平成29年4月24日 市長記者会見

ページ番号1005595  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見する市長

出席者

市長、総務部長、商工観光部長、まちづくり推進部長、市立病院済生館事務局長

内容

発表事項

  1. 今年度の抱負について
  2. 山形広域都市圏パーソントリップ調査について
  3. 山形市立病院済生館のゴールデンウィーク期間中における臨時開院について
  4. 春の観光イベントについて

資料のみ

  1. 平成29年度エコ・サマーアクションの実施について
  2. 平成29年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について

会見内容

映像

内容

広報課長
それでは、4月の定例記者会見を始めます。市長、発表をお願いします。

佐藤市長
まず本日は、記者会見の開始が遅れて申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。
はじめに、皆様ご覧のとおり、記者会見用のバックボードをこのたび更新し、本日の会見から使用しております。
主な特徴として、発展計画に掲げる目標、『世界に誇る健康・安心のまち「健康医療先進都市」の実現に向けて』を明示するとともに、はながたベニちゃんのロゴマークを盛り込み、平成31年4月の「中核市への移行」をPRしております。
今後、毎月開催する会見などで使用し、「健康医療先進都市」や「中核市への移行」の実現の機運を高める一助にしてまいりたいと考えております。

続きまして、本日は、平成29年度最初の記者会見となりますので、今年度の山形市の市政経営についてお話しいたします。
私が市長に就任してから1年6カ月が経過いたしました。今年度は、「山形市発展計画」の3年目という中間年度にあたり、計画に掲げた重点政策を強力に推進する上で、重要な年となります。
今年度の主な施設整備について申しますと、4月1日に開署いたしました西消防署をはじめ、今年度秋の供用に向けて準備を進めております新野球場、立谷川のエネルギー回収施設など、安全安心や市民生活の向上に資する施設の整備が着実に進んでおります。
施設整備以外のソフト施策につきましても、先週、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、東京でサモア独立国駐日大使や台北駐日経済文化代表處(たいぺいちゅうにちけいざいぶんかだいひょうしょ)代表など、関係者の方々とお会いし、交流に向けた話をいたしました。ユネスコ創造都市ネットワークの加盟に向けた取組みも進めており、今年開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭を含め、スポーツ・文化の両面から活発で国際的な交流を図ってまいります。
このほかにも、「山形市発展計画」に掲げた、「定住人口・交流人口の拡大による地域活性化のけん引」、「『健康』と『医療』を核とした施策展開による都市ブランドの確立」、「山形市特有の個性、魅力を活かしたまちづくりの推進」という3つの基本方針のもと、仙山連携の強化や将来的な中核市への移行など、積極的にチャレンジを行い、市民目線でのまちづくりに引き続き取り組んでまいります。市民の皆様には、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

続きまして、山形広域都市圏パーソントリップ調査について発表いたします。
資料をお配りしておりますが、平成29年度、山形市では「パーソントリップ調査」の実施を予定しております。
パーソントリップ調査とは、「どのような人が」「いつ」「どのような目的で」「どこからどこへ」「どのような交通手段で」移動しているかを調査し、人の1日の動きをとらえるものです。
これまでには京阪神都市圏をはじめ、全国46都道府県、64都市圏で調査が実施されておりますが、山形県内においては、今回、山形市が行う調査が初となります。
調査の目的といたしましては、自動車のほか、鉄道やバスなどの公共交通、自転車や徒歩といった各交通手段の利用実態など、市民の日常の交通行動の把握、基礎データの整備を行うものです。
調査項目になりますが、住所や世帯員全員の年齢、職業、自動車の保有状況など、世帯に関すること、また、目的や場所、時間など、世帯員個人の1日の移動状況に関することを詳しくお聞きするものです。
調査の方法でございますが、無作為に抽出を行いました圏域内の世帯単位に調査票を発送するもので、調査対象都市圏に居住している、5歳以上の人口のうち、約4人に1人の方が調査の対象となる予定です。
調査対象圏域につきましては、山形広域都市圏を形成しております、3市2町(山形市、天童市、上山市、山辺町、中山町)を設定いたしております。
スケジュールになりますが、平成29年度は、実態調査を10月から11月頃予定しております。平成30年度は、現況集計や分析を行い、年度末に調査結果の公表を行う予定です。
なお、宮城県と仙台市において、同じ時期に「仙台都市圏パーソントリップ調査」の実施が予定されております。山形市と仙台市を行き来する人の交通実態を把握するためには、山形市においても同時期に調査を実施することが必要不可欠と考えております。
調査の結果につきましては、交通計画や土地利用計画の検討に活用が可能です。今後、「山形市発展計画」や「山形市都市計画マスタープラン」で目指す都市の実現、仙山連携に向けた交通インフラの整備など、具体的な政策の立案に役立ててまいりたいと考えております。
今後、山形市のホームページに掲載するほか、「広報やまがた」への特集記事の掲載や、主要な施設へのポスター掲示などを行い、市民の皆様へ広く周知していくこととしております。
調査につきまして、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

