令和2年1月7日 市長記者会見

ページ番号1005628  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、企画調整部長、商工観光部長、教育部長

内容

発表事項

  1. 令和2年の市政運営について
  2. 令和元年度 第40回山形市民文化賞の受賞者について
  3. 山形市制施行130周年記念事業 FIS女子ジャンプワールドカップ2020蔵王大会の開催について
  4. 国際樹氷サミット山形蔵王の開催について
  5. 山形市売上増進センターY-biz 1周年記念交流会の開催について
  6. 第11回さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン2020の開催について
  7. 山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクトガバメントクラウドファンディングの結果について

資料のみ

  1. 山形/仙台/東北ワークフェス㏌仙台(企業・業界研究会)の開催について
  2. 令和2年消防出初式の開催について
  3. 2020のコンベンション・催事(ルネッサンス)

会見内容

映像

内容

佐藤市長
明けましておめでとうございます。

広報課長
それでは、令和2年、初めてとなる市長新春記者会見を開始させていただきます。市長、発表をお願いします。

佐藤市長
それでは、年頭にあたりまして、今年の市政運営について発表いたします。
昨年は、中核市移行や市制施行130周年など、山形市にとりまして記念すべき節目の年となりました。特に中核市へ移行したことに伴い、県から2500を超える権限が移譲されたほか、経済をはじめ幅広い分野で連携することが可能な連携中枢都市圏の形成など、新たな施策を展開できる環境が整いました。
こうした状況を踏まえ、現在、山形市では、将来にわたり市民が共有できるまちづくりの理念として定めている「山形市基本構想」に新たな理念を盛り込むべく、検討を進めております。
具体的に申し上げますと、これまでの「豊かな環境を守り育てるまちづくり」「産業・経済の活力を生み出していくまちづくり」「安心して暮らせる地域社会を共に創るまちづくり」の3つの理念に、新たな理念として、中核市移行やユネスコ創造都市ネットワーク映画部門への加盟などを背景に、『「健康」と「医療」を核とするまちづくり』と、「山形で育まれた文化を活かすまちづくり」、「広域連携による圏域全体の持続的な発展を目指すまちづくり」の3つの理念を追記し、今後は6つの理念をもとにまちづくりを進めていきたいと考えております。
また、新たな理念が加わる「山形市基本構想」に併せて、令和元年度が最終年度となる山形市発展計画にかわる、令和2年度から6年度までの新しい計画の策定も進めております。新しい計画では、「健康でいきいきと暮らせるまちづくり」「持続的発展が可能な希望あるまちづくり」「まちづくりを進めるための共通基盤づくり」の3つの基本方針のもと、これまでの取組の成果を土台として山形市が更なる飛躍を遂げられるよう、次代を見据えた施策の展開を図ってまいりたいと考えております。
今年も、新たな計画のもと、「市民目線の行政」と「チャレンジする市政」という基本姿勢を貫きながら、職員一丸となって山形市政に取り組んでまいります。

続きまして、令和元年度の山形市民文化賞の受賞者について発表いたします。
山形市民文化賞は、山形市の文化活動の一層の振興を図るため、長年、その道一筋に精励し、又は伝統を継承し、そのご功績が顕著である方を表彰するもので、昭和55年に創設し、これまで194名の方々を表彰しております。
このたびの受賞者は、別紙配布資料のとおり、能楽分野から、緑弘会の長岡隆悦さん、音楽分野から、尺八、都山流の渡邉江山さん、華道分野から、いけばな嵯峨御流の工藤れい甫さん、茶道分野から、表千家の佐藤宗遙さん、郷土芸能分野から、鹿楽招旭踊保存会の井上清市さんの5名です。
表彰式は、2月1日土曜日午前11時から山形グランドホテルで行います。

