子猫を見つけてもさわらないでください!
子猫を見つけてもさわらないでください!
春と秋は、野外で飼い主のいない猫が出産し、子猫を見かけることが多くなる季節です。
野外で子猫を見つけても触らないようにしてください。
「子猫は母猫が育てています」
産まれたばかりの子猫は母猫の母乳を摂取することで免疫を獲得します。十分な量の母乳を摂取できなかった子猫は、人の手で保護されても免疫が不足しているため、無事に育つことが難しくなります。
母猫が子猫のそばにいないとしても、多くの場合近くにいます。母猫はエサを探しに出かけたり、より安全な場所を探していたりするかもしれません。母猫は自分の子をニオイで判断します。人間のニオイが付いた子猫は、母猫に見つけてもらえないことがありますので、抱き上げたり、撫でたりしないで見守ってください。
「母猫の育児放棄につながります」
母猫が離れているときに、人間が子猫を触ったりすると、母猫が人の気配を警戒して子猫の育児を放棄することもあります。1~2日は観察し、母猫がお世話をしに来ているか、子猫が弱っていないかを観察してください。
母猫がお世話をしておらず、子猫がぐったりして動けない、体温が低い(触るときは手袋を付けて)等の場合は、動物愛護センターにご相談ください。
「愛護動物の遺棄は犯罪です」
「子猫とともに置手紙がある」、「封をされた入れ物に子猫がいる」といった遺棄(捨て猫)を発見された場合、山形警察署へ連絡をお願いいたします。
飼い主のいない子猫を見つけたら、あなたはどうしたいですか?
「そこに居られては困る場合」
敷地内で母猫が子猫を育てている場合、猫を捕まえて移動させてしまうと遺棄になる可能性があります。そこに居られては困るという場合は、子育て中の猫が何度も引っ越しをする習性を利用して、そこが居心地の悪い場所と感じさせ、引っ越しを促しましょう。
・猫の隠れ場所を減らす → 家の周辺を片付けて、身を隠す場所を減らしましょう。
・猫の嫌がる臭いのものを置く → コーヒーの粉や木酢液・竹酢液をまいておく。
・強い香りのハーブや植物を植える
・嫌な音を出す装置を設置する → 超音波発生装置など
※動物愛護センターで2週間の貸し出しを行っています。
「子猫を飼いたい・新しい飼い主を探したい場合」
子猫を保護することは責任が伴います。山形市では保護した猫の引き取りは行いません。自身で子猫を最後まで面倒を見る覚悟で臨んでください。
・母猫がいる場合は離乳するまで待ちましょう。
・母猫がいない子猫を保護する場合は、子猫用粉ミルクを与える必要があります。牛乳は下痢をするので与えないでください。
・ネコノミがいる、子猫の元気がない等、異常が見られたら早めに獣医師の診察を受けましょう。
・頭数を増やさないために、不妊・去勢手術を施しましょう。
・新しい飼い主を探したい場合は、動物愛護センターの掲示板を利用することが可能です。
「見守りたい場合」
子猫が独り立ちするまで見守りたい場合は、エサを与えることで独り立ち後も居ついて、近隣に迷惑をかける恐れがあります。エサを与えず、引っ越しを待ちましょう。
また、母猫が再び子猫を産んだり、子猫たちが成猫になって飼い主のいない猫の親猫になったりと、頭数が増えていく可能性もあります。
母猫と子猫に不妊・去勢手術を施すことで、頭数の増加を防ぐことができます。その際の手術費用は自己負担となりますが、市の補助金が活用できます。
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部生活衛生課動物愛護センター
〒990-0894 山形市大字船町1030-1
電話番号:023-681-1210 ファクス番号:023-681-1211
wannyan@city.yamagata-yamagata.lg.jp