令和元年10月1日 市長記者会見

ページ番号1005625  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、企画調整部長、商工観光部長、教育部長、財政課長

内容

発表事項

  1. 9月市議会定例会 提出議案について
    • 平成30年度決算、令和元年度9月補正予算の概要
    • 令和元9月市議会定例会提出議案
  2. 令和元年度(第48回)山形市技能功労者褒章について
  3. 市制施行130周年記念 山形国際ドキュメンタリー映画祭2019の開催について
  4. 市制施行130周年記念 まるごと山形祭りだ!ワッショイ!の開催について
  5. 市制施行130周年記念 第7回山形まるごとマラソン及び市制施行130周年記念 第12回山形市民スポーツフェスタの開催について
  6. ラグビーワールドカップ2019パブリックビューイングの実施について
  7. 山形市伝統的工芸産業後継者育成対策ガバメントクラウドファンディングの実施について

資料のみ

  1. 山形市・台南市交流推進アドバイザーの創設について
  2. ボルダー市民訪問団の来形について
  3. 市制施行130周年記念 街なか賑わいフェスティバル2019の開催について
  4. 市政施行130周年記念 第19回山形市農畜産物フェスティバルの開催について
  5. 地産地消交流会の開催について
  6. 山形市南部への児童遊戯施設整備事業に関する落札者の決定について
  7. 南沼原小学校校舎等改築事業に関する落札者の決定について

会見内容

映像

内容

広報課長
それでは、9月の定例記者会見を始めます。市長、発表をお願いします。

佐藤市長
それでは、9月市議会定例会の提出議案の概要について発表いたします。会期は10月7日月曜日から10月31日木曜日までの25日間の予定です。
はじめに、一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定に係る議案です。
まず、平成30年度一般会計の決算状況でありますが、歳入につきましては、市税では、法人市民税が減収となったものの、雇用及び所得環境の改善が継続したことによる個人 市民税の増、地価上昇傾向を反映した固定資産税の増などにより、前年度に比べ約1億3,100万円の増となりました。地方交付税は、基準財政収入額が増となったことなどにより、約5億5,400万円の減、国庫支出金は、社会資本整備総合交付金の増などにより、約1億2,700万円の増となりました。また、ふるさと納税は、前年度を約1億8,300万円上回る約19億4,500万円の寄附を頂いたことにより、歳入全体では、1.4%増の、約995億5,900万円となりました。
歳出につきましては、山形市発展計画に基づく各種事業の推進を図るとともに、効率的な行財政運営に努めたことにより、一般会計の歳出総額は、前年度より1.6%増の約974億4,100万円となり、令和元年度への純繰越額は、約15億800万円となっております。
また、企業会計におきましては、水道事業会計で約8億9,100万円、公共下水道事業会計で約9,200万円、市立病院済生館事業会計で約5,000万円の純利益となりました。
次に、一般会計補正予算について御説明申し上げます。
このたびの補正は、国・県の補助内示に基づく事業のほか、平成30年度決算の確定に伴う財政措置や、今年度の実施状況により対応が必要な事業などを中心に編成したものです。
はじめに、まちの賑わいづくりとして、東北絆まつり及び東京2020NIPPONフェスティバルの来年度同時開催に向けた準備経費について、実行委員会への負担金を計上します。
また、令和3年に蔵王での開催が決定した第6回「山の日」全国大会について、山形県及び上山市などと実行委員会を組織し準備を開始するための所要の予算を計上します。
次に、子育て環境の整備として、認可保育所などを利用する子どもの入退所や給付費の管理等に使用している現在の子ども・子育て支援システムの更新を行います。
また、放課後児童クラブにおける運営事務の負担軽減と効率化を図るため、インターネット環境の整備に必要なICT機器の導入経費に補助を行います。
次に、都市・社会基盤の整備として、市民の生活環境のさらなる向上を図るため、側溝等の維持補修や幹線道路の舗装修繕に係る費用について増額計上いたします。
いきいきと年齢を重ねられるまちづくりとしましては、高齢者介護施設等において大規模停電が発生した場合に、医療的配慮が必要な入所者などの安全を確保するため、非常用自家発電設備などの整備・更新に係る経費に補助を行います。
さらに、環境にやさしいまちづくりとして、市有施設において保管している高濃度PCB廃棄物の処理について、処理施設との協議が整ったため、必要な経費を計上します。
そのほか、前年度決算に伴う繰越金及び山形中央インター産業団地貸付用地の土地売払収入について、財政調整基金への積立てを行います。
債務負担行為については、税制改正に対応するための電算システムの改修に係る経費や、来年度の円滑な運行を行うための地域公共交通乗合タクシー運行事業に係る経費などについて、所要の予算措置を講じます。
以上が、一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としては、国・県支出金、市債及び前年度繰越金などを計上しており、補正額は、10億9,094万9千円となっています。
以上が9月議会に提案いたします決算認定及び補正予算の概要であります。

