市長臨時記者会見（新型コロナウイルス感染症関連）令和2年4月28日

出席者

市長、総務部長、健康医療部長、保健医療監、健康増進課精神保健・感染症対策室長

内容

発表事項

• 新型コロナウイルス感染症の発生について(7例目)

• 発表事項に関する配布資料 （PDF 1.3MB）

会見内容

映像

内容要旨（※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。）

佐藤市長
本日、山形県から発表されましたとおり、山形市で7例目となる、新型コロナウイルス感染症の感染者が1名確認されました。
感染者の方は、山形市在住の80代女性の方で、職業は無職です。
4月23日から頭痛、食欲低下があり、4月26日に意識障害があったため、市内医療機関に救急搬送され、入院となりました。同日、同医療機関から新型コロナ受診相談センターへ相談があり、4月27日に検体を採取し、県衛生研究所でのPCR検査の結果、本日、陽性が確認されました。
現在、感染症指定医療機関に入院しております。呼吸不全があり、酸素吸入をしておりますので、重症となります。
この方の行動歴でありますが、発症前2週間の海外、県外への行動歴はありません。
現時点で判明している濃厚接触者は4名です。その中に県内過去事例の濃厚接触者である同居家族が含まれていますが、感染経路が不明であり、それについては調査中であります。
市民の皆様におかれましては、引き続き冷静な行動に努めていただくとともに、手洗い、咳エチケット等の感染予防対策と「三つの密」を避けることを引き続き徹底していただきたいと思います。
また、感染拡大防止のため、県外との往来や不要不急の外出は、お控えください。特に、ゴールデンウィーク期間中の県外との往来は、厳にお控えください。
県外からの参加が見込まれる集まりなどには、当面の間、県外の方の参加を見合わせていただくなど、ご配慮をお願いいたします。
市民の皆様おひとりおひとりの感染予防対策の実施が極めて重要であります。徹底した対策に努めていただきますよう重ねてお願いいたします。
そして、これは、いつも申し上げておりますが、くれぐれも感染された方やそのご家族、医療従事者、職場関係者などに対する差別や偏見、いじめなどがないよう、良識ある行動をとっていただきますようお願いいたします。
引き続き、感染拡大の防止と市民の皆様の不安解消に向けて、全力で取り組んでまいりたいと思います。

健康医療部長
これまでの感染者の方の追加情報をお伝えします。新たに退院基準を満たし、1名が退院されました。退院された方は合計3名となり、本日の方を含め、入院中の方が4名となっております

山形新聞
この方について4月23日から頭痛、食欲低下とありますが、4月26日までの間はどのように療養されていましたか。

健康医療部長
自宅療養をされていました。

山形新聞
意識障害については、意識がないなど、どのような状況ですか。

保健所長
意識がないわけではなく、呼びかけには反応されますが、もうろうとしている状況です。

山形新聞
救急搬送とは、救急車で運ばれたということですか。

保健所長
そうです。

山形新聞
ご家族が救急に電話されたということですか。

保健所長
そうです。

山形新聞
病院内での隔離状況などはどのようになっていますか。

保健所長
入院先の医療機関では、感染防御をしていたと聞いております。

山形新聞
現在の病状はどうでしょうか。

保健所長
呼びかけには応答されるとのことです。

山形新聞
4月26日時点の病状からは変わっていますか。

保健所長
変わっていないように思われます。

山形新聞
既往症はありましたか。

保健所長
基礎疾患はありました。

YTS
県内過去事例の濃厚接触者の方が同居家族ということですが、県内過去事例のどれに当たりますか。

保健所長
個人が特定されるので、公表できません。また、その過去事例の発生から時間がかなり経っておりますので、その過去事例の濃厚接触者の方からの感染ではない可能性もあります。わかりましたら、またご報告いたします。

YTS
その濃厚接触者の方は、PCR検査の結果は陰性でしたか。

保健所長
そうです。

YTS
この方の自宅での生活は、寝たきりなどでしょうか。

保健所長
自宅生活は自立していたようです。

YTS
関連する過去事例の発生からどれくらい経っていますか。

保健所長
2週間以上経っております。

YTS
県内全体で見ますと、ここ数日の新たな感染者数は減っており、感染者が減少傾向にあるとも考えられますが、その中で、県内の新たな感染者3名のうち山形市は2名となっている状況です。保健所長は、現在の状況をどう考えていますか。

保健所長
減少傾向に向かっているようにも思えますが、何とも言えないです。ゴールデンウィークを過ぎ、5月末ぐらいまでの状況が出てこないと、そういったことは申し上げられないかもしれません。

YTS
新たな感染者数がこのままの状況であれば、ゴールデンウィーク以降に外出自粛等が解除になる可能性はありますか。

保健所長
経過をみないと何とも言えないと思います。

YTS
この方が、6例目の感染者の方が勤務されている篠田総合病院に行かれたということはありませんか。

保健所長
それはありません。

読売新聞
県内過去事例の方との関係について、過去事例の感染者の方との同居家族ではないということですか。

保健所長
そのとおりです。

読売新聞
この方の濃厚接触者については、具体的にどういった関係の方々ですか。

保健所長
個人情報ですので、濃厚接触者としか申し上げられません。

読売新聞
少なくとも家族は含まれていますか。

保健所長
家族も含まれております。

読売新聞
家族以外の方もいらっしゃいますか。

保健所長
この件については、今後調査をいたしますので、PCR検査結果についてはお伝えできるかと思います。

読売新聞
県内過去事例から2週間以上経過しているとのことですが、いつの時点から2週間以上ということですか。

保健所長
この方に症状が現れた4月23日から2週間以上ということです。

読売新聞
県内過去事例については、どの時点から2週間以上経っているということですか。

保健所長
過去事例の発生の時点からです。

読売新聞
この方はICU（集中治療室）に入っているのですか。

保健所長
ICUには入っておりません。

読売新聞
自宅で意識障害の症状が発生してから、救急搬送されたということですか。

保健所長
そのとおりです。

読売新聞
この方についてPCR検査をしたのは、県内過去事例の濃厚接触者の同居家族だったからですか。

保健所長
そのとおりです。

山形新聞
確認ですが、過去事例の濃厚接触者の方がPCR検査で陰性になってから2週間経過しているという理解でいいですか。

保健所長
2週間以上経過しています。

山形新聞
入院先の医療機関では防護体制をとっていたということですが、救急搬送の際も、防護体制をとっていたという理解でいいですか。

保健所長
救急隊員の皆さんも防護服を着用していました。

産経新聞
この方の症状については、重症ということでいいですか。

保健所長
肺に疾患があり、酸素吸入も行っておりますので、中等症ではなく、重症となります。

産経新聞
この方について、生命の危険はないですか。

保健所長
ICUに入っておりませんので、そこまでの重篤な状況ではないと考えます。

朝日新聞
この方の症状については、両肺に肺炎があるといってもよろしいですか。

保健所長
個人情報のため病名は公表できません。肺に疾患はありますが、肺炎には当たりません。

朝日新聞
過去事例の濃厚接触者の方については、今回の方の濃厚接触者4名の中にも含まれているという理解でいいですか。

保健所長
そのとおりです。

YTS
この方については、普段から自立した生活をされているということですが、直近2週間は出歩くなどはされていましたか。

保健所長
高齢ですので、主に自宅で過ごしていたようです。