市長のやまがた自慢「成沢城跡」

ページ番号1005518  更新日 令和3年9月28日

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写真:上空からの成沢城跡
成沢城跡

山形市成沢地区にある、成沢城跡をご存じでしょうか。最上家の始祖・斯波兼頼の孫に当たる兼義が築城し、最上家改易により廃城となるまでの二百四十年間、長谷堂城と並んで最上領の南を守る城でした。

実際にあった合戦としては、一五七〇年代初頭、上山満兼と伊達輝宗が山形を攻めた際、最上家臣の成沢道忠が成沢城を拠点に敵の侵入を食い止めた記録があります。

成沢城は二つの山が連なったような形状をしていて、標高の高い南側が本丸、北側が二の丸です。実際に本丸広場に登ってみると、南は上山市、西はみはらしの丘や西の山々まで広く一望することができます。城郭内には土塁や多くの曲輪が設置されていたほか、東側には堀切を設けて敵の侵入を防ぎ、さらに西側では鳴沢川を天然の堀として活用していました。

本丸にはもともと八幡神社が建っていたのですが、築城時に本丸の下に位置する現在の場所に移されました(同地には、以前ご紹介した国指定重要文化財「八幡神社鳥居」も建っています)。

運動がてら、ぜひ一度登っていただき、戦国時代の城郭の雰囲気を味わっていただきたいと思います。

(広報やまがた令和2年12月1日号掲載)

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