令和6年1月5日 市長記者会見

ページ番号1012987  更新日 令和6年2月6日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、企画調整部長、商工観光部長、消防長、文化スポーツ推進監

内容

発表事項

1.令和6年の市政運営について
2.令和5年度 第44回山形市民文化賞の受賞者について
3.「山ラー」フェアの開催について
4.FIS女子スキージャンプワールドカップ2024蔵王大会の開催について
5.山形市初市の開催について
6.第9回ウインターフェスティバル~山形冬の花火大会 in 霞城公園~の開催について
7.「第15回 さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーン2024」の開催について
8.「まち、わたし、きらめく Women's Campus 山形」活動発表会の開催について
9.令和6年山形市消防出初式の開催について

資料のみ

・山形市創業アワード2023決勝大会(公開プレゼン)出場者の決定について

会見内容

映像

発表内容

市長

 明けましておめでとうございます。

 発表に先立ちまして、この正月に能登半島を中心に発生した地震で、現地では大変な被害が出ております。まずは、被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

 現在、山形市といたしましても、国からの支援要請に基づき、行政職員のべ4名と、保健師1名の派遣対応について準備を進めております。今後更なる支援要請等があった場合には、迅速に対応してまいります。

 また、本庁舎1階には、昨日から災害義援金箱を設置いたしました。寄せられた募金は、全額、日本赤十字社山形地区を通して、日本赤十字社へ送金いたします。市民の皆様も、被災された方々への支援のため、ぜひご協力をお願いいたします。

 

 それでは、発表に入らせていただきます。

 まず、年頭にあたりまして、今年の市政運営について申し上げます。

 昨年を振り返りますと、花笠まつりや日本一の芋煮会、やまがたまるごとマラソンなどをはじめ様々なイベントが通常開催されるなど、まちに活気が戻ってまいりました。加えて、アズ七日町の中央公民館と図書館中央分館のリノベーションや、Q1で定期的に開催しているマルシェが定着したことなどにより、中心市街地にもこれまで以上に多くの皆様に足を運んでいただき、歩行者通行量が中心市街地活性化基本計画策定以来最高を記録したことをうれしいニュースと思っております。

 また、12月には、山形市で初となる道の駅「やまがた蔵王」がオープンしました。山形市の新たな顔として、この年末年始も、帰省客をはじめとして多くの方にご利用いただいており、来場者は既に21万人を超えております。人の流れを生み出す施設として、今後も効果的に活用してまいります。

 今年につきましては、先の議会で補正予算の承認をいただいた、物価高騰への対策としてのプレミアム付電子商品券ベニpayの発行や、住民税非課税世帯等への給付金の支給による生活者支援を行うとともに、状況を見据えながら追加の支援を行ってまいります。

 また、山形市発展計画の最終年度を迎える年でもあります。集大成の年として、これまで山形市の2大ビジョンである「健康医療先進都市」、「文化創造都市」をブランド化し、全国、そして世界の皆様に「選ばれるまち」になることを目指して取り組んできた事業を、着実に実施してまいります。

 観光におきましては、コロナの収束を見据え、蔵王温泉では、令和2年度からリフト等の改修や宿泊施設を中心とした高付加価値化事業として、約39億円規模の官民による投資を進めながら、今年度は蔵王温泉観光協会と蔵王索道協会のホームページを一元化することで、ワンストップで蔵王温泉のあらゆる情報を提供できるようソフト整備にも取り組み、受入態勢の充実を図っております。このように、市内観光地の魅力向上を図り、交流人口の拡大を目指してインバウンドの受入環境整備に取り組んでまいります。加えて、「日本一の観光案内所」の実装に向け、コンセプトや整備すべき機能について、慶応SFC研究所とJR東日本との共同での研究をさらに深めてまいります。

 また、公共交通においては、3月にSuicaの利用駅が大幅に拡充されることが発表されており、利便性の向上と利用者の拡大に大いに期待をしております。こうした動きに合わせて、公共交通へのシフトを図るためのモデル事業や交通結節点の整備を加速してまいります。

