元気で活力のある選ばれるまちの実現を目指して

ページ番号1015910  更新日 令和7年3月27日

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~山形市発展計画2030を策定しました~

■問 企画調整課 電話内線213

 山形市では、市民が将来に希望を持ちながら心豊かに暮らすことができる、元気で活力のある選ばれるまちを実現するため、今年度から5カ年のまちづくりの展望を示す市の最上位の計画「山形市発展計画2030」を3月に策定しました。

 社会を取り巻く状況が劇的に変化し続けている中では、目の前の課題だけにとらわれることなく、長期的な視点を持って進むべき未来の方向性を定める必要があります。

 本計画は、社会環境の大きな転換点となる令和22(2040)年の日本の状況、山形市の状況を展望した上で、ゴールとなるべきまちの姿をしっかりと描き、現時点から取り組むべきことを考えるバックキャスティングの視点を持って策定しました。今後も 「健康医療先進都市・文化創造都市」の都市ブランドの確立に向けて、市民・事業者・行政が一体となり山形市が持つ強みを活かした取り組みを進めていきます。

 今号では、山形市が目指すまちの姿やその実現に向けた具体的な取り組みと併せて、本計画を推進するための組織改正と令和7年度当初予算の概要をご紹介します。

山形市の未来の姿のイラスト

山形市の明るい未来を描きました
地域おこし協力隊 髙安 恭介
 このイラストは、山形市のほんの少し先の未来の様子を表しています。例えば、すごく天気のいい日にまちを散歩する人、体を動かしてリフレッシュしている人、野外の映画上映会を鑑賞する人、まちなかで音楽会を楽しむ人でまちがにぎわっている。健康医療先進都市と文化創造都市を確立した先には、そんな日常がいつもの風景になっているかもしれません。
 そのほかにも、無人運転のバスなどがまちを走り、屋上庭園でのんびり過ごせる建物が増え、国籍・性別・年齢に関わらず、暮らす人と訪れる人の誰もがより快適に過ごせるまちをイメージして描きました。
 また、イエローを基調とした配色は、山形市の、そして山形市民一人一人の明るい未来への希望を込めています。

地域資源を活かした都市ブランドの確立

健康医療先進都市

山形市の強み:豊富な健康医療資源

・全国にわずか82しかない大学医学部・医科大学があります

・北海道・東北で唯一の重粒子線がん治療施設があります

・全国的に医療崩壊が心配されているなか、人口当たりの病院・診療所数が多い状況です など

2040年のまちの姿

・「SUKSK生活※」が浸透したことで、市民の自発的な健康づくり活動が促進され、年齢を重ねても生き生きと生活する人が増加し、健康寿命がさらに延伸しています

・中心市街地の回遊性が向上するなど「歩くほど幸せになるまち」が確立しています

・医療機関や研究機関、企業などとの連携により、健康医療産業が活性化し、山形市に暮らす人、訪ねる人、関わる人が自然と健康になるまちづくりが進んでいます

※食事(S)運動(U)休養(K)社会参加(S)禁煙・受動喫煙防止(K)に留意すること。

文化創造都市

山形市の強み:全国でも類いまれな豊富な文化芸術資源

・山形国際ドキュメンタリー映画祭や山形交響楽団など、身近に世界・全国クラスの文化芸術を体験できる環境があります

・音楽、美術、文学、食、伝統工芸、茶道、華道、書道など、先人から受け継ぎ育まれてきた多彩で豊かな文化があります

・全国でも数少ない芸術系大学である東北芸術工科大学があります

・全国で11都市のみのユネスコ創造都市ネットワークへの加盟認定を受けています など

2040年のまちの姿

・先人から受け継ぎ育まれてきた多彩で豊かな文化を継承する担い手が育っています

・歴史や文化を活かしたまちになることで、市民が歴史や文化に誇りを持ち、文化活動や文化から新しい価値を生み出す活動が活性化しています

・山形市にクリエイティブな人材や企業を誘致することで、企業活動に創造性が活かされ、産業の振興が図られています

政策を推進する3つのテーマと行政経営

 「健康医療先進都市」「文化創造都市」の2大ビジョンの下、3つのテーマとそれを支える行政経営に19の政策分野を位置付け、令和22(2040)年のまちの姿の実現に向けた施策を推進していきます。

