令和5年6月8日 市長記者会見

ページ番号1011743  更新日 令和5年6月9日

印刷大きな文字で印刷

写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、商工観光部長、公共交通課長、健康増進課長

内容

発表事項

  1. 6月市議会定例会 提出議案について
    ・令和5年度6月補正予算の概要
    ・令和5年6月市議会定例会提出議案
  2. 山形市健康ポイント事業SUKSK(スクスク)「SUKSKデビューキャンペーン」の実施について
  3. 「第13回 やまがた街なか回遊 ベに街道キャンペーン2023」の開催について

資料のみ

  • 第38回「山形紅花まつり」の開催概要
  • 「第27回むらきざわあじさい祭り」の開催概要
  • 『河川一斉清掃』の実施について
  • 令和5年度 山形市水防訓練の開催について

会見内容

映像

発表内容(※要点筆記としておりますので、あらかじめご了承ください。)

市長

 それでは、6月市議会定例会に提出する議案のうち、一般会計の補正予算から申し上げます。

 このたびの補正予算は、国の「物価高克服に向けた追加策等」に対応する事業や、新型コロナウイルスワクチン接種事業及び国の補助内示に基づく事業など、速やかな対応が必要な事業について、所要の予算措置を講ずるものです。

 その主な内容について申し上げます。

 まず、国の物価高克服に向けた追加策等への対応に係る予算についてです。

 生活者支援に係る予算としまして、食材費の高騰に加え、6月から電気代が値上げとなった状況を踏まえ、利用者が安心してサービス等を受けられる環境を維持するとともに、事業所等の負担軽減を図るため、障がい福祉サービスや介護保険サービスを提供する事業所、放課後児童クラブ、民間立保育所等に対して給付金を支給します。

 また、保護者に対する負担を増加させることなく、栄養と量のバランスが取れた給食をこれまでどおり提供できるよう、市立保育所及び小中学校の給食に係る賄材料費を増額するとともに、民間立保育所等に対して協力金を支給します。

 さらに、物価高騰の影響を受けている生活者への支援及び消費喚起の促進による地域経済の活性化を図るため、プレミアム付電子商品券を発行します。

 続いて、事業者支援に係る予算としまして、燃料費等の高止まりが続いていることから、タクシー事業者及び自動車運転代行業者を支援し、公共交通の運行を確保するとともに、地域経済を支える運送事業者並びに観光事業の活性化に必要不可欠な貸切バス事業者及び索道事業者を支援するため、給付金を支給します。

 また、商店街等への支援としまして、街路灯やイルミネーション、看板等の装飾に係る電気代の負担を軽減するため、給付金を支給します。

 さらに、農業者や畜産農家の経営安定を図るため、価格が高騰している肥料や飼料等の生産資材の購入等に係る費用を支援するとともに、ライスセンター等の農業調製施設の運営に係る電気代等を支援します。

 また、光熱費等の負担軽減を図るとともに、CO2の削減によるゼロカーボンシティの実現に向けた取組を推進するため、省エネ性能の高い家電への買換えを促進するキャンペーンを実施するとともに、省エネ機器等を導入・更新した中小企業者等に対して補助金を支給します。

 そのほか、建築資材等の高騰により省エネ住宅や太陽光発電設備等の導入意欲が減退しないよう、それらの導入に対する補助について、補助件数をそれぞれ拡充します。

 次に、新型コロナウイルス感染症対策に係る予算についてです。

 新型コロナワクチンの臨時特例接種が令和5年度末まで延長されたことに伴い、初回接種を完了した5歳以上の市民に対して9月から接種を開始するための所要の予算措置を行います。

 また、地域子ども・子育て支援事業を行う事業所や放課後児童クラブ、民間立保育所等において、新型コロナウイルスの感染者等が発生した際に、感染症対策の徹底を図りながら事業を継続的に実施するために必要な消毒・清掃等の経費や、非接触型の蛇口を設置するなどの感染症対策のための改修費用に対して支援を行います。

 さらに、小中学校において、教室等の換気対策に必要なCO2モニターや空気清浄機等を導入します。

 次に、健康の保持・増進に係る予算についてです。

 市民が幅広くスポーツに親しむことができる環境を整備するため、西部工業団地内で進めている公園の再編整備の進捗にあわせ、公園内にソフトボール場等を新設する工事を行います。