 昨年、JR東日本と包括連携協定を締結させていただきましたが、これに加えて、今後も良好な関係を保ちながら、新駅の設置や既存駅の活用などの話し合いも進めてまいりたいと考えております。

 中心市街地においては、新市民会館の施設整備から運営までを担う事業者を選定し、実施設計に着手してまいります。また、旧千歳館エリア・リノベーション事業における実施設計にも着手するほか、旧大沼エリアや済生館の一体的な開発を着実に進めてまいります。更に、現在、山形五堰のひとつである御殿堰を活かした「粋な町七日町」、通称「粋七」の整備に取り組んでおり、そのような中、山形五堰が「世界かんがい施設遺産」に登録され、今年、築造400年を迎えることから、今後とも山形五堰の活用を図り、効果的に発信してまいります。

 こうした取組により中心市街地の回遊性を高め、「山形市中心市街地グランドデザイン」のテーマである「歩くほど幸せになるまち」を目指してまいります。

 また、ハード整備のみならず、ソフト事業にも注力してまいります。DXの推進につきましては、AI型学習ドリルやプログラミング教材、電子黒板などのツールを活用した教育の充実を図るほか、ひきこもりを始めとする孤独・孤立対策として、全国に先駆け、AIを活用した相談支援チャットの導入などを進めてまいります。

 私も国のデジタル行財政改革会議の構成員となっていることから、山形市におけるデジタル変革に向けた取組はもとより、他自治体の課題等を含め、地方の意見をしっかりと国に伝えてまいります。

 また、現在、山形自動車道山形北インターチェンジ北東側に新たに産業団地の造成を進めており、令和8年度の分譲開始を目指し、令和6年度中に受付期間や分譲要領の公表を予定しております。当団地に優良企業を誘致し、産業振興と魅力ある雇用の場の創出を図ってまいります。

 さらには、農業分野においても、農業DXを推進するとともに、各地区の農地の将来像を描く「目標地図」を作成することにより、農業の担い手が未来を描けるよう、戦略的で持続可能な農業を構築してまいります。

 こうした取組みを進めるにあたりましては、引き続き「市民目線の行政」と「チャレンジする山形市政」を心がけながら、市民や企業の皆様ともビジョンを共有し、一緒になってまちづくりに取り組むことで、全国、世界の皆様に「選ばれるまち」になるよう、職員一丸となって全力を尽くしてまいります。

 

 続きまして、令和5年度第44回山形市民文化賞の受賞者について発表いたします。

 山形市民文化賞は、山形市の文化活動の振興を図るため、長年その道一筋に精励し、又は伝統を継承し、そのご功績が顕著である方々を表彰するものであります。

 このたびの受賞者は、配付資料のとおり、5名の方々に決定いたしました。

 まず、演劇分野から、長年わたり「劇団山形」の団員として演劇に精励し、山形市平和都市宣言事業の一つである「平和劇場」に協力するなど、演劇の普及発展に貢献されました、安部(あべ)信子(のぶこ)様です。

 次に、音楽分野から、長年にわたり尺八に精励し、尺八を通じ伝統文化の魅力を若い世代に伝えるなど、邦楽の普及発展に貢献されました、半澤(はんざわ)芳夫(よしお)様です。

 続きまして、華道分野から、これまで多くの花展への出展のほか、東日本大震災の際には、山形市に避難された方のために生け花を展示するなど、華道の普及発展に貢献されました、華道栖草流の遠藤(えんどう)幸子(さちこ)様です。

 続きまして、茶道分野から、70年以上にわたり茶道に精励し、山寺の市民茶会などの茶席を担当されるとともに、積極的に後進の指導育成に取り組まれるなど、茶道の普及発展に貢献されました、裏千家の後藤(ごとう)信子(のぶこ)様です。

