市長のやまがた自慢「専称寺」

ページ番号1012189  更新日 令和5年8月30日

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専称寺

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 最上義光公57万石の城下町である山形市に、寺町が置かれたのは現在の緑町3丁目辺りでした。山形城の東の要衝で、浄土真宗の寺院が十四カ寺集められ、いざとなれば出城の役割を果たすべく配置されたといわれています。中でも専称寺は市内随一の大伽藍(だいがらん)を誇ります。

 義光の次女、駒姫の悲劇は山形市民であればご存じかと思います。秀吉の天下の時代、関白秀次が自害を命じられ、秀次に見初められて嫁ぐために京都に向かった駒姫も、わずか15歳で三条河原にて斬殺されました。

 駒姫の非業の死を悼み、義光は天童高擶にあった専称寺を山形旅籠町に移転、その後現在地に駒姫の菩提(ぼだい)を弔う壮大な伽藍を建立しました。そのスケールをみれば、義光がいかに駒姫を溺愛していたかを感じることができます。

 大屋根がそびえる大本堂、境内を涼しげに流れる御殿堰(ごてんぜき)、ひっそりと佇む駒姫の墓、当時天下一の名匠と呼ばれた西村道仁作の梵鐘(ぼんしょう)、左甚五郎作ともいわれる4つの力士像、幹の周囲が7.5メートルもある大イチョウなど、見どころがたくさんあります。

 季節ごとに美しい佇まいをもつ寺院です。少し涼しくなる秋の季節に寺町散歩などしてみてはいかがでしょうか。

(広報やまがた令和5年9月1日号掲載)

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