平成31年1月7日 市長記者会見

ページ番号1005617  更新日 令和3年9月30日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、企画調整部長、商工観光部長、教育部長

内容

発表事項

  1. 平成30年度 第39回山形市民文化賞の受賞者について
  2. 山形市と株式会社モンベルとの地方創生の推進に係る包括連携に関する協定の締結について
  3. FISスキージャンプワールドカップレディース2019蔵王大会について
  4. 第10回さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン2019
  5. 山形市伝統工芸産業後継者育成対策プロジェクトガバメントクラウドファンディングの結果について

資料のみ

  1. 保健医療次監の採用について
  2. 山形/仙台ワークフェスin仙台(企業・業界研究会)の開催について
  3. 「やまがた冬の桜まつり 海の酒田・山の山形」の開催について
  4. 山形市立商業高等学校校舎改築事業に関する落札者の決定について
  5. 平成31年消防出初式の開催について
  6. 2019のコンベンション・催事(ルネッサンス)

会見内容

映像

内容

広報課長
それでは、新春記者会見をはじめます。それでは市長、発表をお願いします。

佐藤市長
明けましておめでとうございます。
年頭にあたりまして、今年の市政運営について発表いたします。
早いもので、私が市長に就任してから3年3か月が経過いたしました。就任以来、山形市発展計画を策定し、中核市移行、健康医療先進都市の実現、仙山連携の強化といった柱に沿って、積極的にまちづくりを進めてまいりました。
今年の最大のポイントは、4月の中核市移行であります。移行に伴い新たに設置する保健所には、山形市独自の取り組みとして、市民の健康寿命延伸のためのシンクタンク機能を設け、山形市の長期ビジョンである「健康医療先進都市」の実現に向けた施策を推進してまいります。
また、移行後は、中核市移行の目的の一つである「圏域のリーダー的役割」を果たすため、連携中枢都市圏構想による周辺市町との新たな広域連携に取り組みます。圏域としては、現在、定住自立圏を構成している山形市・上山市・天童市・山辺町・中山町の3市2町をベースに、最大で山形市へ通勤通学の割合が10%以上となる、村山地区内6市6町を想定しています。これまで定住自立圏において取り組んできた「生活機能の強化に係る政策分野」や、「結びつきやネットワークの強化に係る政策分野」、「圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野」に加え、連携中枢都市圏では「圏域全体の経済成長のけん引」、「高次の都市機能の集積・強化」といった2つの分野について新たに取り組む予定です。
そして、今年、山形市は市制施行130周年という記念すべき年を迎えます。山形市は明治22年の市制制度の施行当初から、東京市、大阪市などの大都市とともに市制を開始し、現在も着実に歩みを続けています。このことは、山形市民にとっても大変誇らしいことであると考えております。
山形市発展計画も来年度が目標年次ですので、これまでの取り組みを踏まえ、今後のさらなるステップアップのため、新たな視点も加えて、計画の策定を行ってまいります。
また、常に市民目線を忘れず、市民の皆様の立場に立った行政を進めていきたいとの思いを新たにしています。
まち全体が元気になるためには、市民の皆様や企業の皆様の主体的な取り組みも重要になります。そうした取り組みをしっかりと応援し、一緒になって取り組んでまいりたいと思います。市民の皆様には、引き続きご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

続きまして、平成30年度の山形市民文化賞の受賞者について発表いたします。
山形市民文化賞は、山形市の文化活動の一層の振興を図るため、長年、その道一筋に精励し、又は伝統を継承し、そのご功績が顕著である方を表彰するもので、昭和55年に創設し、これまで189名の方々を表彰しております。
このたびの受賞者は、別紙配布資料のとおり、能楽分野から、緑鳳会の佐藤章夫さん、音楽分野から、箏、山田流の酒井伶松さん、華道分野から、池坊の小山雅崇さん、茶道分野から、裏千家の木村宗敬さん、郷土芸能分野から、成沢田植踊保存会の三沢淺次郎さんの5名です。
なお、表彰式は、2月2日土曜日午前11時から山形グランドホテルで行う予定であります。