続きまして、市議会9月定例会の提出議案の概要について申し上げます。
事件決議が1件、条例が16件でございます。
議第63号の議案は、山形中央インター産業団地分譲用地の一部の売却について、契約及び財産の取得又は処分並びに財産の管理等に関する条例第3条の規定により、議決を求めようとするものです。
議第64号の議案は、地方公務員法及び地方自治法の改正に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関し必要な事項を定めようとするものです。
議第65号の議案は、会計年度任用職員制度の導入に当たり、関係条例について所要の改正を行おうとするものです。
議第66号の議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための地方公務員法の改正に伴い、関係条例について規定の整備をしようとするものです。
議第67号の議案は、西公園にキャンプ場を設置するとともに、その管理等について必要な事項を定めようとするものです。
議第68号の議案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴い、複数の建築物についてエネルギー消費性能向上計画の認定等の申請を行う場合の手数料を定めようとするものです。
議第69号の議案は、住民基本台帳法施行令等の改正に伴い、旧氏を使用した印鑑を登録できるようにするなど、登録が可能な印鑑の要件を変更しようとするものです。
議第70号の議案は、災害弔慰金の支給等に関する法律等の改正に伴い、災害弔慰金等の支給に関する事項を調査審議するための附属機関を設置しようとするものです。
議第71号の議案は、児童福祉法の改正に伴い、規定の整備をしようとするものです。
議第72号の議案は、特定教育・保育施設等の運営に関する基準に係る内閣府令の改正にあわせ、食事の提供に要する費用の取扱いを変更するなど、所要の改正をしようとするものです。
議第73号の議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るため、成年被後見人等に係る欠格事項を廃止しようとするものです。
議第74号の議案は、水道法の改正に伴う指定給水装置工事事業者制度への更新制の導入にあわせ、その更新手数料を定めるとともに、登録手数料の額を改定しようとするものです。
議第75号の議案は、上下水道部に勤務する会計年度任用職員の給与の種類及び基準を定めようとするものです。
議第76号の議案は、済生館に勤務する会計年度任用職員の給与の種類及び基準を定めようとするものです。
議第77号の議案は、診療科目を新設するとともに、地方公務員法等の改正に伴う非常勤職員の任用等の見直しにより職員の定数を変更しようとするものです。
議第78号の議案は、大学等における修学の支援に関する法律の施行に伴い、法令等に基づく高等看護学院の授業料等の減免について規定しようとするものです。
議第79号の議案は、私と教育委員会教育長の給料月額を減額しようとするものです。
以上であります。

広報課長
それでは、提出議案についてご質問をお受けいたします。初めに幹事社の時事通信さん。

時事通信
補正予算の部分で、2番の総合的子育て環境の整備とあるのですが、一つ目のシステム構築運用事業が確か認可保育所のシステム更新ということだったと思うのですが、これは市内のすべての保育所ということでしょうか?

