劇症型溶血性レンサ球菌感染症について
溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)は一般的には咽頭炎などを引き起こす細菌ですが、まれに引き起こされることがある重篤な病状として、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症の全国の報告数は、例年と比べて多い傾向が続いています。
※2023年山形県内における届出報告数は9人でした。
原因と感染経路
傷口や手術創からの感染、鼻やのどの粘膜からの感染等がありますが、感染経路が不明な場合も多くあります。
症状について
初期症状は、手足の痛みや炎症による腫れ、発熱、頻脈や頻呼吸などです。特徴的で最も多い症状は手足の痛みです。
病状の進行も早く、数十時間以内には血圧低下がみられ、急速に肺や腎臓、肝臓を中心とした多数の臓器が機能不全に陥り、命に関わる場合もあります。
また、皮膚が侵入経路となった場合には、まれに手足の壊死を引き起こす場合もあり、緊急で処置をしなければいけない状態になることもあります。
予防のポイント
予防のため、傷口や創部を清潔に保ち、咳やくしゃみの後や食事前などには手を洗いましょう。
傷口や創部の発赤や腫れ、痛み、発熱など感染の兆候が見られた場合には直ちに医療機関を受診してください。
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このページに関するお問い合わせ
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