マイコプラズマ肺炎に注意しましょう

ページ番号1015003  更新日 令和6年11月11日

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 マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。咳が長引くなどの症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

発生状況について

 山形県における2024年第43週(10月21日~10月27日)のマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は1.10、山形市保健所管内では3.00となっています。今年は全国的にも夏から増加傾向が続いているため、今後も注意が必要です。

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定点あたり報告数(全国・山形県)
山形県感染症週報より引用

潜伏期間

 感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間とされています。

感染経路

 感染した人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体を吸い込むことによる感染(飛沫感染)や、病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

症状について

  • 発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は少し遅れて始まることもあります。
  • 咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
  • 多くの人は感染しても気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化することもあります。
  • まれに中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎、脳炎などの合併症を併発することがあります。

感染対策について

  • 流水と石けんによる手洗いや、アルコールによる手指消毒、換気を行いましょう。
  • 咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを心がけましょう。また、タオルの共用は避けましょう。

参考

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このページに関するお問い合わせ

健康医療部健康増進課感染症予防係
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