平成29年8月31日 市長記者会見

ページ番号1005599  更新日 令和3年9月30日

印刷大きな文字で印刷

写真:記者会見する市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、教育部長、企画調整部長、商工観光部長、財政課長、長寿支援課長

内容

発表事項

  1. 9月市議会定例会に提出する議案について
  2. きらやかスタジアム(山形市総合スポーツセンター野球場)の開場式及び記念イベントについて
  3. 「まるごと やまがたinオータム」の取組開始について
  4. やまがたし☆創業アワード2017の開催について
  5. 第29回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について
  6. ZAO SKY RUNNING2017の開催について
  7. 認知症サポーター2万人達成について

資料のみ

  • 平成29年度山形市総合防災訓練について

会見内容

映像

内容

広報課長
8月定例市長記者会見をはじめさせていただきます。本日の発表案件は、9月市議会定例会に提出する議案についての案件と、定例案件の2つでございます。はじめに議会関係の発表のあと質問をお受けし、その後、定例案件の発表をいたします。それでは市長、発表をよろしくお願いいたします。

佐藤市長
それでは、9月市議会定例会の提出議案の概要について発表いたします。会期は9月7日木曜日から9月29日金曜日までの23日間の予定です。

はじめに、一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定に係る議案について発表いたします。
まず、平成28年度一般会計の決算状況でありますが、歳入につきましては、市税では、給与雇用環境が改善したことによる個人市民税の増、家屋の新築・増築や償却資産の増による固定資産税の増、税率引き下げの通年化等に伴う法人市民税の減などにより、前年度に比べ約1億400万円の減となりました。地方交付税は、基準財政収入額が増となったことなどにより、約8億円の減、国庫支出金は、臨時福祉給付金の増などにより、約9,300万円の増となりました。また、ふるさと納税は、前年度の6.2倍となる約12億3,900万円の寄附を頂いたことにより、歳入全体では、3.2%増の約955億2,300万円となりました。
歳出につきましては、山形市発展計画に基づく各種事業の推進を図るとともに、効率的な行財政運営に努めたことにより、一般会計の歳出総額は、前年度より3.3%増の約935億1,900万円となり、平成29年度への純繰越額は、約16億6,200万円となっております。
また、企業会計におきましては、水道事業会計で約9億4,800万円、公共下水道事業会計で約5億7,800万円の純利益、市立病院済生館事業会計で約3億2,300万円の純損失となりました。
次に、一般会計補正予算について御説明申し上げます。
このたびの補正は、山形市発展計画の推進を図るとともに、国・県の制度変更や補助内示に基づく事業のほか、28年度決算の確定に伴う財政措置や、速やかな対応が必要な市単独事業などを中心に編成したものです。
はじめに、産業の振興として、稲作の収益力向上に向け、農業機械導入の支援を行うとともに、畜産業の経営規模拡大に向け、原乳の冷却保存設備導入の支援を行います。
また、子育て環境の整備として、国の制度変更に伴い、放課後児童クラブ運営事業委託料を増額するとともに、放課後児童支援員等の処遇改善を図ります。
次に、まちの賑わいづくりとしては、台南市と友好交流促進に関する協定を締結するための費用を計上するほか、市自らがクラウドファンディングを実施しながら、日本一の芋煮会フェスティバル協議会が進める「新たな日本一の大鍋づくり」を支援します。
また、都市・社会基盤の整備として、市民の生活環境のさらなる向上を図るため、側溝等の維持補修費を追加計上します。
さらに、いきいきと年齢を重ねられるまちづくりとして、地区住民が自ら地域課題の解決に向けた取組を行うための活動拠点の設置や相談体制の構築に向け、モデル事業を実施します。
このほか、前年度繰越金が確定したことに伴い、財政調整基金へ積立てを行います。
以上が、一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としては、国・県支出金、寄附金、市債及び前年度繰越金などを歳入として計上しており、補正額は、12億3,560万7千円となっています。
以上が9月議会に提案いたします決算認定及び補正予算の概要です。

続きまして、市議会9月定例会の提出議案の概要について申し上げます。
事件決議が4件でございます。
議第61号の議案は、山形中央インター産業団地分譲用地の一部を売却しようとするものです。
議第62号の議案は、上山市と締結した山形定住自立圏の形成に関する協定に基づき同市と連携して取り組む内容を追加するため、同協定の一部を変更することについて、山形市定住自立圏の形成に係る議会の議決に関する条例の規定により、議決を求めようとするものです。
議第63号の議案は、上山市みはらしの丘に居住する学齢生徒に係る教育事務の委託に関し上山市と協議するため、地方自治法第252条の14の規定により議決を求めようとするものです。
議第64号の議案は、台南市との友好交流の促進について、議決を求めようとするものです。