続きまして、山形市制施行130周年記念事業 FIS女子ジャンプワールドカップ2020蔵王大会について発表いたします。
FIS女子ジャンプワールドカップ2020蔵王大会が、いよいよ今月17日金曜日から19日日曜日の3日間開催されます。競技日程につきましては、個人戦が、17日と19日、団体戦が18日となっております。
今年は、昨年の12か国、50人を超える、15か国、62人の参加選手を迎え、蔵王大会としましては、過去最大規模となる見込みです。
また、本大会を支えてくださるスポンサー様からは、昨年を上回るご支援を賜わり、約1,100万円の協賛金が見込まれており、多くのご期待とご支援をいただいておりますことに心より感謝を申し上げます。
今大会の開催にあたり、心配されている積雪量については、1月6日現在で約20センチメートルという状況になっており、大会開催には、今後、40センチメートルを加えた約60センチメートルが必要となりますが、本大会の気象情報を担当する気象予報士からは、今後1週間以内に、まとまった降雪が見込めない状況と伺っております。
このため、実行委員会事務局としては、人工降雪機の手配や雪の搬入など、あらゆる可能性を探っているところです。今後、実施に向けて、FIS・SAJ・県スキー連盟・市スキー連盟と連携しながら、最大限の努力をしてまいります。

続きまして、国際樹氷サミット山形蔵王の開催について発表いたします。
国際樹氷サミットは、山形市の蔵王山、青森市の八甲田山、北秋田市の森吉山の3つの山を、「樹氷」というキーワードで結び、3市が連携して国内外に向けて発信することにより、国内及びインバウンドの誘客促進を図ることを目的に、平成28年度から持ち回りで開催しております。
今年は、当サミットが山形を会場に、令和2年1月25日土曜日、午後2時より、山形国際交流プラザにて開催されます。
サミットの内容ですが、モンベル会長の辰野勇氏による樹氷をテーマとした講演会や、私を含めた3市長と世界に名高い山岳観光地であるスイスツェルマットの観光関係者などによるパネルディスカッションを実施いたします。さらに夜には、ライトアップされた樹氷の視察などを行い、3大樹氷のブランド化に向けた広域的な取組や、冬季観光の推進を図る方向性を検討してまいります。
このたびのサミット開催を契機とし、「樹氷」をキーワードとしたインバウンドの誘客促進への取組を、さらに推進してまいりたいと考えております。

続きまして、山形市売上増進センター Y-biz1周年記念交流会の開催について発表いたします。
山形市売上増進支援センター Y-bizが、平成31年1月4日に相談を開始してから、1年が経過いたしました。この間の相談実績といたしましては、令和元年12月末まで、1,725件となっており、1か月平均では、約144件となっております。
相談内容といたしましては、情報発信に関する相談が最も多く、次いで、新商品開発や販路拡大に関する相談が多く寄せられております。こうした相談傾向を踏まえ、SNSやホームページ等の相談に対応するためのITアドバイザーや、センター長やプロジェクトマネージャーをサポートするビジネスコーディネーターを年度途中から配置し、相談体制を強化いたしました。
その結果、一時は、新規の申し込みをいただいてから相談まで2カ月程お待ちいただいた時期もありましたが、現在は、新規の申し込みから約1か月前後で相談を実施できるような状況になっております。
また、昨年10月に実施しました利用者アンケートでは、回答者のほとんどの方が、課題や取組の方向性について参考になったとの評価をいただいております。
Y-bizの支援により、伝統的な高い技術を現代のニーズにあわせて事業展開した事例や、複数の事業者の強みを組み合わせて新たな価値を創出した事例、情報の発信方法を工夫して販路を拡大した事例など、売上の増進につながる様々な取組が産まれており、伴走型による支援の成果が表われております。
このような実績をふまえ、富松センター長と尾上プロジェクトマネージャーには、来年度も引き続き頑張っていただきたいと思っております。
こうしたY-bizの1年間の活動を振り返るとともに、利用者の交流からうまれる新しいチャレンジを促すことを目的とし、1周年記念交流会を、2月17日月曜日、午後1時30分より、パレスグランデールにて開催いたします。
どなたでも無料で参加できますが、事前の申し込みが必要となります。
内容といたしましては、センター長とプロジェクトマネージャーによる1年間の振り返りに加え、山形市・台南市交流推進アドバイザーの野崎孝男氏をお招きして、近年のインバウンドの増加や事業の海外展開におけるビジネスチャンス等についての記念講演を予定しております。また、情報交換会においては、利用者自身による成果発表や、製品の展示紹介などを予定しており、会場において新しいコラボレーションのきっかけが産まれるのではないかと期待しております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

