重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることにより感染します。また、SFTSウイルスに感染した動物(犬や猫など)から感染することも報告されています。
咬まれてから6日~14日後に発熱、倦怠感、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が現れます。
これまでのところ、SFTSの患者は、西日本を中心に発生していますが、徐々に患者発生が確認された地域が広がっています。そのため、SFTS患者の発生が確認されていない地域においても注意が必要です。
予防
予防と早期発見が重要です。
ダニは田畑や山林、やぶ、河川敷、草原などに生息しています。農作業、山菜採り、レジャーなどでこのような場所に立ち入る時は次の予防策をしましょう。
- 長袖、長ズボン、長靴、手袋等を着用し、素肌をできるだけ露出しない
- 休息するときには、なるべく草むらに直接座らない
- ダニ忌避剤、防虫剤を使用する
- 帰宅したら早めにお風呂に入ってダニを洗い流す。また、衣服の洗濯を行う
マダニが吸着していることに気づいた場合、無理に引き抜こうとすると、ダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがありますので、できるだけ医療機関(皮膚科)で取ってもらいましょう。
また、マダニに咬まれないようにするとともに、体調不良の動物(犬や猫など)と接触せず、動物に触った後は必ず手洗いをするなど感染予防に努めましょう。
症状がでたら
春から秋にダニの生息していそうな場所に立ち入った後に発熱したら、感染を疑い、早期に受診しましょう。また、受診した時に、野山に入ったことや体調不良の動物に触れたことも伝えてください。
問合せ先
健康医療部 健康増進課
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