市長臨時記者会見(新型コロナウイルス感染症関連)令和2年4月20日

ページ番号1003763  更新日 令和3年10月29日

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写真:臨時記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、健康医療部長、保健医療監、健康増進課精神保健・感染症対策室長

内容

発表事項

  • 新型コロナウイルス感染症の発生について(5例目)
  • 市民の皆様・市内で働く皆様へのお願い

会見内容

映像

内容要旨(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

佐藤市長
本日、山形県から発表されましたとおり、山形市で5例目となる、新型コロナウイルス感染症の感染者が1名確認されました。
感染者の方は、山形市在住の60代男性の方で、職業は無職です。
4月9日から発熱が出没しており、時に咳がありました。4月16日に山形市の新型コロナ受診相談センターに相談があり、かかりつけの医療機関への受診を勧奨いたしました。4月18日にかかりつけの市内医療機関を受診し、同医療機関より山形市の新型コロナ受診相談センターに相談がありました。その後、新型コロナ感染症外来へ受診誘導し、県衛生研究所でのPCR検査の結果、本日、陽性が確認されました。
現在、感染症指定医療機関に入院しております。会話は可能ですが、酸素吸入をしておりますので、重症となります。
この方の行動歴でありますが、発症前2週間の海外、県外への行動歴はありません。
現時点で判明している濃厚接触者は、2名です。
本日の感染者についての発表は以上になります。
また、4月16日に開催された『第2回山形県新型コロナ総合戦略会議』において、県市長会長である土田東根市長より、知事と各市町村長との連名による住民向けメッセージの発出について提案があり、合意されました。山形市におきましても、大型連休を迎えるにあたり、市民の皆様にお願いをさせていただきます。
このたびの大型連休におきましても、県外で暮らすご親族が帰省し、久しぶりの再会を心待ちにしているご家庭も多かったのではないかと思います。
しかしながら、今回のウイルスは感染しても自覚症状が現れないことが多々あります。健康で若い世代が自身の感染に気が付かず、周りに感染を広げてしまうケースが多数報告されています。これまで県内で発生した事案にも、首都圏や仙台市から地元に帰省した方が家族や友人に感染を広げ、さらにそれぞれの職場にまで拡大したケースが多く見られます。
どうか皆様、こうした状況をご勘案の上、連休中の県外からの帰省を見合わせることについて、ご家族の皆様と話し合ってください。
このようなお願いは大変心苦しいことでありますが、これは大切な方の命を守る行動です。そして、私たちはこの事態を一日も早く終息させ、苦境にある事業者の方々等を支援するためにも疲弊した経済の立て直しに取りかからなければなりません。何卒、ご理解をお願いします。
あわせて、生活する上で必要なものを除き、不要不急の外出はできる限り控えてください。
時節柄ご自愛のほど、お祈りいたします。
以上、知事と連名でのメッセージであります。この内容につきましては、お手元の資料のとおりでありますが、市ホームページ、SNS等でもお伝えしてまいります。

保健所長
お配りしました資料「感染者の勤務先など施設等の名称公表及び濃厚接触者の取扱いについて」について、ご説明いたします。
2点ございまして、1点目は勤務先など施設等の名称公表についてです。山形市では、国が決めた要領にのっとって県が定めている要領に準じて取り扱い、原則公表しないこととしております。ただし、(1)患者がその施設等を利用等し、(2)その施設等を不特定多数の人が利用等し、患者との接触者の特定が困難であり、(3)接触者等の安全確保及び今後の感染拡大の防止のために必要である、という(1)~(3)全てを満たす場合には、公表することとしております。
2点目については、濃厚接触者についてです。これについては、令和2年3月12日付厚生労働省より示された国立感染症研究所作成の「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(暫定版)」で、PCR検査で陽性となった「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、(1)患者(確定例)と同居あるいは、長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者、(2)適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者、(3)患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者、(4)その他:手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と接触があった者(患者の症状などから患者の感染性を総合的に判断する)を、濃厚接触者としています。