 次に、健やかな子どもの育成に係る予算についてです。

 労働環境を整備し、職員等の業務負担を軽減するため、業務のICT化に取り組む放課後児童クラブや民間立保育所等に対して補助金を支給します。

 また、出羽小学校において、老朽化が進んでいる屋内運動場の改築に向け、プールを現在の敷地西側から東側に移設します。

 さらに、南沼原小学校校舎等改築事業について、新校舎の建築費用が資材等の高騰により増額となることから所要の予算措置を行うとともに、現在実施中の旧校舎解体工事において、供用中にはできなかった箇所の破砕調査を実施したところ、アスベストが新たに検出されたことから、その除去に要する費用を追加します。

 次に、地域共生社会の実現に係る予算としまして、生活困窮者等に対し、福祉と密接に連携した就労支援体制を確立するため、今年10月に就労支援ワンストップ窓口を開設するための所要の予算措置を行うほか、社会福祉法人等が行う障がい者福祉施設の改修に対して補助を行います。

 次に、地域経済の活性化に係る予算についてです。

 農業従事者の高齢化や担い手不足が進む中、地域農業を持続的に発展させるため、生産性の向上や新規就農者の経営発展に資する取組に対して補助を行います。

 また、構成員の高齢化や減少が進む集落営農組織において、将来にわたり持続的に発展することができるよう、共同利用機械等の導入費用を支援するとともに、園芸品目の栽培施設の整備を行う農業団体等に対する補助について所要額を増額します。

 さらに、土地改良区が実施している農業用送水管改修事業について、国補助金の内示があったことから、補助金を増額します。

 そのほか、木材の利用促進及び森林の健全化等を図るため、民有林において計画的に森林施業を行う者に対して支援を行うとともに、市有林を適正に管理するための所要の予算措置を行います。

 次に、山形ブランドの浸透と交流の拡大に係る予算としまして、道の駅の整備費用について、物価高騰の影響により当初を上回る見込みであることから、所要額を増額します。

 また、「日本一の観光案内所」の実現に向け、観光の専門家や地元関係者等で構成する研究組織を立ち上げ、基本構想素案を策定するための予算を計上します。

 次に、都市の活動を支える基盤整備に係る予算についてです。

 誰もが利便性の高い公共交通を利用することができるよう、やまがたMaaS「らくのる」に新たな共通チケットを導入するとともに既存サービスの拡充を図るほか、市内で展開している公共交通等モデル事業において、AIを活用したシステムを導入し、予約の簡略化や配車の迅速化、相乗りマッチングの実現を図ります。

 また、市民及び来訪者の移動需要等への更なる対応を図るため、コミュニティサイクル事業に係る自転車及びサイクルポートの設置台数を追加・拡充します。

 さらに、山形市地域公共交通計画における交通軸や交通結節点の具体的な整備を推進するため、都市交通環境の整備に向けた実施プログラムを定める「都市・地域総合交通戦略」を策定するとともに、重要な交通結節点となる新駅の設置に向け、需要予測や整備効果の検証及びJR東日本との調整等を実施します。

 また、通称「盛土規制法」の施行に伴い、同法に基づく盛土等の規制区域の指定を行うために必要な基礎調査を実施するとともに、山形市都市計画道路見直し計画において拡幅候補路線に位置付けられる「美畑天童線」及び「旅篭町千歳橋線」の渋滞対策社会実験事業の一環として、県と共同で交通量調査を行います。

 加えて、市の景観重点地区である山寺及び蔵王温泉の景観形成を促進するため、地区独自の方針や基準に沿った建築物の改修等に係る補助金を増額します。

 さらには、山形城の歴史や文化資源の魅力向上を図るため、霞城公園においてスマートフォン等でデジタル映像コンテンツを体感できるアプリケーションの開発を行います。

 そのほか、若手職員を中心に実施している政策提案チャレンジ事業について、大学生や地域関係者等と協働し、蔵王温泉をテーマとした新たな政策立案に取り組むための予算を計上します。

