令和5年11月24日 市長記者会見

ページ番号1012718  更新日 令和5年11月28日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、財政部長、企画調整部長、環境部長、商工観光部長、健康増進課長

内容

発表事項

1.12月市議会定例会 提出議案について
・令和5年度12月補正予算の概要
・令和5年12月市議会定例会提出議案の概要(事件決議及び条例)
2.道の駅「やまがた蔵王」のオープンについて
3.蔵王温泉スキー場「山形市民ヤング割キャンペーン」について
4.第12回「健康寿命を伸ばそう!アワード」厚生労働大臣賞受賞候補への選定について
5.SUKSKの事業所登録等の促進について
・SUKSK生活出前講座の実施について
・企業向け健康指標レポートサービスの無償トライアル利用事業所の募集について
6.「省エネ家電買い換えウィンターキャンペーン」について
7.「第6回やまがた検定」の実施について

資料のみ

・ビッグウイングフェスティバル及び併催イベントについて

会見内容

映像

発表内容

市長

 それでは、12月市議会定例会に提出する議案のうち、一般会計の補正予算から申し上げます。

 このたびの補正は、山形市発展計画の推進を図る事業や、人件費、扶助費、市有施設の光熱費などについて、所要の予算措置を講ずるものです。

 その主な内容について申し上げます。

 はじめに、「健康の保持・増進」に係る予算についてです。

 後期高齢者の健診受診者及び子宮頸がん予防接種における9価ワクチンの接種者がともに当初を上回る見込みであることから、それらの業務に係る委託料を増額します。

 また、飼い主のいない猫の不妊又は去勢に係る手術費用の一部を助成していますが、助成額が当初を上回る見込みであることから、所要額を増額いたします。

 次に、「健やかな子どもの育成」に係る予算についてです。

 体育館等における熱中症対策として、運動中の定期的なクールダウンに利用する可搬式の冷房機器を全ての中学校に導入します。

 次に、「地域共生社会の実現」に係る予算についてです。

 生活保護受給者の医療扶助の増や、放課後等デイサービス及び就労継続支援の利用者数の増等に伴い、それぞれ扶助費を増額します。

 また、社会構造の変化に伴う孤独・孤立問題が懸念される中、ひきこもりの方などに対する相談体制を強化するため、専門職を配置するとともに、AIを活用し、チャットを通して相談者の悩み等に回答するシステムを開発します。

 さらに、国庫補助金の内示を踏まえ、障がい者福祉サービス事業所等において新型コロナウイルスの感染者等が発生した際の消毒・清掃費用等の補助について、所要額を増額します。

 次に、「地域経済の活性化」に係る予算についてです。

 県が実施する基幹水利施設管理事業や農業水利施設長寿命化事業などに係る負担金を計上し、事業の推進を図ります。

 次に、「都市の活動を支える基盤整備」に係る予算についてです。

 県が実施する急傾斜地崩壊対策事業及び都市計画街路事業に係る負担金を計上し、事業の推進を図るとともに、西部工業団地公園再編事業や道路トンネル長寿命化事業などについて、国庫補助金等の内示を踏まえ、事業費の一部を減額します。

 一方、道路の除排雪等の経費につきましては、原油価格の高騰や労務費の上昇等によるかかり増しに加え、今年度は暖冬であるとの気象庁の予測があるとはいえ、一過性の予期せぬ大雪に対応することが多い近年の傾向を踏まえ、市民生活の安全と安心を確保するため、予算を増額します。

 さらに、スマートフォン等を用いて山形城本丸御殿の様子を再現する「VR/ARアプリ」の供用を令和6年4月から開始するに当たり、霞城公園内における安定した通信環境を確保するため、Wi-Fi環境を整備します。

 そのほか、「やまがた秋の芸術祭」開催事業に対して寄せられた企業版ふるさと納税による寄附金を文化振興基金に積み立てるとともに、市有施設における光熱費及び職員の人件費に係る所要額や、前年度事業費の精算に伴う国庫負担金等の返還金、山寺芭蕉記念館などの設備の改修に係る経費を計上します。

 続いて、繰越明許費につきましては、都市計画街路事業などについて、今年度の事業の進捗状況等を踏まえ、翌年度に繰り越すため、それぞれ所要の予算措置を行います。

 次に、債務負担行為について申し上げます。

 先ほど申し上げました「ひきこもり生活者等相談システム」の構築・運用に係る経費や山寺芭蕉記念館などの設備の改修に係る経費のほか、小中学校施設整備方針等の策定に係る経費、指定管理施設における指定管理期間の更新に伴う指定管理料などにつきまして、債務負担行為の設定を行います。

