A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加しています
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、「溶連菌感染症」の一種であり、A群溶血性レンサ球菌という細菌によって発熱やのどの痛みなど風邪のような症状がみられる感染症です。
学童期の子どもに多い感染症ですが、いずれの年齢でもかかる可能性があります。
山形県内では、昨年12月、「1定点医療機関※あたり8人以上」という警報の基準を超え、現在も「警報レベル」が続いています。
※ 県が指定した小児科を標榜する診療所等(小児科定点)を定点とし、その定点医療機関の医師が保健所へ報告することになっています。
症状について
- 突然の発熱(38℃以上)、全身倦怠感、咽頭痛によって発症し、嘔吐を伴うこともあります。
- 首のリンパ節の腫れや苺舌(舌が腫れ、イチゴのような赤い粒々が出来る)がみられることがあります。
- 潜伏期間は、2~5日です。
- ほとんどの場合、1週間以内に症状は改善します。まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行したり、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などを合併する場合があります。
感染経路について
主に、飛沫感染(咳やくしゃみに含まれる細菌を吸い込んで感染)、接触感染(汚染された手指、タオルなどの物品を介した感染)です。
感染予防等のポイント
- 手洗いやうがい、手指消毒をこまめに行いましょう。
- 咳エチケットを心がけましょう
- 体調不良時には登園・登校等を控えましょう。
- 咽頭痛がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。
- 有効なワクチンはなく、発症時は抗菌薬での治療となります。症状が改善しても、主治医に指示された期間の服薬が重要です。
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部健康増進課感染症予防係
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