令和2年3月25日 市長記者会見

ページ番号1005631  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、健康医療部長、保健医療監、商工観光部長、まちづくり政策部長、上下水道部長、職員課長

内容

発表事項

  1. 部長及び部長相当職の異動
  2. 西公園キャンプ場オープニングセレモニーの開催について
  3. 春の桜のイベントについて
    • 第20回 馬見ヶ崎さくらラインライトアップ
    • 第30回 霞城観桜会の中止

資料のみ

  1. 市役所本庁舎女子トイレの増設等について
  2. 書「共に生きる」(金澤翔子氏作)の庁舎内への展示について
  3. 第2回やまがた検定の結果について
  4. 中央駐車場における上限料金(土日祝日及び平日夜間)設定の試行について
  5. 令和2年繁忙期に係る臨時窓口の開設及び窓口延長の実施について
  6. 令和2年繁忙期に係る水道・下水道の使用開始届等の電話受付時間延長について

会見内容

映像

内容

広報課長
それでは、これより3月の定例記者会見を開催いたします。発表の前に、前方のフラワーアレンジメントをご覧いただきたいと思います。先般からの新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、各種イベントなどが中止になっております。それに伴って、花の使用が減少していることから、この度、山形市花き連絡協議会のご協力のもと、市内の花き農家の方々が生産された花を市役所庁舎内に展示させていただいているものでございます。記者クラブの皆様方には取材にご協力をいただき、花の消費拡大に向けお力添えをお願い致します。本日の初めの発表案件は、部長及び部長相当職の異動についての案件でございます。はじめに人事異動内示案件の後、質問をお受けし、その後定例の発表をいたします。それでは市長、発表をお願いします。

佐藤市長
それでは、先ほど、令和2年度の人事異動について内示を行いましたので、発表をいたします。
令和2年度は、令和6年度までの5年間を計画期間とする新たな計画、「山形市発展計画2025」がスタートする年となります。
このたびの人事異動にあたっては、前計画の成果を土台にしながら、山形市が目指す将来都市像である「健康医療先進都市」の確立に向け、具体的な施策を積極的かつ加速的に推し進めるために必要な組織要員体制を整備しました。
人事異動の概要ですが、異動者の総数は1,078名であり、異動人数は昨年度の異動に比べて252名の減となりました。
昨年度は、中核市移行に伴い、保健衛生及び健康増進に関する事項を所管する「健康医療部」の新設をはじめ、大幅な部レベルでの組織の改編整備を行ったことによる大規模な異動となりましたので、そうしたことが影響しているものと考えております。
今回につきましては、総務、健康医療、教育の各部長及び消防長、会計管理者、また、議会事務局、山形県後期高齢者医療広域連合、山形広域環境事務組合の各事務局長、市立病院済生館の看護部長の、部長級9名が定年退職を迎えることから、これまでの施策を引き継ぐとともに、新たな山形市発展計画に掲げる施策の更なる推進を図るため、その後任人事を中心に人事異動作業を進めてきました。
なお、まちづくり政策部の大場義行都市政策調整監の後任として、国土交通省より松井幸男氏を、福祉推進部長寿支援課長として厚生労働省より淺野優歩氏を迎え入れることとなりました。国の機関と山形市との連携を深めるとともに、山形市の組織活性化と施策の一層の充実を図ってまいります。
管理職の昇任の内訳ですが、部長級への昇任者は10名、次長級昇任者は22名、課長級昇任者は38名であります。このうち、女性管理職の昇任者としては、部長級は1名、次長級は3名、課長級は9名です。
女性職員については、将来の幹部職員登用も展望しながら積極的な昇任配置を心がけております。この度の異動により、女性管理職の人数は42名となっており、全管理職に占める割合は、21.0%と、昨年の19.7%と比較して、1.3ポイントの増となっております。
なお、管理職ではありませんが、次の管理職候補となる課長補佐級、係長級についても積極的な女性の登用を図りました。
女性の課長補佐級の人数は、昨年と同じ54名となっておりますが、女性の係長級の人数は、昨年と比較して7名増の101名となっております。これは係長級全体の35.1%にあたることから、今後、女性管理職の割合も更に上がってくるものと考えております。
次に、組織編制における主な変更点を申し上げます。
上下水道部における包括委託業務の進捗に伴い、営業課と給排水課を統合し、業務課並びに業務課内に給排水室を新設します。上下水道部水運用センターにおける施設計画整備部門と水運用部門を分離し、施設計画整備部門として浄水政策課を新設します。
次に、人事交流及び職員派遣について申し上げます。
国との人事交流でありますが、国土交通省については、先ほど申し上げたとおり、都市政策調整監の後任の方を迎え入れるとともに、東北地方整備局への土木技師1名の派遣を継続します。また、厚生労働省については、福祉推進部長寿支援課長となる方を迎え入れるとともに、本市からは行政職1名を派遣します。
次に、山形県との人事交流等でありますが、中核市としての業務を円滑に遂行するため、人的支援として引き続き県職員10名を派遣していただきます。ちなみに、令和元年度は14名でございます。また、衛生検査業務についての理解及び技術の習得等、人材育成を図るため、山形県に研修派遣する薬剤師を1名から2名に増やします。さらに、産業廃棄物関連業務について、山形県環境エネルギー部循環型社会推進課と本市環境部廃棄物指導課との間における化学職1名の相互交流を継続します。
次に、昨年の東日本台風の被災自治体の災害復旧に係る業務支援としまして、今年度末までの期間で福島県いわき市に土木技師4名を派遣しておりますが、新年度も引き続き土木技師2名を派遣します。
人事異動全般としては、適材適所の原則のもと、組織の活性化並びに職員のキャリア形成・ジョブローテーションの観点から、部局間を含め積極的な異動を行いました。
また、職員の意欲向上を図るため、職員申告における職務などへの希望等を十分に斟酌し、可能な限り人事異動に反映しました。
以上が今回の人事異動の概要でありますが、常に市民目線で考える行政、また、より一層効率的な行政を進め、「山形市発展計画2025」に基づく事業の推進と公約に掲げた政策の実現に向け、更に気を引き締めながら、全力を尽くしてまいりたいと考えております。