続きまして、「株式会社モンベルとの地方創生の推進に係る包括連携に関する協定」の締結について発表いたします。
山形市の観光戦略を推進する上で、山岳観光、アウトドア・アクティビティは大変重要な要素であると考えております。このような中、山形市では、株式会社モンベルと相互に連携を図り、双方の保有する資源を有効に活用することにより、山形市における地方創生に資することを目的に、連携協定を締結する運びとなりました。
1月18日午後2時(※後日、午前10時に変更)より、ここ庁議室にて協定締結式を行います。なお、当日は、代表取締役会長の辰野勇氏にご臨席いただき、協定書への署名等を行う予定です。
連携及び協力事項につきましては、

  • 自然体験の促進による環境保全意識の醸成に関すること、
  • 子どもたちの生き抜いていく力の育成に関すること、
  • 自然体験の促進による健康増進に関すること

など、資料にあります7項目となります。
これまでも、同社とは、自転車による周遊観光や山形市発着の山岳ツアーなどを実施してきたほか、同社の全国の会員に向けて、蔵王をはじめとする山形のアウトドアスポーツなどの魅力を発信していただいております。
今回締結する協定に基づき、今後は、観光に関する分野だけにとどまらず、同社のノウハウを活かしたセミナーの開催などにより、市民の健康や防災、環境施策など幅広い分野で協力し連携してまいりたいと考えております。

続きまして、FISスキージャンプワールドカップレディース2019蔵王大会について発表いたします。
今年は、1月18日から20日の3日間の日程で大会を開催いたします。
昨年、国内で初めて開催した団体戦では、日本チームが優勝し、個人戦では伊藤有希選手、髙梨沙羅選手が活躍しました。
日本チームは、昨シーズン、団体戦において2戦中2勝しており、今シーズンも蔵王での優勝が期待されます。
個人戦では、昨シーズンにワールドカップ通算勝利数で、男女を通じ歴代最多の55勝をあげた髙梨沙羅選手が、今シーズンにおいて現在5戦を終了し、総合4位につけており、更なる最多勝記録の更新が期待されます。
今シーズンも1日目の18日と3日目の20日に個人戦を、2日目となる19日に団体戦が開催されます。
皆さん、ぜひ会場にお越しいただき、夜空に舞う華麗でダイナミックなジャンプをご覧下さい。

続きまして、第10回さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン2019について発表いたします。
本キャンペーンは、山形県が生産量日本一を誇る、冬に咲く啓翁桜をより多くの方々に知ってもらい、山形の冬の魅力を県内外に発信するとともに、中心市街地における賑わいの創出につなげるため、山形市ホテル協会が中心となり実行委員会を組織し、生産団体や小売商組合をはじめ多くの皆様からの協賛を得て開催するものであります。
キャンペーン期間は、1月12日土曜日から2月28日木曜日までの約1ヶ月半です。
期間中、市庁舎や市内ホテルをはじめ、水の町屋七日町御殿堰、山形まるごと館紅の蔵、山形まなび館などの参加施設において啓翁桜を展示いたします。
また、各ホテル等では、それぞれ工夫を凝らした「桜」や「春」をテーマにしたおいしいオリジナル料理を準備して皆様をお待ちしており、街なかで「桜」を“見る”“香る”“食べる”を楽しんでいただくキャンペーンとなっております。
キャンペーン初日である1月12日土曜日には、午前11時から、霞城セントラルにおいて「オープニングセレモニー」を開催いたします。セレモニーでは、やまがた舞子の演舞や嚶鳴女性合唱団のコーラス、甘酒の振るまい、先着100名様への啓翁桜のプレゼントなど楽しい企画を予定しております。
この機会に、ぜひ大勢の皆様が山形市を訪れ、「啓翁桜」の咲く街なかを歩き、楽しみながら、ひと足早い春を感じていただきたいと思います。

続きまして、山形市伝統的工芸技術産業ガバメントクラウドファンディングの結果について発表いたします。
平成30年11月9日に開始しました「山形市伝統工芸産業後継者育成対策プロジェクト ガバメントクラウドファンディング」が目標である200万円を達成し、12月31日の終了時点において、282万9,946円ものご支援をいただきました。
多大なるご支援をいただきました皆様に、心より感謝申しあげます。
皆様方からのご支援は、山形市が世界に誇る伝統工芸産業が、この先10年、20年と本市産業の振興・発展を支えるとともに、伝統技術のさらなる研鑽と優れた技術の承継が図られるよう、技術の伝承を目的とした各種事業へ活用させていただきます。
今後とも、山形市伝統的工芸技術産業へのより一層のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

広報課長
それではここでただいまの発表案件についてご質問をお受けしたいと思います。初めに幹事社様でありますけれども、本日お見えになっておりませんので皆様からご質問をお受けしたいと思います。いかがでございましょうか。