テーマ まちをつくる

 「ひと」が生涯を通して安全・安心な環境の中で、生き生きと健やかに暮らすことができる「まち」、そして「しごと」の基盤となる「まち」をつくります。

テーマ ひとを育む

 「まち」に磨きをかけ、さらに魅力を付け加え、世代を超えて循環させていくため、「まち」を担う「ひと」を育みます。

テーマ しごとを豊かにする

 「ひと」の定着、「ひと」の流れの創出、そして「まち」の活力を高めるため、「まち」に集積するあらゆる産業や経済の活性化、魅力ある質の高い雇用を生み出すなど、「しごと」を豊かにします。

未来へつなげる行政経営

 持続可能なまち、選ばれるまちの実現に向けて、「まち」「ひと」「しごと」の政策分野を支え、未来へつなげる行政経営を行います。

公共交通

「まち」・「ひと」・「しごと」公共交通が全てを繋ぐまち

自動運転バスのイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)高齢者や学生などが、日常生活での買い物や通学などに支障を来すことがないよう公共交通を整備します。
(2)市民のさまざまな移動ニーズに対してきめ細やかに対応する持続可能な公共交通ネットワークの構築を図ります。
(3)山形県や村山地域の他の市町、仙山圏の広域公共交通の充実を図ります。

令和7年度の主な取り組み

 市街地南部の重要な交通結節点となる新駅の設置に向け、駅や広場の規模、機能などについて、さらなる検討を進めます。

山形駅東口の写真
山形駅東口駅前広場~交通軸・交通連節点の整備~

都市整備

誰もが安全に安心して、心地よく快適に住み続けられるまち

スマートインターチェンジのイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)住む人・訪れる人・働く人の誰もが思わず歩いて滞在したくなるような魅力ある空間をつくります。
(2)市民の安全・安心や利便性の確保、交通の円滑化などを図る道路網を整備します。
(3)公園の利用者へのサービス向上と持続可能な公園の整備を行います。
(4)誰もが安心して住み続けられる良好な住環境の構築と住まいの確保に取り組みます。
(5)水道・下水道事業の安定経営に向けて、施設の更新費用の縮減や維持管理などの効率化を図ります。

令和7年度の主な取り組み

 山寺の魅力向上に資する景観形成や冬期間の交通安全の確保、災害時の電柱倒壊による被害を防止するため、無電柱化事業を推進します。

なでしこ大橋開通式

中心市街地

歩くほど幸せになるまち

中心市街地のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)歴史や文化を活かした山形市の魅力あふれるまちづくりを推進し、中心市街地に新たな投資や人の流れをつくり、にぎわいを生み出します。
(2)山形市中心市街地グランドデザインに掲げる「歩くほど幸せになるまち」の実現を目指し、魅力あるまちなみを整備します。
(3)まちなかの道路を含む公共空間の歩きやすさ、居心地の良さを向上させます。

令和7年度の主な取り組み

・七日町において、「粋な町七日町」をコンセプトとして、料亭文化や御殿堰を活用した風情ある空間を生み出し、景観性の高いまちなみとまちなかの回遊性の向上を目指した街区整備に引き続き取り組みます。
・旧千歳館エリア・リノベーション事業と一体となって(仮称)花小路公園を整備し、公園空白区域の解消とまちなかのにぎわいを創出します。

粋七イメージパース

防災

防災はみんなの力、安全はみんなの笑顔、安全・安心の絆でつながるまち

防災バッグを持って避難しているイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)建物の耐震化の促進や、大雨時の浸水被害軽減対策の推進、雪対策などを図り災害に強いまちをつくります。
(2)多様なニーズに対応した避難所・避難場所を整備します。
(3)自主防災組織の組織率向上と活動充実に向けた支援を行い、地域防災力のさらなる強化を図ります。

令和7年度の主な取り組み

・水防法の改正により新たに洪水浸水想定区域が追加されたため、洪水時に迅速かつ円滑に避難できるよう、洪水ハザードマップを改訂します。
・安全・安心な生活を確保する災害活動拠点として、移転建て替えを行っている東消防署蔵王温泉出張所について、2025年11月の開所に向け、引き続き外構工事を行います。

川を流れてきた土砂が橋でせき止められている様子

コミュニティ

市民や地域のコミュニティが活発なまち

住民同士で話しているイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)地域住民目線による地域課題の解決と地域住民の自主的なまちづくりを支援し、市民が積極的に地域活動を行うことができるよう、地域コミュニティ拠点の充実を図ります。
(2)地域課題の解決に向けて、市民活動団体の円滑な運営や事業展開を支援します。