続きまして、市立病院済生館の臨時開院について発表いたします。
済生館は、このたびの5月の大型連休期間中における臨時開院として、5月5日金曜日に外来診療を行います。
この期間中は、地域の開業医の多くが、5月3日から5月5日まで休診となることが予想されます。済生館といたしましては、市民の皆様が安心して連休を過ごせるよう、地域の救急医療と連携して医療提供体制の充実を図るとともに、臨時開院により、済生館の入院患者の皆様へも通常と変わらない医療の体制を提供することが可能となります。

次に、春の観光イベントについて発表いたします。
お手元の資料にありますように、恒例となりました「スプリング フェスティバル」と「薬師祭植木市」の開催が予定されております。
「スプリングフェスティバル」は5月5日のこどもの日に、「ほっとなる通り」で開催されます。はしご車、リフト車といった、子供たちが日頃興味を抱いている「はたらく車」や、災害時に出動する自衛隊の野外用炊き出し車などの「がんばる車」が展示され、直接見て触れることができます。お子様を連れて、心ゆくまで街歩きを楽しんでいただければと思います。
また、最上義光公が大火で焼失した城下に、緑を取り戻そうと住民に呼びかけたのが始まりとされ、400年以上の歴史を持ち、日本三大植木市の一つに数えられる「薬師祭植木市」が、5月8日から10日までの3日間にわたって開催されます。
この祭りは、薬師町通り、新築西通り、山形五中東通りなど延べ約3キロにわたり開催され、心躍る鮮やかな新緑を皆様にお届けいたします。
山形の春を彩るイベントに、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

広報課長
それでは質問お受けしますが本日は今年度最初の記者会見であり、新しい記者の方もいますので質疑応答の手順につきましてご説明させていただきます。質問は始めに発表案件についてお受けし、発表案件以外の質問はその後にお受けします。質問の順番は始めに市政記者クラブのその月の幹事社からで、幹事社以外の質問は幹事社の後となります。
尚、質問の際は社名とお名前をお知らせくださるようにお願いします。
それでは今月の発表案件についてご質問をお受けします。始めに幹事社の朝日新聞さんお願いいたします。

朝日新聞
特にございません。

広報課長
ではNHKさんはいかがでしょうか。

NHK
特にありません。

広報課長
よろしいでしょうか。それでは幹事社以外の方のご質問お受けします。よろしくお願いします。

毎日新聞
山形市のパーソントリップ調査についてお聞きしたいのですが、国交省のホームページから見ると、最も基本的な調査の一つで、ほとんどの都道府県がやっているということですが、山形では今回初めてという認識でよろしいでしょうか。

佐藤市長
はい、そうでございます。

毎日新聞
おそらく46都道府県はもうすでにやっているという(ことですが)。
山形では今まで出来ていなかったというか出来なかった理由というのは何かあるのでしょうか。

佐藤市長
そこまではわかりませんが山形県内では初ということであります。

毎日新聞
前から、これをやりたいという話というのはあったのでしょうか。

佐藤市長
私が就任してから、仙山連携をはじめ都市計画マスタープランの見直しなど様々行いましたが、そういう交通政策、あるいはまちづくり政策を考えるにあたって、より詳細なデータが欲しいなというところがございます。当然今把握できている範囲で、今の政策は進めておりますが、これから更なる展開を考えるにあたって必要不可欠という判断をしたところです。

毎日新聞
佐藤市長の前からずっと話があったというより、市長が色んな交通政策とか重要政策を鑑みて、この調査を使おうとご判断したということでしょうか。

佐藤市長
はい、そうです。

毎日新聞
ありがとうございます。

広報課長
他にどなたかございませんでしょうか。
(なし)
発表案件についてはよろしいでしょうか。それでは発表案件以外の質問お受けしたいと思います。
はじめに幹事社の朝日新聞さんいかがでしょうか。

