市長のやまがた自慢「のし梅・富貴豆」

ページ番号1012574  更新日 令和5年10月31日

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のし梅・富貴豆

 山形市の伝統的な和菓子と言えば、のし梅と富貴豆があげられると思います。どちらも懐かしくて優しい、おいしいお菓子です。これからの季節、温かいお茶とともにいただくのは最高ですね。

 山形におけるのし梅の起源は、江戸時代にまでさかのぼります。確認できる古文書では、寛政11年(1799年)には山形のお菓子屋さんにのし梅の製法が伝わっていたとのことです。また、山形の特産品である紅花を加工する際に、梅の酸が必要であったことから、梅自体の生産も盛んであったといわれています。次第に山形の名産品となり、出羽三山詣での中継地でもある山形を往来する参詣者などに喜ばれたようです。

 富貴豆は明治時代が始まりといわれます。原材料である青エンドウ豆(グリーンピース)をふかして作ることから、「ふき豆」と呼ばれ、縁起の良い文字(「富」「貴」)を当てたのが名前の由来といわれています。わざわざ皮をむいて、炊き上がった豆をほぐしていくのですから大変な手間暇ですが、独特の食感の秘訣(ひけつ)もそこにあります。

 のし梅、富貴豆ともに、今も市内で創業100年以上の老舗和菓子店において職人さんの丁寧な仕事で作られています。山形市の名物として末永く愛されることを願っています。

(広報やまがた令和5年11月1日号掲載)

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