 最後に、郷土芸能分野から、昭和49年に設立された成澤田植踊保存会で設立当初から活動し、その保存継承に精励するとともに、地元の児童への伝承事業に参加するなど、郷土芸能の普及発展に貢献されました、菊地(きくち)和助(わすけ)様です。

 この5名の方々は、長年にわたりそれぞれの分野における活動を牽引するとともに、後進の指導育成にもご尽力いただいております。今後とも、文化創造都市の推進のために、お力添えをいただきたいと思います。

 なお、表彰式は、2月3日土曜日に執り行いますので、取材してくださいますようお願いします。

 

 続きまして、山形市ラーメンの日制定記念「山ラー」フェアの開催について発表いたします。

 山形市では、市内ラーメン店及びラーメン関連事業者で組織された「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会とともに昨年12月に、2月8日を「山形市ラーメンの日」に制定させていただきました。これを記念し、山形市のラーメン文化の多様性、文化創造、周遊促進をコンセプトにラーメンを通じた地域経済活性化を目的として、令和6年2月1日から11日間「山ラー」フェアを開催いたします。

 期間中は、山形市のラーメンポータルサイト「#推しメンやまがた」掲載店を巡るデジタルスタンプラリー、ラーメン関係者による山形市のラーメン文化を探るトークイベントのオンライン配信、2月10日及び11日の2日間は、文化創造都市やまがたの共創プラットフォームである「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」を会場にした「山ラー」マルシェなど、多彩な催しを企画しております。詳細については、随時「#推しメンやまがた」にて告知してまいります。

 ラーメンを通じた文化創造と地域活性化を図る取組となっておりますので、是非お越しいただきたいと思っております。

 

 続きまして、FIS女子スキージャンプワールドカップ2024蔵王大会の開催について発表いたします。

 今年の大会は、アリオンテック蔵王シャンツェにおいて、今月19日金曜日から21日日曜日の3日間で、個人戦と、昨年行われ好評だった各国2名構成の団体戦であるスーパーチーム戦を行います。参加選手は、15か国から、55名をお迎えする予定です。また、髙梨沙羅選手や伊藤有希選手、昨年のサマースキージャンプ山形蔵王大会で優勝した丸山希選手の参加が予定されており、日本人選手及び日本チームの活躍も期待されます。

 蔵王温泉スキー場は、一部のゲレンデを除いて滑走可能な状況ですが、会場であるアリオンテック蔵王シャンツェについては、雪が不足している状況です。4年前の大会の際にも、蔵王エコーラインから雪を搬入しておりますが、今年も、来週より雪を搬入し、大会を無事に開催できるよう準備を進めてまいります。

 また、今回は、蔵王温泉内駐車場からのシャトルバスに代わり、昨年12月にオープンいたしました、道の駅「やまがた蔵王」から会場までの無料シャトルバスを運行いたします。車でお越しになる方は、ぜひご利用いただき、道の駅の観光と合わせてお楽しみいただきたいと思います。

 ぜひ冬の蔵王を舞台に世界のトップ選手が繰り広げる迫力あるジャンプをお楽しみいただくとともに、選手への熱い声援と応援をお願いいたします。

 

 続きまして、山形市初市並びに第9回ウインターフェスティバルの開催について発表いたします。

 江戸時代から続く伝統行事である初市が、1月10日水曜日の午前10時から午後5時まで、十日町・本町・七日町の国道112号線にて開催されます。

 商業の株を象徴しての「かぶ」や、長寿を表す「白ひげ」などの野菜、初あめ、だんご木などの縁起物や、臼、杵、まな板などの家庭用品等、約150軒の露店が立ち並びます。

 また、その夜には、「第9回ウインターフェスティバル山形冬の花火大会in霞城公園」を開催いたします。花火の打ち上げは、午後6時30分から霞城公園にて行います。

 今年度は、例年の観覧場所である霞城公園内の最上義光騎馬像周辺を特別桟敷席として無料開放するほか、4年ぶりに市役所11階大会議室の開放を行います。「街なか全部が桟敷席」のコンセプトのもと、思い思いの場所から花火を楽しんで頂きたいと思います。

