糖尿病予防について
糖尿病とは?
糖尿病とはブドウ糖を分解し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用低下によって、血糖値が上昇してしまう病気です。血糖値が高くなると、血管が傷つきやすくなり、様々な病気を引き起こす可能性があります。
糖尿病は大きく分けて、1型糖尿病と2型糖尿病、妊娠糖尿病などに分類されます。糖尿病患者の多くは、生活習慣病のひとつである2型糖尿病に該当します。
糖尿病になるとどうなるの?
糖尿病の初期には自覚症状がほとんど出ません。治療せずそのままにしておくと様々な合併症を引き起こします。代表的なものには糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症があります。その他にも、脳梗塞、心筋梗塞、歯周病、認知症などを発症しやすくなるといわれています。
糖尿病を予防するには
(1)適正体重を維持する
適正体重(BMI18.5~25未満)を目指しましょう。
(BMI=体重kg÷身長m×身長m)
(2)バランスの良い食事を心がける
1日3食、栄養バランスのとれた食事を規則正しく食べましょう。
よく噛んで食べ、食事量は腹八分目までを心掛けましょう。
野菜は1日350gを目標に、食事の最初に食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。
(3)運動習慣を身につける
運動することで血糖値は下がり、適正体重に近づきます。
まずは今よりも10分多く歩いたり、体を動かしたりしましょう。
(4)禁煙する
たばこを吸うと、血管が収縮して血流が悪くなり、動脈硬化を進めて糖尿病合併症を悪化させるため、
たばこは吸わないようにしましょう。
(5)健診を受ける
年に1回は自分の健康状態を把握しましょう。
異常なし | 要指導 | 要受診 | |
---|---|---|---|
HbA1c(%) | 5.5以下 | 5.6~6.4 | 6.5以上 |
空腹時血糖(mg/dl) | 99以下 | 100~125 | 126以上 |
【山形県健康診査実施要領より】
健診については「山形市健診べんり帳」をご覧ください。
糖尿病リスク予測ツール(国立国際医療研究センター)(外部リンク)では健診結果などを入力すると、
入力された条件と同等の方が3年以内に糖尿病を発症する確率を表示します。
(糖尿病と診断されたことがない30~64歳の人が対象です)
健診結果と合わせて活用し、生活習慣を見直してみましょう。
出典:国立研究開発法人国立国際医療研究センター「糖尿病リスク予測ツール 第3版」
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