市長のやまがた自慢
「山形市の伝統野菜」
皆さんは「伝統野菜」という言葉をご存じでしょうか。一般に広く流通している品種ではなく、各地域において古くから継承してきた伝統的な野菜のことで、それ自体が貴重な財産だと思います。それでは、山形市の伝統野菜で代表的なものをご紹介したいと思います。
まずは『悪戸いも』です。市西部の悪戸地区で受け継がれてきたもので、大変おいしい里芋です。見た目は一般に出回っている里芋よりもやや小ぶりで細長く、きめ細かな舌触りと粘り気が特徴です。芋煮を作るのにぴったりで、近年全国的な注目も集めています。
次に、『蔵王かぼちゃ』です。市南部の蔵王堀田地区などで栽培されてきたもので、非常に皮が硬いのが特長です。味は大変良く、ほくほくとした食感があり、長期保存しても風味が落ちないという特徴があります。寒い季節に食べるのに最高のかぼちゃです。
最後に、『赤根ほうれんそう』です。市北部の風間地区にて栽培され、受け継がれてきました。名前のとおり、根っこが赤いことが特徴で非常に甘く、私も大好きです。雪が降った後の1月~2月頃がおいしいとされています。
伝統野菜は種子を確保しながら継承していくため、手間暇がかかります。伝統を守るべく努力しておられる市内各地の生産者の皆さまに感謝したいと思います。



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