 また、マイナポイントの申込期限が5月末から9月末に延長されたことにあわせ、申込支援窓口及びコールセンターの設置期間を延長します。

 次に、債務負担行為について申し上げます。

 先ほど申し上げました西部工業団地公園内におけるソフトボール場等の整備及び学校給食センターの次期包括委託契約に係る経費につきまして、債務負担行為の設定を行います。

 以上が一般会計の補正の概要ですが、補正に必要な財源としましては、国・県支出金、繰入金及び市債などを計上したものであり、補正総額は、28億5,815万8千円となったものです。

 

 次に、事件決議及び条例関係について、ご説明申し上げます。

 議第45号の議案は、水槽付消防ポンプ自動車1台について、金9,686万6,900円をもって、株式会社長谷川ポンプ製作所から購入しようとするものです。

 議第46号の議案は、高規格救急自動車1台について、金3,476万6,130円をもって、山形日産自動車株式会社本社店から購入しようとするものです。

 議第47号から議第49号までの3議案は、電子黒板の購入に係る議案であり、総数319台のうち、第一小学校ほか14の小学校に配置する102台については金3,347万4,100円をもって、金井小学校ほか20の小学校に配置する107台については金3,542万3,300円をもって、第一中学校ほか14の中学校及び総合学習センターに配置する110台については金3,787万3,000円をもって、いずれも山形パナソニック株式会社から購入しようとするものです。

 議第50号の議案は、市道楯山停車場立谷川線道路橋整備工事のうち上部工事について、請負金額を変更しようとするものです。

 議第51号の議案は、道の駅の設置及び管理等に関する事項について定めようとするものです。こちらにつきましては後ほど補足事項を説明させていただきます。

 議第52号の議案は、こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法令の改正に伴い、関係条例について規定の整備をしようとするものです。

 議第53号の議案は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されたことに伴い、同感染症に係る防疫手当の特例を廃止しようとするものです。

 議第54号の議案は、地方税法等の改正に伴い、給与所得者の扶養親族等申告書の簡素化、軽自動車税種別割の税率区分の変更など、所要の改正をしようとするものです。

 議第55号の議案は、放課後児童支援員の資格要件に係る特例措置について見直しをしようとするものです。

 議第56号の議案は、博物館法の改正に伴い、規定の整備をしようとするものです。

 議第57号の議案は、総務省令の改正に伴い急速充電設備に係る火災予防上必要な措置について所要の改正を行うとともに、喫煙所等に設置する標識等に係る規定の整備をしようとするものです。

 以上が6月議会の提出議案に関するご説明となりますが、ここで改めて、議第51号の道の駅について、ご説明させていただきます。左手のディスプレイ又はお手元に準備しております「山形市道の駅条例の設定について」の資料をご覧ください。

 この度設置する道の駅は、山形を代表する観光地「蔵王」の登り口に位置し、広域観光のゲートウェイとして、蔵王をはじめ山形の魅力を発信する拠点として整備を進めております。また、隣接する「ぐっと山形」と連携し、物販は「ぐっと山形」、イベントや観光案内は「道の駅」、というように役割分担を明確化し、相乗効果により、新たな人の流れを生み出そうとするものでございます。

 当道の駅の特徴といたしましては、主なものとして地域連携機能、交通結節機能、防災機能の三つの機能がございます。

 地域連携機能につきましては、屋内に大空間の「樹氷ホール」を整備します。隣接して厨房設備もございますので、地元の食に関するイベント等に最適なスペースとなっているほか、スポーツチームとの交流イベント、伝統工芸の発信・体験イベントなど、市民から観光客まで楽しむことができる多様なイベント等を実施してまいります。また、屋外には「イベント広場」を2ヶ所整備し、キッチンカーやマルシェの開催などにより賑わいを創出するほか、来訪者が芋煮やバーベキューなどの山形の味覚を楽しむことができる「芋煮広場」を整備してまいります。

 また、交通結節機能につきましては、市民や来訪者の利便性向上を図るため、高速バスや路線バスの停留所と待合室を設置するとともに、パークアンドライド駐車場やシェアサイクルなども整備し、多様な移動ニーズに対応してまいります。

 防災機能につきましては、日頃から自主防災組織や消防団による訓練、研修の場として活用するとともに、災害時には、地域住民や道路利用者の一時避難場所として、また、自衛隊、警察や消防などの関係機関の活動拠点として活用できるよう、整備を進めてまいります。