続きまして、第11回さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン2020について発表いたします。
本キャンペーンは、山形県が生産量日本一を誇る、冬に咲く啓翁桜をより多くの方々に知ってもらい、山形の冬の魅力を県内外に発信するとともに、中心市街地における賑わいの創出につなげるため、山形市ホテル協会が中心となり実行委員会を組織し、生産団体や小売商組合をはじめ多くの皆様からの協賛を得て開催するものです。
キャンペーン期間は、1月11日土曜日から2月29日土曜日までの約1ヶ月半です。
期間中、市庁舎や市内ホテルをはじめ、水の町屋七日町御殿堰、山形まるごと館紅の蔵、山形まなび館などの参加施設において啓翁桜を展示いたします。
また、各ホテル等では、それぞれ工夫を凝らした「桜」や「春」をテーマにしたおいしいオリジナル料理を準備して皆様をお待ちしており、街なかで「桜」を“見る”“香る”“食べる”を楽しんでいただくキャンペーンとなっております。
キャンペーン初日である1月11日土曜日の、午前11時からは、霞城セントラルにおいて「キックオフイベント」を開催いたします。イベントでは、オープニングセレモニーとして、嚶鳴女性合唱団のコーラスや、やまがた舞子の演舞のほか、甘酒の振るまい、先着100名様への啓翁桜のプレゼントなど、楽しい企画を予定しております。
この機会に、ぜひ多くの皆様からお越しいただき、街なかを薄紅色に彩る「啓翁桜」を楽しんでいただきながら、ひと足早い春を感じていただきたいと思います。

続きまして、山形市伝統工芸産業後継者育成対策プロジェクト ガバメントクラウドファンディングの結果について発表いたします。
ふるさと納税制度を活用し、令和元年10月1日に開始いたしました「山形市伝統的工芸産業後継者育成対策プロジェクト ガバメントクラウドファンデング」が、目標である200万円を達成し、12月31日の終了時点において、240万1千円ものご支援をいただきました。
多大なるご支援をいただきました皆様に、心より感謝を申し上げます。
今年度は、寄附を頂いた方のうち、約9割もの方が県外在住者となっております。このことは、今年度開設した東京事務所と連携したPRやチラシ配布のほか、SNSなどの情報発信媒体を通じた周知に努めた結果、本プロジェクトの趣旨を多くの皆様からご理解いただくことができたのではないかと考えております。
皆様方からのご支援は、山形市が世界に誇る伝統的工芸産業が、この先10年、20年と本市産業の振興・発展を支えるとともに、伝統技術のさらなる研鑽と優れた技術の承継が図られるよう、技術の伝承を目的とした各種事業へ活用させていただきます。
今後とも、山形市伝統的工芸産業へのより一層のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
なお、12月末日現在のふるさと納税の寄附状況といたしましては、約25億6,000万円となっており、昨年度1年間の実績である19億4,400万円を上回る寄附をいただいているところでございます。

広報課長
それでは定例の案件につきまして、ご質問をお受けいたします。初めに幹事社の山形新聞さんお願いします。

山形新聞
スキーのジャンプワールドカップに関してなんですけれども、先ほどもありましたが、現在、雪不足のため対策を講じるということですけれども、大会まで日もあまりない中、具体的な対策を行うとして、スケジュールなどはもうすでに決まっていらっしゃるのでしょうか。