広報課長
それでは9月議会に関する議案の案件について質問をお受けします。はじめに幹事社の方から質問をお受けします。
(なし)
それでは幹事社以外の皆様からございますでしょうか。

時事通信
日本一の芋煮会フェスティバルの大鍋を補正予算で支援されているということで、クラウドファンディングされるということでしたけれど、もう少し詳しい内容を教えてください。

佐藤市長
商工観光部長からお願いします。

商工観光部長
現在の鍋でございますけれども、二代目鍋太郎は25年が経過しております。毎年その状況について検査を行っておりますが、まだ使える状況で、明日明日ダメということではないですけれども、劣化が始まっているため、第30回の開催に向けて新たな鍋、三代目鍋太郎を作ろうということです。このたびは、実施主体であります実行委員会の商工会議所青年部と共に鍋を作成する財源を確保しようということで、市役所としてもガバメントクラウドファンディングという手法を用いまして資金を調達しようというものでございます。

時事通信
クラウドファンディングのもう少し具体的なやり方をご説明お願いします。どのサイトを使ってやるとか、一口いくらからですとかそういったご説明をお願いします。

商工観光部長
具体的な寄付の額等についてはこれから詰めてまいりますけども、目標額を820万と定めております。

時事通信
いつ頃開始されるのですか。

商工観光部長
今年の10月から12月頃までかなと今のところ考えております。

時事通信
サイトはどちらでやられますか。

商工観光部長
そちらについては、これからまず9月定例会に上程をしましてご承認をいただき、その後具体的な準備というふうに(考えており)、取扱事業者の決定もその後になります。

広報課長
よろしいでしょうか。他にございますでしょうか。
(なし)
それでは続きまして定例の案件について発表をお願いします。

佐藤市長
初めに、きらやかスタジアムの開場式及び記念イベントについて発表いたします。
9月15日金曜日に、きらやかスタジアムの「開場式」及び「こけら落とし」を開催いたします。
開場式は、第70回秋季東北地区高等学校野球山形県大会の開会式に先立ち、テープカットや始球式、ネーミングライツパートナーの紹介などを行います。
その後、場所を正面玄関に移して、ネーミングライツパートナーが設置した看板「きらやかスタジアム」の除幕式を行います。
引き続き行われる第一試合を「こけら落とし」として実施し、市民の皆様に無料で観戦していただきます。
また、10月7日土曜日に「開場記念イベント」を行います。
イベント内容は、グラウンドや屋内練習場、ロッカールームなど普段入ることのできないエリアを案内する見学ツアーと、株式会社楽天野球団のスクールコーチによる親子野球教室を実施します。
見学ツアーにつきましては、翌日に行われる山形スポーツフェスタのプログラムでも実施いたします。
9月15日の開場式・こけら落とし、10月7日・8日のスタジアム見学ツアーについては、どなたでも無料で参加できますので、ぜひ多くの市民の皆様からご来場いただき、新野球場「きらやかスタジアム」と野球の魅力にふれていただきたいと考えております。

続きまして、「まるごと やまがたinオータム」の取組開始について発表いたします。
山形市では、2020年東京オリンピック・パラリンピックを日本が全世界から注目を集める絶好の機会と捉え、庁内にプロジェクトチームを立ち上げ、ホストタウンの取組はもとより、旅する新虎マーケットや羽田空港における地域文化プロモーション事業への参画、五輪文化プログラムの積極的な認証取得など、東京五輪を本市の地域活性化に繋げるべく、積極的な事業展開を図っております。
そのような折、国において2020年に向け、スポーツ・文化・観光を融合させた取組であるスポーツ・文化ツーリズムを推進していることを受け、山形市においても、スポーツ・文化・観光を融合させた効果的な取組を行うべく、この度「まるごと やまがた in オータム」を実施することといたしました。
「まるごと やまがた in オータム」とは、秋に集中している多くのスポーツ・文化・観光イベントをパッケージ化して、国内外に発信しようとするものです。また、イベントと組み合せて、本市の持つ多様な文化の魅力を発信していくことにより、本市の認知度向上と地域活性化を図ってまいりたいと考えております。
この度、この取組を推進するためのメインツールとしてパンフレットを作成いたしました。山形市の秋のおもてなしをテーマに、やまがた舞子のご協力も得て作成したもので、今後は様々な五輪関係の交流事業や海外での観光プロモーション等において、積極的に活用してまいりたいと考えております。
また、最新情報を確認していただくことが出来るようにWEBサイトも作成し、二次元コードをパンフレットに掲載いたしました。
この取組につきましては、本市における東京五輪のレガシーとして継承してまいりたいとも考えておりますので、今後は関係機関などとも連携しながら、スポーツツーリズムやアートツーリズムなどと言われるような、イベントと観光旅行との結び付けなども検討し、取組の充実を図っていきたいと考えております。