広報課長
それでは只今の人事異動の件につきまして、ご質問をお受けいたします。はじめに、幹事社の読売新聞さんお願いします。

読売新聞
組織改正について、商工観光部のDМO推進グループを、広域観光推進グループと東北絆まつりグループに分けられるということなのですが、お祭りが終わった後もグループの体制はそのまま継続していくのでしょうか。

佐藤市長
こちらにつきましては、東北絆まつりに対応ということでありますけれども、当然、終わった後には改変していくこともあり得ると思います。残務整理がどのくらいかかるのかという状況ですとか、色々な状況で変わっていくものと考えております。

広報課長
次に同じく幹事社の日本経済新聞さんお願いします。

日本経済新聞
職員派遣の話の中でいわき市が4名から2名に減員されるということですが、三陸などほかの自治体にはないのでしょうか。

佐藤市長
他の自治体に派遣しているところということでしょうか。

日本経済新聞
はい。

佐藤市長
総務部長からお願いします。

総務部長
現在の4名の派遣というのは、1月から3月いっぱいでございました。新年度におきましては、通年で2名の派遣をお願いしたいという要望を受けておりまして、それに応えるものでございます。なお、この派遣につきましては、総務省及び山形県の方で全体調整を行いまして、それぞれの市町村が派遣に応じていくという仕組みになっておりまして、今質問にございました岩手県の直接の要望ではございません。

広報課長
それでは同じく幹事社のテレビユー山形さんお願いします。

テレビユー山形
質問はございません。

広報課長
それでは幹事社以外の皆様からいかがでしょうか。山形新聞さんお願いします。

山形新聞
部長級ポスト、16ポストで顔ぶれが変わります。今まで市民からも市役所の職員が変わったという声がいくつか出ておりますが、今回このように部長ポストを変えて大幅に顔ぶれも変わりますけれども、期待するところと、市長の狙いをもう一度お願いいたします。

佐藤市長
4月1日から新しい年度でありますが、昨日、来年度予算も議会でお認めいただき、また、4月1日から新しい経営計画がスタートするということでございます。課題は山積しておりまして、健康医療先進都市の実現、あるいは地域公共交通の再編、新たな学習指導要領への対応、さまざま大きな課題がございます。そうしたところに、引き続き積極的に取り組んでいくことがまず第一でありまして、チャレンジする山形市政という点は引き続き貫いていきたいということから考えての人事ということが一番大きいかと思います。
また一方で、目下の新型コロナウイルス対策も含まれるわけでして、発展計画の推進の一方でこうした危機管理も同時に行わなければならないという、局面としては非常に難しい状況でありますけれども、新しい人事体制のもと一丸となって取り組んでいきたいと思っています。