佐藤市長
人工降雪機などの今現在用いることができる資源をどのような形で運用して、実際に取り組むかというところを詰めているところでございます。今時点では、まずはベストを尽くして開催にむけて努力するということしか申し上げられませんけれども、早急に進めていきたいと思います。例年と比べて圧倒的に降雪量が少ない状況でございますので、そうした中ではありますが、最後まで開催にむけて努力したいと思います。

山形新聞
もう一点、協賛金の状況で1,100万円が集まったということですけれども、こちらはどういった経過で集まったのかというところもお伺いできればと思います。

佐藤市長
以前の記者会見等でも申し上げて参りましたけれども、この度の事件を受けた後にどのくらい集まるのかというところが、非常に懸念があった訳ではありますけれども、やはり、大会運営はしっかりやってほしいという様々なスポンサーの皆様からの想いもありまして、この度このような形で集まったということで、まずは感謝を申し上げたいと思います。どういった経緯で集まったのかというのは、具体的なやり方ということでしょうか。

山形新聞
はい、そうです。

佐藤市長
では教育部長から。

教育部長
今年度につきましては、広告代理店の方と契約を結びまして、当社の方に依頼をしたという獲得額と、実行委員会として、主に県内の企業を中心に獲得した額を合わせて、先ほど発表したような1,100万円程度という金額になっております。

山形新聞
もう一点、協賛金確保をどうするかという事で、先の議会で補正予算に計上した分があったと思うのですが、そちらの方は今後どのようにされる予定があるのでしょうか。

佐藤市長
御寄付をいただけたという事でありますので、運営に使わせていただきまして、その結果、元々組んだ予算が使わなくて済めば、その分使わなくてよかったという事になりますし、また一方で、先ほど申しました人工降雪機など、雪不足による対応にかかる予算などもございますので、そうした中で活用できるのかどうかというところもこれから検討の中で考えていきたいと思います。

山形新聞
ありがとうございます。

広報課長
続きまして、同じく幹事社の毎日新聞さんお願いします。

毎日新聞
基本構想の確認なのですが、新しく3つ追加する理念をいま一度お聞かせいただきたいのと、基本構想の期間が今年から6年までということで、いつ発表や提案をされるのかを教えていただけますでしょうか。

佐藤市長
基本構想というのは、5年ということでなしに、より長いスパンで山形市の市政が目指すところを理念として示すものでございます。従来、3つの部分がありましたが、新たに加わるものとして『「健康」と「医療」を核とするまちづくり』、これは健康医療先進都市という新しい理念に基づくものであります。また、「山形で育まれた文化を活かすまちづくり」、これはユネスコ創造都市ネットワーク加盟等も含めた部分で新たに加わるところでございます。もう1つが、「広域連携による圏域全体の持続的な発展を目指すまちづくり」、これは中核市移行によりまして、連携中枢都市圏でございますとか、あるいは仙山連携交流の中でこういう新たな理念を追加したというようなところでございます。スケジュールについては企画調整部長からお願いします。

企画調整部長
基本構想につきましては議会の議決が必要となっており、条例改正を12月議会で提案していますので、3月議会に案件として提出させていただきたいと思います。

広報課長
それでは同じく幹事社のSAYさん、いかがでしょうか。

SAY
先ほどのスキージャンプのワールドカップについて、今までにないぐらい積雪がないということですが、スキー大会などで雪が足りなくて人工降雪などの対策をした年などは今までもあったのでしょうか。

佐藤市長
これについては教育部長から。

教育部長
まずはワールドカップがこれまでに8回ほど数えておりますけれども、これまでの大会ではこのようなことはなかったということで、初めての事でございます。

SAY
もう1つ、現時点の積雪の量だったのですけれども、あれは今日時点でということでよかったのでしょうか。

佐藤市長
昨日の時点です。

SAY
ありがとうございます。

広報課長
それでは幹事社以外の方からいかがでしょうか。それではYTSさん。

YTS
ジャンプの件なのですが、もし人工降雪機を使っても目標の積雪に届かない場合、中止の可能性はいかがなのでしょうか。

佐藤市長
今後の天候ですとか、様々な要素もあり、中止の可能性もあります。ただそれに向けてはなるべく中止などがないように全力をあげるということで取り組んで参りたいと思います。