 次に、歳入の補正につきまして、主な内容を申し上げます。

 まず、市民税につきましては、給与所得や営業所得などによる個人市民税や、卸小売業などによる法人市民税の税収が当初を上回る見込みであることから、4億800万円を増額するものです。

 また、法人事業税交付金につきましては、県における法人事業税の収入動向等を勘案し、2,300万円を増額するものです。

 そのほか、補正に必要な財源としましては、国・県支出金、繰入金及び市債などを計上したものであり、一般会計の補正総額は、27億2,600万8千円となったものです。

 また、特別会計の補正予算につきましては、国民健康保険事業会計をはじめ、いずれも今年度の執行状況を踏まえた歳入歳出の見込みによる補正や人件費に係る所要の予算措置、そして、前年度からの繰越金の精算などが主な内容です。

 以上により、このたびの全会計での補正総額は、34億2,486万6千円となったものです。

 次に、事件決議及び条例関係について、御説明申し上げます。

 議第81号から議第93号までの13議案は、本市の公の施設のうち、指定管理期間が令和5年度をもって満了となる27の施設について、それぞれ指定管理者を指定し、令和6年度からの施設の管理を行わせようとするものです。

 議第94号の議案は、農業集落排水事業について、地方公営企業法に基づく財務規定等を適用し、公営企業会計に移行しようとするものです。

 議第95号の議案は、文化及びスポーツの振興に関する事務を所掌する部を新たに設置しようとするものです。

 議第96号の議案は、証明書交付サービスを利用した場合における個人の所得に関する証明書の交付手数料を減額しようとするものです。

 議第97号の議案は、総合福祉センターの体育ホールを使用する場合の冷暖房料の徴収について、規定の整備をしようとするものです。

 議第98号の議案は、水道法の改正に伴い、規定の整備をしようとするものです。

 12月議会に提出する議案につきまして、私からの発表は以上でございます。

 

 それでは、定例の発表に移らせていただきます。

 初めに、道の駅「やまがた蔵王」のオープンについて発表いたします。

 先月に、オープンの日付のみお知らせしておりましたが、今回は施設の概要について、詳細を発表させていただきます。

 道の駅「やまがた蔵王」につきましては、蔵王をはじめ山形の魅力を全国に発信し、交流人口の拡大を図るため、令和元年度から整備を進めてまいりました。

 隣接の「ぐっと山形」様とも連携し、その相乗効果により新たな人の流れを生み出してまいりたいと考えております。駐車場の台数は「ぐっと山形」と合わせると約800台になり、道の駅では東北で二番目の規模になります。

 オープン日となる12月3日には、午前10時から、記念植樹及びオープニングセレモニーを行い、11時30分がグランドオープンとなります。当日は、ステージイベントやマルシェなど、道の駅のオープンを盛り上げる多彩なオープニングイベントを開催する予定です。

 今回の整備はDBO方式で運営しており、運営事業者が様々な工夫をこらして、魅力あふれる道の駅にしていただきました。そこで、ここからは運営会社の広報担当鈴木様より、施設の機能や特徴について、ご説明よろしくお願いします。

<運営会社の説明>

 道の駅の運営を担当します、株式会社/表蔵王ベルタウンの鈴木と申します。よろしくお願いいたします。

 私より、やまがた蔵王がどのような道の駅かを、ご説明させていただきます。

 こちらのディスプレイ、又はお手元の『施設概要資料』をご覧ください。

 道の駅、やまがた蔵王の、コンセプトは、『山形の魅力を発信!人の流れを生み出す、道の駅』としており、大きく分けて5つの機能があります。

 まず1つめに、『休憩機能』です。

 バリアフリートイレはもちろん、女性用のパウダールーム、そして、お子さま連れの方々にも快適に過ごしていただけるよう、ベビーケアルームには、ソファや、ミルク用給湯器を用意しています。近くには、おむつや、アレルギー対応離乳食が買える、自動販売機があり、どなたでもご利用できます。

 こちらは24時間、利用できるスペースとなります。

 2つめは、『情報発信機能』です。

 総合案内所には、外国語対応のスタッフがおりまして、目の前には、3台の大型モニターがございます。

 こちらでは、蔵王の雄大な自然や景色を、目の前で、身近に楽しめます。

 無料レンタルの、VRゴーグルを使って、さらに蔵王を360度、体験することもできます。

 3つめは、『賑わい創出機能』です。

 正面ゲートを入り、一番先に見える『樹氷ホール』には数カ所に電源や給排水があり、個室の厨房も別にありますので、マルシェや展示会だけでなく、グルメなどを通して、天候に左右されず、リアルに交流できるイベントも、開催できます。