佐藤市長
これは財政部長お願いします。

財政部長
お答え致します。この新子ども子育て支援システム構築事業につきましては、山形市が持っているシステムを改修するということです。

時事通信
わかりました。

広報課長
それでは同じく幹事社の河北新報さんいかがでしょうか。

河北新報
特にありません。

広報課長
同じ幹事社のNHKさんは本日お見えになっておりませんので、幹事社以外の皆様からございますでしょうか?

毎日新聞
議案第79号の減額の条例改正ですけれども、先日、職員の汚職に伴うものだと思いますが、改めて月額をどう減らすのか教えて頂いてよろしいでしょうか。

佐藤市長
私と教育長につきまして、1か月10%の減額をさせていただきます。

毎日新聞
ありがとうございます。

広報課長
よろしいでしょうか。
それでは朝日新聞さん、お願いします。

朝日新聞
関連してなんですけれども、1か月10%というのはどういう計算に基づくものなのでしょうか。

佐藤市長
過去の事例などを様々照らし合わせてそのような結果に致しました。
総務部長から説明があります。

総務部長
業務遂行上の事故や不祥事等に対して、市長などの特別の管理責任が問われた場合の減額の基準というようなご質問だと思いますが、特に明確な定めはございません。ただ組織として、その非違行為がどのように関与したかですとか、市民生活に与える影響がどうですとか、それらを総合的に勘案してこの度の減給1か月というような減額にしたものであります。

朝日新聞
これは案としては、11月の1か月ということでしょうか。

総務部長
はい。11月分給与からの1か月でございます。

朝日新聞
ありがとうございます。

広報課長
それでは他の皆様はよろしいでしょうか。
(無し)
それでは続きまして定例の案件について、市長、発表の続きをお願いします。

佐藤市長
まず初めに、令和元年度山形市技能功労者褒賞について発表いたします。
山形市では、技能者の社会的、経済的地位の向上を図り、技能尊重の気風を醸成することを目的として、昭和47年度より、技能功労者の褒賞を行っており、今年度の褒賞式は10月23日水曜日に開催をいたします。
この褒賞は、長く同一の職業に従事して技能の練磨、技術の鍛錬、そして後進の育成にご尽力された市内の技能者の方々を対象とするもので、今年度は、「左官」、「理容」、「広告美術」など14の各種団体から候補者の推薦があり、選考の結果、配布いたしました受賞者名簿のとおり、16名を決定させていただきました。
この褒賞制度は、今年度で第48回目を迎え、これまで1,253名の方が受賞されております。
受賞される皆様には、今後とも市民生活の向上、産業の振興に貢献していただくとともに、後進の育成にも引き続きご尽力いただくよう期待しているところでございます。

続きまして、市制施行130周年記念「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」の開催について発表いたします。
今年で16回目を迎えます「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」が、国内外から多くの皆様をお迎えし、10月10日から17日までの8日間に渡りまして、中央公民館や市民会館など山形市内を会場に盛大に開催されます。
本映画祭は、1989年、山形市の市制施行100周年を記念し、アジア初のドキュメンタリー映画祭として産声を上げ、今年で30周年を迎えます。この間、多くの市民ボランティアや関係者の皆様に支えられ、世界規模の映画祭として着実に実績を重ねてまいりました。2017年には、これまでの活動が評価され、山形市は国内ではじめて、ユネスコの「創造都市ネットワーク」に、映画分野での加盟が認定になりました。更に、昨年、アメリカのアカデミー賞における「長編ドキュメンタリー映画部門」公認映画祭に選ばれるなど、高い評価をいただいている中での本映画祭の開催となり、例年にない盛り上がりをみせております。
応募作品については、インターナショナル・コンペティション部門では123の国と地域から1,428本、アジア千波万波(せんぱばんぱ)部門では68の国と地域から943本と、いずれも過去最高となる応募がありました。多くの作品の中から選ばれ大賞を競うコンペティション部門の15作品や、アジア部門21作品の上映のほか、多彩な企画・プログラムが目白押しとなっており、大変興味深く知的好奇心を刺激される内容に、私も期待しているところでございます。
また、若い世代の皆さんから関心を持っていただくため、中学生団体鑑賞事業を実施いたします。市内3校の中学生、約300人が参加する予定であります。
さらに、映画祭期間中には、文化創造都市推進事業として、短編映画「やまがた舞子」の上映、そして映画監督や俳優をゲストに迎えた「やまがた創造都市国際会議2019」の開催も予定しております。
市民の皆様や国内外の映画ファンの皆様から多数ご参加いただき、映画祭を大いに盛り上げていただきますようお願い申し上げます。