山形新聞
ありがとうございます。

広報課長
他の皆様からいかがでしょうか。
(なし)
それでは続きまして、定例の案件について、市長、発表をお願いします。

佐藤市長
それでは、定例の発表に移ります。
まず、西公園キャンプ場オープニングセレモニーの開催について発表いたします。
西公園は、平成17年に開園し、以来、環境学習の場や緑の中での健康づくりの場として、多くの市民の皆様からご利用いただいております。
また、市街地に近いにもかかわらず、樹木に覆われ緑豊かな行楽地のような環境が整っており、夜間でも安心できる公園であることから、近年では、家族連れなど多くの利用者の皆様からキャンプ場の整備が望まれておりました。
このような中、昨年から西公園内に宿泊可能なキャンプ場の整備を開始し、この春から本格的に稼働する運びとなりました。これを記念し、4月22日水曜日、午前10時30分より、オープニングセレモニーを開催いたします。セレモニーでは、地域の皆様や関係者をお招きして、テープカットやテント設営式などを行います。
現在山形市では、西公園の近くにスマートインターチェンジの設置を進めており、今後、西公園が山形の玄関口となり、市内外から多くのお客様がいらっしゃることが期待されております。
ぜひ多くの皆様から西公園をご利用いただき、緑豊かな広々とした公園で、キャンプを楽しんでいただきたいと思っております。
また、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、体を動かす機会が減っている子どもさんたちにも、西公園をご活用いただきまして、運動をしていただいたり、心身ともにリフレッシュしていただければと思っております。

次に、春の桜のイベントについて発表いたします。
今年で20回目を数える「馬見ヶ崎さくらラインライトアップ」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、一部内容を変更して開催する方向で準備を進めております。
例年どおり、桜の咲き始めから散り始めまで、愛宕橋下流からあたご保育園まで、約830メートルの区間をライトアップするほか、あたご保育園から馬見ケ崎川上流に向けて、ぼんぼりによって馬見ヶ崎さくらラインの夜桜を演出いたします。
ライトアップ点灯式と、例年開催している模擬店、愛宕橋欄干の光装飾及びジャバ側河川敷のライトアップについては、中止いたします。
霞城公園で行われる「霞城観桜会」につきましては、新型コロナウイルスの影響を配慮して、ライトアップを含む全てのイベントについて中止する方向で、実行委員会にて検討を行っているところです。
公園には、これまで同様にご来園いただけますが、桜をご覧いただく際には、シートを敷いての宴会や食事などについてはご遠慮いただき、マスクの着用や密集を避けるなどの感染症予防対策を充分にとっていただきますようお願いいたします。
市民の皆様には、ご理解とご協力をいただきますとともに、この時期ならではの桜の景色を楽しんでいただきたいと思います。
発表は以上です。

広報課長
それでは定例の案件について質問をお受けいたします。初めに幹事社の読売新聞さんお願いいたします。

読売新聞
さくらラインのライトアップについてですが、今回、ライトアップの点灯式や事業や模擬店が中止になるのは初めてのことでしょうか。

山形市長
観光戦略課長から説明いたします。

観光戦略課長
2011年の東日本大震災の時に、霞城公園内の模擬店は中止させていただいた実績がございます。

広報課長
続きまして、同じく幹事社の日本経済新聞さんお願いします。

日本経済新聞
市長のお話の中で、色々な中止がある中でも楽しんでいただきたいということですが、感染を避けながらとはいえ、あまりにも経済活動が自粛するのも問題ではないかという難しい意見もあると思います。市長は市民の皆様にどのような活動を求めていらっしゃるのでしょうか。

佐藤市長
政府も示しております3つの条件、換気が悪いということと、たくさんの人が密集するあるいは密接な状況があるということが重なると非常に悪いと言われております。いわゆるクラスターの可能性が出てくるということでありまして、今の時期は避けていくしかないと考えております。一方で、気心の知れた相手との少人数での集まりなどは、過度に自粛しなくてもいいという意見もございます。そうした中で、我々としても個人が行動するに際して、どのような事に気を付けたらいいかということをもう少し具体的な形で、市としてもメッセージを発していかなければいけないと思っておりまして、これについては早急に検討して、市民の皆様にメッセージをお伝えしたいと思っております。国全体で言いますと、海外の急激な拡大に比べれば、日本は比較的抑えられていると言われておりますけれども、まだまだまったく油断できる状況ではないと考えておりますので、ここで気を緩めることなく、しかしながら個々人がしっかりと対応策をとった中で、外食などの活動ができるような方向が望ましいと思っておりますし、そうしたところを検討して、市としてメッセージを発する準備を早急に行っていきたいと考えております。

