おかえり・見守り事前登録(徘徊(はいかい)の心配がある高齢者)

ページ番号1005048  更新日 令和5年5月11日

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認知症になると、判断力や記憶力が低下して、道に迷ったり、自分の家がわからなくなってしまうなど、自宅に帰れない場合があり、行方不明となってしまうことがあります。
季節によっては、脱水や凍死などの危険もあり、命にかかわる重大な課題です。
また、行方不明になってから時間が経つほど行動範囲は広がり、発見が困難となる可能性が高まります。

そこで、あらかじめ徘徊(はいかい)の心配がある高齢者の情報を山形市に登録しておくことで、実際に行方不明になったとき、捜索に必要な情報を迅速に関係機関に提供することができ、早期発見・早期保護につながります。
また、登録者を警察が保護したときに、早期に身元を確認し、いち早くご家族に連絡することができます。

認知症の方を介護されているご家族の方の安心にもつながりますので、事前登録をお勧めします。

※詳しくは、次のファイルをご覧ください。

対象となる方

認知症等により徘徊のおそれのある、在宅で生活する高齢者

登録方法

登録を希望される方は、お住まいの地域を担当する地域包括支援センター、山形市長寿支援課、もしくは担当ケアマネジャーにご相談ください。
担当地域包括支援センター職員がご自宅に伺い、手続きや必要書類についてご案内いたします。

※地域包括支援センターについては次のページをご覧ください。

必要書類

  1. 事前登録申請書
    地域包括支援センターが訪問の際に持参します。必要事項をできるだけ詳しくご記入ください。
  2. ご本人の写真
    地域包括支援センター職員が訪問した際に撮影します。顔がわかるものと、全身の体格や姿勢がわかるものを撮影させていただきます。

ながれ

心配のあるご家族は、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。手続きは地域包括支援センターが行います。
地域包括支援センターが申請書を山形市(長寿支援課)に提出します。
山形市は、申請書を基に登録者情報を整理し、毎月末日までに申請のあった登録者情報を山形警察署へ提供し、共有します。
行方不明が発生した場合、ご家族はただちに警察へ通報してください。
通報を受けた警察署は登録情報をもとに直ちに捜索活動を開始します。
初動が早いので、早い段階で発見・保護され、高齢者の安全とご家族の安心につながります。

イラスト:登録の流れ


費用

無料

認知症についてご心配なことやお困りのことがあるときは、地域包括支援センターへご相談ください。

認知症の診断・治療について

「認知症かな?」と思ったら、早期に受診することが大切です。
認知症とよく似た別の病気もあります。原因によっては治療で良くなる場合もありますし、薬で進行を遅らせることができる場合もあります。
まずは、かかりつけ医にご相談ください。かかりつけ医が必要に応じ、専門医療機関や認知症サポート医をご紹介します。

認知症サポート医

「認知症サポート医」とは、山形県が開催する「認知症サポート医養成研修」を修了し、かかりつけ医の認知症診療等に関する相談への助言等の支援を行うとともに、山形県認知症疾患医療センターなどの専門医療機関や市町村の地域包括支援センター等の関係機関との連携役となる医師です。
山形市内には現在、11名の「認知症サポート医」がいます。

やまがたオレンジドクター(かかりつけ医認知症対応力向上研修修了者)

「やまがたオレンジドクター」とは、適切な認知症診療の知識・技術や認知症の人とその家族を支える知識と方法を習得するための研修(かかりつけ医認知症対応力向上研修)を修了した医師です。
「認知症サポート医」との連携を取りながら、地域において、認知症の発症初期から状況に応じた認知症の人への支援ができる体制をつくることを目的とした研修です。
認知症に関する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人や家族を支援することができる医師として、次の5つの役割があります。

役割

  1. 早期段階での発見・気づき
  2. 日常的な身体疾患の対応、管理
  3. 家族の介護負担、不安への理解
  4. 専門医療機関への受診誘導
  5. 地域の認知症介護サービス諸機関との連携

参考

山形県内における認知症の早期受診体制の充実を図るため、県では「認知症サポート医養成研修」及び「かかりつけ医認知症対応向上研修」を実施しています。

山形県認知症疾患医療センター

山形県認知症疾患医療センターは、認知症であるかどうかの診断や治療、ご家族やご本人の相談に応じる専門医療機関として山形県が指定している病院です。
山形県内には5か所設置され、村山地域には篠田総合病院内(山形市桜町2-68)、国立病院機構山形病院内(山形市行才126-2)にあります。

やまがた110ネットワーク

警察から、登録者に対して電子メールで安全安心情報を提供するネットワークです。どなたでも無料で登録できます。
徘徊など行方が分からなくなった際は、行方不明者の情報を登録者に手配することが可能なので、早期発見につながる効果が期待できます。

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このページに関するお問い合わせ

福祉推進部長寿支援課長寿福祉係
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)内線566・569
ファクス番号:023-624-8398
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