令和7年度の主な取り組み

 地域課題の解決や地域コミュニティの活性化を図るため、市の職員を地域活性化ファシリテーターとして派遣し、地域住民の自主的な地域づくり活動を支援します。

地域交流の様子

環境

一人ひとりが限りある資源を大切にする循環型の自然豊かな美しいまち

林で深呼吸をする人のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)脱炭素社会の実現に向けて、地球温暖化対策を加速させます。
(2)さらなるごみの減量と再資源化を進め、循環型社会を推進します。
(3)自然と共生する社会を実現するため、豊かな自然環境を保全し、多様な生物の生息環境・生育環境を保ちます。
(4)公園や緑地などの整備に加え、市街地の緑化や親水空間の保全を進め、うるおいのあるまちづくりを推進します。

令和7年度の主な取り組み

 非FIT型太陽光発電設備や省エネ効果に優れた設備の導入、建築物の遮熱・断熱対策に対し、引き続き補助を行います。

ソーラーパネルの写真

教育

豊かな学びや体験を得て、質の高い教育を受けることのできるまち

学校のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)防犯対策や熱中症対策、通学路の交通安全対策など、安全・安心な教育環境を整備します。
(2)子どもたちの個性を尊重し、誰もが生き生きと学ぶことができる魅力ある学校づくりを推進します。
(3)学校・家庭・地域のネットワークを構築し、地域の特色を活かした学びや体験の機会を提供します。
(4)公民館の利活用や部活動支援など、市民の多様な学びのニーズに対応できる環境を構築します。

令和7年度の主な取り組み

・学びの質を向上させるため、全ての市立小中学校の音楽室で電子黒板・学習支援ソフトが活用可能となるよう、無線LANを整備し、教育の情報化を推進します。
・市立小中学校の児童生徒が現在使用しているタブレットを高機能タブレットに更新します。

電子黒板を利用した授業の様子

こども

こどもの笑顔が未来をつくる、子育てが楽しいまち

シェルターインクルーシブプレイス コパルで遊ぶ子ども達のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)結婚に向けた出会いや経済的支援、包括的な相談支援、妊婦健康診査、産後ケア事業の実施など結婚・妊娠・出産・育児までの切れ目のない支援を推進します。
(2)保育士の確保や保育施設の整備・改修、経済的負担の軽減、住宅の確保など、安心して子育てできる環境づくりを進めます。
(3)地域社会全体で子どもと子育て世帯を支援する環境づくり、子育てサロンの運営支援、子育て支援センターの運営の推進などに取り組みます。

令和7年度の主な取り組み

 18歳までの医療費無償化に引き続き取り組むとともに、市営住宅の空室を活用した子育て対応住宅への改修に着手し、子どもを産み育てやすい住環境の整備に取り組みます。

子どもと参加する交流会

健康

誰もが健康で生きがいと役割を持って、地域の中でいきいきと暮らすまち

外でヨガをしているイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)SUKSK生活を推進し、健康寿命の延伸を図ります。
(2)各種データを活用し、根拠に基づく生活習慣病の予防促進を図ります。
(3)女性特有のさまざまな健康問題について、気軽に相談できる環境をつくります。
(4)自殺対策の取り組みや心の教育の推進など市民の心の健康の保持・増進を図ります。
(5)食品営業施設や公衆浴場・旅館業などの監視・衛生指導の実施により、食の安全・安心、衛生的な環境の整備を図ります。

令和7年度の主な取り組み

・「SUKSK生活」を引き続き推進するとともに、事業所の健康経営をさらに推進するため、セミナーやワークショップを新たに実施します。
・上山市、山辺町と連携し、新広域斎場の整備に向けて、建設候補地の現地測量、基本計画の策定を行います。

SUKSKフェアの様子の写真

医療

安心して医療が受けられる暮らしやすいまち

病院のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)健診や検診の受診促進、治療と仕事の両立支援、医療・介護などの関係機関の連携促進など医療体制の充実を図ります。
(2)各種予防接種や検査・健診などの充実、市民や施設職員などを対象とした研修会の開催など感染症の予防を促進します。
(3)救急車に救急救命士が複数名搭乗するなどの救急搬送体制の強化、救急医療情報共有システムによる救急業務の効率化などを推進します。
(4)質の高い医療環境を提供するとともに、災害や新興感染症などにも適切に対応できる機能を有した市立病院済生館の整備を進めます。