朝日新聞
商工会議所から中心市街地の歩行者通行量の調査の結果が出たみたいですが、やはり前回よりも14%くらい減っているということで、回遊性が課題だということでそれは前に佐藤市長もお話しされていたのですが、なかなか明るい動きが出てきているという、色んな建物やお店ができたりしている中、そこでどうして回遊性が高まらないのか、そこら辺の分析は、市長はどのようにお考えなのでしょうか。

佐藤市長
まず、今お話しいただいた調査については、私はまだ詳細を見ておりません。これから確認したいと思います。
長期的な傾向で中心市街地の交通量・歩行量が減ってきているかと思います。やはり一番大事なのは行く目的です。中心市街地にこういう目的で行くのだというところを意識してつくっていくことが大事なのかなと思います。
また一方で「街なか居住」を推進していくということで、ベースとしての交通量・歩行量をこれから増やしていきたいと思います。

広報課長
よろしいでしょうか。

朝日新聞
もう一点よろしいでしょうか。
大型の建物が出来ているというのは非常に明るい傾向かと思いますが、一方で小売、小さな店舗でこの前七日町通り沿いの結構古いスポーツ店が廃業してしまいました。あと梅月堂の隣角にあったパン屋も郊外に移って、(そのビルは)空いたままという形で、芸工大の学生さんたちが頑張っているところもありますけども、その小さい空き店舗というのが、空いては入ったり、また空いてしまうという感じで、その辺はどうすればいいのか、何か解決策というのは考えていらっしゃいますでしょうか。

佐藤市長
はい。中心市街地全体で言うと空き店舗率は減っているという状況ではあるのですが、おっしゃるようにほっとなる通りに面しているところで(空き店舗が)目立つ部分が出てきているというのは事実であります。やはりお店を閉めるというのは色んなご事情でそれぞれ異なると思いますが、空いた場所に、より魅力的な内容のお店に入っていただくということが何より大事かなと思っております。そうしたことの手法についてですね、今まさに中心市街地活性化戦略本部で議論を始めたところでありますので、そこでそうしたことを推進する仕組みを作っていきたいと思っております。

広報課長
よろしいでしょうか。

朝日新聞
わかりました。

広報課長
それでは幹事社のNHKさんはございますでしょうか。

NHK
ふるさと納税についてお伺いしたいのですが、一部報道でもありましたけども返礼率の高いということで国から通知がきたと思うのですが、山形市としては今後どういうふうに対応されていかれるのでしょうか。

佐藤市長
はい。まず4月1日に、そうしたこと(通知)がきまして、我々としてはすでに、年度が始まるだいぶ前から事業者さんと色々とやり取りをして調整をして、そして4月から新しい体制でのふるさと納税の受付を行いました。そうした経緯から、急にすぐどうこうというのは非常に難しい状態で、色んな報道も既にされていますので大変困惑しているというのが第一であります。そもそもそのような通知が出てきたのは、本当に一部の自治体で、例えば換金性の非常に高い商品券をはじめ、すぐお金に換えられるようなものなど、やはり行き過ぎた部分があって、それを抑える必要が出てきたものというふうに理解しております。この通知を受け、山形市でそうしたことが該当するかしないか、あるいは何か対応が出来るのかということを今検討しておりますので、国や関係機関とのコミュニケーションを図りながら、これから対応を考えていきたいと思っております。山形市の基本的な考え方は、ふるさと納税は地方創生に資する大変良い制度だというふうに思っております。山形市で出している返礼品につきましても、見ていただければ分かりますが、山形市の地域産業、農業、あるいは伝統工芸、そうした地域で付加価値を生み出しているようなそういうものを選んで載せておりますので、やはりそれが本来の趣旨にかなうやり方なのかなと思っております。いずれにしましても、その通知を受けて今、今後の対応を検討していきたいと思っています。

広報課長
よろしいでしょうか。では、幹事社以外の方から質問をお受けしたいと思います。どなたかございますでしょうか。

山形放送
先ほどの質問に関連してなのですが、方向性としては国の通知を受け入れる方針ということなのでしょうか。それとも市としては3割以下に抑えても何か別の独自策と言いますか、何か他の行政さんの中ではこのまま続けるという方針の方もいらっしゃるようですけれども、方向性としては国の通知というものに対して受け入れる方針という捕らえ方でよろしいのでしょうか。

山形市長
通知も明確に解釈できる所とできない所がありますので、それをせ精査して国とコミュニケーションをとりながら考えていきたいと思っております。おそらく他の自治体も全く無視するというところは無いと思っております。

広報課長
よろしいでしょうか。その他、皆様からございますでしょうか。
(なし)
ないようでしたら本日の記者会見を閉じさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

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