続きまして、市制施行130周年記念「まるごと山形祭りだ!ワッショイ!」の開催について発表いたします。
「まるごと山形祭りだワッショイ」が、今年も10月5日に開催されます。「郷土を誇りに思う心をひとつにし、明日を切り拓く活力を創出する」ことをテーマに、県道19号線、山形市役所東側の山形銀行本店前からやまぎんホール前までの約250m区間に、「山形花笠まつり」「徳内まつり」をはじめ、第1回目以来2度目の参加となる「酒田まつり」など、県内屈指のお祭りが一堂に集結し、文翔館前でのステージイベントとともに、約900名の出演者が山形の魅力をお伝えします。
昨年までは国道112号線旅篭町交差点から文翔館西交差点の区間にてパレードを行っておりましたが、昨年の祭り当日の猛暑による熱中症の訴えが多数みられたことから、その対策として、より日陰の多い市役所東側をパレード会場とすることといたしました。
市役所東側には、仙台の物産販売など仙山交流エリアを設けるほか、昨年に引き続き、仙山連携特別出演として、「仙台すずめ踊り」と「伊達武将隊」が参加します。
また、このイベントは「まるごとマラソン」の前日祭に位置づけております。市役所や文翔館の周辺には飲食エリアや物産展エリアなどもあり、マラソン参加者はもとより、ご家族や応援の方、そして県内外から多くの観光客のお客様にご来場いただき、山形をまるごと満喫していただければと思っております。
なお、イベントには多くの方が訪れることが予想されます。交通規制もあり、周辺道路は混雑するものと思われますので皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

続きまして、市制施行130周年記念「第7回山形まるごとマラソン」及び市制施行130周年記念「第12回山形市民スポーツフェスタ」の開催について発表いたします。
この二つは、健康ポイント事業スクスクの対象事業となっております。
10月6日日曜日に開催いたします、第7回山形まるごとマラソンの参加申込者数は、ハーフマラソンの部が4,629人、5キロメートルの部が574人、3キロメートルの部が320人、ファミリーの部が221組442名、合計で5,965人となり、全ての部門において定員を上回る申し込みをいただきました。
参加者の内訳を見ますと、5,965人中、山形市が2,667人、県内の34全市町村から1,597人、県外は、35都道府県から1,696人となっており、北は北海道、南は沖縄県からご参加いただきます。その他、海外から5人のエントリーをいただいております。
男女別の内訳につきましては、男性4,549人、女性1,416人となっております。
今回の参加者で最高齢の方は、5kmの部に参加される85歳の男性でございます。ハーフマラソンの部に参加される80歳の男性と3kmの部に参加される同じく80歳、あわせて3名の方に、最高齢賞の記念品を贈呈する予定となっております。
沖縄県、宮崎県から参加される2名の方には、遠来賞の記念品を贈呈する予定です。
また、ゲストとして、谷川真理さんをお招きし、大会を盛り上げていただくことになっております。
なお、今年の大会では、ランナーサービスの更なる向上を図るため、関門閉鎖時刻を10分延長し、より多くのランナーに完走していただくことを目指すとともに、ウェブによる記録証の発行、簡単にコース上のランナーを発見・応援できるサービス「応援ナビ」の提供、そして、大会最高記録で優勝された選手への賞金の授与などを予定しております。
大会当日は、お手元の資料に記載のとおり、交通規制を実施させていただきます。市民の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いするとともに、ぜひ、沿道でランナーの皆様に温かい声援を送っていただきたいと思います。