令和7年度の主な取り組み

 高齢者などを対象としたインフルエンザなどの予防接種料金を引き続き助成するとともに、新たに高齢者帯状疱疹予防接種料金の助成を実施します。

救急医療情報共有システム
救急医療情報共有システムを活用した現場活動

福祉

困っている人、悩んでいる人を誰もほっとかないホッとするまちHOTなまち

介護の様子のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)子ども・高齢者・障がい者など全ての人々が役割を持って、地域、暮らし、生きがいを共につくり支え合う「地域共生社会」の実現に向けて取り組みます。
(2)介護福祉人材の確保に向けて、離職防止・生産性向上などに総合的に取り組みます。
(3)個々のニーズに応じたきめ細かい支援、各サービスの提供体制の整備など障がい福祉の充実を図ります。
(4)高齢者自身の生きがいと健康づくり、多様な移動手段の確保、地域包括ケアシステムの深化に向けた取り組みを推進し、高齢者福祉の充実を図ります。
(5)市営住宅の空き室の改修や民間住宅の空き家などの活用によって安心して暮らせる住環境の充実に取り組みます。

令和7年度の主な取り組み

 高齢者の外出機会の確保・拡大を支援するため、タクシーを活用した買い物や通院などの移動支援地区を拡大して、地域団体による主体的な活動となるよう支援します。

介護予防に取り組むあいあい広場の活動

文化

身近にあるクリエイティブに出会えるまち

野外上映会のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)文化鑑賞・体験の機会の充実を図り、創造的活動の担い手の育成と支援を行います。
(2)貴重な文化財を後世に継承するため、適切に保存し、地域振興や地域観光の資源として有効活用します。
(3)文化施設を適切に維持管理し、文化芸術の振興をはじめ地域課題の解決に資する施設として、新市民会館を整備します。

令和7年度の主な取り組み

・創造都市の拠点施設である「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」を核として情報発信を行い、新たな価値の創造に向けて、地元企業との連携や人材育成などを行います。
・多くの市民が多彩な文化芸術に身近に触れる機会を創出するため、「やまがた秋の芸術祭」「やまがた冬の芸術祭」を引き続き開催します。
・市民会館整備運営事業では、引き続き基本設計を行い、実施設計に着手します。

Q1で開催されたマルシェの様子

スポーツ

スポーツ熱の高い健康で活気あふれるまち

外で走っているイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)市民の誰もが幅広くスポーツに親しみ、健康な体づくりをより効果的に行える環境を整備します。
(2)プロスポーツチームとの連携や山形まるごとマラソンやスキージャンプ大会の開催などを通じて、地域交流の拡大と活性化を図ります。
(3)生涯スポーツの普及啓発や山形市民スポーツフェスタの開催を通して、市民の生涯スポーツの推進や健康増進を図ります。

令和7年度の主な取り組み

 県・市共同スポーツ施設整備に向け、県と共同で施設の規模・機能、民間の資金や技術力などの導入可能性について検討を行います。

まるごとマラソンの様子

商工

産業の振興と働きやすさがつなぐ、未来をひらくまち

産業団地のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)半導体などの成長産業や地域の多様な産業との連携によって相乗効果を生み出す産業の集積を目指します。
(2)地域企業の販路開拓・拡大や人材育成、DXの推進などによる生産性の向上、地元大学との連携による付加価値の創造によって、稼ぐ力の向上から安定的な雇用の確保と地域経済の活性化を図ります。
(3)若者の活躍と人材の確保に向けて、デジタル技術に長けた人材育成などによる持続可能な企業活動の促進や、事業継承の支援などによる経営資源の持続的な活用と雇用の維持を図ります。

令和7年度の主な取り組み

・令和8年度の山形北インター産業団地分譲開始に向けて、引き続き造成工事を実施し、成長産業や地域産業との連携によって、相乗効果が期待される産業の集積に取り組みます。
・中小企業などの売り上げ増進や販路拡大によって、産業の振興と雇用機会の創出を図るため、山形市売上増進支援センターY-bizで引き続き伴走型の支援を行います。

未来創造ワークショップの様子

観光

暮らしと観光がつながり、何度も訪れたくなる感動体験を生み出すまち

スノートレッキングをしているイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)農業や伝統工芸、歴史、文化に触れる体験など、地域の特性を活かし、多様なニーズに対応した観光振興を図ります。
(2)日本一の観光案内所を拠点に、山形市を訪れる方へホスピタリティのある対応とサービスを展開するとともに、観光DXの推進など利便性向上に向けた基盤整備を進めます。
(3)欧米豪を中心とした富裕層の誘客を推進します。