広報課長
では、朝日新聞さんお願いします。

朝日新聞
ジャンプワールドカップの件に関連してなんですけれども、人工降雪機などで雪を手配しても開催できない場合もあり得るということなのでしょうか。それとも人工降雪機の手配ができないということなのでしょうか。

佐藤市長
その両面ですね。使える資源というのも限られておりますし、今後、大会日程までの実際の気温ですとか降雪も関係します。例えば、気温があまり高いと人工降雪機も使えないんですね。ですので、そうしたいろんな要素が関わる中でベストを尽くすということで、今時点では確実にできるかどうかということは申し上げることができないという状況です。

朝日新聞
最終的はいつ時点で判断をしなければならないというスケジュールなのでしょうか。

佐藤市長
判断については、我々としては今時点でベストを尽くすということでございますので、そこはそうした取組をしながら、スキー連盟ですとかFIS等々、相談をしながら進めて参りたいと思います。

朝日新聞
協賛金に関してなんですけれども、1,100万円という金額は、もうこれ以上は増えないという確定値ということでよろしいでしょうか。

佐藤市長
これは教育部長からお願いします。

教育部長
今現在、資料にもございますけれども、広告代理店、事務局などで獲得した分ということで、計8社からいただいておりまして、概ねこのような協賛で進めていくというような形になります。

朝日新聞
これまでも出ていたかもしれないのですが、昨年に比べて、この8社、1,100万円という値はどうなのでしょうか。

市長
教育部長から。

教育部長
平成30年度の数字で申し上げますと、広告代理店の獲得分は約920万円、県内で獲得した分につきましては110万円程度ということで、合計で1,030万円程度という数字になっております。何社かについては、今年とほぼ同じような数字になるかと思います。

朝日新聞
昨年並みであったという事でしょうか。

教育部長
はい。

朝日新聞
ありがとうございます。

広報課長
他にございますでしょうか。

TUY
人工降雪機以外で、よく雪まつり等で活用される雪を運んできて対応するという案も考えていらっしゃるのでしょうか。

佐藤市長
そうですね。先ほども申し上げたのですが、人工降雪機もそうですし、雪を運んでいく、こうした手段も含めて取り組んでいきたいと思います。

広報課長
よろしいでしょうか。他にございますでしょうか。

日本経済新聞
今の雪不足の関係で、今年の蔵王の樹氷も樹氷の形になっていない現状かと思いますが、この雪不足は温暖化などの問題もあるとは思いますが、市長ご自身はどのようにお考えでしょうか。

佐藤市長
大きな目で見ればやはり地球温暖化の影響も大きいのだろうと思っているところであります。そうした中、樹氷などはまさに自然の事でございますので、そうした中で樹氷を維持するための我々としてできる努力をしていくということでございます。観光関係者の皆様が、そういった気候に左右されるという点で、これまでもご苦労されて参りましたけれども、例えば暖冬の際に、観光客の皆様にどう楽しんでいただけるかという様な検討もしなければいけないなと考えていたところであります。

日本経済新聞
同時に白馬村ですとか、いわゆる温暖化に対する危機感をアピールするような議決をしたり、議会の事ではあるのですが、自治体としても温暖化に対する危機感を表明するところが出ています。一方で雪国ですから、暖かい方が除雪費用もかかりませんし、いろんな事故も起きないとか、そういう面もプラスマイナスあるとは思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

佐藤市長
それについては、例えばこれまでやってきた樹氷サミットの中で、環境に関するメッセージを出す事もしております。今年もまた樹氷サミットの中でそうした話題もでると思いますし、この蔵王の樹氷というものに着目した中での自然環境に関する問題提起という事を、様々な機会を捉えてこれからも取り組んで参りたいと思います。