 屋外南側には、芋煮広場があります。

 今年のキッチンカーグルメ選手権で、約100店舗以上の中から、見事に金賞を受賞した『さとう農園』さまによる、美味しい芋煮を、手ぶらで楽しむことができます。

 屋内では、テナント4店舗がそれぞれのこだわりで、

 山形の旬のおいしいを提供していきます。

 女性の視点も取り入れ、イートインスペースの家具は、座り心地や、使い勝手以外にも、カラフルで、明るいカラーを取り入れました。

 4つめは『交通結節機能』です。

 2月3日より、東京便や千葉便のほか、仙台便などの高速バスが、また来年4月からは、山形―上山便や蔵王温泉行きの路線バスも運行する予定です。

待合所には、更衣室とロッカーがあり、パークアンドライドを利用して、より自由な旅行を計画できます。

 また、観光トレンドである、車中泊スペースでは、駐車場2台分を確保し、テーブルを置いて食事が出来るなど、多様な旅行スタイルを楽しめます。

 最後の5つめは、『防災機能』です。

 非常用電源装置や受水槽、災害用トイレなどを整備し災害時には地域の方などの、一時避難場所として、

 重要な役割を担います。また、自衛隊や消防など、関係機関の活動拠点としても、活用されます。

 以上が、施設概要になります。

 お聞きいただき、ありがとうございました。

<市長に戻る>

 ありがとうございました。12月は、オープニングイベントを皮切りに、ラーメン・音楽イベントやクリスマスイベントなど、多彩なイベントが目白押しでございます。

 観光客の方はもちろん、地元の方も何度来ても楽しめる、一大観光拠点となる道の駅を目指して、運営事業者と共に取り組んでまいりますので、ぜひ、多くの皆様にお越しいただければと思います。

 

 次に、蔵王温泉スキー場「山形市民ヤング割キャンペーン」について発表いたします。

 昨シーズンにもリフト券4時間券の半額割引などを行う「蔵王温泉スキー場市民Welcome半額キャンペーン」を実施いたしました。今後も、「世界の蔵王」として、持続可能なスキー場を目指す上で、特に若者のウィンタースポーツの定着が不可欠であることから、今年度は、若年層にターゲットを絞りリフト券1日券の半額割引を実施いたします。今年は、1日券を対象にすることで、お昼を挟んでゆっくりスノーボードやスキーを楽しんでもらえると思っております。

 対象者は、18歳から29歳までの山形市民と、市内に立地する大学・専門学校に通う学生です。特に若年層は友達同士のグループで行動する傾向があることから、グループ内に対象者が一人でもいれば、18歳から29歳までの方は、グループ全員がご利用いただけます。

 既に申込は始まっておりますが、利用期間は、蔵王温泉スキー場のレギュラーシーズンである、令和5年12月16日から令和6年3月20日までとしております。ただし、繁忙期の年末12月29日から年始1月3日までの6日間と、樹氷まつりの繁忙期である2月10日から12日までの3日間は除かせていただきます。

 お申込みは、一元化しました蔵王温泉のホームページに掲載されるキャンペーンバナー、または、キャンペーンのチラシやカードに記載してあるQRコードからアクセスができます。

 キャンペーンの適用対象は先着3,000人となります。多くの若い方からご利用いただいて、地元蔵王のウインターシーズンを楽しんでいただくとともに、 SNSなどで蔵王温泉スキー場の魅力をどんどん発信することで、蔵王温泉スキー場を元気にしていただきたいと思っております。

 

 次に、第12回「健康寿命を伸ばそう!アワード」厚生労働大臣賞受賞候補への選定について発表いたします。

 山形市では、健康医療先進都市のビジョンのもと、医師会をはじめとする関係団体や市内外の企業など、様々な皆様のご協力をいただきながら、健康ポイント事業SUKSKを中心とした健康施策を実施してまいりました。

 このたび、厚生労働省及びスポーツ庁が主催する第12回「健康寿命を伸ばそう!アワード」にその取組を応募したところ、厚生労働大臣賞受賞候補として選出されました。今後のプレゼンテーション審査によりますが、最優秀賞、優秀賞、優良賞のいずれかの賞の受賞が確定したこととなります。これもひとえに、山形市の健康施策にご協力をいただきました関係各位のご尽力の賜物であり、この場をお借りして感謝を申し上げます。