令和7年度の主な取り組み

・日本一の観光案内所の整備に向けて基本計画を策定するとともに、日本一の観光案内所が備えるべき機能について、引き続き研究・開発を行います。
・国登録有形文化財である旧千歳館を保持し、市街地(まちなか)観光の拠点施設として活用するため、建物の改修工事に着手します。

山寺と蔵王の樹氷の写真

農林

豊かな自然とおいしい食を未来につなぐ、みどりの循環するまち

農業用ドローンを利用したさくらんぼ栽培のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)県内最大の消費地を抱える都市近郊型農業の強みを活かし、マーケットに対応した戦略的な農林業の振興を図ります。
(2)ICTの活用や農林業DXの推進、研修施設の設置や第三者継承を含めた経営継承の体制の確立により多様な担い手の育成・確保に取り組みます。
(3)農業水利施設や林道施設などの整備、長寿命化、水路・農道などの基礎的な保全管理活動や農村環境の保全活動の支援など農林業生産基盤の保全整備を図ります。

令和7年度の主な取り組み

 さくらんぼの生産体制を維持するため、労働力の省力化、気候変動に対応する新たな生産技術の習得を行うトレーニングファームを整備し、担い手の育成や既存の樹園地を継承する体制づくりを行います。

自動操舵システムトラクターと農業用ドローンの写真
自動操舵システムトラクターと農業用ドローン

男女共同参画

性別に関わらず多様な人材が活躍し、多様な価値観が尊重されるまち

今後5年間の施策の方向性

(1)男性の家事・育児などへの参加を促し、性別役割分担意識の解消やワーク・ライフ・バランスに関する啓発を行います。
(2)主体的に活動する女性リーダーを育成するとともに、若年女性の地元定着を図るなど、さらなる女性の活躍を推進します。
(3)多様な性、多様な生き方に対する市民の理解や認識を深めるため、違いを理解して認め合う意識啓発を行います。

令和7年度の主な取り組み

 地域で活躍する女性リーダーの育成、企業内における女性活躍の推進、若年女性の地元定着を促進するため、女性人材育成プログラムに継続して取り組みます。

女性活躍推進に関するパネルディスカッションの様子
女性活躍推進に関するパネルディスカッション

シティプロモーション

山形ブランドが確立し、高いブランド力で選ばれ続けるまち

日本一の芋煮会フェスティバルで使われる大鍋のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)魅力ある地域資源を発信し認知度をさらに高めるとともに、新たな地域資源の掘り起こしや新たな商品・サービスの開発などに取り組みます。
(2)主に東京圏に居住する方に向けた継続的・戦略的な移住プロモーションを通して、移住・定住・関係人口の拡大を図ります。
(3)友好姉妹都市交流を通じて市民の国際理解を深めながら、文化・経済交流などを推進していくとともに、在住外国人の支援の充実を図ります。

令和7年度の主な取り組み

 古くから根付き築き上げてきた山形市のラーメン文化の魅力を広く発信し、ラーメンの消費拡大や誘客を促進するラーメンプロジェクトを引き続き実施します。

ラーメンの写真

行政

発展計画を推進するための基盤づくり

市役所のイラスト

今後5年間の施策の方向性

(1)市職員の人材育成・確保として、採用方法の工夫や「自律型人材」の育成、職員の的確なマネジメントなどを実施します。
(2)AIなどのデジタル技術を行政事務や行政手続、各種施策において効果的に活用し、市民サービスの向上と業務の効率化を目指します。
(3)効果的・効率的な行政経営に向け、効果的な広報広聴活動、組織編制や定員適正化、事務事業の見直しやデジタルを活用した業務の効率化、公民連携に取り組みます。
(4)将来にわたる財政の健全化を実現するため、公共資産の適正管理や歳入確保のほか、外郭団体の経営健全化に取り組みます。

令和7年度の主な取り組み

・DXの推進のため、専門知識を持つ人材を登用し、手続のオンライン化、キャッシュレス化などによる市民サービスの向上と業務の効率化に取り組みます。
・自分で考え、主体的・能動的に行動できる自律型人材を育成するため、職員の人事制度の再構築に取り組みます。

SDGs(持続可能な開発目標)との関連について
 本計画とSDGsにおける17のゴールとの関連性を明らかにし、本計画の推進によりSDGs実現に貢献していきます。
 19の政策にひもづく施策と関連するSDGsについては、本編をご覧ください。

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電話番号:023-641-1212(代表)