令和5年5月17日 市長記者会見

ページ番号1011622  更新日 令和5年5月18日

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写真:記者会見をする市長

出席者

市長、総務部長、財政部長、健康医療部長、環境課長補佐、福祉推進部長、こども未来部長、農林部長、消防長

内容

発表事項

  1. 5月市議会臨時会 提出議案について
    ・令和5年度5月補正予算の概要
  2. やまがた出産・子育てアプリの運用開始について
  3. 県内初となる「リアル ファイア シミュレーション施設」の運用開始について
  4. 「イエローグリーンキャンペーンやまがた」について
  5. 山形市サクランボ職員応援制度(山形市チェリ活応援制度)の実施について
  6. 「第49回蔵王山クリーン作戦」の実施について

資料のみ

なし

会見内容

映像

発表内容

市長

 それでは、5月市議会臨時会に提出する議案のうち、一般会計の補正予算から申し上げます。

 はじめに、議第42号の一般会計補正予算について申し上げます。

 議第42号の補正予算は、国の「物価高克服に向けた追加策等」に対応し、食費等の物価高騰の影響を特に受ける住民税非課税世帯及び低所得の子育て世帯等に対する速やかな支援を行うため、所要の予算措置を講ずるものです。

 その内容について申し上げます。

 令和5年度における住民税非課税世帯及び直近の収入の減少により家計が急変した世帯に対し、1世帯当たり3万円の給付金を支給するための所要額を計上いたします。

 また、低所得のひとり親世帯と子育て世帯、及び直近の収入の減少により家計が急変した子育て世帯等に対し、児童1人につき5万円の給付金の支給を5月中に開始できるよう、所要額を計上します。

 以上が議第42号の補正の概要ですが、補正に必要な財源につきましては、国庫支出金を計上したものであり、補正総額は、9億8,123万9千円となったものです。

 5月議会に提出する議案につきましては、以上でございます。

 

 続きまして、やまがた出産・子育てアプリの運用開始について発表いたします。

 山形市では、全ての妊婦・子育て世帯が安心して出産・子育てができるよう、従来の相談支援体制に加え、より身近で気軽に相談支援を受けられるツール、『やまがた出産・子育てアプリ』の運用を、5月24日より開始いたします。

 まずは左手のディスプレイをご覧ください。

 このたびの取組は、妊娠期から子育て期までの伴走型相談支援事業にDXを活用し、さらなる利便性を図ろうとするものです。このアプリを利用することで、母子健康手帳が電子化されるほか、山形市が配信する地域の子育て情報が受け取れます。また、母子健康手帳交付時の面談を事前にオンラインで予約することができ、待ち時間の解消だけでなく妊婦の方の体調に合わせた面談や受け取りが可能になります。

 また、母子手帳交付時、及び妊娠8か月時に提出が必要なアンケートを事前にオンラインで回答してもらうことで、時機を逃さず、適切な支援を行うことが可能となります。

 さらに、従来の相談支援に加え、山形市が特定非営利活動法人フローレンス様との包括連携事業として実施している、

LINEによる「おやこよりそいチャットやまがた」の機能も連携して取り入れます。これまで高い相談実績のあるデジタルソーシャルワーク機能をアプリと連動させ、妊娠8か月の時に、希望する方にはZoomを活用したオンライン面談を新たに実施してまいります。

 このたび導入する山形市の個別面談は、フローレンス様がオンラインで行う事例として、また、「母子モ」が他社のデジタルソーシャルワーク機能を結びつける事例として、いずれも全国初のものとなります。

 子育て世帯の皆様から気軽にお使いいただくために、アプリと「よりそいチャット」のどちらからでも相互にサービスをご利用いただくことができるようにいたしました。オンライン面談を行った後も、LINE上で継続して支援を受けることが可能であり、加えて従来の妊婦の相談支援体制と連携した支援が可能となります。

 このようなサービスを提供することで、妊娠期から子育て期まで、子育てに関する不安や悩みに寄り添った支援が切れ目なく行えるようになります。利便性の向上だけでなく、多様な相談支援体制を構築し、安心して子育てができる環境を整備いたしますので、是非多くの妊産婦の皆様に、気軽にご利用いただければと思っております。

 

 続きまして、「リアルファイアシミュレーション施設」の運用開始について発表いたします。

 山形市では、効果的な消火活動と隊員の事故防止を図るため、西消防署に県内で初めてとなる訓練施設を導入いたしました。

 この施設は、消防本部における改善・改革プロジェクトである「K2プロジェクト」に提案され、導入が実現したものです。

 コンテナの内部において木材を燃焼させることで、火災と同様の環境をつくり、火災の燃え広がり方や放水による状況の変化を体験することができます。効果的な消火活動を学ぶだけでなく、実際の現場と同じ熱や煙を体験できるため、隊員の受傷事故を防止することも可能となります。