日本経済新聞
市としてのメッセージというのは、現実、山形市では発生していないわけですから、人によっては大丈夫じゃないかという人もいれば、発見されていないだけで危険な状況には変わりないという人もいると思いますので、その中でこの桜のイベントも見に行っていいのかどうかということも含めて個人の行動を迷っているという部分に対しては、市としてメッセージ、アドバイスを送るということでしょうか。

山形市長
こういった状況もあり、市内飲食店をはじめ大変厳しい状況が続いております。自粛の一方で様々な経済的な問題があるということで、アクセルとブレーキを両方踏まなければならないというとても難しい場面だと思っております。私としては、過度に油断をしてはいけないと思っておりますので、それを個人の行動に考えたときは、やはり大規模な集まりは避けるべきだろうと思いますし、特に不特定多数が集まるようなものについては避けるべきであろうと思いますが、気心知れた仲や家族で外食をするとか、そうしたところまで完全に止めてしまうということもよろしくないと思っておりますので、うがい手洗いの徹底も含めて、マスクの着け方1つにしても、対策は適切に行わないと意味がないということもあるわけです。例えばマスクを取り外すときは紐だけ触って捨てるということですとか、医療関係者では常識でありますが、それが市民の常識になっているかというとそうではないと思いますし、もう少し一般的な予防対策は既に広報ですとか、新聞の折り込み、あるいはインターネットなどで市でも発信しておりますけれども、もう少し詳しく参考になるようなものが必要なのではないかと考えております。

広報課長
同じく幹事社のテレビユー山形さんお願いします。

TUY
ありません。

広報課長
それでは幹事社以外の皆様から質問をお受けしたいと思います。
それでは朝日新聞さんお願いします。

朝日新聞
さくらの件で確認なのですが、春の桜のイベントの件について、馬見ヶ崎川ではライトアップを行って、一方で霞城公園ではライトアップを行わないという、判断が分かれた理由はなんでしょうか。

佐藤市長
馬見ヶ崎川のさくらラインにつきましては、桜のトンネルということで車を運転しながら観る方が非常に多くなっておりますし、道路ですから歩道を歩き、一方から一方へ歩いて桜を鑑賞するということが中心になります。対岸の方では模擬店で飲み物や食べ物を買って河原で座って食べるということも普通に行われてきたわけですが、こちらは中止・取りやめにしながら、鑑賞中心のさくらラインの部分は残させていただいたという判断であります。

朝日新聞
霞城公園はどのような判断ででしょうか。

佐藤市長
霞城公園につきましても同じ考え方であり、先ほど申し上げましたとおり、ブルーシートを敷いていわゆる宴会や花見をするといったことはご遠慮いただきながら、日中に歩いてご鑑賞いただくことについては、止めることはないということでございます。

朝日新聞
花見そのものは是非やってほしいという考えなのでしょうか。

佐藤市長
そもそも人が密集しない環境ということが非常に大切でありますので、そうしたことを市民の皆様に気を付けていただきながら適切に行動して観ていただければということになります。

朝日新聞
花見の宴会については自粛をお願いするということですが、東京ではカラーコーンを置いてシートも敷けないような状況にしているということでしたが、そのような対応はしていくのでしょうか。

佐藤市長
これについては、市職員がしっかり現場を見ながら宴会などをしないように呼びかけをしますし、当然、表示もしていくということです。

朝日新聞
ありがとうございます。

広報課長
その他の皆様いかがでしょうか。
河北新報さんお願いします。

河北新報
やまがた検定の結果が資料で配られたのですが、前回受けられた方で1級が20名ほどいたかと思うのですが、今回はゼロということで内容も難しかったという意見が寄せられています。ゼロということですと上級検定の資格を持つ人がいなくなってしまうということですが、ちなみに私も受験しまして3級に滑り込むことができましたものの、確かに難しかったという印象を持っています。市長の肝入りで始まった仕組みで、2回目は難しいということが1つの売りになってチャレンジ精神を煽るということだと思うのですが、そこも含めた受け止めを教えていただければと思います。

佐藤市長
結果についてはご指摘のとおりで、アンケートを見ましても難しかったという方が非常に多かったです。確かに結果を見れば、もう少し難易度が易しい方が良かったのかなと思いましたが、毎年の試行錯誤の段階でもありますので、今回の結果を参考にしながら、難易度等について今後も考えながら、我々のノウハウを積み上げ、引き続き実行していきたいと考えております。

