【警報発令中】手足口病に注意しましょう

ページ番号1014188  更新日 令和6年12月25日

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 手足口病は、エンテロウイルス属のウイルスによって引き起こされる感染症で、乳幼児を中心に流行します。また、子どもだけでなく、大人も感染します。大人が感染する場合、子どもからの感染がほとんどで、小さいお子さんのいるご家庭や保育所などでは特に注意が必要です。

 第29週(7月15日~7月21日)に山形県内の小児科定点医療機関からの手足口病の報告数が警報レベル基準値(定点当たり報告数5.0)に達したことから、県内全域に「手足口病の流行警報」が発令されています。その後も増加傾向にあり、23週連続で警報レベルが続いています。

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手足口病 定点あたり報告数(山形県感染症週報より)

症状について

 主な症状は口の中手のひら足の裏などにできる水ぶくれのような発疹で、3~7日程度で消失します。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常ありません。ほとんどの方が数日間のうちに治る病気ですが、まれに合併症として髄膜炎や脳炎を起こすこともあります。

 口の中にできる水ぶくれや、水ぶくれがやぶれた後の痛みで、食事や水分が摂りにくくなり、脱水症状を起こすこともあるので注意しましょう。

感染経路

 主な感染経路は飛沫感染接触感染です。

  • 飛沫感染

 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

  • 接触感染

 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

感染対策について

 一般的な感染対策は次のとおりです。

1
 感染対策のためには石けんと流水による手洗いが重要です。家に帰ったとき、トイレの後、咳やくしゃみを押さえた後、鼻をかんだ後、おむつ交換や嘔吐物処理など汚れたものに触った後、調理前・調理中、食事前には十分に手を洗いましょう。
2
 おもちゃやタオルの共有でうつることもありますので注意しましょう。おもちゃや食器などの消毒には希釈した塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効です。
3
 症状が回復した後も2~4週間の長期にわたり便の中にウイルスが排出されます。また、感染しても発病をしないままウイルスを排泄する場合もあります。
 おむつなど排泄物を処理する際は、使い捨ての手袋を使用し、使用後はしっかり手を洗うなどの対策が必要です。
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手足口病 厚生労働省ポスター

参考

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