続きまして、やまがたし☆創業アワード2017の開催について発表いたします。
市内での起業を志す方のモデル事例として優れた起業家を表彰する事業「やまがたし☆創業アワード2017」の開催にあたり、出場する新規起業家の方を募集いたします。
応募対象となるのは、山形市内に主たる事業所をお持ちの、創業後おおむね5年以内の個人事業主、中小企業の経営者や代表者の方で、飲食店などのスモールビジネスから特殊な技術を持つベンチャーまで、業態・業種は問いません。
9月1日金曜日から10月13日金曜日までの間に、山形市公式ホームページから応募用紙をダウンロードしていただき、雇用創出課へ直接ご提出ください。
一次審査は書類審査となり、応募者の中から7事業者程度を選出いたします。
二次審査は公開プレゼンテーション審査となり、11月18日土曜日午後2時から、東北芸術工科大学講義室にて行います。こちらは、一般の方も自由に見学いただけます。
二次審査で優秀な成績を収めた起業家には、最優秀賞として賞金10万円、優秀賞として賞金5万円を贈呈するほか、創業後3年未満の方のうち最も成績の良かった方については、2月に行われる全国的なビジネスプランコンテスト「第4回全国創業スクール選手権」に山形市代表としてご推薦いたします。
山形の将来を盛り上げる起業家の皆様の、多くの応募をお待ちしております。

続きまして、第29回日本一の芋煮会フェスティバルの開催について、発表いたします。
毎年、全国から大勢のお客様がお越しになり、今や山形の秋の風物詩となっている、第29回「日本一の芋煮会フェスティバル」が9月17日日曜日に開催されます。
直径6mの大鍋に、里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、醤油700リットル、日本酒50升、砂糖200キロ、水6トン、合計約12トンの食材を入れ、ナラ材の薪で煮炊きをし、約3万食分の芋煮を提供する、美味しさもスケールも、まさに日本一の芋煮会です。
会場では「山形芋煮」や「しお芋煮」を味わえるだけでなく、「さんま祭り」、「かわとぴあ2017 in山形」、「JA愛ライス・フェスタ2017」、そして新たに、第29回にちなんだ「肉フェスやっぞ! in 芋煮会」などの楽しい企画で皆様をお待ちしております。
また、今年は、平成4年から約77万食を作ってきた二代目鍋太郎の最後の雄姿となり、「二代目鍋太郎25年間ありがとうセレモニー」が行われます。
多くの皆様より、是非、会場に足をお運びいただき、山形の秋の風物詩を味わっていただきたいと思います。

続きまして、ZAO SKY RUNNING2017の開催について発表いたします。
9月9日土曜日から10日日曜日に蔵王を舞台にスカイランニングの大会が開催されます。
蔵王体育館から地蔵岳山頂まで高低差900mを一気に駆け上がるバーティカルレースや、高低差2300mのスカイレースなどが行われます。
スカイランニングは、自然の地形を活かし、標高の高い山岳地で行われ、近年アジア各国でも知名度と競技人口が急拡大しているスポーツです。
また、今年は、日本初のアジア選手権として開催されことになり、ナショナルチームが参加することからレベルの高いレースが展開されることが期待されます。
市民の皆さま、ぜひ、蔵王温泉においでいただき、熱いレースを繰り広げる選手たちを応援し、大会を盛り上げていただきたいと思います。

続きまして、認知症サポーター2万人達成について発表いたします。
山形市では、住み慣れた地域で支え合い、健やかで生きがいをもって暮らせるまちづくりを目指して、「認知症サポーター養成講座」を平成18年度から開催しており、今月29日で認知症サポーターが2万人を達成いたしました。
「認知症サポーター」とは、認知症の正しい理解と認知症の方への接し方などを養成講座で学び、地域や職場、家庭の中で、自分のできる範囲で温かい目で認知症の方を見守り・支えていただける方のことです。
認知症サポーターの方々には、そのしるしとして「オレンジリング」が交付されます。
また、サポーター2万人達成を機に、認知症について正しい理解をより一層周知するため、来週の9月4日月曜日から8日金曜日までの期間、市役所1階エントランスにて、認知症カフェや認知症に関する取り組みのパネル展示を行います。
是非多くの皆様よりご来場いただければと思います。