 それではここで、仙山連携事業として仙台市消防局で行った合同訓練の動画を用意しておりますのでご覧ください。

<動画放映>

 この施設は、令和5年5月30日より運用を開始いたします。

 なお、当日の9時30分から、消防隊員による公開訓練を行いますので、報道関係者の皆様にはぜひ取材に来ていただければと思います。

 山形市では、今回導入した訓練施設を活用し、火災による被害を最小限に抑えられるよう、引き続き警防体制の強化を図ってまいります。

 なお、山形県内では、今年に入ってから建物火災が多発しております。山形市消防本部管内でも、20件もの建物火災が発生している状況です。

 起きている火災の多くは、ちょっとした不注意から発生しております。山形市でも火災予防に向けた注意喚起を行っておりますが、市民の皆様におかれましても、あらためて火の元の点検をしていただくなど、火災予防に努めていただきますようお願いいたします。

 

 続きまして、「イエローグリーンキャンペーンやまがた」について発表いたします。

 世界保健機構(WHO)が定める5月31日の「世界禁煙デー」と、国が定める5月31日から6月6日の「禁煙週間」に合わせ、山形城址二ノ丸東大手門などにおいて、受動喫煙防止のシンボルカラーであるイエローグリーンでライトアップを行い、禁煙の重要性や受動喫煙防止等に関する普及啓発を行うものです。

 この事業は、山形県医師会、山形県歯科医師会、山形県薬剤師会、山形県看護協会で構成されます、山形県四(よん)師会禁煙推進委員会が今年から主催して実施するものですが、山形市も共催という形で参加いたします。

 山形県四師会では、期間中それぞれの会館をライトアップいたしますが、山形市としましては、5月31日水曜日から6月6日火曜日までの1週間、18時30分から21時30分までの時間、山形城址二ノ丸東大手門、霞城セントラル最上階、やまがたクリエイティブシティセンターQ1の屋外モニュメントをライトアップいたします。

 あわせて、イエローグリーンキャンペーンやまがたの趣旨に賛同し、自主的に施設等のライトアップを行う方を市のホームページで募集いたします。賛同者はライトアップした施設等の様子を写真に撮り、データを山形市健康増進課まで送っていただきますと、後日、ご提供いただいた写真とともに市のホームページで紹介させていただきます。

 市内の各施設を映し出すイエローグリーンの光が、市民の皆様に受動喫煙防止の大切さと、健康に対する関心を高めていただくきっかけとなり、多くの人々にそうした動きが広がることを期待しております。

 

 続きまして、山形市サクランボ職員応援制度の実施について発表いたします。

 山形市では、今月から、サクランボの収穫作業を市の職員がお手伝いすることを可能とする、山形市サクランボ職員応援制度を実施いたします。

 サクランボは、ご存じのとおり山形市を代表する果実でありますが、収穫の期間が短く、作業の機械化も困難であるため、生産農家では収穫期間における労働力の確保が継続した課題でした。

 ワーキングホリデーなどの取組も実行されてはおりますが、課題解決の糸口がなかなか見つからない状況において、まずは山形の代名詞ともなっているサクランボの出荷を少しでも下支えするため、山形市でも公務員の副業制度を活用し、今回の応援制度を実施することといたしました。

 さっそく今月の27日土曜日からスタートし、収穫作業における労働力不足の解消とともに、市職員のサクランボ生産に対する理解を深め、収穫作業を応援する環境づくりに努めてまいります。

 ぜひ市民の皆様におかれましても、農作業マッチングアプリを活用いただくなど、サクランボをはじめとした、山形市の基幹産業である農業を積極的に応援いただきたいと思っております。

 

 最後に、「第49回蔵王山(ざおうさん)クリーン作戦」の実施について発表いたします。

 山形市は、蔵王山(ざおうさん)の雄大な自然環境と、それが生み出す貴重な動植物や温泉など、豊かな資源の恩恵を受けて発展してまいりました。また、蔵王山(ざおうさん)は観光地としても名高く、四季を通じて多くの観光客にお越しをいただいております。

 「蔵王山(ざおうさん)クリーン作戦」は、そうした蔵王の良好な自然環境を保全していくため、市内の企業やボランティア団体、市民の皆様の協力のもと、雄大な自然に親しんでいただきながら、ごみ回収という美化活動を通じて、蔵王連峰の素晴らしい自然環境を長く保全すること、そして自然を大切にする心を育むことを目的としております。

 近年はコロナ禍で、やむなく中止や規模を縮小しての開催となっておりましたが、今年はコロナ禍前の規模に戻し、約

750人の参加者を見込んで開催することといたしました。

 また、蔵王山岳インストラクターを講師として配置しますので、自然の尊さや森林の果たす役割など、ぜひ蔵王の自然について学んでいただき、貴重な観光資源でもある蔵王山(ざおうさん)を大切にする心を育んでいただきたいと思っております。

 昨年度は、政府の新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和措置により、多くのインバウンド客が蔵王を訪れております。今年も蔵王山(ざおうさん)を愛してお越しになる多くの皆様をおもてなしするためにも、多くの皆様からご参加いただければと思っております。

 

 私からの発表は、以上でございます。

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