続きまして、第12回山形市民スポーツフェスタについて発表いたします。
今年で12回目の開催となる「山形市民スポーツフェスタ」を、10月13日日曜日に山形市総合スポーツセンターで開催いたします。
子供から高齢者の方まで様々な世代が楽しめる、数多くのプログラムを計画しておりますが、詳しい内容については、お手元のチラシをご覧いただきたいと思います。
トップアスリートから直接指導を受けることができるプログラムとしましては、「エンジョイ水泳教室」と「親子で柔道体験」「エンジョイ柔道教室」を企画しております。「エンジョイ水泳教室」の講師には、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会のご協力のもと、2012年ロンドンオリンピック銀メダリストの「松田丈志氏」を、「親子で柔道体験」「エンジョイ柔道教室」の講師には、市柔道連盟の協力のもと、2012年ロンドンオリンピック銀メダリストの「杉本美香氏」をお招きしております。
また、開催まで1年を切った2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みとして、山形市がホストタウンとなっている「台湾・タイ・サモア」を紹介するパネル展や、パラリンピックスポーツの体験プログラムを実施します。
なお、フードコートでの飲食を除き、各プログラムへの参加費用は無料となります。また、スポーツ以外でも健康づくりや食をテーマとした催しも多数用意しておりますので、多くの市民の皆様にご来場いただきたいと思います。

続きまして、ラグビーワールドカップ2019パブリックビューイングの実施について、発表いたします。
現在開催中のラグビーワールドカップ2019大会において、公認チームキャンプ地となり交流を深めてきたサモア代表 対 日本代表の注目の一戦が、10月5日土曜日19時30分より開催されます。
アジアで初開催となったラグビーワールドカップの、世界最高峰のプレーを市民の皆様にご覧いただき、またその熱気をともに感じていただくため、霞城セントラル1階アトリウムにて入場無料のパブリックビューイングを実施いたします。
パブリックビューイングでは、17時キックオフのイングランド対アルゼンチン戦からご覧いただくことができます。
また、当日は来場者の方へのプレゼント抽選会を行うほか、会場周辺には、飲食ブースや大会公式スポンサーであるハイネケンビールの出店もございますので、ご家族、ご友人をお誘いあわせのうえ、多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

続きまして、「山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクトガバメントクラウドファンデング」の実施について発表いたします。
昨年、山形市の伝統工芸産業の後継者育成と技術の伝承を図ることを目的に、ガバメントクラウドファンディングに挑戦いたしました。この取り組みに対して、多くの皆さまから暖かいご支援をいただき、目標金額を達成することができました。誠にありがとうございました。
今年も、山形市が世界に誇る伝統的工芸の技術を未来につなぐため、再びクラウドファンディングに挑戦いたします。
これは、現在山形市が取り組んでおります、「新規雇用などの後継者育成を図る事業者への支援事業」、「職人と学生の交流の機会の創出事業」、「早急に技術承継に取組むべき業種の修行希望者に対する給付金交付事業」などのプロジェクトに対する支援を募るため、ガバメントクラウドファンディングを活用するものです。
また、この取組みにより、山形市の誇る伝統的工芸産業の振興をはじめ、山形市の「歴史」や「ものづくり」文化の素晴らしさを併せて発信することで、新たな山形ファンの獲得や誘客推進といった効果も期待しているところであります。
今後のスケジュールですが、募集期間を、10月1日から12月末までの3か月間とし、寄附をされた方は「ふるさと納税」と同様に税控除が受けられます。また、伝統的工芸品のほか、肉、米、果物などのお礼の品をお選びいただけます。
山形市が世界に誇る伝統技術を未来へ繋ぐため、皆様からのご賛同、ご協力をお願いいたします。
以上でございます。