 このほか、国の施設として24時間利用できる「情報発信コーナー」や「トイレ」なども整備し、今年12月のオープンに向けて引き続き準備を進めてまいります。

 6月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。

 

 それでは、定例の発表に移りたいと思います。

 「SUKSKデビューキャンペーン」の実施について発表いたします。

 山形市では、健康医療先進都市の実現に向けた主要施策として、令和元年度より健康ポイント事業SUKSKを実施しております。

 これまでもさまざまな場面で市民の皆様に参加を呼び掛けてまいりましたが、令和5年4月に、ついに累計登録者が1万人を突破しました。なお、人口当たりの普及率は、同種のアプリを導入している全国18自治体の平均と比較して約2倍と、非常に高い普及率となっております。

 その後も、新型コロナ感染症が5類に移行したことが大きな要因ではありましたが、それに加えて千歳山など身近な山への登山、グラウンドゴルフ場利用でのポイント付与など、新規施策を展開した効果もあり、本年4月及び5月の新規登録者数は、前年同月比で約2倍以上と、大変大きく伸びております。

 こうした中、アフターコロナを迎え、外出や体を動かす機会がこれまで以上に増えることが想定されることから、令和5年6月及び7月を「SUKSK推進強化月間」に設定し、その一環として、「SUKSKデビューキャンペーン」を実施いたします。この取組により、SUKSK生活を実践する市民の方々の更なる増加を図ってまいります。

 本キャンペーンの具体的な実施内容ですが、令和5年6月15日から令和5年9月30日までの間にSUKSKのアプリを新規登録し、かつSUKSKポイントを1,000ポイント以上ためた方の中から、抽選で500名様に、500円分の電子マネーギフトをプレゼントいたします。

 また、SUKSK推進強化月間においては、本キャンペーンのほか、獲得できるポイントがアップするポイントアップデーの創設や、モンテディオ山形ホーム戦などの各種イベントと連携するなど、楽しみながら持続可能な健康づくりに取り組める仕掛けを展開してまいりたいと考えております。

 SUKSK生活は、山形市の健康施策の柱であり、これからもさまざまな企画を考えて、皆様の外出や活動の機会を増やしてまいりたいと思います。ご登録がまだの方は、ぜひこの機会にご登録をお願いしたいと思います。

 

 続きまして、「第13回やまがた回遊べに街道キャンペーン2023」の開催について発表いたします。

 本キャンペーンは、山形市の花であり、市のお宝にも認定しております紅花について、より多くの方々に知っていただけるよう、県内外に発信するとともに、中心市街地の賑わいを創出するため、山形市ホテル協会様が中心となって開催しているものです。令和2年度以降は、新型コロナウイルスの影響により、中止または一部のみの開催となっておりましたが、今回ついに、4年ぶりの通常開催となります。

 6月17日から7月9日までの約3週間、市役所本庁舎や市内のホテル、水の町屋七日町御殿堰、山形まるごと館紅の蔵などの参加施設において、紅花の展示や紅花にちなんだオリジナル料理を提供するほか、スタンプラリーやはながたベニちゃんのグッズが当たる、紅花クイズなどを実施いたします。

 キャンペーン初日には、午前10時30分から、ほっとなる広場において「キックオフイベント」を開催し、先着100名様に紅花の切り花をプレゼントするほか、4年ぶりに山形県民踊協会の皆様による紅花摘み唄の披露も予定しております。

 夏の訪れを知らせる「紅花」でありますが、中心市街地において一足早く、“見る”、“香る”、“食べる”のそれぞれを楽しんでいただける内容となっておりますので、ぜひこの機会に、紅花の咲く街なかに足を運んでいただきたいと思います。

 また、他にも高瀬地区の高瀬紅花ふれあいセンターを本会場とする第38回「山形紅花まつり」や、村木沢の「あじさい寺」こと出塩文殊堂が会場の「第27回むらきざわあじさい祭り」など、山形が誇る美しい初夏の花々を楽しめるイベントが各所で開催されます。お手元に資料をご用意しておりますので、こちらもぜひ取材いただきたく、広くお伝えいただければと思います。

 私からの発表は以上でございます。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

総務部秘書課秘書係
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)内線200・202・207
ファクス番号:023-624-9888
hisyo@city.yamagata-yamagata.lg.jp