはないようですので、発表案件以外の質問に移りたいと思います。幹事社のNHKさんお願いします。
NHK
昨日、馬見ヶ崎川の方で熊が相次いで見つかった件で伺いたいのですが、これまでの市の対応と、今後万が一というのをなくすために市としてどのような対応をお考えでしょうか。
佐藤市長
まず、市として対応させて頂きましたのは、立ち入り禁止措置を行いました。愛宕橋から双月橋まで約1キロメートルの間の、馬見ヶ崎川の両岸の河川敷と、右岸の歩道の立ち入り禁止措置をいたしました。また、近隣住民の方への広報について、広報車やホームページ、防災情報のメールマガジン、子ども安全情報配信システム、あるいは近隣の町内会の皆様への注意喚起を行いました。また、熊出没を周知する旗を設置いたしました。そして、捕獲檻を盃山南側に設置し、パトロールを猟友会の皆様に実施していただきました。今朝も猟友会の皆様が、罠や周辺のパトロール点検をしましたが捕獲には至っておりません。猟友会の判断では、山側に戻ったのだろうということでありますが、今後は、当面の間パトロールを継続し、熊の足跡や目撃情報等から総合的に判断して、しばらくの間立ち入り禁止を継続するという対応をしていきます。
広報課長
よろしいでしょうか。
NHK
一点別の事で伺ってもよろしいでしょうか。先日、公園の回転式遊具の精密点検が始まったと思うのですが、その点検結果を踏まえて、維持管理の方法を改めて検討したいということがありました。市として今後どのような考え方をもって維持管理にあたっていくのかをお願いします。
佐藤市長
まず、点検については6月7日から開始しまして、7月20日頃までかかる予定になっております。その点検結果をもとに地元の皆様と協議を行い、使用の可否を判断してまいります。現在、使用禁止としている部分についてはそのように考えています。また、現在使用中の遊具につきましても、今申し上げたように、精密点検作業を行って安全を確認できたものについて、使用を継続していくということで考えております。
NHK
今後の維持管理はどのようなあり方を考えていこうとお考えですか。
佐藤市長
今回このようなことが起こってしまった訳ですから、しっかりした点検を、ある程度時間がたったものについては、より丁寧にしていくということだと思っております。
広報課長
他の皆様からご質問はございませんでしょうか。
毎日新聞
昨日、鶴岡市で行われました都市対抗野球大会できらやか銀行さんが優勝されました。銀行としては初めて、山形県勢としては66年ぶりに本大会へ出場を決めましたけれども、きらやか銀行さんは山形市から出場することになりますが、市長としてどのような感想をお持ちでしょうか。
佐藤市長
まずはきらやか銀行硬式野球の皆様に、心から、おめでとうございますと申し上げたいと思います。都市対抗野球ですから、山形市の代表として東京ドームで全国の強豪と戦うという事でありますし、山形市からは66年ぶりの本大会出場と聞いておりますので、まさに快挙であります。市民にとっても大きな誇りだと思っております。これからの東京ドームでの試合にあたりましては、山形市民、県民に勇気と感動を与えていただけるような熱戦をしていただきたいと思いますし、選手の皆様の健闘を心からお祈りいたします。また、市民皆で応援していきたいと思っております。
毎日新聞
ちなみに、市長は東京ドームにおいでになる予定はあるのでしょうか。
佐藤市長
日程を見て、公務との関係で可能であれば行きたいと思います。まだ未定です。
毎日新聞
ありがとうございます。あともう一点ですが、3月の議会の時に、監査委員が不同意になっていたと思うのですが、4月の記者会見の時には、6月の定例会に向けて人選を進めるということでしたが、その後決まったのでしょうか。
佐藤市長
具体的な人名についてはまだ申し上げられませんが、空白期間が長いというのはあまり望ましくないので、この6月議会で、我々としては提案させていただきたいと思っております。
毎日新聞
名前や、どういう方なのか、というのはこの場では言えないのでしょうか。
佐藤市長
まだこの場では申し上げられません。
毎日新聞
ありがとうございました。
広報課長
よろしいでしょうか。他には無いようなので、以上で本日の記者会見を終了させていただきます。どうもありがとうございました。
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