市長のやまがた自慢「茂吉歌碑めぐり」

山形ゆかりの詩人・歌人は数多くおりますが、最も有名なのはやはり斎藤茂吉ではないでしょうか。医師として働きつつ、「アララギ派」の中心人物として、生涯で一万八千首もの歌を生み出しました。
特に、ふるさとのシンボルである蔵王の山を心から愛し、その思い入れは並々ならぬものがありました。当然、蔵王に関する短歌も数多く残していますが、蔵王温泉街や蔵王山のトレッキングコースに、これらの歌碑が建立されているのをご存じでしょうか?
おそらく、熊野岳山頂にある歌碑に刻まれた、次の歌は多くの市民の皆さまもご存じかと思います。
陸奥(みちのく)を ふたわけざまに 聳(そび)えたまふ
蔵王の山の 雲の中に立つ
蔵王の雄大さに加え、郷土の名山を誇らしげに歌う茂吉の郷土愛が本当によく表れています。これを含め、全体で20基21首の歌碑が点在していますので、ぜひ巡ってみていただきたいと思います。これらの歌碑は「蔵王文学のみち 茂吉歌碑めぐり」としてパンフレットやホームページにまとめられています。なお、蔵王温泉バスターミナル前の歌碑については、私が揮毫(きごう)させていただきました。
山歩きの季節になりましたが、郷土の偉大な歌人に思いをはせながら歩いてみるのも良いかもしれません。
(広報やまがた令和3年5月1日号掲載)
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