広報課長
よろしいでしょうか。では読売新聞さん。

読売新聞
同じなので大丈夫です。

広報課長
他にございますでしょうか。それでは発表案件以外のご質問をお受けしたいと思います。
初めに山形新聞さんお願いします。

山形新聞
先ほども市政運営でありましたけれども、年頭にあたっての今年の抱負をお伺いできればと思います。

佐藤市長
今年は基本構想、そして新しい経営計画、この策定が3月末に向けてあるということで、次の5年間の計画を定めるという事ですので、非常に大事なところだと思っております。大きく変わった前提は、山形市が中核市に移行したということでありまして、その土台に立ってどこまで進んでいけるかというところを、しっかりと計画を立てるという事が大きなところだと思いますし、その中でやはり大きなキーワードとしては「連携」というものがあると思います。連携中枢都市圏をはじめ、そうした中でいかにして実のある結果を出していくのかというところを周辺市町の皆様としっかりとコミュニケーションをとりながら進めていきたいというふうに思います。

山形新聞
ありがとうございます。

広報課長
続きまして同じく幹事社の毎日新聞さんお願いします。

毎日新聞
ないです。

広報課長
それではSAYさん。いかがでしょうか。

SAY
大丈夫です。

広報課長
それでは幹事社以外の方からございますでしょうか。

日本経済新聞
先ほどの件でもう一度確認なのですが、暖冬であったり、ある種、異常気象的なことで雪が降らない暖かい冬が来るというのは、雪国の自治体としてはありがたい反面、一方で冬の観光への影響が出てくる等と、市長としてはどちらにとっても大変ということなのでしょうか。

佐藤市長
そうですね。昔からよく山形の方は冗談で「蔵王だけ降ってくれるといいね」なんておっしゃっておりましたが、最近の温暖化がかなり注目される以前から雪の多い年、少ない年というのはありました。それがより極端な形で表れ始めているというふうに思っております。まずは状況に合わせて、市民の皆様や観光関係者の方々がなるべく困らないように、より生活が困難にならないような取組を自治体として努力をしていくと。これに尽きると思います。

日本経済新聞
市長ご自身、かなり異常気象だなといった肌感覚での気持ち悪さや危機感はいかがでしょうか。

佐藤市長
それにつきましては、冬に限らず台風や夏の雨の降り方ですとか、明らかに変わってきているなというのは思いますし、毎年、日本全国で過去最大の〇〇といった異常気象だと聞こえてきますが、それが今普通になってしまっているのかなと感じております。そうした意味では山形市も、これまで自然災害が少ない街だと言われてきましたけれども、やはり油断はせずに、防災対策もさらにしなければいけないと思っております。

日本経済新聞
ありがとうございます。

広報課長
他にはございますでしょうか。河北新報さん。

河北新報
発表案件の質問になってしまうのですが、Y-bizが1年経過しまして、様々な相談が寄せられ、いろいろな成果も挙げられたと思います。市長が最初に導入されたときから現在までの手応えと、連携中枢都市圏がスタートするとY-bizも中枢都市圏のビジョンの中身に入ってくるかと思うのですが、より広域に取組を広めていく上での何かお考えがありましたらお聞かせください。

佐藤市長
Y-bizについては、初年度からたくさんのご相談をいただき、またいろんな成果が挙げられているのは本当によかったなというふうに思っております。それはセンター長やプロジェクトマネージャーの努力によりますし、山形市としてもより支援を一生懸命やってきたというところだと思います。中でも特徴的なのは、複数の企業のコラボレーション案件が結構多いなと。個々の企業の売り上げ増進だけでなく、こういったマッチングをして新しいものを生み出すというところもかなり出来てきているという印象があります。現時点でも、テスト的に山形市以外の企業のご相談も受けたりもしておりますけれども、これを連携中枢都市圏の中で、どのような形でさらに活かしてエリアの経済活性化に繋げていけるかというところをしっかりと取り組んで参りたいと考えております。

河北新報
ありがとうございます。

広報課長
その他、ございますでしょうか。
<無し>
無いようですので本日の記者会見を閉じさせて頂きます。ありがとうございました。

佐藤市長
ありがとうございました。

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