救急搬送困難事案が増加しています!

ページ番号1010783  更新日 令和5年1月26日

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救急搬送困難事案とは?

 救急搬送困難事案とは、総務省消防庁が全国の主な消防本部に毎週行っている調査で、救急隊が病院への傷病者の受入依頼の連絡を4回以上実施し、現場に到着してから現場を出発するまでに30分以上を要した事案のことを言います。コロナ禍の影響からこの事案は全国的に増加傾向となっており、総務省消防庁はこの救急搬送困難事案が令和5年1月9日から15日までの1週間で全国の主な消防本部全て合わせて8,000件を超えたと発表しました。

 山形市も例外ではなく、令和4年12月の1ヶ月間で97件と過去最多となりコロナ禍初期と比較すると約9倍にまで膨れ上がっています。

山形市消防本部 救急搬送困難事案推移

救急搬送困難事案が増加した要因

 この救急搬送困難事案が増加した要因の1つに、コロナ禍の影響によって救急搬送件数が増加し救急病院がひっ迫していることが挙げられます。山形市消防本部でも令和4年の救急出動件数が12,042件にのぼり、統計開始以降初めて12,000件を突破し過去最多となりました。この影響によって、病院からは「他の患者に対応している」、「入院ベッドの空きがない」といった理由で受入を断られるケースが増加しています。

救急搬送困難事案の増加による影響

 この救急搬送困難事案が増加したことにより、救急隊はなかなか現場を出発することができなくなっています。救急車内に傷病者を収容してから現場を出発するまでに1時間以上かかるケースも決して珍しくありません。令和4年11月には2時間40分以上も搬送先病院が決まらず、救急車が病院に向かって出発できない事案もありました。

市民の皆様へのお願い

 救急隊は、傷病者の容態の観察と処置を確実・迅速に実施して、最も適切な病院を選定し安全に搬送を行うべく、日々研修や訓練を行っています。市民の皆様も救急隊が到着すればすぐに病院に搬送してもらえるとお考えかと思います。しかしながら、このような事情により迅速な病院搬送ができないことも増えてしまっています。市民の皆様には大きなご負担をおかけすることになっておりますが、救急隊はこれからもより一層安全で確実・迅速な救急活動を行うべく努力してまいりますので、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

 また、救急車を呼ぶかどうか迷った場合などは、専門のスタッフが24時間無料で電話相談に応じるサービスも行っていますので、以下のリンク先をご覧いただき、併せてご活用ください。

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このページに関するお問い合わせ

消防本部救急救命課
〒990-0041 山形市緑町四丁目15番7号
電話番号:023-634-1193 ファクス番号:023-624-6687
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