河北新報
今の伝統工芸品のクラウドファンディングの結果が目標を上回る成果を収めたということで今後の期待にもつながると思うのですけれども、今回実際に実施してみてあらためてあらわになった課題であったり、今後の修正点、それから来年以降もこうした取り組みは行われるのかどうかをまず一点お願いいたします。

佐藤市長
はい、まずこのたびやってみて思ったのが、県外からの支援というのがそれなりに多かったなというふうに思っておりまして、大変ありがたいことだなと思っております。様々なきっかけはあるのだと思いますけれども、これはガバメントクラウドファンディングをすることで伝統工芸の後継者育成支援とともに、あわせて山形市の伝統工芸品をPRする目的も備えておりますので、そうした一定の効果はあったものと思っております。できればですね、これを毎年恒例のような形にして、さらに続けていきたいと思っておりますが、それに際しては、やはりPR方法など更に工夫していきたいと考えております。

河北新報
ありがとうございます。続けてなのですが、伝統工芸の魅力発信とともに後継者が非常に少ないといいますか、継承が危ぶまれている品目もございまして、後継者の確保であったり、そういったところも今回アピールの中に備えていたとは思うのですが、このあたりは特に後継者がもう3人以下というところで、今回も就業者支援給付金のほうになると思うのですけれども、更なる後継者を確保するうえでの何か手立てのようなものをお考えでしたらお聞かせください。

佐藤市長
はい、現在の支援制度とですね、まずそういった職業に関心を持つ皆様とのマッチングという面と、その出口として実際に取り組んだ時に伝統工芸品が色んな方に買っていただいて産業として成り立っていく、この2つの側面があると思うのですね。現行の仕組みを続けながらそうしたPRなども積極的にして、その両面で更に取り組みを進めていきたいと思っています。

河北新報
はい、最後になるのですが、今後の展望ですけれども、東北芸工大との連携も進んでおりますし、あとは、例えば今年スタートしましたY-bizですとか、2月に予定されているやまがた検定などの取り組みなどとも伝統工芸品のPRというのは十分に連携が図られる可能性があると思うのですけれども、このあたりの今後の展望について考えがありましたらお願いします。

佐藤市長
はい、まさに今おっしゃっていただいたように取り組みをしっかりと進めることで、いろんなことで繋がってくるという部分があると思います。そうした連携も重視したいと思いますし、ただやはり伝統工芸は本物思考が強まっている現在でありますから、様々な本物を求める方々に価値をお伝えすることで次の展開があると思っていますので、そうしたことにも取り組んでいきたいと思います。

河北新報
ありがとうございました。

広報課長
それでは、他の皆様からどうぞ。

読売新聞
私もガバメントクラウドファンディングについて一つありまして、先ほど市長から県外からの支援が多かったとあったのですが、寄付件数160件中だいたいどのくらいが県外からの寄付だったかわかりましたら教えていただきたいと思います。

佐藤市長
はい、これは商工観光部長おねがいします。

商工観光部長
割合で申しますと、だいたい半分が県外からで、特に年末にかけて土日をはさんで県外からのお客様の支援が多かったというような結果でございます。

読売新聞
ありがとうございます。

広報課長
他にいかがでしょうか。

朝日新聞
先程おっしゃっていた連携中枢都市圏について、最大で6市6町というお話をされていましたけれども、他市の例を見たりすると全国では中核市移行と同時に連携中枢都市宣言している市もあるようなのですが、山形市についてはこの中枢都市圏の宣言についてどのくらいのスケジュールを見通しているのでしょうか。

佐藤市長
企画調整部長から。

企画調整部長
中核市移行以降に、まずは、定住自立圏を構成している3市2町と話を進めていきたいと思っております。同時に今年度も最大6市6町の方にも声掛けをしておりますので、3市2町については中核市移行の年度内位に協定がうまく出来ていけばいいかなと。それにプラスαでどこが入ってくるかは、まだ現在のところ未定となっております。

朝日新聞
年度内とは今年度内ということでしょうか。

企画調整部長
来年度内です。

朝日新聞
先に3市2町について宣言してからですか?