広報課長
それでは定例の案件についてご質問お受けいたします。
初めに幹事社の河北新報さんいかがでしょうか。

河北新報
特にありません。

広報課長
山形新聞さんいかがでしょうか。

山形新聞
先ほどお伺いを忘れた案件で申し訳ないのですが、台南市との友好交友協定に関して改めて山形市が期待するところをお伺いしたいのですが。

佐藤市長
台湾と山形市は大変古くからの付き合いがありまして、かつての大久保傳蔵市長が山形県日華親善協会を全国に先駆けてつくられ、それ以来の長い長い友好の歴史がございます。
近年山形にいらっしゃる外国人の観光客の中には5割から6割の方が台湾の方ということで圧倒的に多いという状況であります。そうしたこともございまして、ますます台湾との友好を深めることによって台湾からも、もっともっと山形に来ていただく、また逆にこちらから台湾に行くというようなことを進めていきたいと思っております。そうすることによってお互いの活性化に繋がればと思います。
また、台湾はホストタウンに山形市がなっておりまして東京オリンピック・パラリンピックで様々な交流についても進めていきたいと思っておりますし、また山形商工会議所と台南市の台南市進出口商業同業公會という経済団体が姉妹関係にあって、これも20年以上の付き合いがあるということで、こうしていろんな形で繋がることで、観光や経済文化の交流をすることで両市民にとってプラスの効果をこれからしっかりと作っていきたいということです。

広報課長
それでは幹事社のTUYさんいかがでしょうか。幹事社以外の皆様からいかがでしょうか。

TUY
特にありません。

広報課長
それでは発表案件以外の質問をお受けいたします。初めに幹事社の河北新報さんお願いします。

河北新報
昨日、十字屋山形店が1月末で閉店するという話があったのですが、まだ入居ビルの活用方法が決まっていません。市としてどのようなプランがあるのか、どのような中心市街地活性化を図っていくのか、今の市長のお考えをお願いいたします。

佐藤市長
おっしゃるように今後の活用が未定だと伺っております。土地・建物の所有者がまずどう考えるかというのが第一かと思いますが、具体的に何をなさるかというプロセスの中で、市として応援できることは最大限したいと思います。

河北新報
例えば財源的なところの援助なども視野に入れてということでしょうか。

佐藤市長
中心市街地活性化、あるいは商業の振興に関しては、既存の様々な支援策もございますので、そうした中でということだと思いますし、具体的に何をするかによって支援のあり方は変わってくると思います。

河北新報
いつ閉店するというのは、市長の方にいつ認知というか確認したのでしょうか。

佐藤市長
8月30日かと(思いますが)、正確に答えないといけないので商工観光部長お願いします。

商工観光部長
耐震の関係でご相談はいただいておりまして要望等も受け取っております。正式に撤退という話は、8月30日の午前中に受けました。

河北新報
その前から方針とかの話は出ていなかったのですか。

商工観光部長
厳しいという情報は得ておりました。ただ、事業者の方も耐震改修をすべく、事業を継続すべく努力をなさっておりました。そういった中で耐震改修について相談を受けていたという経緯でございます。

広報課長
よろしいでしょうか。それでは山形新聞さんいかがでしょうか。

山形新聞
特にありません。

広報課長
TUYさんいかがでしょうか。

TUY
特にありません。

広報課長
幹事社以外の皆様いかがでしょうか。

NHK
十字屋の件についてお聞きします。土地の所有者が何をするのか、何を考えるのかが第一優先だという話ですが、市の方で策定している中心市街地活性化の中で大きな位置を占めると思うのですが、位置的にも駅前の立地ですから、例えば何をするか市が恣意的にやるのは出来ないと思いますが、ただ基本的には、いつまでに、というようなタイムスケジュールを市として打ち出す考えはありますか。

佐藤市長
そもそも期限もなにもないものですから、そういうことは致しませんが、ただなるべく早く何らかの道筋はついた方はいいと思いますので、そこは相談していきたいなと思います。