河北新報
2回開催して、他にこうしたほうがいいというような新たな気づきがあれば教えてください。

佐藤市長
基本的には今のような形で、また、その後の体験ツアーが大変好評であるということですので、中身について、色々なアイディアを出し、工夫しながら、私としては市民の皆様もなかなか気づいてなかった山形を発見できるような企画もやっていきたいと思っております。

河北新報
ありがとうございました。

広報課長
それでは他の皆様からいかがでしょうか。

それでは発表案件以外の内容でご質問をお受けしたいと思います。初めに幹事社の読売新聞さんお願いします。

読売新聞
オリンピックの関連でいくつか質問させてください。昨日、オリンピックが来年の夏を目安に1年程度の延期になるということでしたが、そちらに関して市長のご所感、受け止めをお願いします。

佐藤市長
私もニュースを見まして、現在の状況を踏まえるとやはりやむを得ない形なのかなと思っております。中止ではなく延期という事は非常によかったのではないかと思います。山形市としましても、東京オリンピック・パラリンピック、例えばホストタウン交流など、様々な取り組みを行ってきましたので、中止ではなく延期ということですから、そうした事情の変更を受けまして、引き続き関係者の皆様と協議をしながら来たるべき大会本番にむけて、スタンスとしては変わりなく、東京オリンピック・パラリンピックを山形市の活性化に繋げていくという観点で取り組んでいきたいと考えております。

読売新聞
もう一点なのですが、先ほど話に出たホストタウン交流について、山形市はタイのホストタウンになっていますが、今後予定していた事前合宿や、6月に予定されていた選手団を現地に派遣しての大会も既に延期になったと聞いております。今後予定していたホストタウン交流事業に対して影響が出てくる部分はあるのでしょうか。

佐藤市長
やはりこちらから行く、あるいは向こうから来ていただくという海外渡航のあるような交流につきましては、色々な制約が出てきておりますので、まだ確定した事はございませんが、関係機関とやり取りをして今後対応を決めていきたいと考えております。

読売新聞
ありがとうございます。

広報課長
続きまして、同じく幹事社の日本経済新聞さんお願いします。

日本経済新聞
コロナの関係で、実際の企業の経済活動とか大きな影響が出ているかと思います。今日のこのお花も生産者への支援ということですが、今市長としてはこういう点で中小企業や市民の雇用という点など、どういった点に懸念をなさっているのか、また、それに対して市としてどういった取り組みをしていくのでしょうか。

佐藤市長
一番直接的に影響を受けているのは、人が集まれないということで宴会場を提供している企業ですとか、そこで料理を提供している皆様ですとか、あるいは宿泊施設、ホテルや旅館など、そうしたところだと考えておりまして、これにつきましては県と連携しながら、様々な制度、融資についての取り組みを、昨日議会でもありましたけれども、進めていくということになります。今後、政府が大規模な経済対策を検討しているということでありますので、そちらも見ながら、それと合わせて、市として何ができるかということを考えていきたいと思います。

広報課長
それでは続きまして、同じく幹事社のテレビユー山形さんお願いします。

TUY
昨日、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まりましたが、山形市を会場にする東北絆まつりについては、今後どのようになるのでしょうか。

佐藤市長
絆まつりにつきましては、東北の県庁所在地6市で行っておりますので、その中で話し合いをして決めていくということになると思います。今時点でそちらについて申し上げられることはございません。

TUY
現時点では中止や延期などの話は出ていないということでしょうか。

佐藤市長
これから話し合いをして、決めるということであります。

広報課長
それでは幹事社以外の皆様から質問をお受けしたいと思います。それでは朝日新聞さんお願いします。

朝日新聞
関連して確認したいのですが、ホストタウン交流や聖火リレーもそうだと思うのですが、今年度の予算でもそういった費用が計上されていると思いますが、今後この費用についてはどうなるのでしょうか。

佐藤市長
当然、予定していたものが中止、あるいは縮小になれば、その部分は執行しない予算になります。

総務部長
その他にコロナ対策で国の緊急対策もございますので、そちらと合わせながら時期を見て補正予算を組むことになるのかと考えております。

朝日新聞
ということは、補正予算を組む際に、聖火リレーをやらないことになるので減額することもあり得るということでしょうか。

佐藤市長
補正予算の中でということになります。

総務部長
その補正予算の組み方については、足すものは足す、引くものは引くという形で精査をさせていただきます。

朝日新聞
絆まつりの件は、先ほどこれからということでしたが、判断はいつ頃までに示そうという風にお考えなのでしょうか。

佐藤市長
それにつきましても、6市の枠組みですので今の時点で申し上げられないところでございます。もう迫っているところでありますので、そんなに長い時間をかけるわけにはいかないとは思っております。

