市長のやまがた自慢「蔵王の樹氷を守る」

ページ番号1008922  更新日 令和4年2月1日

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写真:虫による食害で被害を受けたアオモリトドマツ
▲虫による食害で被害を受けたアオモリトドマツ

 今年も蔵王のシンボルである樹氷が最盛期を迎えています。私たち山形市民にとっては当たり前の存在である樹氷ですが、世界的には極めて珍しいものとされています。特殊な気象条件が重なってはじめて見ることができる現象で、山形蔵王の樹氷のほか、国内では青森市の八甲田山や北秋田市の森吉山などが知られています。
 その樹氷が危機に見舞われています。樹氷形成に欠かせないアオモリトドマツの木が次々と枯れているのです。原因は虫による食害で、トウヒツヅリヒメハマキやキクイムシなどによって被害を受けたアオモリトドマツが枯死しています。虫害が発生するようになったのも、温暖化が原因ともいわれています。
 山形市のシンボルでもある樹氷を存続させるべく、東北森林管理局、山形県等の関係機関と連携し、対策に取り組んでいます。令和元年度からは新たに自生苗の試験移植を始めたほか、令和3年5月には産学連携による取り組みとして「アオモリトドマツ再生会議」が設立されました。
 市民の皆さまにおかれましては、ぜひ本件に関心を持っていただきたいと思います。また、今年8月には「山の日全国大会」が蔵王を会場に開催されます。蔵王のPRとともに、樹氷をテーマに環境問題を考える契機にもなればと思っています。

(広報やまがた令和4年2月1日号掲載)

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