広報課長
それでは定例の案件につきまして質問をお受けいたします。
初めに幹事社の時事通信さんいかがでしょうか。

時事通信
特にございません。

広報課長
次に同じく幹事社の河北新報さんお願いします。

河北新報
伝統的工芸産業後継者のクラウドファンディングが去年スタートし、目標額に達成したということですが、市長からご覧になって、この取り組みや、去年やってみての評価、それから去年と違った新しいポイントがあればそれも教えて頂きたいのと、それからこの後継者の承継が厳しいと言われている、去年ですと山形の和傘がその適用を得たと思うのですが、品目が決まっていれば教えてください。それから今後の展望についても教えて下さい。宜しくお願い致します。

佐藤市長
まず、昨年度のガバメントクラウドファンディングが初めての挑戦になりましたけれども、こちらで目標金額が達成したということで、この伝統的工芸を支援するとともに、合わせて市内外の皆様の関心を高めていただこうという部分は、一定の程度は達成できたかなと思います。やはりこうした取り組みは継続して続けていくという事が大事だと思っておりますし、まさに今、和傘のこともおっしゃっていただきましたが、やはり修行というのは1年で終わるというものでもございませんので、そうした意味で今年も多くの皆様にPRしながら、引き続き、この伝統的工芸に対する支援を行っていきたいと思っております。

河北新報
この仕組みが去年今年と継続となりましたが、数年は続けていくというような方針でしょうか。

佐藤市長
まだしばらくこの取り組みは続けていきたいと思います。

広報課長
それでは幹事社以外の皆様からございますでしょうか。では読売新聞さん。

読売新聞
ドキュメンタリー映画祭の件で一つ質問がございまして、裏面の7.その他の中学生団体鑑賞事業ですけれども、そちらは映画祭が始まっている当初からやっているものでしょうか。それとも今年から中学生もぜひということで始まった事業なのでしょうか。

佐藤市長
企画部長からお願いします。

企画調整部長
これは今年から始めたものです。

読売新聞
それはどういった理由からでしょうか。

企画調整部長
やはり中学生の若い世代からドキュメンタリー映画祭に関心を持ってもらいたいという、教育的観念から入れております。

読売新聞
ありがとうございます。

広報課長
では日本経済新聞さんお願いします。

日本経済新聞
今のドキュメンタリー映画祭に関連ですが、毎年かなりの補助金を出されて継続して行っていると思うのですが、これによって山形市にとってどのようなメリット・効果があるのか。以前、(創造)都市の核ということもいわれていたと思うのですが、改めてその効果をお聞かせください。並びにこの波及効果が一部のマニアの人は良いと思うのですが、どこまで一般の人が参加されているかという部分もあると思うのですが、市長としては、この先もっとこんな人に見てほしいとか、この先こんな映画祭になってほしいとかいうことがあったらお願いします。

