市長のやまがた自慢「六椹八幡宮」

ページ番号1011692  更新日 令和5年6月30日

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六椹八幡宮

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 山形市旧市街地の南部、鉄砲町に高い樹木に囲まれた鎮守の森があります。これが六椹八幡宮で、「むつくぬぎはちまんぐう」と読みます。

 社伝によると、前九年の役の際、当地を訪れた源頼義が土地の人間に地名を聞いたところ、「くぬぎの大木が6本あるので「むつくぬぎ」という」と答えたそうです。頼義は「陸奥の苦を抜く」に通ずるとして、社殿に戦勝祈願をし、実際に戦に勝利した後は絹黒地金泥日章旗一旒を奉納したと伝えられています。

 以後、歴代山形城主にあつく尊崇されるとともに、山形市旧市街地南部の人々に親しまれ、大切にされてきました。現在の社殿は寛永7年、鳥居忠恒が修復したものです。

 「椹」という字は、通常「さわら」と読みますが、なぜ「くぬぎ」と読むのか、これは謎です。しかも、境内に林立する大木はケヤキの木がほとんどです。山形市内に「椹沢」(くぬぎざわ)があり、朝日町に「椹平」(くぬぎだいら)がありますが、それ以外にこの用法は聞いたことがありません。謎解きをしてみるのもよいでしょう。

 年間通して行事は多く、9月15日には盛大な例祭が執り行われ、神輿渡御もあって大変なにぎわいとなります。また、行事がない日頃の静謐な時も心地よい神社です。ぜひ一度訪れてはいかがでしょうか。

(広報やまがた令和5年6月1日号掲載)

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