NHK
今後何らかの形でということなのでしょうが例えば今回の件を受けて商工会議所であるとか、あるいは県を交えて会合する予定はありますか。

佐藤市長
そのメンバーで集まって(会合をする)という予定は(現在)ありません。中心市街地活性化戦略本部という会議を定期的にやっておりますのでそこには、商工会議所さんをはじめ、多くの関係者が入っておりますのでその中でそうした話も出てくるかもしれないということです。

時事通信
先ほど河北さんの質問に対して、松田商工観光部長が耐震の関係で相談を受けていて、要望もいただいていたということだったのですが、要望とはどういった内容だったのでしょうか。

商工観光部長
経営の状況について、年々売り上げが減ってきて厳しい状況であるといった内容です。

時事通信
要望の内容についてはいかがですか。

商工観光部長
失礼しました。要望については、耐震改修の制度がございますが、(その制度について)上乗せが出来る制度はないかといったものが主になります。

SAY
十字屋の件ですが、昨日コメントいただいていますが、改めて駅前で唯一だった百貨店が無くなったということを佐藤市長はどう捉えていますでしょうか。

佐藤市長
長きにわたって、駅前の百貨店として営業され、市民の皆様には思い出がたくさんあるということで残念に思っている方も多いと思いますし、わたしも残念に思っております。
今後は市としても中心市街地の賑わいを創っていくということで改めてしっかりと取り組んでいきたいと思います。

SAY
中心市街地の賑わいを考えると、駅前は山形ビブレの跡地の再開発の問題が目に見える形としては進んでいないのが現状で、それにさらに十字屋がなくなると中心市街地活性化どうなるんだと山形市民・山形県民は思うのですが、佐藤市長はどう捉えていますか。

佐藤市長
市民のニーズに応えることが一番だと思いますのでそのために全力を尽くしていきたいと思います。

SAY
今言いました市民のニーズですが、佐藤市長はあの場所に市民のニーズとして何があると、どんな建物・どんな施設・どんな場所が必要だと考えていますか。

佐藤市長
わたしは、一つとして山形駅の顔・入口でありますから、その顔として、来た方に山形全体を知っていただくような機能が必要だと思っております。その他の店舗につきましては、それは様々な世代によってニーズがありますので、それを捉えていく商売が揃っていることが大事だと思います。

SAY
今日は街頭で市民に話を聞いていても、子供が遊べる場所がいいとかやっぱり駅前には百貨店でしょうという声があったりとか様々あるのですが、そういったニーズの調査とかを、昨日の今日ですけども、やっていこうかなというお考えはありますか。

佐藤市長
中心市街地活性化戦略本部で今議論しておりますが、まず現状把握を徹底して、それに加えて仰るように、ニーズ調査をやっていきたいと思っております。

SAY
わかりました。ありがとうございます。

広報課長
他にございますでしょうか。

YBC
先ほどあったビブレの跡地で進展していることがありましたら教えてください。

佐藤市長
地権者の方とお会いしたという状況はいろんな報道で既に周知されているところではありますが、その後の展開をどうするかというのは検討中であります。

河北新報
重ねて十字屋の件ですが、ビブレ跡地も含めて、駅前の状況が県都としてふさわしくないのは選挙の時から仰っていたことなのですが、それを受けてニーズがないとかということだけではなくて、市のリーダーとして心構えというか、こういうことやりたいとか具体的には言えないですけど、そういった決意を表明してもらわないと、市民としてはどういうことをやってくれるのか、ニーズがないですこれから考えますだけではなく、どういう発信というか、もっと熱い思いというのはないのでしょうか。

佐藤市長
派手なパフォーマンスは出来ませんが、全力で取り組みます。

河北新報
もっとないですか。任期中になんとかやるとか、そういった打ち上げる気概というのは見せてくれないのでしょうか。

佐藤市長
公共施設を建てるということであればある程度の見通しを立てることが出来ますが、多数の民間の地権者がいるような性質の土地が駅周辺は多いものですから、そこについてわたしが一方的にいつ、何をしますというようなことは(お話し)出来ません。
そうした方々と話し合いながら最適な答えを見つける、その努力を続ける以外他にはないと思います。

