市長のやまがた自慢「唐松観音」

ページ番号1007629  更新日 令和3年9月28日

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写真:唐松観音 外観
唐松観音

かつて山形と京都との間を結んだ北前船は、山形の特産品であった紅花を都へと運ぶ一方、京の文化を山形に持ち帰りました。山形市で京文化の名残を感じられるものはいろいろありますが、唐松観音もその一つだと思います。

唐松観音には面白い由来があります。昔、清水観音のお告げによってはるばる羽州宝沢を訪れた京都の豊丸姫が、炭焼藤太という青年と結ばれて夫婦となり、その幸せな生活は観音菩薩のおかげだと、1113年、豊丸姫が京都から持参した念持仏を唐松山の岩窟に安置して祀ったのが始まりと言われています。その後信仰を集め、最上三十三観音五番の霊場となり、1661年には山形城主松平下総守忠弘が観音堂を創建した際に京都清水観音の舞台を模した建物が造られました。

現在の観音堂は昭和51年に山形市内外からの浄財を得て再建されたものですが、その姿はまさに清水の舞台を連想させるみやびな美しさを見せています。

昔からの山形の名所でありますが、河畔の多目的広場では、ホタル観賞やデイキャンプ、芋煮会など、季節ごとのにぎわいを見せています。駐車場には初代鍋太郎も移設されています。

しばらくご無沙汰している方も、久しぶりに訪れてみてはいかがでしょうか。

(広報やまがた令和3年7月1日号掲載)

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