市長のやまがた自慢「山形まなび館」

ページ番号1005511  更新日 令和3年9月28日

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写真:外観
山形まなび館

現在、中心市街地のにぎわい創出施設として位置付けられ、観光、交流、そして学びの拠点として活用されているのが第一小学校の旧校舎である山形まなび館です。この建物は平成16年までは実際に学校として使われていましたが、平成22年から現在の活用法に移行しました。
この建物は昭和2年に、山形県では初めてとなる鉄筋コンクリート造の建物として完成しました。地上三階、地下一階の構造で、設備面でも当時の最先端技術が用いられたほか、その外観も当時の流行であったアール・デコ調のデザインが取り入れられていました。
大正5年建築の文翔館に続き、山形市の街なかに洋風のモダンな建物ができたわけですが、この校舎は完成してすぐ、学校として使われるよりも先に市内3カ所で開催される「全国産業博覧会」の会場として使用されたという逸話も残っています。小学校としての機能を新校舎に譲った後、その建築の価値が評価され、平成13年には国指定登録有形文化財に登録、平成21年には近代化産業遺産として認定されました。

写真:店内の様子
ブックカフェ

そして現在、山形市がユネスコ創造都市ネットワークの映画部門に加盟認定されたことを機に、まなび館を文化創造都市山形市の拠点として再整備し、中心市街地の活性化につなげていく取り組みが進められています。その第一段階として、今年度「Q1(キューイチ)プロジェクト」が始動しました。「Q1」は「旧一小」に由来し、「問い」や「学び」の始まりという意味も込められています。
今後、まなび館の建物の良さを生かした形でリノベーションし、山形の文化芸術活動を支え、発信する拠点としていきます。昨年には早速、さまざまなワークショップが開催され、ブックカフェもオープンしました。今後のまなび館の動きにぜひご注目ください。


(広報やまがた令和2年2月1日号掲載)

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