朝日新聞
中心市街地活性化推進戦略本部の方ではこまめに検討されていますが、どちらかというと七日町界隈の活性化の議論が中心なのかなという気がしております。ゾーニングだとか検討されていて、その中でもあの構成メンバーを見ても、あまり駅前の、例えばビブレ跡地だとか今回の十字屋の跡地だとか、そこら辺をどうするかというのを推進できる構成メンバーなのかなという気がしてしまうのですが。
あの土地のオーナーさんという個人・民間の方たちはどうしたらいいのかというところが一番大きなところではあると思うのですが、それを考えたときに、あの推進戦略本部でどれだけ動かせるのか、先ほどのお答えでは現実的にどうやっていくというところが見えてこない、推進戦略本部の中で議論していきたいというお話でしたが、例えば駅前の所有者(地権者)さんと、推進戦略本部の中で、ピンポイントであの二つの跡地を進めていくのかというところがよく伝わってこない、議論したいというのはお気持ちでいいと思うのですが、山形駅前出て右も左も空いているというのは、これはすごく大きな大問題だと思うのですがそこをやっぱり市長のお話を聞いているとそこの危機感というのがいまいち伝わってこないのですが、その二点をお願いします。

佐藤市長
中心市街地活性化戦略本部のメンバーには、商店街の全体の代表の方が入っておられますので、当然密接に駅前の商店街の方ともやり取りしている方ですので、駅前について関りがないというわけではありません。
中心市街地活性化戦略本部では全体のグランドデザインづくりと、実現するための仕組みづくりということを目的としておりますので、その中でそうしたことを議論し、一方で十字屋さんについては個別の案件でありましたので、そこは行政としてビルの所有者ですとかそうした方と話をしながら支援できるところは支援するということをしていきたいと思います。
ご指摘の通り長い間、ビブレ跡地も何も動きがない状況が、もう十何年、というのは非常に大きな課題だとわたしは思っておりますので、その中でベストを尽くしていきます。

河北新報
先ほど市長さんは、山形市の駅前の顔であるというお話があって、できればということだと思いますが山形市を知ってもらう機能が必要だというお話をされましたが、山形市が(十字屋跡地)をお借りするというお考えは今のところないということでしょうか。

佐藤市長
今、事業撤退が決まったばかりなので今時点では考えていません。

時事通信
話題変わりますが、蔵王山の話で、25日に宮城県側の二つの自治体に行かれて、難色を示された自治体がいらっしゃったということでしたが、その顛末を、持ち帰って庁内でお話されたのかなと思うのですが、これからの方向性をお伺いしてもよろしいでしょうか。

佐藤市長
関係する6市町が共同して国土地理院に「ざおうざん」と書いているものを「ざおうさん」に変えてくださいというような申請をするということは、かなり難しいのかなと思っております。これから次の議会に報告をして、そして同時に次、どういったやり方があるというのを考えたいと思います。今まさに検討しているところでございます。

時事通信
今の時点でどこと、どこが反対をされているのでしょうか。

佐藤市長
それぞれのスタンスを申し上げますと上山市は賛成といいますか同じ考えで、白石市・七ヶ宿町は、あまり「ざおうざん」あるいは「ざおうさん」どちらもあまり使っていないと、蔵王とか蔵王連峰と呼ぶのが普通であって、そもそも「さん」・「ざん」両方なじみがないということだったので、山形市がそういうことであれば協力はしますというお返事をいただいております。
川崎町については歴史的な経緯、かつて一度、川崎村が「ざおうざん」ということで提出しているというような経緯もあることなので、すぐには返答できないというお返事でした。
また、蔵王町については、これも報道にあります通り、そのことについては否定的な答えでした。

時事通信
蔵王町だけが否定的ということですか。

佐藤市長
川崎町はまだ検討ということでした。でありますが、すべての自治体が一斉に出さないと変わらないので、そういう(難しいという)ことです。

河北新報
十字屋の件なのですが、だいたい100人弱くらいの従業員が、これから職のことに不安を抱えるわけですけども、今のところ山形市としては雇用の相談とかについてどのような取り組みをされているのか教えてください。

佐藤市長
これについてもまずは中合さんが従業員の今後については、可能な限り就労斡旋など対応していくと伺っております。
今、市内の有効求人倍率をみますと、いわゆる人手不足の状況がありますのでそうした中でそういう方々の雇用が吸収されるのもあるかと思いますし、その後の中合さんとのお話でこれから協力要請があれば、そこについてはお手伝いできることはしたいと思います。

河北新報
市の方から積極的に取り組むということは考えていないのでしょうか。

佐藤市長
それは中合さんに聞いてみます。状況によると思います。

広報課長
よろしいでしょうか。
では本日の記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

総務部秘書課秘書係
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)内線200・202・207
ファクス番号:023-624-9888
hisyo@city.yamagata-yamagata.lg.jp