市長のやまがた自慢「コマクサ」

ページ番号1005505  更新日 令和3年9月28日

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写真:コマクサ

6月~7月頃、蔵王山のお釜から熊野岳周辺を歩いていると、道端の岩場に咲く小さくて可憐な花を見ることができます。高さは5センチから15センチほどの小さな植物ですが、その独特の色合いや形に存在感があります。これが「高山植物の女王」とも呼ばれるコマクサです。
コマクサを漢字で書くと「駒草」になります。写真でみていただければわかる通り、花の形が「駒」すなわち「馬」の顔に似ているということからこの名前がつけられました。通常は植物が生えてこないような高山の岩場や砂礫地において、たくましく咲く姿は胸を打つものがあります。
山形市では小学校ごとにシンボルがありますが、コマクサは第三小学校のシンボルとして、校歌の歌詞にも出てきますし、校章のデザインにも採用されています。コマクサの花言葉の通り気高く、また、厳しい環境でも美しい花を咲かせることから、たくましく希望をもって育ってほしいという願いが込められています。
人気があって希少性も高いため盗掘などによりコマクサが絶滅してしまった山もあるようですが、蔵王山ではその群生も見ることができます。私たちは蔵王山のコマクサを誇りにするとともに、しっかりと守り、後世に引き継いでいかなければなりません。
最近の登山ブームの影響もあり、地蔵山頂~熊野岳(斎藤茂吉の歌碑もあります)~馬の背~刈田岳というトレッキングコースも人気ですが、そのルートの途中でコマクサをはじめとする高山植物を見ることができます。ぜひこれを機に、初夏の蔵王にぜひ登ってみてはいかがでしょうか。

(広報やまがた令和元年6月1日号掲載)

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