読売新聞
症状は4月9日から発熱、咳とありますが、現在も続いているのですか。

保健所長
熱は、出たり下がったりを繰り返したとのことです。咳は時折出る程度です。

読売新聞
4月9日以降外出はされたのでしょうか。

保健所長
時折外出しています。外出時は、マスクを着用し、歩いては行けない距離の際は車で移動されており、公共交通機関は使用しておりません。

読売新聞
酸素吸入とは、人工呼吸器をつけているということですか。

保健所長
人工呼吸器とは違います。人工呼吸器は機械で強制的に空気を送り込みますが、酸素吸入とは、自分の力で呼吸することはできるものです。その際にチューブで高濃度の酸素を供給することで、酸素を取り込みやすくします。

読売新聞
この方は、基礎疾患をお持ちでしたか。

保健所長
経過の長い基礎疾患をお持ちでした。そのため、4月18日に、経過を診ていたかかりつけ医の医療機関へ受診したということです。なお、基礎疾患については、国の基準で公表できないため、ご了承ください。

読売新聞
1~4例目の方々の感染経路が新たに判明したものはありましたか。

保健所長
現時点でありません。

読売新聞
他の県内事例との関連も見当たらないということですか。

保健所長
そうです。今のところ接点は確認できていません。

読売新聞
今後自宅待機をお願いする上で、難しいとは思うのですが、気を付けていかなければならないことなどはありますか。

保健所長
家の中でもうつす危険性があるため、家族全員がマスクをすること、マスクを外してしまう食事のときは場所や時間をずらすこと、お風呂は感染の疑いがある方が最後に入り、タオルなどは同じものを使わないことです。

読売新聞
受診センターで自宅待機をお願いしたにもかかわらず、外出されてしまうケースがあります。こういったことを防ぐためには、市としてどのような取り組みを行わなければならないと考えておられますか。

佐藤市長
市民の皆様には本日も呼びかけをさせていただきましたが、自らの行動の危険性を自覚し、予防対策などを徹底いただくしかないと思っております。市も県も国も、そうした呼びかけをしておりますので、報道機関各社様でも、注意点について、報道いただければと思います。市保健所としても、新型コロナ受診相談センターに相談いただいた方については、自宅待機の注意点と併せて、しっかりと自宅待機をお伝えしていきたいと思います。

保健所長
不必要な外出をしないということも重要なので、報道機関各社様からも、市民の皆様にお伝えいただければと思います。

共同通信
濃厚接触者2名の状況として、ご家族であるなど、どういった方かはわかっていますか。

健康医療部長
公表要領により、公表する事項とはなっておりませんので、内訳を含めまして非公表とさせていただきます。

共同通信
受診された医療機関について、閉鎖になるなどの影響はないと考えてよいですか。

健康医療部長
そのような影響はありません。

朝日新聞
この方は、外出はいつまでしていたのでしょうか。

健康医療部長
現在調査中です。

朝日新聞
4月16日に新型コロナ受診相談センターに相談し、受診誘導をしていますが、受診は4月18日となっています。何か理由があるのでしょうか。

保健所長
ご本人がすぐに受診されなかったということです。

朝日新聞
濃厚接触者2名は、ご家族でしょうか。

健康医療部長
先ほど申し上げたとおり、内訳は非公表とさせていただきます。

朝日新聞
1~3例目の飲食店従業員の方々、4例目の会社従業員の方、この5例目の方も全て、感染経路がわかっていない状況ですが、市長としての受け止めをお願いします。

佐藤市長
感染経路、濃厚接触者については市保健所において丁寧に調査しておりますが、まだ感染源もわかっておりません。引き続き丁寧な把握に努めますとともに、無症状で無自覚の方もいらっしゃるので、できる限り追っていきたいと思っております。

山形新聞
濃厚接触者について非公表とのことですが、受診された市内医療機関にはいないという認識でよいですか。

保健所長
そのとおりです。

YTS
この方は4月9日から発熱などがありましたが、新型コロナ受診相談センターへの相談は4月16日が初めてということですか。

保健所長
そのとおりです。

NHK
4月16日の新型コロナ受診相談センターへの相談は、ご自身がなさったんですか、それともご家族ですか。

保健所長
ご自身です。

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