 さらに、当日は、霞城公園東大手門・南門周辺、及び市役所11階大会議室にて、中心商店街の協力店において使用できるクーポン券も配布いたしますので、イベント終了後も街なかで楽しいひと時を過ごしていただければと思います。

 両イベントともに、街なかを会場とした、山形の冬を盛り上げるイベントでありますので、多くの皆様から足を運んでいただきたいと思います。

 

 続きまして、「第15回さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン2024」の開催について発表いたします。

 本キャンペーンは、山形の冬の魅力であり、特産の啓翁桜について、より多くの方々に知っていただくよう、山形市から県内外に発信するとともに、中心市街地の賑わいを創出するため、山形市ホテル協会様が中心となり開催しているものです。

 1月6日から2月12日までの約1か月間、市役所本庁舎や市内のホテル、水の町屋七日町御殿堰、山形まるごと館紅の蔵などの参加施設において啓翁桜を展示するほか、それぞれ「桜」や「春」をテーマに工夫を凝らしたオリジナル料理の提供、抽選で参加施設ご提供の景品が当たるスタンプラリーなどを実施いたします。また今回は、この抽選に応募された方にSUKSKポイントもプレゼントいたします。

 さらに、キャンペーン初日には、午前11時から、霞城セントラル1階アトリウムにおいて「キックオフイベント」を開催し、華道八流派による生け花の展示のほか、先着100名様に啓翁桜をプレゼントいたします。また、嚶鳴女声合唱団のコーラスもお届けする予定です。

 一足早く、「桜」を“見る”、“香る”、“食べる”をそれぞれ楽しんでいただける内容となっておりますので、ぜひお越しいただきたいと思います。

 

 続きまして、公民連携で行っております女性人材育成事業「まち、わたし、きらめくWomen’sCampus山形」の活動発表会について発表いたします。

Women’sCampus山形は令和4年度より、資生堂ジャパン株式会社からいただいた企業版ふるさと納税と、株式会社資生堂がもつ女性活躍推進のノウハウ、および山形市と包括連携協定を締結している株式会社Ridiloverが持つ人材育成のノウハウを活かし、企業や地域で活躍する女性リーダーを育成する取組です。

 令和5年度は、公募により集まった市内在住・在勤の女性19名により、女性が抱える悩みや地域課題・企業が抱える女性活躍に関する課題と、その解決策を女性自らが検討・実践するワークショップを6月から実施しております。その取組で得た気づきや学びを活動発表会で広く共有することで、地域や企業の女性活躍をさらに加速させようとするものです。

 活動発表会は、1月25日の木曜日、午後3時から、会場は山形市総合福祉センター2階交流ホールで開催いたします。どなたでも無料でご参加いただけますので、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

 

 続きまして、令和6年山形市消防出初式の開催について発表いたします。

 新春にあたり、消防職団員の士気の高揚を図るとともに「防災都市山形」を目指して市民の信頼にこたえることを目的に山形市消防出初式を開催いたします。

 1月21日の日曜日午前10時から午前11時05分まで、分列行進や祝賀放水などを本町・七日町大通りから文翔館前丁字路までを会場に行い、消防職団員669名、車両32台が参加いたします。

 全国的に地域防災の要となる消防団員が減少傾向にある中、山形市といたしましては、その加入促進を図るため、山形市出身の動画クリエーターの「勝手にオネーサン」に協力と出演を依頼し、PR動画を製作いたしました。

 3分ほどの動画ですので、是非ご覧いただきたいと思います。

 

<動画放映(消防団PR動画)>

 

 「勝手にオネーサン」には、令和5年10月から山形市消防団に入団していただきました。現在は、消防団音楽隊と共に広報活動を担当していただいております。そして今回、消防出初式にも参加していただくこととなっております。多くの若者から消防活動に親しみを感じてもらい、消防団員の加入促進につなげていきたいと考えておりますので、是非周知にご協力いただければと思います。

 

 私からの発表は、以上でございます。

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