佐藤市長
この映画祭が30年目ということで、市制施行100周年ということをきっかけにスタートし、市民の手作りという形でずっと継続してまいりました。こうした事業の立ち上げはできても、継続していくというのは本当により難しいことで、それ自体が市民の皆様の努力の集積が現在にあると思っておりますし、非常にそれ自体が財産だと思っております。ドキュメンタリー映画の映画祭という少し限定されたテーマではありますけれども、ドキュメンタリー映画は商業映画とはまた違い、非常に独特の社会、撮影された国々における社会の有様を鋭く切り取ったものであったりと、社会的に意義のあるものだと思っております。そうしたところをこの山形が支えてきたということは、世界の映画界への貢献だと思います。また一方で、山形市がこうした映画祭をしっかりと支えているということは、外から山形を見た時の評価やブランド力、まさに文化的な活動をしっかりと大切にする良い街だなという印象を持っていただくことにつながっていると思っております。
また、市民の皆様にとっては、この期間、街全体が国際色豊かになるということで、様々な意味で刺激になると思っております。学生さんを含めてボランティアで関わっていただく方もたくさんいらっしゃいますし、山形にいながら世界とつながるという一つのきっかけでありますので、そうしたところは更に伸ばしていきたいと思います。
当然、たくさんお越しいただけることの経済効果ですとか、そうした部分もあると思っておりますし、これからは、より市民の皆様にさらに馴染みのある、市民の皆様も親しめるような、そんな映画祭にさらに育てていければと思っているところでございます。それについてはまだやりようがあると思っておりますし、山形まなび館を一つの創造都市の発信拠点にしようと始めたこともその一環でございます。そうしたこの素晴らしい、我々が30年育ててきた宝を、より市民の皆様一人ひとりが共有できるような、そんな取り組みをしていきたいと思っております。

日本経済新聞
ありがとうございます。

広報課長
他の皆様からいかがでしょうか。
(なし)
それでは発表案件以外の質問をお受けいたします。
初めに幹事社の時事通信さんお願いいたします。

時事通信
今月末に任期満了になります副市長の人事で、一部報道で「おもてなし山形」の高倉社長の人事がそのような意向だとお聞きしているのですが、それについては報道のとおりでよろしいでしょうか?

佐藤市長
先ほど、山形市議会の各派代表者会がございまして、そちらの方に、次期副市長候補として高倉正則氏のご承認をお願いして参りました。

時事通信
今回の高倉社長を据えるという人事ですけれども、どういった部分を期待しての起用なのか教えていただけますでしょうか。

佐藤市長
まず、これからの大きな課題の中で、「地域」というものが非常に大きな部分になってくると思います。地域福祉や地域防災、あるいは、これは先般の選挙でも主張して参りました地域公共交通を含めて、それぞれの地域で永続的に暮らしていける、そんな地域づくりに力を入れていきたいと考えておりますので、高倉氏は広報課長も務めており、そうしたことに熟知をし、また非常にフットワークが軽くどこにでも出かけていき、市民の声を率直に聞ける、そういう人材だと思っておりますので、そうしたところで力を発揮していただきたいと考えております。

時事通信
もう一点なのですが、人事案の提出は大体7日になるということでよろしいでしょうか。

佐藤市長
スケジュールは総務部長から。

総務部長
山形市議会におきましては、人事案件については最終日に上程するものが先例となっております。今回もそのようにお願いする予定です。

時事通信
ありがとうございます。

広報課長
続きまして、同じ幹事社の河北新報さん、お願いします。

河北新報
今の質問に関連してですが、高倉さんは「おもてなし山形」ですとか、観光分野も関わっているキャリアもおありなのですが、交流人口の拡大ですとか、そういった観光分野の振興や地域経済の振興に関する期待というのはいかがでしょうか?

佐藤市長
ご指摘の通り、芭蕉記念館ですとか、おもてなし山形、振興公社などで観光や山形のPRに関わるところで、それぞれ良い仕事をしていただいておりますので、引き続きそうした面も発揮していただければと思っております。

河北新報
ありがとうございます。

広報課長
それでは幹事社以外の皆様からいかがでしょうか。
読売新聞さんお願いします。

読売新聞
今日から消費税が10%に引き上げになりましたが、山形市さんの方でも先ほど一階の方でプレミアム商品券の販売をされていました。10%の増税に伴って消費活動が減退してしまうという懸念もあると思いますが、それに対する市としての対策があれば教えていただきたいです。