朝日新聞
今月中でしょうか。

佐藤市長
そういうところも含めて、まだ今申し上げられない状況です。

朝日新聞
経済への影響という意味で、実際取引が減ったり、お客さんが減ったりして倒産した等の動きは把握されているでしょうか。

佐藤市長
コロナに関連してということですか。

朝日新聞
はい。

佐藤市長
まだ具体的にコロナを原因として何件といったところまでは、まだ把握できていない状況です。それにつきましても、商工観光部を含めて、しっかりと市内の企業の皆様に、あるいは業界の皆様にご意見を伺いながら、実態をしっかりと把握したいと思います。

朝日新聞
教育、学校の話ですが、実際に他の自治体では部活動を再開する動きが出ているわけですが、こうした事について山形市はどういう方針なのか、また、入学式も迫っていますけれども、これについてどのようにする方針なのかをお聞かせください。

佐藤市長
それにつきましては、随時開いております対策本部で議論して決定をしていくということでありまして、決まり次第皆様にお伝えしたいと思っております。

朝日新聞
今のところ部活動に関しては再開していないわけですけれども、その判断の基準、どうしてそういう状況なのかということをお聞かせください。

佐藤市長
やはり山形市として保健所を所管しておりますので、そうした中で公衆衛生の観点から対応を決めていくということになります。

広報課長
他の皆様からいかがでしょうか。

時事通信
ホストタウンの関連で、念のための確認になってしまうのですけれども、本番まで1年くらいあるということですが、引き続き交流は続けていくということでしょうか。形は変わってしまいますけれども。

佐藤市長
現在、事実上お互いの海外渡航がなかなか難しくなってきているという中で、直接の行き来の交流がどこまで出来るかということは厳しい状況になるとは思っております。そうした中でどういった交流が出来るのか、あるいは直接の交流もいつになったら再開できるのかがまだ見通せない状況でありますので、そうした状況を見ながら判断すると言うしかない状況でございます。

時事通信
もう1点ホストタウン関連で、まだ昨日決まったばかりの日程で分からないところになるかもしれませんが、宿泊のキャンセルや他のイベントの中止等もあり、それによってどのくらいの費用負担が見込まれるでしょうか。またその規模等はまだ分からないのでしょうか。

佐藤市長
山形市についてということでしょうか。

時事通信
はい。

山形市長
まだ昨日予算が通過したばかりですので、具体的な予約やそうしたところはまだの状況であります。ただ、やはり向こうから来ていただくような色々な交流につきましては、その分の経済的なダメージはあるということであります。それが量的にどうかというところまでは、まだ把握できておりません。

時事通信
あと1点なのですが、絆まつりの関係でこれから話し合って決めるとおっしゃっていたのですが、中止を決める目処や時期は未定でしょうか。

佐藤市長
それにつきましても、今の時点では申し上げられません。

広報課長
そのほかございますでしょうか。

日本経済新聞
駐車料金の関係で資料が入っていますけれども、今回上限料金をかなり引き下げられる、これは中心市街地活性化を図るということですが、一方で既に駐車場をお持ちの地権者の方で駐車場にしかしていないという方にとっては、ある種、官業による民業の圧迫ではないかという面もあるかもしれません。この点は市長としてはどのようにお考えでしょうか。

佐藤市長
この件については、非常に大きく意見の分かれるところであると思います。やはり駐車場経営者の方にとってはそういう事になりますでしょうし、一方で、もっと大胆にもっと低く、無料にした方が良いのではないかといったご意見の市民の方もたくさんおられます。そうした中で、私どもも駐車協会の皆様とお話をさせていただきながら、このような形にさせていただいております。引き続き適切なラインについてはご意見を聞きながら模索していきたいと思っております。

日本経済新聞
つまり駐車料金が高いことや有料であることから中心市街地に人が来ないということは今までも言われてきましたが、それを政策的に低い方向に誘導できないかという意図もおありということでしょうか。

佐藤市長
この措置でそこまでの効果があるかと言うと分かりませんが、現在試行的に行っているという位置づけになりますので、これから検証していきたいと思います。

広報課長
そのほかございますでしょうか。
(なし)
無いようですので、本日の記者会見は閉じさせて頂きます。ありがとうございました。

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