 本アワードは、健康増進及び生活習慣病予防に資する優れた啓発活動や取組の奨励・普及を図るため、全国の企業や団体、自治体から取組を募集し、有識者からなる評価委員会による書類選考及び表彰式当日のプレゼンテーションによる審査を経て、表彰が行われるものです。

 来る11月27日月曜日、東京都内で公開プレゼンテーションによる最終審査が行われますので、応援をよろしくお願いいたします。

 なお、結果は11月27日の夕方にはわかりますので、皆様にもいち早くお知らせしたいと思います。

 

 次に、健康ポイント事業SUKSKの事業所登録等の促進について発表いたします。

 生活習慣は個人の意志や努力だけで変えることは難しい場合もあり、職場環境等から受ける影響も少なくありません。

 そうしたことから、事業所等における従業員の健康増進の取組をさらに促進するため、2つの施策を新たに実施いたします。

 1つ目は、SUKSK生活出前講座です。

 これは、保健師など専門職の市職員等が事業所や地域に出向き、健康講話を行うものです。

 具体的には、健康ポイント事業SUKSKの紹介を必須事項に、追加選択メニューとして、メンタルヘルスや食生活など、テーマ別に用意した8つの講座から選んでいただけます。講座を受講するとSUKSKポイント500ポイントを獲得することができますので、是非ご活用ください。

 2つ目は、企業向け健康指標レポートサービスの無償トライアル希望事業者の募集です。

 SUKSKのアプリ「健康マイレージ」を提供する株式会社NTTドコモ様と提携しているエムスリー株式会社様より、同社が提供する健康指標レポートサービス「EBHS(エビス)Life(ライフ)」の無償トライアルの利用を提案いただきました。

 「EBHS(エビス)Life(ライフ)」とは、健康診断結果や生活習慣データを基に、AIが独自の健康スコアや推定寿命を算定し、個人や組織に健康増進のための行動をアドバイスするサービスです。詳細は左手のディスプレイ又はお手元に準備しております「EBHS(エビス)Life(ライフ)とは」の資料をご覧ください。事業所の従業員に対しては個人レポートを、また、健康管理部門に対しては、利用した従業員全体の健康状態を分析した企業レポートを提供します。

 無償トライアルの利用は、SUKSKの事業所登録をしている一定規模の事業所を対象としておりますが、応募と同時にSUKSK事業所登録をしていただくことができますので、是非、この機会にSUKSKの事業所登録をお願いしたいと思います。

 

 次に、「省エネ家電買い換えウィンターキャンペーン」について発表いたします。

 今年の夏に実施し、大変好評いただいた「省エネ家電買い換えキャンペーン」の冬バージョンといたしまして、「省エネ家電買い換えウィンターキャンペーン」が今月20日よりスタートいたしました。

 12月19日までの期間内、市内のキャンペーン協力店で対象家電を購入し、自宅への設置が完了した市民の方を対象に、購入した製品の価格に応じて、賞品をプレゼントいたします。

 対象家電については、前回キャンペーンと同様で、省エネ効果の高い冷蔵庫、エアコン、テレビ、LED天井照明、電気便座、エコキュートの6品目です。「統一省エネラベル」の多段階評価が3つ星以上、テレビについては2つ星以上の製品、又は「省エネ基準達成率」が115%以上の製品が対象です。

 賞品は前回と同様に、「蔵王温泉満喫券」または、「地域連携ICカードヤマコウチェリカ」を、総額1千万円分ご用意しており、賞品のプレゼントによる地域経済の活性化等も図ってまいります。

 プレゼントは先着順とし、予算枠に達し次第受付終了となりますので、ぜひお早めに、省エネ家電への買い換えをご検討いただきたいと思います。

 

 最後に、「第6回やまがた検定」の実施について発表いたします。

 6回目となる今回は、令和6年2月17日、土曜日に開催いたします。検定の内容としましては、山形市の歴史や観光、食など幅広い分野に渡る筆記試験と、「体験ツアー」をご用意しております。「体験ツアー」は筆記試験終了後、受検いただいた方に、山形市の伝統工芸の一つである焼物の陶芸体験など、山形市の魅力を体験していただく内容となっております。今回は、新たな体験として「やまがた舞子の演舞披露とお座敷遊び体験」を旧千歳館で実施いたします。

 なお、検定料につきましては前年と同様に千円としております。

 お申し込みは、令和5年12月1日から令和6年1月19日までで、やまがた検定公式ホームぺージや、ファクスなどでお申込みいただけます。

皆様からのたくさんの参加をお待ちしております。

 

 私からの発表は、以上でございます。

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