企画調整部長
宣言と言いますか、1市1市同士での協定になってきて議会の議決もいるものですから、まずは、連携中枢都市圏の山形市としての宣言をする。宣言したのちにそれぞれ市と市との話し合いの中で、連携協定について議会の議決も得たうえで協定が決まっていくというスケジュールになっていきますので。

朝日新聞
各市各町バラバラで入っていくということですか。

企画調整部長
実際の協定は一対一でやっていきます。

朝日新聞
最終的にどの規模でというのはまだですか?

企画調整部長
話し合い次第になってくるのかなと。まず定住自立圏のところでは最低限進めていくと。そこにプラスαで。

朝日新聞
来年度内中にそれは固まったりするものなのでしょうか。

企画調整部長
最低限度の最初の段階のところは、それは決めると思います。プラスαのところがそのうち追加で連携協定をまた結ぶとする形はあるかとは思います。

朝日新聞
ありがとうございます。

広報課長
山形新聞さん、お願いします。

山形新聞
モンベルとの協定締結についてだったのですが、モンベルさんだと全国各地でSEA TO SUMMIT等イベントを企画していると思うのですが、自治体と協定を締結するというのは、全国の都市でもこういう例はあるのでしょうか。

佐藤市長
モンベルさんは山形市にもお店を立地していますけれども、店舗を立地した自治体との協定はやっているようでありまして、6都道府県と協定を結んでいるのと、39の市町村との協定を結んでいるという事でございます。山形では、山形県と昨年協定を結んだのと、遊佐町と昨年協定を結んでいるとの事でございます。

山形新聞
具体的にイベントとか大会とかで出来上がっているもはありますでしょうか。

佐藤市長
商工観光部長から。

商工観光部長
モンベルさんにつきましては、昨年度はロングトレイルの業務委託をお願いしております。最初のきっかけが東日本大震災の時に、モンベルさんが災害復興拠点という形で山形に話を頂いたという事がございますので、イベントというもので今現在予定しているものはございませんが、先ほど市長からもありましたように、駅前にモンベルのお店もありますので、ロングトレイルについては協力も既に頂いているような状況でございます。
あと、先ほどクラウドファンディングで約半分と申しましたが、200万に対して約半分位が県外でございましたので、280万強になりましたので、実金額にすれば3分の1くらいでございます。以上でございます。

山形新聞
ありがとうございました。

広報課長
山形放送さん

山形放送
今年の市政運営についてですけれども、改元が5月にあると思うのですが、市役所の中でも書類とかいろいろ変わるものがあるとは思うのですが、その前には中核都市の移行というのもあるとは思いますが、どの様にスムーズに行っていきたいかお聞かせください。

佐藤市長
発表が4月1日という事でありますから、そこから1か月ですね、この間にしっかりと準備をして間違いなく5月を迎えられるようにして参りたいと思います。今のところそのようなスケジュールであれば、混乱なく出来るのではないかというように思っております。

広報課長
他の皆様から、いかがでしょうか。
(なし)
それでは発表案件以外のご質問をお受けいたします。

山形新聞
添付資料にあります山形商業の落札者決定についてだったのですが、落札金額が104億、これって実施設計とかそういう詳細は民間に投げているのでわからないとか、詳細って分かるものでしょうか。基本設計、実施設計とか普段の行政の箱物を作るときは、基本設計いくら、実施設計いくらとか。

佐藤市長
内訳ですか?。

山形新聞
そうですね、はい。

佐藤市長
教育部長から。

教育部長
これについてはですね、入札の説明の段階で、団体、グループに対して、概ね設計の方にどの程度、建設にどの程度、維持管理にどの程度という大枠についてご説明をさせて頂いて落札に至ったという形でございます。

山形新聞
金額にも15年分の維持管理が入っているという事でしょうか。

教育部長
はい。維持管理すべて含めての額になっております。

TUY
山形商業の件で追加なんですが、事業のPFI方式を活用したとういう事なのですが、具体的にどういった形の資金を集めるのか、分かる範囲でお話し頂ければと思うのですが。

佐藤市長
企画調整部長から。

企画調整部長
PFIですけれども、民間資金を活用した公共施設建設となりますと、提案としては民間の方から資金をある程度15年間維持管理を含めた上での資金の調達についても提案を受けております。それも受けた上で最終的にこの事業体に決定した形になっておりますので、資金の調達も含めたうえで、民間の提案を受けての建設という形です。

TUY
ありがとうございます。

広報課長
それでは他の皆様からいかがでしょうか。
(なし)
無いようですので、本日の記者会見を閉じさせて頂きます。ありがとうございました。

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