防災と減災 はじめの一歩
減災:災害の被害を前提にし、被害を最小限に抑えるために行う対策
自分の命を守る行動を確認しよう
夏から秋は水害が多い季節です。昨年の7月には線状降水帯が発生し、県内では大雨による大きな被害がありました。
命を守るためには、「緊急時に逃げる」という判断・行動を当たり前にできることが重要です。「いつか」は明日来るかもしれません。
事前にハザードマップを確認し、災害に備えて非常持出品を用意することで、いざというときにスムーズな行動が取れるようになります。
自分の身を守るために、日頃から備えておきましょう。
■問 防災対策課 電話内線383
土砂災害や急な大雨に備えましょう!
~ 6月は「土砂災害防止月間」です ~
土砂災害の前兆現象
土砂災害には、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの種類があり、これらが発生するときには、多くの場合、何らかの前兆現象が現れます。次のような現象に気付いたら、周囲の人に知らせるとともに、市役所や消防署、町内会長や自主防災組織の長に連絡し、いち早く安全な場所に避難することが大切です。
土砂災害の特徴と前兆現象
(1)がけ崩れ
特徴
斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震などで緩み、突然崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れが発生し、人命を奪うことが多い。
主な前兆現象
がけにひび割れができる
小石がパラパラと落ちてくる
がけから水が湧き出る
湧き水が止まる・濁る
地鳴りがする
(2)地すべり
特徴
斜面の一部または全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。土くれの移動量が大きいため、甚大な被害が発生。
主な前兆現象
地面がひび割れ・陥没
がけや斜面から水が噴き出す
井戸や沢の水が濁る
地鳴り・山鳴りがする
樹木が傾く
亀裂や段差が発生
(3)土石流
特徴
山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまうことも。
主な前兆現象
山鳴りがする
急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
腐った土の臭いがする
降雨が続くのに川の水位が下がる
立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
いざというとき 減災のポイント
自助(家族や自分の命は自分たちで守る)と共助(地域や周囲の人たちと助け合う)を大切に
災害発生時の救助では、救助者の約9割が自分自身または家族や近隣の方から助けられたとのデータが。普段からご近所とのコミュニケーションを大切に。
非常持出品や備蓄品のチェック
定期的に非常持出品や備蓄品を確認し、食品はローリングストック(普段の食品を少し多めに買い置きして、食べたら買い足すことで一定量の食品を常に家庭に備蓄しておく方法)で確保し、常備薬などの「自分にとって欠かせないもの」は多めに準備しておくことが大切です。
家族でハザードマップを確認
避難場所や避難経路、被害の発生が想定される区域などをよく調べ、災害が発生したときに「いつ・どこへ・どのように」行動するかを事前に話し合い、避難計画をメモなどにして貼り出しておきましょう。
ハザードマップって何?
危険な区域からの避難を判断するための、避難場所や災害時の情報伝達方法などを掲載しています。
どこで入手するの?
市役所5階の防災対策課窓口、土砂災害(特別)警戒区域・洪水浸水想定区域に指定されている地区の公民館・コミュニティセンターで入手することができます。市ホームページでもダウンロードできます。
土砂災害ハザードマップを確認し、避難について、あらかじめ考えていただき、各地区ごとに作成する防災マップや避難訓練などにご活用ください
土砂災害・がけ地近接等住宅移転補助金
土砂災害やがけ地の崩壊などにより危険を及ぼす地域から、安全な地域へ住宅を建て替え移転する場合にご利用ください。
補助対象住宅
●市地域防災計画に掲載の土砂災害危険区域内の住宅
●土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域(レッドゾーン)内の住宅
※対象住宅の該当有無や条件については、防災対策課へ。
申込期限
令和8年度に移転予定の方は、7月31日までに、お申し込みください。
マイ・タイムラインを作ってみよう
大雨による土砂災害や河川の氾濫の恐ろしいところは、道路や河川の状況が急激に悪化するため、避難のタイミングを失ってしまうところです。水害による被害に遭わないためには、家族や自分の命は自分たちで守るという自助の考えと「自分で行動に移す」ことを意識して、しっかり計画しておくことが大切です。
マイ・タイムラインは、皆さん一人一人の防災行動計画であり、自分自身の避難行動を時系列で整理するための計画表です。それぞれの家族で構成や年齢が異なるため、命を守る避難行動も異なります。急な判断が迫られたときでも、慌てずに避難できるように一度、家族で話し合いながら「いつ・どこへ・どのように」行動するかを事前に整理してみましょう。
行動をシミュレーション
まずは、リスクを知ろう
一つの状況で基本的な逃げ方を考える
異なる状況ごとに複数の逃げ方を考える
夜間だったら?
休日だったら?
職場や学校だったら?
水害以外の災害リスクを検討して複数の逃げ方を考える
土砂崩れが起きたら?
車で避難できなかったら?
道路が冠水していたら?
8月26日が「火山防災の日」になりました
1911(明治44)年8月26日、浅間山に日本で最初の火山観測所が設置され、観測がはじまったことから、この日を「火山防災の日」とすることになりました。
大きな噴石や火砕流などは、避難までの時間的猶予がほとんどない危険な火山現象です。万が一に備え、蔵王山火山防災マップなどで、被害の発生が想定される区域や避難場所を確認しましょう。
熱中症対策にクーリングシェルターを設置しました
環境省の「熱中症特別警戒アラート」などの運用開始に合わせ、市では10月22日まで、冷房設備のある市有施設の一部をクーリングシェルター(暑熱避難施設)として開放しています。熱中症特別警戒アラートが発表された日に限らず、暑いときは、クーリングシェルターを積極的にご活用ください。また、エアコンでの適切な温度調節や小まめな水分・塩分の補給などで熱中症を予防しましょう。
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