佐藤市長
これは国全体の中で景気に与える影響というものはあるだろうという風に思っております。まず市としては、プレミアム商品券をはじめとした、現在用意されている対策についてはなるべく早く市民の皆様に使っていただけるような、そうした対応をしっかり行いたいと思います。また一方で、事業者の皆様のレジやキャッシュレス対応などについても、商工会議所さんと連携しながら、情報提供や或いはアドバイスなど、できることはこちらとしてもやっていきたいと思います。おそらく政府の方も、様々な対策が更に追加されてくるのではないかと思っていますが、臨機応変に対応して参りたいと思います。

読売新聞
ありがとうございます。
もう一点、消費税に関してなのですが、「広報やまがた」にも゛料金が変わります″というお知らせが載っていましたが、市として、公共料金などで市民の方にこれは気を付けていただきたい、値段に関して注意してほしいということがありましたら教えていただけますか。

佐藤市長
それぞれ影響がございますので、市としても発信を強化していきたいと思いますので、「広報やまがた」をまずよく読んでいただきたいと思います。

読売新聞
ありがとうございます。

広報課長
それでは他にいかがでしょうか。それでは朝日新聞さん。

朝日新聞
関連してですが、山交バスやJRなどですと、交通料金の値上げがあったと思うのですが、ベニちゃんバスの値上げはしないのでしょうか。

佐藤市長
企画調整部長から。

企画調整部長
値上げはしないです。100円や120円などの利用しやすい料金になっておりますので、それを若干上げるということはしたくないと考えています。運行経費については、市が交通事業者に委託している事業ですので、利用者に増税が直接被るという影響はないと思うのですが、経費が多くなりその分負担が出れば、市が委託料の中で負担していく形にはなると思います。経費が増えてくればそのような形になってくると思います。

朝日新聞
わかりました。
先ほどの副市長の件に関連してなのですが、高倉さんとは市長とはどういった付き合いがあったのでしょうか。

佐藤市長
私が市長に就任した際の環境部長でありますので、山形市政の一端を担っていたという関係です。

朝日新聞
今の副市長もそうですが、元市の職員という事になりますけれども、市の職員以外からは検討しなかったのでしょうか?

佐藤市長
まずは私が市職員出身ではない市長でありますので、山形市職員から副市長にということは、現在の齋藤順治副市長の時もその様な考えで内部からの登用ということにしましたので、これは引き続きその部分でと考えております。また一方で、議会の方から、副市長の二人制という事も聞かれるのですけれども、それは当面考えておりません。ただ、これから新しい経営計画などを策定する中で、そうしたものを実現していくための体制づくりの検討をしていくということになるかと思いますが、当面、そうした予定はございません。

朝日新聞
わかりました。

広報課長
他の皆様いかがでしょうか。毎日新聞さん。

毎日新聞
市長が以前発言されていたことに関係しますが、昨日、大沼の社長が辞任されて、社内でいろいろとお考えがあるようですけれども、結局春先から社長が次々と変わって、経営が不安定な印象を与えていますが、市長として何かコメントがあればお願いします。

佐藤市長
私もまだその件については、報道された範囲の情報しかございませんので、これから更に私自身も調べていきたいと思いますけれども、やはり大沼デパートが山形市唯一の地元百貨店としての重要性、また、市民の皆様に大変愛される百貨店としての重要性、これは変わりありませんので、新たな経営陣には、そうしたところも念頭に置きながらより良い経営を行って頂ければと思っております。

毎日新聞
ありがとうございます。

広報課長
他にありませんでしょうか。
それでは無いようですので、本日の定例記者会見を終了させていただきます。
ありがとうございました。

※読売新聞社からの山形国際ドキュメンタリー映画祭2019の中学生団体鑑賞に関する質問への回答について、一部誤りがありましたので、下記により修正して報道各社へ回答いたしました。

<質問>
山形国際ドキュメンタリー映画祭2019の中学生団体鑑賞は、初の取り組みか。
<回答>
(誤)初めての取組みである。
(正)山形市内の中学生団体鑑賞は2011年より継続的に行っている。
今年度初の取り組みとしては、参加中学校から映画祭会場までの移動費用を山形市が負担するものである。

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